亜狛達の裂け目を通り自分達は地底へと続く洞窟の入り口へと出る。
霊夢「便利ねぇその能力」
耶狛「ふふんどやぁ♪」
亜狛「いやまぁ確かに耶狛の力もあるがベースは俺
だからな?」
でも便利なのは確かである。何十分とかかる地上と地底の距離を一気に縮めれるのだから。こういった能力は自分も欲しいなと思っていると理久兎はこちらを向き、
理 「さてと行動方針だが‥‥亜狛に耶狛お前達は蓮
と霊夢に同行して菫子を追跡しろ」
と、言ってくる。その台詞的に理久兎はついてこないのか。
亜狛「えっ?マスターは?」
理 「俺は単独で探しながら野暮用を済ませてくる
だからお前達はその持てる力を全て使って蓮
と霊夢に協力してやれ‥‥」
耶狛「うん」
亜狛「マスターもお気をつけて」
しかし理久兎の野暮用とは一体なんなのだろうか。ただでさ今は急を要するというのに。恐らくはそれよりも大事な野暮用といった所だろうな。そこは察するか。
理 「あぁ頼むな‥‥蓮に霊夢こいつ達を頼むな」
蓮 「まぁお世話になるのは僕達かもですけどね」
霊夢「まぁ世話になるわ」
現に人生の先輩なわけだし修行の時もお世話になっていたためこっちが色々と世話になりそうだけどな。
理 「それじゃ頼むな」
そう言い理久兎は背中から翼を広げたかと思うと羽ばたき空へと飛び立ち一気に姿を消した。
霊夢「速いわねぇ相変わらず‥‥」
蓮 「理久兎さんだからねぇ」
超人的な事をしても理久兎という名前で全てが解決してしまうんだよな。理久兎さんって本当に色々と域を越えてるから困る。
亜狛「さてとりあえずどうしましょうか?」
蓮 「ここに黒幕を送ったんですよね?」
耶狛「そうだよねお兄ちゃん?」
亜狛「えぇここに送りました」
蓮 「成る程‥‥1つ僕に案があります」
案があると述べた瞬間この場の3人は首をかしげる。とりあえず案を言うか。
蓮 「ここに送ったのなら黒幕の匂いが残っている
筈だと思うんですそこで亜狛さんと耶狛さん
には臭いで追っていただくというのは?」
黒幕はここにいたとなるともしかしたら匂いが残っているのではないかと思った。それに亜狛と耶狛は神使だが元々は狼で嗅覚は鋭い。それを含めてこの案を述べると、
亜狛「たしかにそれが一番か」
耶狛「考えるねぇ♪」
蓮 「そしてそれに合わせて霊夢の勘で辿れば絶対
に黒幕の場所へと追い付くはずです」
霊夢「ふふんっ♪私の勘は良いんだから♪」
こういった追跡能力に関しては霊夢も亜狛も耶狛も素晴らしいよな。その点に比べて自分は‥‥せめて霊夢の勘に負けない追跡能力が欲しいな。
耶狛「それじゃさっそく‥‥」
鼻をピクピクと動かし尻尾をパタパタと振ると、
耶狛「こっちだね!」
そう言い方向を指差す。
霊夢「う~ん私の勘だとこっちな気がするんだけど
まぁ良いわ行きましょう」
蓮 「うん」
亜狛「‥‥‥‥まさか耶狛の奴‥‥」
そうして自分達は耶狛に案内されついていくこと数分後、
耶狛「ふんふん‥‥うんこっちだ♪」
霊夢「何か良い匂いがしてきたわね」
蓮 「たしかに‥‥」
何故かこうお腹を空かせてしまうような芳しい香りだ。そうして歩いたその先には、
耶狛「ついた~♪」
亜狛「おい耶狛これは‥‥」
霊夢「‥‥‥‥当てにした私達がバカだったかしら」
蓮 「何とも言えない‥‥かな?」
自分達の目の前にあるものそれは、
ミス「あっ蓮先生にそれから霊夢さんじゃないです
か♪」
蓮 「どっどうもみすちー」
目の前にあるものは八目鰻と暖簾が出ている屋台つまる所のミスティアの経営している屋台だ。耶狛は尻尾をばたつかせて店の前へと向かい、
耶狛「八目鰻の蒲焼き丼を下さいな♪」
ミス「蒲焼き丼ですね♪かしこまり‥‥」
亜狛「すいませんいりませんから!」
耶狛「うぐっ!?」
亜狛は即座に耶狛の首を腕と脇で挟んで締め上げると後ろへと下がり林の中へと消えていった。
ミス「えっえぇと‥‥」
蓮 「ごめんねみすちーこれは何時か祭りの時に何
かしら買うから!」
霊夢「ただし所場代はとるからね!」
自分達も亜狛の後に続き林へと入る。残ったミスティアは、
ミス「なっ何だったのでしょうか?」(o▽o;)
と、言葉を漏らすのだった。そうして亜狛の後を追うと、
亜狛「お前はなぁ!?」
耶狛「ごめんってお兄ちゃん匂いの誘惑には勝てな
くて‥‥」
耶狛は亜狛に説教されていた。やはり亜狛と耶狛はどこまでいってもこの性格は変わらないんだな。
霊夢「まったくもう‥‥」
耶狛「アハハお腹すいちゃって」
亜狛「限度があるだろうが!?」
耶狛「う~んそんな怒らなくても‥‥」
いやまぁこれは怒られても仕方ない気がする。亜狛はため息を吐き自分達に頭を下げて、
亜狛「申し訳ないですが霊夢さん貴女の勘を頼らせ
てはいただけないでしょうか」
と、言ってくる。自分は霊夢の顔を見ると呆れた表情になっていた。
蓮 「霊夢‥‥」
霊夢「はぁ分かったわよまったくもう‥‥」
そう言い目を閉じその場で静止してしばらくすると霊夢はお祓い棒の先をとある方向へ向け、
霊夢「こっちね」
自信ありげに答える。霊夢の勘は物凄いぐらいに当たるというのはこれまでの異変を通してお墨付きだ。
蓮 「行きましょう亜狛さん耶狛さん」
亜狛「申し訳ないです」
耶狛「えへへ♪」
霊夢「ほら行くわよ」
そうして自分達は霊夢の勘を頼りに黒幕がいる場所へと向かうのだった。
怠惰「それでは今回はここまで」
鈴蘭「耶狛は相変わらずの調子で」
狗神「‥‥‥‥」
怠惰「狗神ちゃんどうしたの?そんな所で不貞腐れ
ちゃって」
神楽「えっと何でも匂いを辿るなら私がいるだろと
呟いていましたが‥‥」
狗神「違ぇよバカ野郎!?」
鈴蘭「ありゃりゃ不貞腐れてるねぇ」
怠惰「まぁ仕方ないそっとしておこう」
神楽「そうですね‥‥」
鈴蘭「ねぇでもこれを見ていて思うのは匂いだった
なら亜狛くんも頼りになるよね?」
怠惰「まぁ~そうなんだけれど嗅覚なら耶狛の方が
断然的に上なんだよ亜狛は聴覚とかに優れて
いるんだよね寧ろ嗅覚はあんまり期待はでき
ないかな」
神楽「そうなんですか‥‥」
怠惰「そうだから腐った死体が動き出しても耶狛は
鼻を抑えて涙目になるけれど亜狛の場合にな
ると鼻を抑えてある程度こらえれるみたいな
感じ」
鈴蘭「って結局は臭いんだまぁ死臭だから仕方がな
いけどさぁ」
神楽「そうなんですか?」
鈴蘭「もう酷いよ昔に墓場から復活した死体に憑い
た悪霊を退散させるために行ったけれどもう
たまったものじゃないよ」
怠惰「まぁ確かにねぇ‥‥っと時間も時間だし今回は
ここまでかな」
神楽「それでは今回もありがとうございました」
鈴蘭「それじゃバイバイ」