血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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今晩は読者様、仁王が止められない止まらない状態の怠惰のクソ悪魔です。あの中毒性は本当に凄まじいの一言ですね。そして1回の油断で即死するのが腹立たしいながらも面白かったりしています。失礼それではそろそろ本編へどうぞ。


第405話 追跡のウァラク商会

突然のマイテス発言からの聞き覚えのある声そしてウァラク商会という名前、間違いなくウァラク本人のだ。

 

蓮 「なっ」

 

霧雨「嘘だろ‥‥」

 

霊夢「彼奴らここまで追ってきたの!」

 

あの迷いの竹林を容易く抜けて永遠亭に来るとは恐れ入るな。格子窓からチラリと覗くとそこにはメガホンを持つウァラクを筆頭に黒ずくめの連中がアサルトライフルなどの銃を手に持っているのが分かる。

 

永琳「さっきの話の連中のようね」

 

雪竹「面倒ごとを持ってきたようで」

 

蓮 「すいません本当に!」

 

これは怒られても仕方ない。何せ面倒ごとに巻き込んでしまったのだから。すると廊下へと続く扉が開き輝夜、鈴仙、てゐの3人が入ってくる。

 

輝夜「何の騒ぎなの?」

 

てゐ「うるさいなぁ」

 

鈴仙「何ごとですか」

 

蓮 「えぇまぁ厄介事を持ってきてしまいまして」

 

と、答えると魔理沙は若干呆れながら、

 

霧雨「しかし彼奴らしつこいにも程があるぜ‥‥」

 

霊夢「というか魔理沙!面倒ごとを引き起こした張

   本人は貴女なんだからそれ相応にけじめをつ

   けてきなさいよ!」

 

霧雨「それ私が死ねってか!?」

 

霊夢「現にあんたがそんなもん持ってくるからこう

   なったんでしょう!?」

 

蓮 「2人共!今は喧嘩している場合じゃないから

   喧嘩するなら後でやってくれなかな!?」

 

2人を仲裁すると互いにそっぽを剥き出す。この2人は本当になんだかなぁ。

   

輝夜「えっとどういう状況なのかしら?」

 

永琳「姫様達にある程度の事を教えますね‥‥」

 

そうして永琳に今どういう状況かの説明を受けると輝夜、鈴仙、てゐは呆れた顔で自分達を見てくる。

 

輝夜「なるほどだから厄介事をこっちに持ってきた

   ということね」

 

てゐ「これは呆れを通り越して何にも言えないよ」

 

蓮 「本当にごめんなさい!」

 

雪竹「まぁまぁ‥‥それよりもその剣って‥‥」

 

霧雨「あぁこれだ」

 

そう言い魔理沙は剣を見せる。雪竹はマジマジと見ながらゆっくり手を剣へと差し出していく。すぐさま魔理沙は剣を隠すように持ち、

 

霧雨「おい無闇に触んなよ!」

 

雪竹「うぇ!?えっ‥‥今、自分は触ろうとしていま

   したか?」

 

霊夢「あんた大丈夫なの?」

 

雪竹「なんか‥‥こう言葉にできないんですが‥‥」

 

と、雪竹が言いかけた次の瞬間、

 

ウァ「無視ですか!無視なんですか!そうですか分

   かりましたこのウァラクさんも少しばかりご

   立腹になりました今から30秒以内に姿を現

   さなければこの建物ごと破壊します」

 

若干ふざけた感じでそう言ってきた。格子窓から覗くと黒ずくめの数人が突起物が出ている筒のよう物を肩に担ぎながら持ち腰を下げて片膝をついて構えていた。あれってまさか、

 

蓮 「ろろろロケットランチャー!?」

 

形的に完璧にそうだ。それもロケットランチャーを構えているのは1人だけではく10人近くが構えているのだ。あんなの一斉に射たれたらたまったもんじゃない。

 

霧雨「お前が驚くってことはヤバいのか!」

 

蓮 「みんな的に分かりやすく言うなら真っ直ぐ飛

   ぶ爆弾って言えば良い?」

 

霊夢「なっ!?」

 

鈴仙「ばば爆弾!?」

 

弾丸ごときなら今の自分の一太刀でどうにかできるがロケット弾は流石に無理だ。斬るために当てた瞬間に爆発するのが目に見えている。というか一斉に10発近くって時点で頭がおかしい。

 

ウァ「はぁ~い10秒きりました残り20秒でぶっ

   ぱなしま~す」

 

霊夢「ここの不老不死達はともかく私達は出ないと

   死ぬわよ!?」

 

霧雨「流石に出ないとまずいよなぁ‥‥」

 

蓮 「とっとりあえず行こう!」

 

本当に行かないと彼奴らマジな話でぶっぱなしてくるぞ。

 

永琳「なら私達も行くわここは私達の家でありその

   家に向かってロケットランチャーを射とうと

   している彼奴らに少しお灸を添えないといけ

   ないわね」

 

輝夜「念のために私も行きましょう‥‥てゐは他の因

   幡達を避難そして鈴仙はついてきて頂戴」

 

てゐ「アイサー」

 

鈴仙「分かりました!」

 

雪竹「なら自分も‥‥」

 

と、雪竹が言おうとすると永琳は首を横に振り、

 

永琳「いいえ貴女はてゐ達、因幡の兎達を守って」

 

雪竹「ですが!」

 

輝夜「大丈夫‥‥私達を信じなさい」

 

2人から言われた雪竹は渋々と、

 

雪竹「分かりました‥‥」

 

霧雨「ならこいつも頼めないか」

 

そう言い魔理沙は剣を雪竹に差し出す。

 

雪竹「えっですが」

 

霧雨「彼奴らに渡されるぐらいならお前に渡すだか

   ら絶対に守りきれよ」

 

雪竹「分かりました‥‥」

 

と、雪竹が受け取ると

 

ウァ「後、10秒~9~8~」

 

ウァラクがカウントダウンを始める。速く行かなければ、

 

蓮 「速く行きましょう!」

 

霊夢「えぇ!」

 

そうして蓮達は急いで外へと飛び出すのだった。残ったてゐと雪竹は、

 

てゐ「私は急いで避難させるから護衛をお願い」

 

雪竹「えぇ‥‥」

 

てゐも続いて因幡達を避難させるためにすぐに廊下へと出る。それに続き廊下へと出て、

 

雪竹「皆さんどうかご無事で‥‥」

 

そう呟き廊下を歩き出したその瞬間、

 

? 「ようやく‥‥」

 

雪竹「‥‥‥‥っ!!」

 

どこからか何者かの声が聞こえだし雪竹はすぐさま辺りを見渡すがどこにもその者はいない。

 

雪竹「何が‥‥ぐっ!!」

 

そして雪竹の意識はプツリと消え地面に倒れるのだった。




怠惰「てな訳で今回はここまで‥‥」

狗神「やっぱり生きてやがる」

鈴蘭「怠惰くんのクローン2体目も潰して本体を
   叩き出そうか」

怠惰「ハッハッハ、オリジナルはキツいから止め
   ておいた方が身のためだぞ?」

神楽「えっ何でですか?」

怠惰「オリジナルの肉体は少し気を抜くと毒霧が
   出てみんな死んじゃうかもよ?」

狗神「迷惑な野郎だな」

神楽「私には毒は効きませんけどね」

鈴蘭「生きてるバルサン」

怠惰「おいコラ誰がバルサンだ何なら蝶のお前を
   バルサンしてやろうかそれと俺の毒は鉄を
   一気に酸化させて錆びだらけにするけど‥‥
   やってやろうか?」

3人「ごめんなさい!」

怠惰「まぁ俺が悪いから仕方ないけどね‥‥さてさ
   てこんな話しはともかく次回はウァラクと
   の対面ですどうなるかお楽しみにしていて
   下さいそれでは今回はここまで」

鈴蘭「次回も‥‥明日、日曜だよね?」

怠惰「えぇと明日はポケモン投稿して東方はお休
   みですのでよろしくお願いしますというか
   まだ書けていないのです」

神楽「えぇとそれでは読者様、また次回もよろし
   くお願いします」

狗神「そんじゃまたな」

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