血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、メルエムの運極が完成した怠惰のクソ悪魔です。やっていて思ったのは第1弾のコラボを面倒くさがらずしっかりやっていれば良かった‥‥そうすればあんなクエストやる必要なかったな‥‥失礼。それではそろそろ本編へどうぞ。


第391話 この異変の隠された真実

理久兎の名前を呼ぶとそれに気づいた面々はこちらを向きその中には、

 

耶狛「あっ蓮くん霊夢ちゃんヤッホ~♪」

 

と、極楽な性格の耶狛は手を振ってくれる。地面へと降り立つと、

 

亜狛「蓮さんに霊夢さんどうしてここへ?」

 

理 「何の用だお前達?」

 

そう2人に聞かれる。隠すこともないため自分達は黒幕がここに来たかどうかを訪ねてみようと思い訪ねることにした。

 

蓮 「えっとお聞きしたい事があるんですここに

   異変の黒幕って来てませんか?」

 

霊夢「化け狸達がここへと逃げたとか言っていた

   みたいでわざわざ来たのよ」

 

それを聞いた理久兎は参ったような顔をして頭を掻きながら、

 

理 「生憎な話で彼奴なら地上に返しちまった所

   さ‥‥後数分早ければな」

 

どうやら地上へと帰してくれたみたいだ。これなら安心だな。

 

蓮 「そうでしたか」

 

霊夢「なら安心ね」 

 

理 「まぁそうとも言えないけどな」

 

霊夢「どういう意味よそれ?」

 

理久兎の発言に疑問を覚える。そうとも言えないとはいったいどういうことだ。何かあるというのは間違いはなさそうだ。

 

理 「さとりにお燐すまないが2人は席を外してく

   れないか?」

 

お燐「んにゃ?」

 

さと「私もですか?」 

 

理 「あぁこの話は少し危険が伴う‥‥まぁ殆どの確

   率で大丈夫だと思うがもしも何かあったらの

   ためだ‥‥だからさとり頼むから席を外してく

   れないか?」

 

と、言うとさとりは溜め息を吐いてやれやれといった顔をする。

 

さと「分かりましたですが約束ですからねそんな下

   らない確率通りにならないで下さい」

 

理 「あいあい」

 

さと「行きますよお燐」

 

お燐「分かりました!」

 

そう言い2人は下がっていく。何でまたあの2人を下げたんだろうか。こういうのって昔の映画だとかでいうと危険を避けさせるためみたいな事だよな。となるとまさか危険が伴うような話をするのか。理久兎はこちらを向くと共に自分も覚悟を決めなければな。

 

理 「それじゃ話そうか‥‥俺の知っている限りの話

   を‥‥まず事の発端は黒幕である彼女がこの幻

   想郷にボールをばらまきそしてここへと入る

   事こそが発端であり彼女の目的‥‥相違はない

   な亜狛と耶狛?」

 

亜狛「えぇ実際に彼女からそう聞いております」

 

耶狛「うん」

 

霊夢「で?それが何なのよ?面倒だからいちいち周

   りくどい言い方しないでサクッと言ってもら

   えないかしら?」

 

蓮 「霊夢ったら言い方が‥‥」

 

せめてもう少しオブラートに包もうよ。理久兎は苦笑いをすると、

 

理 「まぁもう少しだけな‥‥」

 

と、言い話の続きをしだす。

 

理 「これは黒幕を懲らしめ無事に外の世界へと送

   って異変は終わり‥‥の筈だったのさある一点

   を外してな‥‥つい先程に信じられない事が書

   かれた手紙が俺宛に届いたんだ」

 

黒 「さっきのか?」

 

理 「そう送り主は匿名で言えないが書いてある事

   は信じられるものだ‥‥」

 

そこまで理久兎が言うだなんてやはりどうやらさとり達を下げるだけの話らしい。

 

霊夢「内容は?」

 

理 「‥‥簡単に直結で言うなら現在起きている幻想

   郷の異変にある者達が介入をしてしまったそ

   のため貴方にはその介入者達の企てを片付け

   てほしいでなければ過去の過ちがまた繰り返

   されるとな」

 

この異変に何らかの者達が介入しているというのは分かるが問題は過去の過ちとはいったいなんなんだ。

 

蓮 「過ち?」

 

理 「そうかつて妖怪達が仕掛けた大きな戦争それ

   はその勢力と妖怪達とで血を流しあった程の

   戦いがまた繰り返されるかもしれないのさ」

 

霊夢「でもそんな戦争を妖怪達に仕掛けても‥‥」

 

理 「いや十中八九で妖怪陣営は負けるだろうな」

 

妖怪達が負けるってそれはどんな戦争だというのだ。そしてその相手は‥‥理久兎はそれを踏まえて続きを話す。

 

理 「話を整理すると幻想郷と地底も含まれるかは

   微妙だがそれらの第一勢力と黒幕という第二

   の勢力そしてそれらの対決で漁夫の利をしよ

   うとしている第三の勢力がいるっていう事だ

   まぁそこまではマミゾウも聡明と唄う華扇す

   らも予想がつかなかっただろうな現に俺もま

   ったくもって気づかないわけだしな」

 

霊夢「あんたですらも気づかなかったて‥‥というか

   漁夫の利って何よそれ‥‥どこの誰がこんなこ

   とを!」

 

理 「お前達は俺の弟子‥‥いやこういえば良いか?

   八雲紫が中心になって起こした大きな大戦争

   第一次月面戦争は知っているか?」

 

第一次月面戦争って確か阿求の屋敷の歴史書の資料で見たことがある。そしてその相手は、

 

亜狛「まっマスター‥‥」

 

耶狛「ねぇそれって‥‥」

 

蓮 「つまりその漁夫の利を狙うのは月の都の民達

   って事ですか?」

 

理 「その通りだ」

 

やはりそうか。第一次月面戦争ってことから第三勢力は月の民達というのは容易に分かる。そう分かる筈なのだが、

 

霊夢「‥‥‥‥」(-""-;)

 

黒 「‥‥‥‥」(゜ρ゜)

 

うん、黒さんは仕方ないかもだけれど霊夢は一度、月に行ってなおかつ暫く滞在しているんだからせめて分かろうよ。するとそれに気づいた理久兎も仕方なさそうに、

 

理 「分からなそうだからざっくりと教えると第一

   次月面戦争それは紫を中心とした当時の百鬼

   夜行と月の民達で起きた大戦争だその結果は

   紫達の大敗で幕を閉じた」

 

霊夢「あの紫が負けたって‥‥」

 

理 「そして次に色々と話を聞いて知ったがお前達

   は月に行ったんだよな?」

 

霊夢「えぇ」

 

理 「そこで戦争とまではいかないが月の民と戦っ

   たまぁそれがいわゆる第二次月面戦争ってや

   つなのさこっちから進軍しているんからな」

 

確かにあれは魔理沙がまとめてくれたから小競り合い程度で済んだ。もしも依姫と戦っていたら恐らくは勝てなかっただろう。

 

理 「そしてこの異変とそれらはどう関わるのか‥‥

   それは第三次月面戦争の発端となりかねない

   って事なのさ」

 

霊夢「それって前みたいな弾幕ごっことかじゃ」

 

理 「ないな恐らく今度は奴等が武器を手に持ちな

   がら進軍してくるからな奴等がここに進軍し

   てくれば一方的な虐殺で終わるだろうね」

 

蓮 「どっどうしてまたそんな事に!」

 

いきなり大それたことになったぞ。第三次月面戦争ってそれもあの時の弾幕ごっこの小競り合いではなく本物の血が流れる戦争になればこちらもたまったものではない。しかしどうしてそんな大それたことになるんだろうか。理久兎は首を振ると、

 

理 「今はそれよりも奴等はどうやって進軍してく

   ると思う?彼奴らは地上の穢れを嫌う訳だが

   どうすると思うよ?」

 

どうするかって‥‥そう言われてもな。自分と霊夢は黙っていると先程、ショートしかけていた黒は口を開き、

 

黒 「俺だったら自分に適した環境にして進軍を開

   始するな」

 

理 「ほう‥‥黒、百点満点の回答だ!」

 

亜狛「えっ」

 

耶狛「どういうことなの?」

 

理 「お前らだってそうだろ?自分達に適さない環

   境で不利になるようなら自分達に合った環境

   にして有利に戦うのが一番と思わないか?」

 

確かに空気がなくて戦えない。それでもしも空気を充満させる事が可能ならそういった環境に変えるのは誰しもそうだ。

 

霊夢「それはそうだけど」

 

蓮 「でも出来るんですかそんなことが?」

 

だが第一に可能かどうかだ。そんな事が可能なのだろうな。

 

理 「あぁ霊夢と黒はともかくお前達3人は知って

   いるだろオカルトボールが何で出来ているの

   かだ」

 

何で出来ているのか‥‥確か華扇達が言っていたな。外の世界の力のある場所つまる所のパワースポットの石だとか。待てよそうかそういうことなのか。

 

蓮 「ボールの材料はパワースポットの石などで作

   られている‥‥つまり」 

 

理 「そうあったんだよ普通では到底辿りつくのは

   不可能なイレギュラー的スポットが1つだけ

   それこそが月の都いや月の裏側にある石だと

   かで作られたボールだ」

 

やっぱり黒幕でも到底たどり着けない月の裏側の石それで出来たオカルトボールあったということか。

 

霊夢「待って確か話によるとそれで結界に穴を開け

   てたのよね?」

 

理 「あぁ黒幕の作った物ならそうだろうなただし

   月の都のオカルトボールは恐らく違うだろう

   推測になっちまうがそのボールのエネルギー

   と残りの黒幕の作ったボールのエネルギーを

   合わせて幻想郷に第二の月の都の土台を作る

   みたいな計画だろうな」

 

それで環境を自分達に適した環境へと変えるつまり月の民がこぞって嫌う穢れなき環境にしよつとしていたって事なのか。

 

霊夢「それ不味いじゃない!」

 

理 「あぁそれもまずいにはまずいが更にまずいの

   はそのボールを黒幕が持っていてそれを現世

   へと運んだら‥‥こればっかりは月の都の連中

   も予想外だっただろうなまさか黒幕がここに

   乗り込んでくるとは思わなかっただろう」

 

霊夢「そうなると外界と月の都とで争いが起きるか

   もしれないってこと!」

 

理 「あぁそういう事だそうなればどちらにせよで

   大量の血が流れる争いが起きるだろうな」

 

これにはもう絶句して言葉がでない。これは幻想郷の規模で治まるような話ではない。

 

理 「亜狛に耶狛‥‥出るぞ裂け目を繋げ!」

 

亜狛「りょっ了解!」

 

耶狛「あいあい!」

 

そう言い2人は大慌てで裂け目を繋ぎ始める。

 

霊夢「なっ何か大事になったわね」

 

蓮 「うん‥‥でもやるべきことは分かったとりあえ

   ずは黒幕を止めよう!」

 

霊夢「えぇ!」

 

と、言っていると黒は地霊殿の中へと入っていく。どうやら留守番みたいだな。そして理久兎はこちら見ると、

 

理 「まぁあれだ‥‥お前達の手を借りたい手を貸し

   てくれないか?」

 

霊夢「当然よ何せ私は巫女だし」

 

蓮 「手助けしますよ理久兎さん」

 

理 「何故かな‥‥心強いったらありゃしないな」

 

いやむしろその逆だ。理久兎がいるとこっちが心強い感じがするんだ。そうしていると、

 

亜狛「準備できました!」

 

耶狛「こっちも良いよ!」

 

亜狛と耶狛の準備が完了し自分達が入ってきた地下への入り口の場所へと裂け目が繋がる。

 

理 「あぁ亜狛に耶狛お前らも付いてこいよ」

 

亜狛「えぇ!」

 

耶狛「当然!」

 

この2人は終始で異変に関わったからこそ来させる意味がある。それにもしかしたら必要になるかもしれないしな。

 

理 「なら行くぞ!」

 

蓮 「はい!」

 

霊夢「えぇ!」

 

耶狛「レッツゴー!」

 

亜狛「あぁ!」

 

そうして自分達は黒幕を止めるために動き出すのだった。しかし何かとても重大な事を忘れているような‥‥気のせいか。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「何でだろうな私も何か忘れてる気がする」

鈴蘭「奇遇だねぇ」

神楽「その答えって本編に出ていますか怠惰さん」

怠惰「うん上記の本編に出てるよ」

狗神「何だったかなぁ‥‥」

鈴蘭「う~ん‥‥」

神楽「本編に出ている‥‥」

怠惰「ちなみに答えは龍組の本編に書いてあるので
   気になる方は是非どうぞ♪って事で今回は短
   めだけどここまでね」

鈴蘭「とりあえず考えないとなぁ‥‥あっ読者様また
   次回もよろしくね」

神楽「それでは読者様」

狗神「またな」

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