血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、起点作りキャラで悩んでいる怠惰のクソ悪魔です。どうしたもんか‥‥失礼それでは本編へどうぞ。


第394話 会いたかった外来人

これはまだ自分が幻想入りする以前のお話である。自分は祖母に連れられ祖母つまる所の従伯母の家へと行った時の話だ。

 

祖母「少し重大な話を妹とするんだが蓮あんたはど

   うするんだい?」

 

蓮 「えぇと‥‥」

 

祖母「暇ならそうさねぇ‥‥そうだ妹の孫が今日ここ

   に来ているんだよまだ小さい子だしその子の

   相手をしてあげてくれないかい?」

 

つまり自分の再従妹にあたる子がいるのか。やることもないし丁度良いかな。

 

蓮 「うん分かった」

 

祖母「んっ頼んだよ多分、庭にいると思うよ」

 

そうして自分は祖母に言われた通り庭に出るとそこには、

 

? 「‥‥‥‥‥‥」

 

黙りながらちょこんと座っている女の子が庭の池を覗いていた。自分はその子の隣に座り、

 

蓮 「なに見てるの?」

 

? 「お魚‥‥ねぇあんた誰?」

 

と、その少女はこちらを見て言ってくる。こういうのに慣れてないんだがどうしようか。とりあえず名乗ろうかな。

 

蓮 「僕は蓮‥‥葛ノ葉蓮って言うんだ君の従兄にな

   るのかな?」

 

? 「ふぅ~ん‥‥あたちは菫子で8才」

 

蓮 「そうなんだよろしくね菫子」

 

菫子「うん蓮お兄ちゃん」

 

蓮お兄ちゃんか何か照れ臭いな。婆ちゃんから遊んでやってくれないかなんて言われてたし遊ぶか。

 

蓮 「そうだ何かして遊ばない?」

 

? 「えっ遊んでくれるの!」

 

蓮 「うん♪なにして遊ぶ?」

 

? 「え~とね‥‥」

 

それが自分と菫子との最初の出会いだった。時は現在の摩天楼の一角のビルに戻る。

 

菫子「本当に‥‥蓮お兄ちゃん‥‥なの?」

 

蓮 「菫子‥‥見ない間に大きくなって」

 

その格好と良い眼鏡といいまったく気づかなかった。こっちで自分が行方不明になって何年と経っていると言われていたため菫子も高校生ぐらいかなと思っていたがここまで大きくなっていたとは。

 

霊夢「知り合い?」

 

蓮 「うん彼女は菫子って言って僕の再従妹にあた

   る子なんだよ」

 

霊夢「ふぅ~ん‥‥」

 

しかし何でその菫子がこんな所にいるんだろうか。

 

菫子「やっと‥‥やっと会えた‥‥お兄ちゃんが消えて

   から私は‥‥ずっと探してたんだよ!行方不明

   になってそれから探し続けて恐らくいるだろ

   うと睨んだ幻想郷にもいなくて‥‥」

 

蓮 「幻想郷‥‥まさか菫子が」

 

霊夢「どうやらそうみたいね」

 

恐らく月の住人達によって利用されているこの異変の黒幕が菫子って感じみたいだ。腰にさす神楽を何時でも抜けるように心構え、

 

蓮 「菫子‥‥さっき幻想郷に行ったと言ったよね」

 

菫子「うっうん」

 

蓮 「なら来るのに利用したオカルトボール出して

   貰えないかな」

 

そう言うと菫子は何でだみたいな顔をしつつも懐をまさぐり始める。

 

菫子「所で蓮お兄ちゃんその人は‥‥」

 

霊夢「私は幻想郷、博麗神社の現巫女の博麗霊夢」

 

と、霊夢が言った直後、菫子はまさぐるのを止めこちらを見て、

 

菫子「幻想郷っておっ追ってきたの‥‥」

 

霊夢「えぇそうよ悪いけどあんたは保護対象よ」

 

蓮 「‥‥ふぇ?」

 

保護対象ってなんだ保護対象って。そんなのはじめて聞いたぞ。

 

菫子「まっまたあんな怖い場所に戻れと言うのもう

   嫌よ妖怪には追いかけられバカにされてしま

   いに年齢の事を言ったらハサミで切られてと

   あんなの地獄よ!」

 

霊夢「嫌‥‥年齢に関しては自己責任でしょう‥‥」

 

蓮 「それは霊夢の言う通りだ」

 

もう本当にそれは霊夢の言う通りだとしか言えない。年齢ネタをするなら命を張る覚悟がないといけないとこれまでの生活で習ったからな。

 

菫子「お願いだから勘弁してよぉ蓮お兄ちゃんも何

   か言ってよ~」

 

蓮 「うっうぅん‥‥霊夢あの‥‥」

 

と、言いかけると霊夢は真剣な顔で首を横に振る。これは残念ながら無理そうだ。申し訳ないとは本当に思うが、

 

蓮 「ごめんね菫子‥‥幻想郷にもう一度だけで良い

   から来てくれないか」

 

そう言うと菫子は首をゆっくりと横に振るうと段々と首を振るのが早くなり、

 

菫子「嫌‥‥嫌よ!あんたはあんたは蓮お兄ちゃん何

   かじゃない!あんたは偽物よそうよ前みたい

   に私は狸に化かされているんだわ!」

 

その発言は結構なくらいにショックを受け心に大ダメージだ。

 

蓮 「めっ目眩が‥‥」

 

霊夢「ちょっとしっかりしなさいよ!」

 

そういえば理久兎も正体を隠して動いていた時、自分達は結構な罵倒をしたりしたがこんな複雑な気持ちだったのかと思う。いやあの神は寧ろそれを楽しみ嬉々として自分達を挑発していたな。

 

菫子「もういいわ!秘封倶楽部初代会長として私は

   この勝負に私の自由を賭けて戦ってやるわよ

   ええい!もう自棄よステルスロックなり鬼火

   なり呪いなり使って害悪な事をするだけして

   やって最後は大爆発でもてっていこうせんで

   もして花を咲かせてやるわ!」

 

霊夢「ごめん蓮もう私には何がなんだか分からなく

   なりそう」

 

蓮 「それは僕もだよ」

 

急に他作品のネタをぶっこんできているんだ。ツッコミに困るな。

 

菫子「本当は幻想郷の誰かにオカルトボールを解放

   させて何時でも行き来できるようにしてから

   蓮お兄ちゃんを探すつもりだったけれど計画

   変更よ今ここで解放するわ!」

 

蓮 「ってちょっと待て!?」

 

霊夢「それは罠なのよ!?」

 

菫子「そんな事なんか知るもんか!追い詰められた

   狐はジャッカルよりも狂暴なのよ!それは今

   追い詰められている私も同様‥‥女子高生の死

   に際の覚悟を受けなさい!」

 

あっでもダメだ。菫子って昔から何かと変な所はこだわる頑固な部分があるから言っても聞かないや。

 

蓮 「仕方ない‥‥霊夢ここは言っても聞かなさそう

   だから‥‥」

 

霊夢「まぁこの感じからそうなるわよね‥‥仕方ない

   わねぇ」

 

腰にさす神楽に手をかけ霊夢はお祓い棒を構える。

 

菫子「女子高生の最後の散り際はさそがし記憶に残

   るわ探していた人もいないこれまでの探索の

   人生は無価値けれど今すぐ近くにある死これ

   こそ本当に価値あるもの‥‥価値ある死よ!」

 

もう呆れるぐらいの自暴自棄になってる。だけどこれには少しイラッとした。

 

霊夢「言っておくけれど美しくもなんともないから

   そんなのそれと結界いえ幻想郷は私達が守る

   博麗の巫女として!」

 

蓮 「僕の場合は神宮剣士として‥‥かな‥‥それから

   菫子に言っておくよ僕が言えた義理はないか

   もだけれど命を粗末にするなそれが出来ない

   ならここで1つ説教して軽々しく価値のある

   死なんて言わせないようしてやる!」

 

菫子「そうなら始めましょう人間界の最期の夜を」

 

霊夢「幻想郷の最初の夜を!」

 

蓮 「そして価値ある命の戦いを!」

 

こうしてこの異変、最後の弾幕ごっこが幕を開けたのだった。




怠惰「てな訳で今回はここまで」

狗神「お前は我達の知る怠惰だよな?」

怠惰「何いってるの当たり前でしょう狸にでも化か
   されたの?」

鈴蘭「だっだよねぇ」

神楽「ア‥‥アハハ‥‥」

怠惰「変なの‥‥まぁ良いやそれと菫子ちゃんは色々
   とポケモンのネタを言ってくれちゃってるた
   めポケモン投稿します‥‥はい」

鈴蘭「ポケモンのネタ?」

怠惰「そう鬼火なり~の所だね因みにあれは害悪的
   戦法だね」

神楽「そうなんですか‥‥」

怠惰「そうそうそうだ何時かポケモンに出る?」

狗神「遠慮しておく」

鈴蘭「私も」

神楽「すいませんが‥‥」

怠惰「そう残念まぁ仕方ないかそれじゃ今回はここ
   まで」

鈴蘭「また次回もよろしくね」

神楽「それでは読者様」

狗神「またな」

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