血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

47 / 442
こんにちは読者様、前回書いた通り部活を止めた
怠惰のクソ悪魔です。なお今は帰宅部です。
こんな話もあれなので今回もどうぞ。


第15話 決戦 紅き霧の吸血鬼達

蓮 「この先だよね?」

 

霊夢「えぇ……恐らく……」

 

蓮、霊夢は大きな扉の前まで来ていた。おそらくこの先に今回の紅い濃霧を出した元凶がいると予測できる。すると……

 

ゴロ!ゴロ!ゴロ!

 

蓮 「うわっ!」

 

霊夢「また揺れてる?」

 

先程から変に揺れているのだ。地震ではないが理由は分からない。

 

蓮 「とと……とりあえず入ろう……」

 

霊夢「えぇ……」

 

2人は顔を見合せて頷き扉を開く。すると目の前に玉座に座りこちらを見ていた少女が映った。

 

霊夢「あんたがこの異変の元凶?」

 

と、霊夢が言うと玉座に座る少女は笑みを浮かべて、

 

? 「いかにも……私はこの紅魔館の主……

   レミリア スカーレット……」

 

霊夢「そう…ならさっさとこの霧を消してくれ

   ない?あんたらのせいで洗濯物が乾か

   ないでしょ!」

 

蓮 「えっ?そこなの?」

 

レミ「嘗められたものね……」

 

そう言うとレミリアは立ち上がると体を浮かせて飛ぶがその飛び方は蓮や霊夢とは違いレミリアの背中から黒いコウモリの翼が生えていた。

 

レミ「貴女達に吸血鬼としての実力を見せない

   といけないわね!」

 

霊夢「やれるものならやってみなさい!」

 

蓮 「霊夢、助太刀するよ!」

 

そう言うと霊夢はお払い棒とお札を蓮は竹刀を構える。

 

レミ「さぁ始めましょ!!」

 

レミリアのその言葉によって大量の弾幕が展開された。

 

蓮 「霊夢!」

 

霊夢「分かってるわよ!」

 

そう言うと2人も体を浮かせてレミリアへと向かった。

 

レミ「さぁ踊りなさい!」

 

そう言うとレミリアはスペルカードを取り出して、

 

レミ「神罰 幼きデーモンロード!」

 

そう唱えると無数のレーザー弾幕が避ける場所を制限し更にそこに追い討ちかのように大弾幕が襲いかかる。

 

霊夢「蓮!しっかり避けなさいよ!」

 

蓮 「そっちこそ!」

 

そう言うと2人は弾幕を放ちつつレミリアの弾幕を回避していくが当然レミリアも2人の弾幕を回避する。

 

レミ「中々やるわね…なら…」

 

そう言うとまた新たなスペルカードを取り出しそれを掲げた。

 

レミ「獄符 千本の針の山」

 

そのスペルからは無数の針を表すかのように小粒の弾幕が展開されそれらは大きな花が散っていくかのように辺り一面を覆うが、

 

蓮 「霊夢、僕が道を切り開く!」

 

霊夢「分かったわ!」

 

蓮は胸元から狗神の式神札と蓮のスペルカードを取り出し、

 

蓮 「式符 狗神の呼応!」

 

その言葉と共に狗神が現れ狗神の白い体毛は更に白く発光し、

 

狗神「ワォーーーーーン!!」

 

遠吠えと共に辺りに真っ白い弾幕が現れレミリアが放った小粒弾幕とぶつかると狗神はレミリア一直線で特効をした。

 

レミ「この犬っころが!!」

 

そう言いレミリアは狗神の攻撃を避けるのだが狗神の性格の執念深さも含まれる「式符 狗神の呼応」は所謂追撃型(ホーミング)のスペル。そのためか逃げるのが難しい。

 

霊夢「そら!!」

 

霊夢は自身の左手に持つ無数のお札を狗神から逃げるレミリアに追撃として放った。

 

レミ「あぁ~ムカつく!!」

 

レミリアはまた新たなスペルカードを取り出すと

 

レミ「神術 吸血鬼幻想」

 

その弾幕は小型の弾幕が放たれると次に大弾幕が放たれそして小型の弾幕は四方八方に散っていくというまるでコウモリ達の遊びを表すかのような弾幕だった。

 

霊夢「こいつ懲りずに!」

 

蓮 「狗神!」

 

狗神「分かってるっての!」

 

狗神はレミリアの弾幕を受けてもなおターゲットとしたレミリアを執念に追いかけついに距離が縮まった。すると狗神は巨大な口を開いてレミリアに噛みつこうとした。

 

レミ「くっやられる!」

 

レミリアにその牙が当たるその時だった。突然、蓮と霊夢そしレミリアのいる部屋の床が崩れたのだ。するとそこから、

 

? 「禁忌 レーヴァテイン!」

 

ドガーーーーーーーーーン!!

 

その言葉と共に巨大な火柱が上がり狗神とレミリアの間に入って壁となり狗神は噛みつくのを止めてその場から下がる。だがその火柱で部屋の天井を貫いたため天井が崩れた。

 

レミ「今のは……まさか!」

 

蓮と霊夢そしてレミリアは崩れた床の煙から飛び上がってくる少女を見る。その少女はレミリアと同じような服を着ていてなおかつ翼が生えてはいるが色とりどりの結晶をぶら下げた羽をもつ金髪の少女だった。それを見たレミリアは衝撃的な顔をして、

 

レミ「フラン!!」

 

と、その少女の名前を呼ぶ。するとフランと呼ばれた少女はレミリアの元へと生き、

 

フラ「お姉さま大丈夫!」

 

レミ「えっ!フランそれより貴女狂気は……!?」

 

フラ「今は後!それよりもあの人間達を倒すのが

   先決だよお姉様!」

 

レミリアが言っている事は蓮と霊夢には分からないがどうやら相手が1人増えたことだけは分かった。

 

霊夢「どうでもいいけどさっさとしてくんない?」

 

レミ「……いいわなら後で教えてねフラン…」

 

フラ「分かった!」

 

そう言うと2人の吸血鬼は霊夢と蓮に向かい合うと、

 

レミ「なら改めまして紅魔館主レミリア

   スカーレット……」

 

フラ「その妹フランドールスカーレット……」

 

2人「「貴方達のお相手をさせていただくわ!」」

 

2人は息を合わせてそう述べると、

 

蓮 「相手が増えても!」

 

霊夢「私達は異変を解決するだけよ!」

 

そう言い2人はまた弾幕ごっこを再開した。

 

フラ「禁忌 クランベリートラップ!」

 

そう述べると蓮と霊夢を巨大な弾幕が囲いこみ更に四方八方から大型の大弾幕が飛び交う。

 

霊夢「夢符 封魔陣!」

 

霊夢のスペルカードによって四方八方にお札が飛び交いフランドールの放ったクランベリートラップと当たり相殺するが、

 

レミ「紅符 スカーレットマイスタ!」

 

霊夢「なっ!!」

 

蓮 「うおっ!!」

 

今度はレミリアのスペルカードが発動し更に2人は回避すると今度は、

 

フラ「禁忌 フォーオブアカインド!」

 

何と驚くことに目の前のフランドールが1人から4人に分身したのだ。だが悪夢はここからだった。

 

フラ「禁忌 レーヴァテイン!」

 

4人となったフランドールは先程の炎……否、炎の剣を振り回し始めた。振り回した後から追撃かのように弾幕が飛び交った。

 

蓮 「うわっと!……しょうがない!」

 

そう言うと蓮はスペルカードを取り出すがそれは白紙のスペルカードだった。

 

蓮 「ふぅ~……」

 

蓮は思い浮かべる今度思い浮かべたのは今使っているフランドールのようなスペルカードとかつて夢で見ていた男性、理久兎が使っていた刀の業火の舞い上がりだった。すると蓮の白紙のスペルカードに柄が描かれた。

 

蓮 「夢符 夢炎の剣!」

 

そう唱えると蓮の竹刀は真っ赤に光出すと同時に蓮はフランドールへと突っ込んだ。

 

フラ「はぁ~ーー!!」

 

蓮 「ざぁ~~ーー!!」

 

ガキン!!ガキン!!ガキン!!ガキン!!

 

4人のフランドールと蓮は熾烈に剣劇を繰り返した。

 

レミ「フラン!」

 

レミリアが余所見をするとそこに霊夢のお札が襲いかかる。

 

霊夢「余所見は禁物よ?」

  (蓮があっちを相手してくれるなら私は

  こっちね……)

 

レミ「やってくれるわね……」

 

霊夢「しかしこれじゃ拉致があがらないったら

   ありゃしないわね!」

 

そう言っている時だった霊夢達の後ろから……

 

? 「恋符 マスタースパーク!!」

 

極太の巨大レーザーが放たれた。それを霊夢とレミリアは余裕で避けるが……

 

蓮 「うおっ!!」

 

フラ「キャッ!!」

 

蓮とフランは当たる本当にギリギリで回避するが分身のフランは間に合わずその極太レーザーによって全て消滅した。

 

霊夢「ちょっと魔理沙!」

 

霧雨「悪い遅れた!」

 

霊夢「あんた何してたのよ!」

 

霊夢から見て魔理沙の服はボロボロだった。しかも目立つのはその服や帽子のつばには斬られた後があったが血は出てはいなかった。

 

霧雨「あの執事のせいでよ遅れちまったんだよ!」

 

レミ「へぇ~あの駄執事やれば出来るのね」

 

霧雨「やっぱりお前らの執事か?あの野郎の

   せいで私の一張羅が台無しだぜ!」

 

それを聞いたレミリアは心の中でため息混じりに、

 

レミ(嫌な趣味だことで……)

 

霊夢「それよりも魔理沙あんたも協力しなさい

   よ!」

 

霧雨「勿論だ!私の服をダメにした罪とこんな

   卑猥にカッティングされた分の慰謝料は

   もらってかないとな!」

 

レミ「それはあの駄執事に請求しなさいよ!」

 

そう言うと霊夢と魔理沙そしてレミリアは弾幕ごっこをまた再開した。

 

蓮 「あっあぶねぇ……下手したらこっちが被弾

   してるよ……」

 

フラ「……私達も再開する?」

 

蓮 「んっ?あっあぁ……そうだね!」

 

そうして蓮とフランドールも弾幕ごっこを再開し直した。

 

霧雨「いくぜ!魔符 スターダストレヴァリエ!」

 

魔理沙のスペルから無数の星形弾幕が辺り一面に飛び散るがレミリアとフランドールはそれらを回避して、

 

フラ「禁忌 カゴメカゴメ!」

 

フランドールのその言葉で弾幕が列をなして霊夢、魔理沙、蓮の動ける範囲を制限したが、

 

蓮 「夢符 夢炎の剣!」

 

蓮は先程使ったばかりのスペルカードでそれらを破壊した。

 

レミ「紅色の幻想郷!」

 

レミリアのスペルカードが発動されるとそこから華を描いたかように弾幕が散らばっていくが霊夢、魔理沙、蓮はそれらを回避して、

 

霊夢「夢符 封魔陣!」

 

霊夢のスペルカードが発動されるとそこから無数のお札型の弾幕が飛び交ったがレミリアとフランドールはギリギリで回避したがレミリアとフランドールは霊夢、魔理沙、蓮を見失ってしまった。

 

レミ「なっ!何処に!」

 

フラ「お姉さま!!」

 

フランドールが見ている方向をレミリアが見ると……

 

蓮 「これが最後だ!!式符 狗神の呼応!」

 

霊夢「霊符 夢想封印!」

 

霧雨「恋符 マスタースパーク!!」

 

3人の弾幕が合わさりそれらはレミリアとフランドールに向かっていった。

 

レミ「……フフ♪私達の負けねフラン♪」

 

フラ「負けるのは悔しいけどね♪」

 

そう述べると光の嵐に2人は巻き込まれ……

 

ピチューーン!!ピチューーン!!

 

被弾した音が辺りに鳴り響きレミリアとフランドールは地面へとふんわりと落下したが2人は笑顔で気絶していた。

これによってこの弾幕ごっこは霊夢、魔理沙、蓮の勝利となった。

 




やっと終わった……怠惰さんこれ書くのに
東方のプレイ動画を何度見直したことか……
あっそれと見て分かった思いますがスペルの
殆どはルナティックを採用しています。
あっそれと次の回とその次の回をやったら
しばらくこっちはお休みしますのでお願い
します。それでは読者様今回もありがとう
ございました♪

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。