血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。何とか書き終わったので投稿します。それでは本編へどうぞ。


第388話 説明からの仕返し開始

魔理沙とこいしに勝利した自分は、

 

蓮 「3人ともありがとうね」

 

狗神「へいへい」

 

鈴蘭「バイバイ♪」

 

神楽「それでは」

 

そう言い3人は消える。残った神楽の本体を手に取り鞘へと納め腰に差すと霊夢が地上へと降りて来る。

 

霊夢「やるじゃない蓮」

 

蓮 「アハハ‥‥ありがとう」 

 

そう言いながらハイタッチをする。これで何とか玉を守ることが出来たな。すると、

 

霧雨「つつ‥‥また負けるとは」

 

こい「う~ん‥‥」

 

そんな事を呟きながらボロボロとなった2人は此方へと歩いてくる。

 

霊夢「言っておくけど玉は無しよ?」

 

霧雨「分かってるっての流石にラストワード2連続

   で懲りたぜ‥‥」

 

しかし霊夢の不思議は凄いよな。突然の移動といい裂け目から出てくるといいまるで紫のようだった。隙間女‥‥もしも霊夢と弾幕ごっこでやりあっていたら苦戦はしていただろうな。すると、

 

こい「ねぇねぇ魔理沙」

 

霧雨「ん?どうかしたか?」

 

こい「私の不思議のメリーさんをみんな怖がっては

   くれないんだけど何でかな?」

 

と、聞いてきた。自分にはあまり分からなかったが恐らく魔理沙や霊夢なら分かるだろうと自分は思っているがはてさてどんな返答が来るか。すると魔理沙は頭を掻きながら、

 

霧雨「それはお前メリーさんって電話で会話をして

   怖がらせる不思議なわけだろ?」

 

こい「うん」

 

霧雨「そうなると何故に怖がらないのか簡単さこの

   幻想郷には電話が普及されていないからって

   のが理由だろうな」

 

こい「あっそうかそういえばそうだよね」

 

成る程、確かにそれは言えるよな。幻想郷には電力が流れている訳でもなければ配電線などもない。つまり電話すらない状況の中ではメリーさんの電話は認知されにくい不思議だよな。

 

こい「う~んそうなると色々と工夫が必須かなぁ」

 

霊夢「あんたにしては頭が回るわね」

 

霧雨「まぁな♪じゃないと魔法使いは名乗れないっ

   てもんだぜ」

 

頭の回転は霊夢とどっこいだと何時も常々と思う。流石は魔理沙というべきか。違いがあるとしたら恐らく努力するかしないかだろうな。

 

蓮 「あぁっそうだった!?」

 

そうだそんな和やかに考えている場合ではない。この場にいる魔理沙そしてこいしにも伝えなければならない事があったのをすっかり忘れていた。

 

霊夢「うわっ!?ちょっちょっと何よいきなり叫ん

   だりして」

 

霧雨「その慌てっぷりはさては浮気相手に暇な時間

   を聞くのを忘れたな♪」

 

こい「うわぁ蓮お兄ちゃんったら淫獣‥‥」

 

うん前言撤回だ魔理沙の頭の回転は鳥以下だ。

 

霊夢「何ですって?」

 

ドス黒い障気が霊夢から流れギラリと睨み付けられる。これには体が一瞬ブルリと震える。変な誤解も解かないと。

 

蓮 「って違う!浮気なんてしないって!みんなに

   話さないといけない事があるんだよ!」

 

霧雨「おいおい何だよ悪いが一夫多妻はちょっと」

 

蓮 「だから違うって!?魔理沙はいい加減にふざ

   けるのを止めないと理久兎さん達の元に連れ

   ていくよ!?」

 

霧雨「分かった!だからそれはもう止めろ!」

 

やはりあれはある意味でトラウマになっているみたいだな。まぁといってもあれは魔理沙が盗みに来たのが悪いため自業自得だけどな。

 

蓮 「それで話さないといけない事ってのが‥‥」

 

そうして華扇から言われた事を霊夢と同様に伝え分からない事などは比喩などを用いて話す。そしてそれに関して魔理沙は腕を組み、

 

霧雨「成る程な‥‥ふむつまり黒幕ともう一戦できる

   っていう考えで良いんだな?」

 

蓮 「恐らくはだけどね」

 

霊夢「そういえばあんた負けたんだっけ」

 

霧雨「まぁな‥‥」

 

ふて腐れ気味に魔理沙は頬を膨らませる。霊夢も霊夢でさっきの仕返しかな。

 

霧雨「たくよ‥‥まぁ最戦できるならそれに越した事

   はないぜ」

 

蓮 「‥‥‥‥ってあれ?」

 

霊夢「どうしたのよ蓮?」

 

蓮 「いやこいしちゃんがもういないなって」

 

霧雨「言われてみると!」

 

やはり無意識は色々な事に囚われないんだな。まぁ無意識に動いているから仕方がないんだけど。

 

霊夢「はぁ妖怪はどうしてこう自由気ままな連中ば

   かりなのか」

 

蓮 「まぁまぁ」

 

と、言っていると空からまた何かが降ってきた。それは先程に別れた華扇だ。

 

霧雨「やっと仙人様が来たみたいだぜ」

 

華扇「遅れて申し訳ありません‥‥この感じからして

   説得は出来たみたいね」

 

蓮 「えぇ何とか」

 

華扇「そう」

 

華扇はこちらを見て少し考えると、

 

華扇「まさかこれだけの人数なんて」

 

蓮 「すいませんがこの2人だけですね」

 

霧雨「本当は覚妖怪の妹がいたんだがまたいなくな

   っちまってよ」

 

それを聞いた華扇は驚くと共に何とも言えないようは顔をする。

 

華扇「そうですか」

 

霊夢「なにその顔?」

 

華扇「いっいえそれよりも黒幕がどうやら幻想郷に

   降りたみたいよ」

 

と、聞くと魔理沙は楽しそうに笑う。

 

霧雨「そいつは吉報だぜ!何処にいるんだよ」

 

華扇「魔法の森よさっき協力者の部下から連絡が来

   たので」

 

霧雨「ならいっちょう暴れてやるか!」

 

そう言い魔理沙は箒に股がり一気に空へと飛び魔法の森へと飛んでいった。そして物凄いスピードで行ったため土煙が上がる。

 

蓮 「ゲホッゲホッ‥‥」

 

霊夢「まったく彼奴は相変わらずね」

 

もう少し静かに飛んでもらいたいんだけどな。

 

華扇「とりあえず私も動きますが霊夢、最後の片付

   けのことは聞いてるかしら?」

 

霊夢「えぇ蓮から聞いて分かっているわ」

 

華扇「そう蓮さんありがとうございました」

 

蓮 「いえあっそれとこれは」

 

今まで取ってきたボールを取り出し華扇へと差し出す。

 

華扇「ならそれは預かっておくわ霊夢は?」

 

霊夢「私は取っておくわ記念になるし」

 

華扇「そうまぁ1つ程度なら問題はなさそうね」

 

そうして華扇にボールを渡し終えると華扇は一礼し、

 

華扇「それじゃ任せるわね」

 

と、言い空から龍の黄帝が飛んできて華扇を乗せて飛んでいった。

 

霊夢「はぁ面倒ね」

 

蓮 「アハハこれが終わったら何処かに行こうよ」

 

霊夢「‥‥そうねそうしましょうか」

 

そうしてまだ終わらぬ空を自分達は眺めるのだった。そして魔法の森では、

 

? 「はぁ‥‥はぁ‥‥もう本当になんなよ!!」

 

外来から降り立った者はそう嘆く。降り立った瞬間に幻想郷に跋扈する妖怪達の格好の餌食と言わんばかりに襲われそれを撃退してと繰り返しようやく落ち着いて息を整えていた。

 

? 「でも死ねない‥‥あの人を見つけるまでは!」

 

と、呟いているその時だ。空から、

 

霧雨「よぉ見つけたぜ!」

 

そう、先程に蓮たちと別れた魔理沙がその者を見つけ声をかけたのだ。そしてその声をかけた者こそこの異変の黒幕だ。

 

? 「貴女はさっきの」

 

霧雨「さっきのリベンジさせてもらうぜ!」

 

? 「良いわ今度こそ潰して上げるわ!」

 

そうして魔理沙は黒幕と対峙するのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「最後の黒幕はあの感じからして体力は非力
   とみたな」

鈴蘭「ねぇ~でも魔理沙を倒すんだからなりの実
   力はあるって事だよね?」

怠惰「そうだねぇ‥‥あるよ?体力は非力だけど」

神楽「あるんですか」

怠惰「あるねあの子と戦うと‥‥」

鈴蘭「戦うと?」

怠惰「恐らく空から鉄塔だったり木だとかが落ちて
   くるね」

狗神「危ないを通り越してるだろ」

怠惰「一般人ならペッチャンコだね」

神楽「こっ怖いことを‥‥」

怠惰「実際にどんな能力なのかは是非とも見て欲し
   いねまた気になる今すぐにでも見たいなら龍
   組を見てくれると分かるかな」

鈴蘭「龍組で確か亜狛と耶狛のズッコケ兄妹が先に
   戦っているんだよね」

怠惰「そうそうだから気になるなら‥‥ね?ではそろ
   そろ時間だし今回はここまでかな」

狗神「あいよまた次回もよろしくな」

怠惰「それとポケモンは投稿しておりますので見る
   方はどうぞ見てやって下さいそれではまた次
   回もよろしくね」

鈴蘭「それじゃ読者様」

神楽「ありがとうございました」m(_ _)m

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