新学期の学校は色々と面倒な事が多くて
本当に嫌になっちゃいますよ……おっと
失礼しました。今回は色々と独自解釈の
部分が含まれますのでご注意ください。
それでは本編へどうぞ。
レミリアとフランドールとの弾幕ごっこに勝利した後レミリアはその紅い濃霧を取り払い空は元に戻った。そしてその翌日の事だった。
霊夢「蓮~そっち樽も持っていって!」
蓮 「なぁ霊夢、今から何するんだ?」
霊夢「面倒だけど宴会の支度よ……」
蓮 「宴会?」
霊夢「えぇ分かりやすく言えば異変後の親睦会
見たいなものよ」
それを聞いた蓮はてことはと思いあることを聞いた。
蓮 「それってレミリアさんとか妹のフランとか
が来るってこと?」
霊夢「えぇまぁでも宴会やるのは昼だからどう
やってくるかは分からないけどね……
それよりもさっさとそこの樽とか持って
いってよね」
蓮 「了解……」
そう言われた蓮は結構重い樽を外へと持っていくが数が異様なまでに多く感じた。
蓮 「……そうだ狗神に手伝ってもらう!」
そう言うと蓮は狗神と書かれた札を取り出すと、
蓮 「来たれ狗神!」
そう唱えると札から真っ白い体毛を持っている妖怪狗神が現れる。
狗神「何のようだ小僧……」
蓮 「えっと酒樽を持っていくの手伝ってくれ
ない?」
狗神「……我が飲む分はあろうな?」
蓮 「この量だよ?ある筈だけど?」
蓮の答えに狗神は口もとをニヤつかせると突然狗神の体が小さくなっていく。そしてその姿は蓮達と同じ人の形へと代わる。
狗神「これで手伝うには問題はあるまい……ん?
どうした小僧?」
蓮 「えっと……狗神…聞きたいんだけど……
狗神って…
蓮の目の前に映る狗神は女性そのものだ。蓮と同じぐらいの身長で見た感じがお姉さんとしか言いようがない立ち姿だったが、目のやりばに困るぐらいの着物の着方をしていた。
狗神「……小僧お前まさか我が雄犬に見えた訳で
はなかろうな?」
女性ということにこだわりがあるのか狗神は蓮に言葉に重みをかけていうと蓮はビビりながら、
蓮 「いっ嫌!思ってません!」
狗神「なら良い……」
すると蓮の行動が遅かったのか霊夢が様子を見にやって来る。
霊夢「蓮~あんたいったいどれだ……け!?」
霊夢にも狗神の姿が映る。すると驚きながら、
霊夢「あんた誰よ!」
狗神「そういえばこの姿で会うのは初めて
だったな小娘……」
「小娘」という言葉を聞いた霊夢の顔はみるみると更なる驚きの顔へと変わっていった。
霊夢「まっまさかあんた!いっ狗神!?」
狗神「いかにも……」
霊夢「れっ蓮マジな話で狗神よね?」
蓮 「うん……狗神だね……」
霊夢はまじまじと狗神を見るが何故か狗神の胸ばかりに目がいっていた。そして霊夢は自分の胸を見て溜め息を吐いた。
霊夢「はぁ…………」
狗神「どうかしたか?」
霊夢「何でもないわよこの勝ち組!!」
狗神「何が勝ち組かは分からないが…おい小僧
さっさとそこにある荷物を運ぶぞ」
蓮 「えっあっうん!それじゃ霊夢荷物を運ん
じゃうね……」
霊夢「えぇ頼むわね……」
そうして蓮と狗神は荷物を運んでいく。すると蓮はあることが気になったため狗神に訊ねる。
蓮 「そういえば狗神…何であの時僕の家に
いたの?」
狗神「あぁ~あれか…我は昔に安倍晴明により
壺の中へと封じられそこから我は数年の
間ずっと壺の中で寝ていたがある時我を
封じていた壺が破壊され我が目覚めた」
蓮 「それが僕の家だったって事?」
狗神「あぁそうだ……おそらく我を封じていた
壺を近くにいた怨霊が壊したのだろう」
蓮 「怨霊?」
狗神「あぁ…強い怨念や怨みを持つ霊の事だ
あいつらは人間やらに取り付いて悪さ
を働くんだ」
蓮 「えっとまさかあの時に食べてたのって……」
狗神「あぁ怨霊だが?」
蓮 「因みにお味はどんな感じなの?」
怨霊の味について狗神に聞くと狗神は少し悩んでからそれについて答えた。
狗神「味はないが妖力を高めるには丁度良い特に
我みたいな動物から妖怪になるような奴等
にとっては貴重な餌だ何せ食い続ければ
妖怪になって長く生きられるし更に食い
続ければ妖力も上がる」
蓮 「そっそうなんだ……」
狗神「だがあくまでも我みたいな動物からなった
妖怪だけだからな?それ以外の妖怪や人間
には毒だからな?」
蓮 「いやそこまでは聞いてないけどな……」
と、流暢に運んでいるとまた霊夢がやって来て、
霊夢「ほら!あんたらさっさと運びなさい!!」
蓮 「おっと早く運ばないと……」
狗神「式使いが荒い小娘だ……」
その後にも霊夢は色々と道具を出しそれを蓮と狗神に運ばせること数時間後……
霧雨「おっす蓮♪それと……誰だ?」
魔理沙が笑顔でやって来たが狗神について誰だと訪ねると、
狗神「久しいな金髪小娘……」
蓮 「ほら狗神だよ魔理沙♪」
霧雨「なん…だと……」
魔理沙は先程の霊夢同様に狗神をまじまじと見るがやはり何故か胸ばかりを見る。そして自分の胸を見ると、
霧雨「……負けたぜちきしょう…」
狗神「だから何がだ!?」
と、そんな会話をしていると霊夢がやって来る。
霊夢「魔理沙少しはあんたも手伝って欲しいん
だけど?」
霧雨「まぁまぁ♪宴会やるって皆に言ってきたん
だから良いじゃないか♪」
そう言っていると次々と色々な者達が集まってきた。その中には蓮の知る顔も多々といた。
慧音「やぁ蓮それと……誰だ?そのけしからん
格好をしている女性は?」
蓮 「こんにちは慧音先生……この女性は僕の式
です♪それと先生も宴会に?」
慧音「そうなのかそれは失礼した……」
狗神「いや気にはしていない……」
蓮 「そういえば妹紅さんも来ますか?」
慧音「あぁもうじき妹紅もくるさ♪」
と、慧音が言った時、白髪の少女が階段を登ってくる。
妹紅「おっ連じゃん♪」
蓮 「妹紅さん♪」
妹紅「所で慧音そこの……じょ女性は?」
何故か妹紅ら狗神を見て顔を紅くしていたが、そんなの気にも止めず、
狗神「この小僧の式だ……」
妹紅「そっそうかそれは失礼したな……」
おそらく妹紅は狗神の格好を見て目のやりばに困ったのだろう。すると慧音は喜びながら、
慧音「それと聞いたぞ確か異変解決に乗り出した
らしいな♪」
蓮 「はいそうですね♪あっ!それと御二人も
宴会を楽しんでいって下さいね♪」
慧音「あぁそうさせてもらうさ♪」
妹紅「楽しむとするよ♪」
そう言い2人は御座が引かれている場所へと歩いていった。
蓮 「色んな人達や妖怪も来るんだね……」
狗神「確かにな……」
蓮の目の前には人ならざる者達、妖怪や妖精といった色んな者達が楽しそうに話をしていた。するも狗神は酒を飲み始めている連中を見ると、
狗神「小僧我はあそこで飲んでいる奴等から
酒をもらって飲んでくる」
そう言うと狗神は酒を飲むために宴会の席へと混じっていった。
蓮 「狗神って酒好きなんだね……」
と、言っていると先程から蓮に手伝わせていた霊夢がやって来る。
霊夢「蓮、あんたも混ざりなさい一応あんたの
歓迎会も含めてるんだから」
蓮 「霊夢…ありがとう♪」
霊夢「ふん……」
霊夢の顔が紅くなるとそこに気づいた魔理沙がニヤニヤしながら霊夢をはやし立てる。
霧雨「おぉ~おぉ~霊夢ってば顔が紅いぞ♪
褒められてうれしいのかなぁ~♪」
霊夢「うっうるさいわよ魔理沙!これは……あれよ
そう酒がまわっただけよそうに違いない
わ!」
と、言って霊夢は誤魔化すがそんな嘘に魔理沙が気づかない筈もない。
霧雨「霊夢~お前の限界はだいたい分かるし
それにまだお前は酒飲んでないだろ~♪」
霊夢「くっ!いいから飲むわよ!」
そう言うと霊夢は早足ですたすたと向こうへ行ってしまった。
蓮 「まったく魔理沙さんは~……」
霧雨「いや~悪い♪悪い♪後で謝っておくよ♪
ほら蓮お前もさっさと行こうぜ♪」
蓮 「そうだね♪」
そう言うと魔理沙は霊夢の後を追うかのように霊夢の行った先へと向かった。
蓮 「仲がいいな……幼馴染みか……」
蓮は昔、よく遊んでいた幼馴染みがいた。だがある時その子は消えてしまったため蓮はその子の顔を覚えてはいないが楽しかった記憶は微かに残ってはいた。そんな記憶に耽っていると、
玲音「よぉ~坊主♪」
と、緩い挨拶をしながら一団が鳥居をくぐってやって来る。その一団は今回の異変を起こした紅魔館の一団だった。
蓮 「あっ玲音さん♪」
玲音「いやでも坊主は失礼か…えぇ~と確か……」
玲音は人の名前を覚えるのが苦手なのか蓮を見て中々名前が思い浮かばなかったが、
蓮 「蓮ですよ、葛ノ葉蓮♪」
玲音「おぉ~悪いな……山田くん♪」
蓮 「いやだから蓮ですって!」
こんな名前違いギャグをしていると日傘の影にいる少女、レミリアスカーレットがため息混じりに、
レミ「蓮……そこの駄執事に何言っても無駄よ……」
玲音「おぉ~おぉ~カリスマ(笑)のお嬢が何
言ってんだか……」┐(´∀`)┌
レミ「誰がカリスマ(笑)よこの駄執事!!」
今度はレミリアと玲音が言い合いを始めるとメイド服を着ている女性が近づいてきて、
咲夜「蓮さんでよろしいですよね?」
蓮 「はい♪貴女は……」
咲夜「私は十六夜咲夜と申します」
蓮 「そうですか……それでどうかしました?」
咲夜「私達は何処に行けば良いのかと……」
どうやら自分達が何処に行けば良いのか分からないようだ。その質問に対して蓮は、
蓮 「何処でも構いませんよ♪皆さんが座りたい
所で♪それに僕も新参者ですから色々と
まわってみようと♪」
それ聞いた咲夜は驚くがまたにこやかな顔に戻り、
咲夜「そうですか……なら自由に座らせて貰い
ますね♪」
蓮 「えぇそれで構わないかと♪」
そして蓮は咲夜の隣にいるチャイナ服の女性を見ると「はっ!」として駆け寄り、
蓮 「あの~……」
女性「うん?貴方は確か博麗の巫女と一緒にいた」
蓮 「あっはいそのせつは申し訳ございません
でした……あんな不意打ちで……」
どうやら蓮はまだそれを引きずっていたようで謝れるなら謝っておこうと思っていた。すると女性は、
女性「いえいえ私も回避できなかったのが
いけなかったんですしそういえば貴方の
名前は?私は紅美鈴っていいます♪」
蓮 「僕は葛ノ葉蓮です……そういえばさっき
から気になっていたんですが美鈴さんの
額のその肉ってなんですか?」
そう美鈴と言う女性の額には何故か肉と書かれていたのだ。すると美鈴は……
美鈴「いや……それが気絶している間に誰かに
落書きされたみたいで……」(T∀T)
そう言うと隣で傘をさしている金髪の少女フランは笑いながら、
フラ「それは私も笑ったよ♪本当に今それを
みっ見ても……」(((*≧艸≦)ププッ
フランは美鈴の顔を見て笑うのを必死に堪えるが今にも吹き出しそうで限界だった。
美鈴「本当に誰がこんなことを……」
咲夜「貴女がいつまでも寝てるからよ……」
美鈴「そんな~!」
蓮 「えっと……落ちないんですか?」
美鈴「はい……何回洗っても中々落ちなくって」
蓮 「その…ドンマイですね……」
蓮はこれ以上聞くと美鈴に失礼だと思ったためここでその話を切り換える。
蓮 「そういえば貴女方は?」
と、蓮は立ちながら本を読んでいる女性と隣に立っているコウモリの羽を頭に生やしている女性に聞くと本を読んでいる女性は細い目で連を見て、もう1人のコウモリの羽を頭に生やしている女性は連を見ると笑顔で、
パチ「パチュリーノーレッジよ……」
子悪「パチュリー様の司書の小悪魔です♪」
蓮 「そうですか♪よろしくお願いしますね♪」
パチ「えぇ……よろしっ!!」
ガシッ!!
パチュリーが「よろしく」と言う前にパチュリーの肩を笑顔の魔理沙が掴む。
霧雨「よぉ♪そんな辛気くさくしないで一緒に
飲もうぜ♪」
パチ「えっ!?ちょ!!」
小悪「あぁ!パチュリー様!」
パチュリーは魔理沙に引っ張られながら連れていかれ小悪魔はそれに追いかけていった。
蓮 「えっとここじゃあれなんで皆さん座って
酒を飲むなり自由にどうぞ……」
そうして蓮は色々とまわりながら親睦を深めようとするのだった。なおレミリアと玲音の言い合いの結果は玲音の頭に咲夜のナイフが刺さり実質的にレミリアが勝つのだった。
はい今回を見て思ったでしょう。狗神が
雌だった件について……もし本人の前で
それを言うと「お前、後で体育館裏な」
的な事が起こりますのでご注意を……
なお動物から妖怪になるのはあくまで
独自解釈と東方の地霊殿のお燐やらお空を
モデルにしています。なので間違っていても
バカだな~程度に見ていてください。
それでは今回もありがとうございました。
次回を投稿したらこっちはしばらく休みます。
では読者様さようなら~