血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、DBDが段々とクソゲーになりつつあるなと感じてきている怠惰のクソ悪魔です。折角のキラーの良いところをすぐに消してしまっていたりしているため鬼に優しくなく鯖優専なんだななんて思ってきています。キラー人口が減ったらゲーム成立しねぇぞ‥‥失礼。それではそろそろ本編へどうぞ。


第395話 VS菫子

戦いの火蓋はきり夜の摩天楼の中で自暴自棄になった菫子との弾幕ごっこが始まった。

 

菫子「テレキネシス鉄骨!」

 

どこからそんな力があるのかは分からないが菫子はどこからともなく無数の鉄骨を浮かせると自分達へとぶんなげてくる。

 

蓮 「霊夢ここは僕がやる!」

 

霊夢「頼むわ蓮!」

 

蓮 「すぅ~はぁ‥‥」

 

前へと出て息を大きく吐き神経を尖らせタイミングを見計らい、

 

蓮 「無神抜刀連撃」

 

ジャキンッ!ジャキンッ!

 

神楽を抜刀し向かってくる無数の鉄骨に斬撃を浴びせ金属と金属がぶつかる音が鳴り響く。そして再び神楽を鞘へと納めたその瞬間、鉄骨は真っ二つになり自分達を避けるように飛んでいった。

 

菫子「なっ!?」

 

霊夢「さすが技前よ!」

 

そして自分の上へと跳躍した霊夢は光弾を飛ばし攻撃をする。しかし菫子は手を出すと、

 

菫子「彼奴みたいには出来ないけれどこれくらいな

   ら!」

 

そう言うと何と霊夢の光弾を止めると手の一点に集中させ、

 

菫子「はぁ!!」

 

蓮 「させるか!」

 

レーザーにして打ち返してきた。すぐさま神楽を抜刀し真っ二つにして攻撃を防ぐ。

 

菫子「っ彼奴みたいに制御までは無理ね‥‥」

 

霊夢「やるじゃない」

 

蓮 「まぁね‥‥」

 

もうこんなの慣れだ。こっちは何度と死にそうになる程の修羅場を潜り抜けてきたんだ。これぐらい造作もない。

 

菫子「蓮お兄ちゃんがこんな何処ぞの斬鉄剣使いみ

   たいなハイスペックな訳がないのよ!この偽

   者め!!」

 

蓮 「ガーン!!?」

 

心にグサリグサリとくるな。しかも昔から妹のように接していた菫子にそんな風に言われると首をくくりたくなってしまいたくなるぞ。というか斬鉄剣使いって完璧に五右衛門じゃないか。あっでも少しそれは格好いいかも。

 

霊夢「さっきからあんた蓮に対して偽物、偽物って

   言うけどあんたの言う蓮お兄ちゃんがこの蓮

   とは限らないじゃない!」

 

蓮 「うぇ!?」

 

菫子「でも顔が気持ち悪いくらいに似ていてあの頃

   のままの顔立ちなんだから!」

 

言葉と共に菫子は腕を振り上げて、

 

菫子「ハイドロキネシス マンホール!」

 

と、言った瞬間、下から霊夢を目掛けてマンホールの蓋が吹き出る水に押されながら回転しつつ向かってくる。

 

蓮 「霊夢!」

 

霊夢「このっ!」

 

お札を展開し結界を張るとその攻撃を防ぐ。しかし水は防げても向かってきたマンホールの蓋が結界にぶっ刺さる。

 

霊夢「こわっ!?」

 

あんなのまともに受けたら骨折程度では済まされないぞ。

 

菫子「そんなもの砕いてやるわ!」

 

今度は懐から明らかに見た目は玩具の鉄砲を取り出し構えると、

 

菫子「銃符 3Dプリンターガン」

 

3Dプリンターガンって明らかにヤバい名前だ。しかもそれを霊夢に向けて構えてる。すぐさま霊夢の前へと入ると菫子は引き金を引き発砲してくる。

 

蓮 「五右衛門とか言われそうだけど!」

 

タイミングを見計らい神楽を振るって放たれた弾丸を真っ二つにして霊夢を守る。

 

菫子「嘘でしょう!?鉄骨を斬って弾丸を斬ってと

   ハイスペックにも程があるわよ!?」

 

霊夢「それが蓮よ!」

 

結界を解きマンホールをビルの屋上へと放り投げ霊夢は菫子を見て、

 

霊夢「蓮は何度だって死線を潜り抜けたわだからこ

   そこうやって力を振るえるのよ!さっきから

   あんたは偽物って!蓮に対して失礼よ!」

 

そう言いお祓い棒を構えると、

 

霊夢「霊符 夢想封印」

 

4つの大きな光弾が菫子を狙って向かっていく。

 

菫子「そんな攻撃!」

 

何処からかケータイ?のような物を取り出すと、

 

菫子「念符 サイコキネシスアプリ」

 

それを操作すると無数の粗大ごみが何処からともなく集まり菫子を守るかのように漂うと霊夢の放った夢想封印を防がれる。

 

蓮 「次は僕がやる!」

 

霊夢「頼むわ蓮!」

 

蓮 「式符 狗神の呪怨」

 

狗神(狗型)を召喚しありったけの霊力を神楽を通して狗神へと送る。

 

狗神「たぎってきたぁ!ワォーーーーン!!」

 

咆哮と共に無数の髑髏弾幕が現れ菫子へと目掛けて襲いかかっていく。

 

菫子「まだまだ!」

 

粗大ごみを盾に髑髏弾幕を防がれるがこの持久戦ならどっちが上だろうな。

 

菫子「くっ!まだまだ!」

 

更に粗大ごみを集め攻撃を防いでくる。だが自分ばっかりに構っていて良いのだろうか。

 

蓮 「もういないや」

 

何せ先程まで隣にいた霊夢はもういない。すると菫子の背後に霊夢が何処からともなく現れ、

 

霊夢「がら空きよ!」

 

菫子「なっ嘘!?」

 

霊夢の蹴りが当たる直前で体を反らし攻撃を回避する。だがその瞬間に浮かせていた粗大ゴミは全て地上へと落ちる。

 

蓮 「狗神!僕を菫子の所へ投げ飛ばして!」

 

狗神「ちっ面倒くせぇな!」

 

そう言い後ろ襟を咥えそのまま投げ飛ばすと狗神は光となって消えるが菫子をまっすぐ見つめ空を蹴り加速しつつ神楽を構え、

 

蓮 「霊夢!」

 

霊夢「分かったわ!」

 

合図で下へと落ちると神楽を抜刀し菫子に向かって攻撃を行う。

 

菫子「くぅ!」

 

しかしとんでもない反射神経で避けられ、

 

菫子「テレポーテーション」

 

と、言い一瞬で消える。何処だと思っていると菫子は自分の真上へと上がっていた。

 

蓮 「霊夢、お願い!」

 

霊夢「分かったわいくわよ蓮!」

 

と、真下へと落ちた霊夢は叫ぶと、

 

霊夢「神技 八方龍殺陣」

 

菫子「なっ何これ!」

 

霊夢を中心として巨大な結界が張られ自分ましてや真上へと逃げた菫子も結界に閉じ込められる。成る程、そういう事か。

 

蓮 「感謝するよ霊夢!」

 

結界の壁に足をかけてそのまま壁から壁へと壁ジャンプして一気に菫子へと追い付く。

 

菫子「そんなのあり!?」

 

蓮 「天誅!」

 

神楽の柄を両手で持って構え一刀両断する。しかしそれに対して菫子は、

 

菫子「うっ!」

 

無意識だっただろうが先程に使った3Dプリンターガンを盾に攻撃をガードされるが3Dプリンターガンは破壊した。

 

菫子「っ!念符 テレキネシス電波塔!」

 

と、叫んだ直後、近くで建っている電波塔が此方へと倒れてくると霊夢が張った結界を破壊しそのまま倒れてくる。

 

蓮 「っ!」

 

すぐさま退避すると煙が上がる。そして隣に霊夢も退避したのかやってくる。

 

霊夢「まさかあれを破壊するなんて」

 

蓮 「僕もビックリだよ‥‥」

 

そう言っていると煙から菫子が飛び出し無数のオカルトボールを浮かせる。

 

菫子「やってくれるじゃない‥‥だけどこれで終わら

   せてやるわ!」

 

その言葉と共に真っ黒な夜空に光が走ると空が光輝きだす。

 

菫子「*幻視せよ!異世界の狂気を*」

 

オカルトボールが更に輝くと共に光が強くなっていく。明らかにあれは受けてはダメな技だ。

 

蓮 「結界陣!」

 

すぐさまドーム状の結界を張り巡らせる。

 

霊夢「手伝うわ!」

 

更にそれに霊夢が札を貼り更に強固な結界へとなる。

 

霊夢「耐えるわよ蓮」

 

蓮 「言われなくても!衝撃に備えて!」

 

霊夢「えぇ!」

 

と、言った瞬間、空から巨大な光が降り注ぐ。

 

蓮 「ぐぅ!」

 

霊夢「うっ!」

 

何て力これが本当にあの菫子なのか。だが耐えなければならない。幻想郷のため外界のためそして霊夢に菫子のためにも。

 

蓮 「金狐化!」

 

金狐化して力を更に解放させ結界に全霊力を注ぎ込む。

 

霊夢「私だってまだやれるわよ!」

 

同様に霊夢も更に札に霊力を注ぎ込む。そうして耐えること数分すると光の嵐が止む。結界を解き菫子を見ると菫子は首を横に振るいおりえないといった顔をする。

 

菫子「あれを‥‥耐えきるなんて‥‥‥‥」

 

霊夢「私には似合わないけどこれがガッツよ」

 

蓮 「アハハ‥‥確かに似合わないかもね」

 

霊夢「放っておきなさいよ」

 

そんな事を言っていると菫子は歯噛みして、

 

菫子「何なのよ本当に何なのよ!」

 

と、叫んだ直後、幾つも浮かぶオカルトボールの1つが輝きだす。

 

菫子「なっ何よおさまりなさいよ!」

 

見た感じからして制御ができてない。あれが探していた月の都のオカルトボール。そのボールは光輝き空に一転の光の柱を建たせる。更に同調するかのように他のボールが輝きだす。

 

霊夢「っ!あれを何とかしないと」

 

他のボールの力を合わせて都を移す気か。そんな事をすれば月の都が現世に降臨することになるぞ。

 

蓮 「僕がやる!」

 

霊夢「なっ蓮!」

 

一気に駆け出しそして神楽を構え、

 

蓮 「金色抜刀‥‥一刀一斬!!」

 

一閃しそして鞘に神楽を納め、

 

蓮 「‥‥つまらない物を斬った」

 

チャンキン‥‥ジャキン!

 

鞘に神楽を納めた瞬間に月の都のオカルトボールは真っ二つになったかと思うと軽く爆発して砕け散る。だが、

 

菫子「キャーー!!」

 

その爆発に巻き込まれ菫子は吹っ飛び地上へとまっ逆さまに落ちていく。

 

蓮 「菫子!!」

 

菫子「蓮‥‥お兄ちゃん‥‥‥‥」

 

すぐさま下へと向かい名前を呼ぶが菫子は微かな声しかせず力なく目を瞑り落ちていく。

 

蓮 「クソ間に合え!!」

 

落ちていく菫子へと手を伸ばす。その瞬間、菫子はピタリとその場で止まる。何だと思っていると、

 

霊夢「まったくあんたは‥‥」

 

蓮 「霊夢」

 

何と霊夢が菫子を腕を掴んでいたのだ。というかいつの間にまさかまた隙間女の能力で移動でもしたのか。だが菫子が無事でよかった。自分も菫子のもう片方の腕を掴む。

 

蓮 「とりあえず近くのビルの屋上に」

 

霊夢「えぇ」

 

そうして自分達は菫子を引っ張りながらビルの屋上へと向かうのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「ふぅ暴れた暴れた‥‥しかし何だったんだ昨
   日のは」

怠惰「昨日って?」

鈴蘭「怠惰にそっくりな誰かがいて!」

怠惰「嫌だなぁ何を言ってるのやら疲れているんだ
   よきっと‥‥」

神楽「そうなんですかねぇ‥‥」

怠惰「そうそう‥‥あっでもそういえば俺の残機1体
   がなくなってたような‥‥」

鈴蘭「何いきなりホラーをしだすの!?」

怠惰「この小説は常にフリーダムであり遊び及びに
   おふざけに関してはまじめにかつ全力を注ぐ
   からね」

狗神「どこのパチンコ会社だよ」

怠惰「あっ因に怠惰さんはパチンコよりもスロット
   マシン派だよ」

鈴蘭「どうでもいいよそれ‥‥」

神楽「そのボケ方は何時もの怠惰様ですね」

怠惰「本当に大丈夫かよ‥‥まぁ良いやそれじゃあ
   時間も時間だし今回はここまで」

狗神「そんじゃ読者様」

神楽「ありがとうございました」

鈴蘭「またね♪」

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