血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、仁王2もようやくラスボス近くまで到達しそうな怠惰のクソ悪魔です。次で藤吉郎2戦目だ‥‥。失礼それでは少し遅れましたがそろそろ本編へどうぞ。


第406話 ウァラク商会 軍事顧問

ウァラクの脅迫を受け自分達は外へと飛び出し、

 

蓮 「ロケットランチャーを撃つのちょっと待って

   下さい!!」

 

そう言うとウァラクはニコリと微笑み、

 

ウァ「ようやく来ましたか‥‥構えを止めてください」

 

と、ウァラクの一言で黒ずくめ達はロケットランチャーを構えるのを止める。そしてニコニコと笑うがすぐに驚いた顔をして、

 

ウァ「おっと始めてお見えするお客人達がいますね

   なら改めまして私は貿易会社ウァラク商会の

   社長をしているウァラクと言います以後お見

   知りおきを」

 

輝夜「えっあぁどうも‥‥」

 

名刺を取り出し近づこうとするがすぐに部下の黒ずくめに抑えられる。

 

ウァ「こっこら名刺交換は社会に出る者として重要

   な挨拶ですよ!?」

 

蓮 「めっ名刺交換って‥‥」

 

鈴仙「あの人‥‥ここまで来て名刺交換‥‥」

 

もう敵対しているのに名刺交換も何もあるわけないだろ。

 

永琳「わざわざ名刺交換するためにそんな危険物を

   携えてまでここに来たわけではないでしょう

   ‥‥」

 

ウァ「おっとそうでしたねこれは失礼を致しました

   ご婦人‥‥話を戻しましょうか」

 

黒ずくめは抑えるのを止めるとウァラクはネクタイを改めて閉め直し、

 

ウァ「でまぁ最後になるかもなので聞かせていただ

   きたいのですけれどあの剣を売っていただけ

   ませんかね?」

 

と、神社で言ってきた事を再び聞いてくる。答えようとすると魔理沙が前へと出て、

 

霧雨「売らないって言ってるだろ!何度もしつこい

   ぞお前!」

 

ウァ「左様でございますか‥‥仕方ないですね撃ち方

   用意」

 

ウァラクが手を上げ合図を出した瞬間に部下の黒ずくめ達は一斉に銃を構える。その中にはロケットランチャーを構える者もいた。

 

輝夜「人様の家でそんな物騒な物を構えた貴方の愚

   かさ今ここで教えましょうか」

 

永琳「因みに退くのであるなら私たちは追わないで

   おくわよ?」

 

と、永琳が忠告の意味を込めて言うのだがウァラクはその幼い少年の容姿には似合わないぐらいの不適な笑みで、

 

ウァ「退けと?笑わせてくれますね‥‥退くわけない

   でしょうに‥‥しかし残念で仕方ないこれでも

   僕は平和主義者なのですがね‥‥総員、撃ち方

   はじ‥‥」

 

ウァラクの合図で全員が引き金を引き締め始める。すぐさま自分達も構えたその直後、

 

? 「呪札 無差別発火の符」

 

と、何処からか聞いたことのある声が聞こえると大量の札がウァラク達へと飛んでいく。

 

ウァ「これはな‥‥」

 

何かとウァラクが答えようとした瞬間その場で大爆発が起き炎がウァラク達を包み込んだ。

 

霊夢「なにこれ‥‥」

 

蓮 「この技ってまさか」

 

札が飛んできた方向を見るとそこには長い白髪で紅いもんぺを着ている馴染みの姿の少女がいた。

 

輝夜「あら誰かと思えば凡骨じゃない」

 

妹紅「誰が凡骨だこの馬の骨が」

 

それは妹紅だ。だがこの局面で来てくれたのは嬉しい。というかこうピンチな時に来てくれるとはさながらヒーローみたいだな。

 

妹紅「それでどんな状況なんだ?」

 

そう言い此方へと近づいてくる。とりあえず話してはおかないとな。

 

蓮 「えっとですね‥‥」

 

訳を言おうとすると、

 

ウァ「アハハハ!」

 

ウァラクの笑い声がこだます。そして炎が消えるとそこには顔が少し焦げながらもウァラクに部下の黒ずくめ達が立っており更にウァラクを守るかのように先程までいなかった真長いポニーテールで深紅の色をした髪型をした女性が立っていた。

 

ウァ「いや~ロケット弾に引火してしまった時は流

   石にダメかと思いましたが少し焦げただけで

   助かるとはいやはやありがとうございますね

   アロケルさん」

 

アロ「油断しすぎです社長‥‥お前達もこんな低温の

   炎ごときで怯むな」

 

顔の大きな傷やその出で立ちの風貌などから周りの部下よりも遥かに強いというのはすぐに分かる。

 

輝夜「クス‥‥低温って言われちゃって」

 

妹紅「ちっごちゃごちゃとうるせぇぞ輝夜!」

 

霊夢「しかし変なのが増えたわね」

 

蓮 「うんこれまでの黒ずくめとは違う‥‥」

 

何せオーラが違うんだ。周りの黒ずくめ達は近代兵器の数々をそしてあの女性は何をしてくるかは分からない。言わば未知数な存在だ。

 

妹紅「蓮‥‥だいたいな感じからして敵だよな?」

 

蓮 「えぇ自分達からしたら紛れもなく」

 

それを知ると妹紅は手に炎を作り出す。そして自分達はウァラク達を睨む。

 

ウァ「しかし貴女にしては遅かったですね」

 

アロ「えぇ部下達が何者かの襲撃を受けたようなの

   でそちらの処理をしていましたら少々遅れま

   した」

 

ウァ「なるほど‥‥仕事はしてくれるのですよね?」

 

アロ「当然です雇われている以上、仕事はこなしま

   すので‥‥」

 

何て会話をするとアロケルと呼ばれていた女性は深呼吸をして、

 

アロ「ふぅ‥‥一応は名乗っておきます私はアロケロ

   元ソロモン72柱が1柱にして序列52位の

   悪魔だった者ですそして今は‥‥」

 

ウァ「彼氏を募集中‥‥」

 

アロ「えぇ彼氏を募しゅ‥‥っ!!?」

 

ウァラクからの横やりが入りウァラクをキッと睨み顔を赤くさせるが咳払いをして、

 

アロ「コホン!げっげげ現在はウァラク商会の専属

   軍事顧問をさせていただいております」

 

噛み噛みになりながらも何もなかったかなようにかのように話したよ。

 

霊夢「かっ彼氏、募集中なんだ‥‥」

 

蓮 「みっみたいだね‥‥」

 

鈴仙「何か調子狂うなぁ」

 

霧雨「だが72柱の1柱に名を列ねた悪魔なら相当

   な実力で間違いないだろう」

 

ソロモン72柱‥‥確か前に霊夢から力を奪い化けていたオセと同じ悪魔ということになる。本当に油断できないぞ。

 

ウァ「あっ因みに私も元72柱の1柱だったんです

   序列はアロケロさんより下の62位ですけど

   ね‥‥」

 

霧雨「お前もかよ!?」

 

何かそんな感じがしないのもいるんだな。アロケルはため息を吐き呆れた顔をしつつも真剣な顔へと戻り自分の黒スーツに手をかけ、

 

アロ「総員アーミー装備!」

 

と、叫び黒スーツのジャケットを思いっきり脱ぐと他の面々も同じように脱ぎ始めると一瞬で服が軍服へと変わる。しかもアロケルに限っては紅いベレー帽まで被っている。

 

アロ「総員、構えアルファは社長を守れブラヴォー

   は遊撃して社長を手間取らせた雑兵を始末だ

   それが終わり次第で例の物の奪取する!総員

   作戦用意!」

 

その一言で黒ずくめだったアーミー達は銃を構えアロケルも腰のホルダーからハンドガンとナイフを持ち独特の構えをする。

 

蓮 「どうやらここからみたいだねあの女性の人は

   僕がやるから他の取り巻きは任せていい?」

 

霊夢「構わないわ」

 

霧雨「あぁ」

 

鈴仙「ささっと片付けましょう!」

 

妹紅「輝夜さっさとこんな雑魚共を片付けるぞ」

 

輝夜「言われなくてもやるわよ」

 

永琳「人様の庭で好き勝手やったそのツケを払って

   もらいましょうか」

 

そうして再び構える。そして少しにらみ合い、

 

アロ「総員戦闘開始!!」

 

アロケルの一言でアーミー達が襲いかかるのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「アロケルねぇ」

鈴蘭「なんかこうウァラクといい憎めない奴等って
   感じだよね」

怠惰「でもまぁウァラクさんとアロケルさん実際は
   話しやすい魔族だからね?ベリアルに比べれ
   ば天と地の差レベルで話しやすいよ」

神楽「へぇ‥‥」

怠惰「今回のようにウァラクさんは結構天然な方だ
   ねただ商売となると真面目だよ現に今の会社
   を大きくさせた手腕があるからね」

鈴蘭「ちなみに職場とかどうなの?」

怠惰「凄いホワイトな会社だよ残業も手当てつくし
   ボーナスだったり完全週休2日だしお給金も
   良いし社員旅行もあるし職場での人間関係で
   の相談も受けまわったりと社員1人1人の個
   性を尊重し大切にするっていう貿易会社だね
   ‥‥ただ当たり前のことだけどしっかりと仕事
   はしないと怒られるけどね」

狗神「なっなんじゃそりゃ」

怠惰「ただまぁ表向きはだけどね」

鈴蘭「えっ‥‥」

神楽「裏あるんですか‥‥」

怠惰「その裏こそがアロケルさんの軍事部だよ表向
   きは貿易会社ただ裏は武器やら兵器の生産や
   アーミーを養成する大手の民間軍事企業だよ
   故に表の連中は幸せを売る商人ウァラクと呼
   び裏の連中は死を売る商人ウァラクと恐れら
   れる悪魔だからね?」

鈴蘭「おっかな!?」

神楽「表裏の違いがすごすぎて‥‥」

狗神「あぁ」

怠惰「さて時間も時間だし今回はここまで次回はや
   っとの戦闘回で軍事顧問のアロケルさんとの
   戦いだね」

鈴蘭「どうなるのかなぁ」

神楽「そうですね」

狗神「まぁとりあえず次回もよろしくなれ

怠惰「はいではまた次回、サラバダー」

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