昔そうこれは今からもう8年くらい前の話だ。
バリンッ!
菫子「ああああ!!?」
爺 「このクソガキお前なにしてんだ!!!」
菫子と仲良くなり祖母が従伯母の家に行く際にはついていきそこへ来ている菫子と一緒に遊ぶそれがここへ来ての日課になってきていた日のことたまたまだ。ボール蹴り分かりやすくいえば簡単なサッカーをしていたら菫子の蹴ったボールが近所の家の窓を割ってしまったのだ。これには家のお爺さんもぶちギレだ。
菫子「ごめんなさい!!」
爺 「てめぇ4軒隣の婆さんところのガキかおい!
婆さん呼んでこい!!」
そう言い掴みかかってきそうになるが透かさず菫子の前へと入り、
蓮 「割れた窓については僕が弁償します現に僕が
上手くキャッチできなかったのが原因ですだ
から菫子ではなく僕に対してその怒りをぶつ
けて下さい」
爺 「なんだとこの‥‥ちっ‥‥あぁ~もう良いお前の
その勇気に免じて今回はいいただ保険会社に
説明するために明日ここへ来い」
蓮 「‥‥分かりました明日ここへ来ます」
爺 「もし来なかったからそのガキの家に怒鳴り込
みしてやるからな!それから次にもしもまた
窓を割ってみろその時は更に高い金で弁償さ
せてやるからな!」
そう言いお爺さんは家へと戻り大きく音をたてて扉を閉めて去っていった。
蓮 「ふぅ‥‥大丈夫だった菫子?」
菫子「うん‥‥ごめんね蓮お兄ちゃん‥‥」
蓮 「ううん大丈夫だよ♪」
菫子「でも‥‥」
涙を浮かべ今にも泣きそうだ。どうするか‥‥
蓮 「泣かないで菫子‥‥そうだ!ねぇ菫子」
菫子「‥‥何?」
蓮 「もしも僕が今日みたいに何かしたら一緒に謝
ってくれるかい?その代わり菫子が何か起こ
したら僕がまた今日みたいに一緒に謝ってあ
げるから♪」
菫子「うん!約束する!今度はわたちが助ける!」
そう言い小指をたてて差し出してくる。これはあれみたいだな自分も小指をさしだし互いに指と指を合わせて、
菫子「指切りげんまん」
蓮 「嘘ついたら針千本」
菫子「飲~ます指きった」
そんな忘れてもおかしくない変哲ない約束だが自分は今もその約束を覚えている。時間は現在の時間へと戻る。夜の闇に鬼火が明かりを灯す。夜の世界へと入った幻想郷の変境地にある博麗神社そこでは菫子の処分が考えられていた。
神子「せっかく帰したというのになぁ」
聖 「どうしましょうか」
蓮 「っ‥‥」
何としてでも菫子を外界へと帰さなければならない。それが僕にできる事なのだから。そんな事を思っていると、
? 「その話に私も参加させろ!!」
と、大声を上げて何かが空から降ってくる。それはもう定番となりつつある魔理沙だ。
霊夢「また面倒なのが」
霧雨「誰が面倒だと霊夢」
菫子「あんたこの前の!」
霧雨「よっ久しいな♪まったく受けた傷を癒すのに
時間をくったぜ」
そう言い埃を払いながらこちらへと歩き、
霧雨「こいつの処分について考えているんだろ」
理 「あぁ俺はどうでも構わないが皆の各々意見を
まずは聞こうと思っていてな」
霧雨「ほう」
魔理沙ははたして自分と同じ菫子を帰す意見なのかそれともその逆か。どっちだ。
理 「まぁ色々と聞きたいわけだがそうだな乱入し
てくれた魔理沙それから蓮くんに霊夢ちゃん
君達の意見を聞かせてもらおうか♪あっ皆に
も聞くけど決して多数決とかでは決めないよ
意見を言い理由を述べ納得させるのが大切だ
からね♪」
と、微笑みながら聞いてくる。恐らく理久兎は自分達を見定めている。変に回答すればそのツケは回ってくることになるため慎重に考えないと、
蓮 「僕は帰したいと思っています」
霊夢「私的にも帰した方がいいと思っているわ」
霧雨「おっ奇遇だな私もだぜ」
理 「ほうなら3人共にその理由は?」
理由を聞いてきたか。ここで私情を挟めばこれからの意見を述べる際に面倒な事になる。どう述べるか、
霊夢「元々、私は帰すつもりだったのよそれに彼女
は外来人よ外来人は自分が残りたいと言うな
ら話は別だけど基本は帰還させるそれが巫女
であり人間の味方である私の仕事よ!」
霧雨「私はこいつと2回だけだが弾幕ごっこしてい
るがここ幻想郷での弾幕ごっこでこいつビク
ビクしながらしていてよ本当は家に帰りたい
のかなんて思っちまってな‥‥」
理 「なるほど‥‥蓮の理由は?」
蓮 「僕は‥‥菫子は外の世界での未来を尊重して帰
したいと思っています菫子にはまだこれから
先で輝かしい未来があるだから僕は彼女を帰
したいんです」
と、本心のままに述べると理久兎は顎に手を当てて考え出す。
理 「なるほどなるほど‥‥となると聖に神子ちゃん
君達の先の話的には菫子を外界へと帰すとい
う考えで良いんだよね?」
神子「えぇそのために帰したんで」
聖 「蓮さん達の言う通り彼女のこれからを考えれ
ば‥‥」
理 「なるほど」
どうやら聖と神子の2人は自分達と同様に帰す側らしいな。
華扇「それは同意見ですね」
マミ「元々はそうじゃったしな」
華扇とマミゾウを帰す側か。これなら菫子は帰してはくれそうだ。そう思っていると、
亜狛「マスターよろしいですか?」
理 「おう、どうした?」
亜狛「彼女の処分についてです」
そう言うと亜狛は自分にペコリと頭を下げると、
亜狛「自分的には帰すよりかはここにいて貰った方
が良いとは思います彼女は確かに利用されて
いましたしかし利用されていてもこの幻想郷
の結界を壊そうとしたのは相違はない筈です
それに関しては蓮さんや霊夢さんそして黒幕
の菫子さんそして御3方共に相違はあります
でしょうか?」
蓮 「ないです」
霊夢「ないわよ」
菫子「あっありません‥‥」
それは正論過ぎて返す言葉が見つからない。
亜狛「そして自分や耶狛は見ました彼女のその力を
それはマスターも同じ筈です」
耶狛「うん凄かったよねあんな重たい金属を浮かせ
たりとか」
理 「確かに常人じゃ無理だわな‥‥」
亜狛「えぇ力も並みの者の力ではないそうなってく
ると彼女を野放しにはできかねますというの
が私の意見ですまた結界を壊されそうになっ
てこっちから赴く事になったら面倒でもあり
ますしね」
亜狛は意外にもドライな意見を述べてきた。これは雲行きが怪しくなりそうだ。
菫子「もう壊さないわよ!」
亜狛「あくまで可能性としての話ですそうと言いき
れるかが分からない所ではありますから」
自分達を気遣ってかそう言ってはくれるが何となくだけれど亜狛からは菫子に対しての警戒心が伝わってくる。亜狛からしたらまだ信用には値はしないって感じなのかもしれないな。
霊夢「確かにこいつがやった事はとんでも行為では
あったわただそんなのこれまでの異変になれ
ばまだ可愛いものよ中には反省の色すら示さ
ず未だに何処かで逃亡している天邪鬼だって
いるんだから」
亜狛「まぁそれは言えますね‥‥」(¬_¬)
理 「おう何だ亜狛それについて文句があるならば
是非とも聞こうじゃないか♪」
亜狛「いっいえ文句なんてないです!」
そういえば天邪鬼の正邪が逃げる原因を作ったのはこの神のせいだったな。
耶狛「まぁまぁ‥‥でも菫子ちゃん的にはどうなのか
な?」
菫子「えっ?」
耶狛「残りたいのか残りたくないのかだよ」
それを言うと菫子は黙る。そこはキッパリと帰りたいと言えば良いそうすれば‥‥
耶狛「でも帰っちゃうとしたらもう蓮君には会えな
いかもしれないんだよ?」
菫子「どういうことそれ‥‥蓮お兄ちゃんは帰るよね
ねぇ帰るよね!」
蓮 「‥‥‥‥‥‥‥‥」
理 「蓮お前も言うことは言えよ?」
蓮 「分かってますよ‥‥」
これは沈黙という選択はできないな。理久兎の言う通り正直に言わなければならないよな。
蓮 「‥‥菫子ごめんね今の僕の居場所はここなんだ
だから現世に帰ることはない」
菫子「そん‥‥な‥‥‥」
そこは考えもしてやれなかった。これに関しては罵倒されても構わない。それは自分が心から決めた道なのだから。
耶狛「菫子ちゃんが求めた理想それは蓮くんを連れ
て帰ることだったかもしれないけどね真実と
なった今それはもう叶わぬ夢それでも帰りた
い?」
菫子「‥‥‥‥蓮お兄ちゃん私は」
蓮 「菫子お前は帰るんだお前ならまだ外の世界で
も生きてはいける」
菫子「それなら蓮お兄ちゃんだって!」
それに対し自分は首を横に振るう。
蓮 「人は決めた事には真っ直ぐに貫くんだそれは
僕だってそうだもう僕にとって外の世界での
生活は息苦しくてねそれに‥‥」
霊夢の方を向きニコやかに微笑み、
蓮 「ここに残りたい理由ができたから」
菫子「そう‥‥蓮お兄ちゃんはやっぱり蓮お兄ちゃん
だよねはぁ‥‥本当に蓮お兄ちゃんが消えてか
らのこれまでしてきた私の苦労は何だったの
かなぁあぁ~あ‥‥‥‥」
そう言うが菫子は泣くのを我慢して満面に笑い、
菫子「連れていくことは出来ないけれどでも会えて
嬉しかったよ生きていてくれてありがとう蓮
お兄ちゃん♪」
理 「それで決まったのか公式メガネ?」
菫子「誰が公式メガネよお爺ちゃん!」
全員「ふぁ!!!?」
菫子「‥‥‥‥はっ!?」
菫子の奴はとんでもない事を口ずさみやがった。自分達は理久兎の顔を見ると、
理 「大人だからキレはしないよおいおい何をそん
なに驚いているのさ♪」
よっ良かった怒ってはいなさそうだ。
理 「それで帰るで良いのか菫子」
菫子「うんそれで良いわ‥‥」
理 「そうかい‥‥なら後は巫女の仕事になりそうだ
な‥‥なら判決を言い渡そうか菫子お前、後で
神社の裏な♪」
やっぱりさっきの事を物凄い根に持っているよ。
菫子「ボコボコにせれるの!?」
理 「な~んてな冗談だよ‥‥まぁ折角だしせめても
宴くらいは参加したらどうよ?」
霊夢「えぇそれは良いわね」
菫子「宴?」
蓮 「うん凄い楽しいよ参加しようよ菫子♪」
菫子「そっそういうなら」
これで菫子は参加は決定したな。せめて最後の思い出を作りたい。それは本心だ。
理 「決まりだな‥‥さてとそろそろ俺も帰るとしま
すかねぇあんまり待たせるとさとりが怖くて
怖くて‥‥」
亜狛「アハハですね‥‥」
耶狛「うん」
さとりと理久兎の関係って相変わらずだな。絶対に理久兎は数年後には尻に敷かれるかもな。まぁ自分も対して変わらない気もするけど。
理 「そんじゃ俺達は帰るよ宴会の日程が決まった
ら知らせてくれよ楽しみにしてるからさ♪」
そう言うと理久兎は翼を広げて空へと羽ばたき消えていった。
亜狛「って裂け目は使わないんですかマスター!」
耶狛「あぁ待ってよ!」
亜狛と耶狛も空を飛び消えていった。
マミ「あやつは自由な奴じゃなぁやれやれ儂も帰る
かの‥‥次は宴会の席でな♪」
煙管を一吹きし濃い煙に包まれるとマミゾウは姿を消す。
聖 「なら私も帰りましょうか」
神子「白蓮が帰るなら私も帰るとしますか‥‥」
聖 「お騒がせしました」
神子「あぁまたな」
そう言い2人も帰っていく。そうして騒がしかったこの場には自分そして霊夢に魔理沙に菫子そして華扇が残る。
菫子「わっ私はどうしよう」
蓮 「霊夢‥‥」
霊夢「分かってるわよあんたはしばらくうちに泊ま
りなさい」
霧雨「おっなら遠慮なく♪」
霊夢「あんたは関係ないでしょうが!?」
何て会話をする一方で、
華扇「月からの侵略ね‥‥理久兎あなた今度は何を隠
しているの‥‥」
そう述べながらも華扇はこの様子を見守るのだった
怠惰「ではでは今回はここまで」
狗神「だな」
鈴蘭「でっ次は宴会だね」
怠惰「おうよ♪それでさ実は悩んでいることがあ
るんだけど言っていい?」
神楽「何でしょうか?」
怠惰「次は原作通りに進めるかそれともオリ的な
事を導入しようか悩んでいるんだよねぇ」
狗神「オリ的なってそれオリジナルって意味だよ
な?」
怠惰「そうそう原作通り紺珠伝にいくかそれとも
オリジナルを挟むか」
鈴蘭「因みにオリジナルを挟むと?」
怠惰「ある意味で新キャラある意味で昔つまる所
の龍組の小説が消える前から見ていてくれ
る方なら知っているであろうキャラが出て
くるかな因みにそのキャラは過去に後書き
で数話でてるしこっちでも度々?って述べ
てたけどね」
狗神「誰だよそれ」
怠惰「ヒント♪こっちで嫉妬が出てきたって事は
さぁ~て誰かな♪」
鈴蘭「うん原作通りに行こうそうしよう!」
狗神「だな絶対にろくでもない」
神楽「アハハ私もそっちの方が‥‥」
怠惰「酷い!?まぁどっちにするかは決まってい
ないけど作者の気紛れだから」
狗神「聞いた意味ねぇだろ!?」
怠惰「まぁまぁ♪さてそれでは今回はここまで」
狗神「たくそんじゃまた次回もよろしくな」
神楽「ではありがとうございました」
鈴蘭「バイバイ♪」