血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。ここ最近休んでばかりだったので今日も投稿しました。突然の投稿ですがよろしくお願い致します。それでは本編へどうぞ。


第389話 まさかの予想外

計画を実行してから翌日の昼となる。自分と霊夢はというと、

 

霊夢「来ないわね」

 

蓮 「うん‥‥」

 

神社の正面で構えていたが例の黒幕はまだここに来ないでいた。見立てでは今日くらいには来ると思ったんだけどな。

 

霊夢「来ないって事は死んだわよね?」

 

蓮 「ちょっとそれは言ったら駄目だって!?」

 

霊夢「でもねぇ」

 

確かにそう思うのは致し方がない。何せ来ないのだから。まさか霊夢の言う通り死んだのかそれだとこの計画の意味は一体全体どうなるというんだ。

 

蓮 「しかたない少し様子見をして‥‥」

 

と、言い様子見をしようとしたその時だ。何か変な音が聞こえ出す。上を見ると何かが此方へと落ちてきて目の前に落下する。

 

蓮 「なっ何だ!?」

 

何だと思っているとそれは昨日、別れた茨木華扇だった。それも何故か焦っているかのような顔をしていた。

 

霊夢「あら?あんた何しに来たのよ?

 

華扇「えっえぇ実は少々、イレギュラーな事が起き

   まして」

 

蓮 「イレギュラー?」

 

華扇「はい例の黒幕なんですがその‥‥実は彼女その

   何と言えば良いのか‥‥」

 

何故そんなに躊躇っているのだろう。まさか本当に死んでしまったとでも言いたいのか。

 

霊夢「何よ濁してないでさっさと言いなさいよ」

 

華扇「えっとですね彼女がその‥‥地底の方に行って

   しまいまして」

 

何だ生きているのか。それなら安し‥‥いや何処も安心できる要素がないぞ。

 

蓮 「地底ってえぇ!!?」

 

霊夢「嘘でしょ!?」

 

地底つまりそこはもっとも地獄に近い場所でありそこには旧都と呼ばれる鬼や嫌われている妖怪達が住む場所だ。更にその奥には理久兎さんやさとりさんが住まう地霊殿がある場所でもある。だが問題はそこではない地底にいる妖怪は地上の妖怪達の非ではない程にどいつもこいつも凶暴で加減などしないで即座に殺して夕飯にしてしまう連中が多数いるのが問題なのだ。それも人間なんて格好の獲物だ。

 

蓮 「安心と思いきや最早、走馬灯を見ている所あ

   たりに到達しているよ‥‥」

 

霊夢「どうしてこうなったのよ」

 

本当にどうしてこうなったんだ。そうならないために狸達が様子を伺っていたりしているんじゃなかったのか。

 

蓮 「華扇さんそこをするのが貴女の役目では?」

 

華扇「うっそうなんですが妖怪達から逃げてを繰り

   返しているうちに近くの洞窟に入った結果そ

   こが地底の入り口だったらしくて」

 

霊夢「雑魚の狸達に任せた結果がこれよ」

 

もうこれは霊夢の言う通りだよな。

 

華扇「私がいながら申し訳ない限りね」

 

蓮 「仕方ない地底には僕が行くよ」

 

霊夢「えっ大丈夫?」

 

蓮 「まぁ地底には何回かは行っているからね」

 

主に理久兎の修行だったりでだけど。

 

華扇「あまり無理はなさらないように地底の空気は

   毒ですから」

 

蓮 「気にしすぎですよ華扇さん‥‥それじゃ行って

   くるね」

 

霊夢「やっぱり私も行くわ!」

 

蓮 「でももしもその黒幕が来たら‥‥」

 

華扇「良いわ今回は私も落ち目もありましたしここ

   に残るわ折角の機会だから2人で行ってきな

   さい‥‥」

 

そう言うと華扇を霧が覆うと何故か分からないが霊夢の巫女服にチェンジした。

 

霊夢「って何で私の服を着るのよ‥‥」

 

華扇「この方が巫女がいるって思うでしょう?」

 

正直に言うと華扇の方が霊夢よりも巫女の仕事をしてくれそうというイメージがあるんだよな。

 

霊夢「はぁ‥‥もう良いわなら留守番を任せても良い

   のよね?」

 

華扇「えぇ」

 

蓮 「分かりましたなら行こう霊夢」

 

霊夢「分かったわ」

 

そう言い自分と霊夢は空へと飛び立ち旧都の入り口へと向かうのだった。そうしてここから近い入り口の近くへと降り立つ。

 

霊夢「構えた方が良さそうよね」

 

蓮 「ううん構えなくても大丈夫だよ」

 

霊夢「それどういう意味よ?」

 

蓮 「それはこれだよ♪」

 

そう言い懐から木の板を見せる。

 

霊夢「何そのボロい板?」

 

蓮 「これは地底への通行許可証だよこれがあれば

   地底の妖怪達には襲われないよ」

 

かつて理久兎の授業中に貰った許可証だ。これがあれば地底の門番達と出くわしたとしても戦いなく通してくれるすぐれものだ。

 

霊夢「それ本当の話よね?」

 

蓮 「うん‥‥多分」

 

霊夢「多分って何よ!?」

 

仕方ない。そんなの知ったことじゃねぇみたいな奴と出くわしたら戦うしかないのだから。地底には理久兎やその理久兎と親交が深い事を快く思わない連中だっているらしいのだから。

 

蓮 「とりあえず行こう」

 

霊夢「えぇ」

 

ふわりと浮きつつ洞窟の中へと入り奥へと進んでいく。暗く狭い通路を通っていると、

 

? 「おや?お客人かい?」

 

火の光が暗い洞窟を照らすそこには門番のキスメとヤマメの2人がいた。

 

霊夢「釣瓶落としに土蜘蛛‥‥」

 

黒谷「あっ蓮さんだ」

 

蓮 「どうもヤマメさんここから先に行きたいので

   すが‥‥」

 

そう言いながら通行書を見せる。

 

黒谷「あぁはいはい良いよ通ってくれて」

 

蓮 「ありがとうございます‥‥あっ!そうだヤマメ

   さんとキスメさんに聞きたいんですが」

 

黒谷「ん?何かな?」

 

蓮 「ここに僕たち以外の人間って来ました?」

 

もしかしたら2人なら見たのかと思い聞く。すると、

 

黒谷「あぁいたいた眼鏡を掛けてる子ねあの子った

   ら忠告を無視して行っちゃうもんだから止め

   に入ったら悲鳴と共に落石が落ちてきてその

   まま激突して気絶しちゃってさぁ」

 

キス (..)

 

成る程つまり黒幕は本当に地底にいるみたいだな。

 

蓮 「分かりましたありがとうございます」

 

黒谷「はいよ~気を付けてね♪」

 

キス (^_^)/~~

 

2人に通してもらい更に奥へと向かう。

 

霊夢「親しいのね‥‥」

 

蓮 「まぁそんなでもないんだけどね」

 

霊夢「そうまぁ良いわさっさと行きましょう!」

 

蓮 「うん」

 

そうして暗い道を進み自分達は旧都へと向かうのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「まさかの地底に行くことになるなんてな」

神楽「地底ですかとなるとやはり」

鈴蘭「まぁ十中八九でるよね‥‥」

怠惰「伏線は所々で貼ってはいたからね」

神楽「あれ伏線なんですね‥‥」

怠惰「まぁねなので次回はまぁ彼が出てくるという
   のは確定だと思ってください」

鈴蘭「楽しみだね」

怠惰「まぁね‥‥ただ言いにくいのは」

狗神「何だよまた次回は話の都合上で龍組の投稿に
   なるんだよね」

狗神「おいおい」

鈴蘭「つまりはあっちは戦闘回って事なの?」

怠惰「う~んまぁどうだろうね♪ただ次回の投稿は
   龍組です恐らく数話投稿したら狐組になりま
   すとだけ伝えておくね」

神楽「分かりました」

怠惰「ではではそろそろ時間なので今回はここまで
   です」

狗神「また次回もよろしくな」

神楽「それでは読者様方」

鈴蘭「バイバイ~♪」

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