血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、ドラパルトの厳選をしていたら色違いが生まれて唖然した怠惰のクソ悪魔です。3Vでしたが色違いならと妥協して物凄い特訓で6Vにしました。不幸続きだったのでささやかな幸運が舞い降りましたね。失礼それでは本編へどうぞ。


第393話 変わってしまった現世の景色

日は陰り夕暮れ時となる。自分達は霊夢の勘を頼りに移動すること数十分が経過する。

 

蓮 「何か見慣れた景色なような‥‥」

 

何故だろうか何時も見慣れた景色が目に入る。しかもその景色は数時間前にも見ている景色なのだ。一体どうなっているんだろうか。

 

亜狛「あのすいませんこれって」

 

耶狛「完璧に‥‥」

 

霊夢「‥‥‥‥私の神社ね」

 

何とまさか向かっていたのは博麗神社だった。というか黒幕はもう博麗神社にたどり着いたのか。

 

霊夢「とりあえずさっさと向かうわよ」

 

蓮 「うん」

 

耶狛「は~い」

 

亜狛「分かりました」

 

そうして博麗神社へと自分達は降りるとそこには、

 

華扇「あらやって来たの?ね

 

? 「おやおやこれはこれは‥‥ってお主達もおっ

   たのか」 

 

? 「ふむ‥‥何かありそうですね」 

 

? 「たしかに‥‥」

 

そこにいたのは華扇だけではなくマミゾウに聖そして神子といった重臣達が揃っていた。だが問題の黒幕の姿が見当たらない。

 

蓮 「華扇さんすいませんがお聞きしたいんです

   が良いでしょうか?」

 

華扇「何でしょうか?」

 

蓮 「ここに黒幕って来ていませんか?」

 

黒幕が来ていないかと聞くと華扇はやれやれといった表情をする。

 

華扇「えぇ先程にここへと来ましたよ」

 

霊夢「なら今はどこに!」

 

神子「もう流石に懲りてたみたいだったから先程

   そうだな‥‥ものの30分ぐらい前に現世に

   帰らせたぞ」

 

聖 「えぇ‥‥」

 

と、言ってきた。それを聞いた亜狛は耶狛をジッと見て、

 

亜狛「耶狛‥‥」 

 

耶狛「あっアハハ‥‥ごめんね」

 

先程の案内がなければもしかしたら間に合ってはいたかもな。というかとんでもない事になったぞ。

 

霊夢「ちょっとどうやって帰らせたのよ!」

 

神子「あぁ集めておいたオカルトボールを使わせて

   な‥‥」

 

華扇「要は私達が外に送っていた方法と同じよ」

 

マミ「それよりも何故にお主達はそんな慌てておる

   といんじゃ?」

 

何故に慌てているかって。こっちは戦争が起きるかもしれないって事を知っているから慌てているんだ。

 

霊夢「っ!時間がないわ蓮!」

 

蓮 「亜狛さん耶狛さん現世に繋いでください!」

 

亜狛「分かりました!」

 

耶狛「うん!」

 

そう言い2人は裂け目を作り出していく。

 

華扇「ちょっ何をしているの!」

 

マミ「何をする気じゃお主達!」

 

神子「まさか現世に!」

 

聖 「えぇ!?」

 

そのまさかだ。

 

亜狛「良いですよ!」

 

耶狛「行って!霊夢ちゃん蓮くん!」

 

そう言われ自分達は裂け目へ向かってダッシュする。

 

華扇「待ちなさい霊夢に蓮!」

 

マミ「話を聞かせぬか!」

 

霊夢「あぁもう!うるさいわね!こっちは急いでい

   るのよ!」

 

蓮 「すいませんが話しは亜狛さんと耶狛さんから

   聞いてください!」 

 

亜狛「えぇ!!?」

 

耶狛「うぇ!?」

 

そうして自分と霊夢は裂け目を通るのだった。裂け目を通ると通った裂け目は元からなかったかのように綺麗に消えてなくなる。そして夕暮れから夜の景色となった現世の空や街の明かりを見る。

 

霊夢「ここが現世‥‥」

 

蓮 「懐かしいようで色々と変わったな‥‥」

 

昔の街並みの光は明るかったがここまで明るくはなかった。それを考えると自分がいなくなった後も発展を続けたんだな。

 

霊夢「蓮はこの現世で生活していたのよね?」

 

蓮 「うん‥‥ただ昔に比べて随分と発展したみたい

   だけれどね」

 

確か早苗の話ではもう何年と経っているみたいだし自分の知る現世とはもう違うだろうな。

 

蓮 「とりあえず探そうか」

 

霊夢「そうね」

 

そう言い自分達は空を飛び摩天楼の光が輝く空を飛ぶ。

 

霊夢「幻想郷じゃ見れない景色ね」

 

蓮 「そうだね‥‥」

 

霊夢「ねぇ前に蓮はもう現世には帰らないって言っ

   てたわよね?」

 

蓮 「えっ?うんまぁ‥‥ねぇ今更、帰った所で帰る

   家もなければ家族もいないしね‥‥」

 

まだ婆ちゃんが生きていたら考えたかもしれないけれどもう婆ちゃんもいないし。

 

霊夢「そう」

 

蓮 「何?もしかしてこの景色とかを見て帰ってし

   まう何て思ったの?」

 

霊夢「ちっ違うわよバカ!」

 

こういう所に限っては素直じゃないんだよな。

 

霊夢「帰りたいなら帰れば良いじゃない」

 

蓮 「えっそれじゃ帰ろっかな‥‥」

 

霊夢「‥‥‥‥えっ?」

 

ポカンとした顔をしてそんな声をあげる。クスリと笑い、

 

蓮 「冗談だよ」

 

霊夢「そっそうよね!もう変な事を言わないで頂戴

   よね!」

 

プクーと膨れっ面をしてそう言ってくる。こういう所がまた可愛いんだよな。それに帰る気はもうないのにな。

 

蓮 「ごめんって‥‥」

 

そんな事を言っていると一角のビルの屋上の柵に不思議な格好をした子が立っているのに気づく。まさかあれって、

 

蓮 「まずい!」

 

霊夢「えっ何よ!」

 

大急ぎでそこへと向かうと、

 

蓮 「そこの子!早まったらダメだ!?」

 

と、叫ぶとその子は此方に気づき見てくる。不思議なマントをはおいメガネをかけ大きな帽子を被るその子はポカンとした顔をしてこちらを見てくる。というかあの制服って東深見高校の女子制服か。

 

? 「なっ何よあんた!早まったらダメって言って

   おくけど自殺とかじゃないわよ!?というか

   その格好に空を飛ぶって」

 

何だ自殺じゃないのかよ。急いで損した気分だが自殺じゃなくて良かったな。

 

霊夢「もう蓮!いきなり何よ!」

 

蓮 「ごめん‥‥」

 

? 「蓮‥‥まさか蓮お兄ちゃん!」

 

蓮 「ん?」

 

蓮お兄ちゃん‥‥何処かでそんな呼び方されて‥‥そうだそう呼んでいた子を1人だけ知っている。それは、

 

蓮 「まさか菫子‥‥」

 

それはもう会うことはないだろうと思っていた菫子だった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「最後の奴は誰だよ!?」

神楽「蓮お兄ちゃんって‥‥」

怠惰「さぁ何だろうねそれは次回になれば分かる
   かなついでに言うと龍組だと速めの登場し
   ているよ」

鈴蘭「そうなんだ‥‥てことは原作キャラ?」

怠惰「まぁそうだね結構面白いキャラだよ」

神楽「ほう」

怠惰「もう台詞やらにネタを沢山と放り込めれる
   キャラって感じ♪」

狗神「おいおい怠惰お前にリアル怠惰が憑依して
   るぞ~」

怠惰「アハハ俺が何時お前らの知る怠惰と言った
   のかな?」

3人「‥‥えっ!?」

? 「悪い遅れた彼奴等の育成が大変でよ」

狗神「たっ怠惰が」

神楽「えっえぇ!?」

鈴蘭「なにこれ!?」

作者「ふっふっふでは今回はここまでバイバイ♪
   さぁて次は起点作りキャラの育成だ♪」

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