怠惰のクソ悪魔です。
今回は本当に題名通りです。それでは
本編へどうぞ……
秋の昼下がりの事、蓮は仕事を終えて博麗神社で竹刀を素振りしていた……
蓮 「90…91…92…93……」
霊夢「蓮あんた体力あるわね……」
と、言われた蓮は100まで素振をすると竹刀の刀身を肩に置いて縁側に座る霊夢の方に振り返って、
蓮 「そうかな?部活だと基本こんか感じ
だけど?」
霊夢「部活って何?」
霊夢は蓮に部活について聞くと蓮は霊夢に部活について説明を始めた。
蓮 「部活ってのは学校…ここだと寺子屋かな?
で行う教科外の団体的教育活動っていう
ものなんだけど分かりやすくいうと運動
したり絵を描いたりする集団活動だよね
霊夢や魔理沙ぐらいの年代の子なら基本
やってる筈だけどね……」
霊夢「へぇ~外の世界の私達の年代って皆
そういうことするんだ……」
蓮 「楽しいよ?友達と競い合う事も出来るし
なによりも自分で入りたい部活も自由に
決められるしね♪まぁ運動部はそれなり
の覚悟はいるけど……」
なお運動部の殆どは休日が返上なのは言うまでもないだろう。
霊夢「ふぅ~んズズ……」
霊夢は返事をしながらお茶を飲む。
蓮 「聞いてるのかな……?」
蓮はやれやれといった感じでタオルで汗を拭き取り始める。すると空から箒に股がった少女、霧雨魔理沙が飛来してきた。
霧雨「よおっ♪霊夢、蓮」(^o^)/
蓮 「あっ魔理沙、こんにちは♪」
霊夢「今日は何しに来たの?」
霊夢は魔理沙に何しに来たのかと聞くと魔理沙は、
霧雨「あぁ今回来たのは蓮に用があって
来たんだ♪」
蓮 「僕?」
霧雨「あぁ香霖が前に会ってみたいって言わ
れてたんだがすっかり忘れてたぜ♪」
霊夢「霖之助さんがね……」
霊夢はそう言うと縁側から立ち上がり背伸びをして、
霊夢「蓮、丁度いいわ久々に香霖堂で買い物
したいからついてきて頂戴」
蓮 「分かったよ……」
そう言い蓮は竹刀を袋に入れて背中に背負い霊夢、魔理沙と共に香霖堂へと赴いた。
少年、少女達 移動中……
蓮は霊夢と魔理沙の後ろからついてきていて思ったことはどうやら人里では無いことは分かる。理由はもう人里を通り過ぎてそろそろ森に入りそうだからだ。すると霊夢と魔理沙は地上へと降下していきそれに続いて蓮も降下した。
蓮 「ここが香霖堂?」
霧雨「あぁそうだぜ♪」
蓮の目の前には色々な物が置かれている店が目に映りそこの暖簾には香霖堂と書かれていた。
霊夢「ほら蓮入るわよ」
蓮 「あっうん……」
蓮、霊夢、魔理沙の3人は扉を開け暖簾をくぐって中へと入っていった。するとカウンターに座っていた男性は、
男性「いらっしゃいませ……って霊夢と魔理沙か」
霊夢「こんにちは霖之助さん」
霧雨「よっ香霖♪」
霊夢と魔理沙はその男性に挨拶すると霖之助と呼ばれた男性は蓮を見ると、
森近「ところでそこの人は?」
霧雨「ほら前に香霖が会ってみたいって
言ってた蓮だぜ♪」
それを聞いた霖之助はあぁ~といった表情となると、
森近「いや前ってもう1か月前だけど……」
霧雨「そっそれは気にしないでくれって……」
と、魔理沙が言うと蓮は数歩前に出てカウンターに座っている霖之助に頭を下げて、
蓮 「初めまして葛ノ葉蓮と言います」
森近「これはご丁寧にどうも僕は森近霖之助……
呼び方は自由で構わないよ♪」
蓮と霖之助はお互いに挨拶を交わすと隣で静かにしていて霊夢は、
霊夢「そうそう霖之助さん服は出来てる?」
森近「それならもう出来てるよ♪」
そう言うと霖之助は立ち上がって店の奥にいくと数着の服を持ってくる。それは霊夢が普段から着ている巫女服だった。
霊夢「それじゃ代金は何時もみたいにツケで♪」
森近「はいはい……」
霧雨「そういえば香霖、蓮に何の用事が
あったんだ?」
魔理沙は霖之助に聞くと霖之助はそれに答える。
森近「えぇ~と前に魔理沙が拾ってきた道具に
ついて聞こうとね……蓮は外来人だから
分かると思ったんだよね……」
霊夢「あれでも霖之助さんならその道具の
使い方とか名称とか分かるんじゃ
ないの?」
蓮 「霖之助さんも能力を持ってるんですか?」
森近「そうだね僕の能力は『道具の名前と
用途が判る程度の能力』が僕の能力
だね♪」
蓮 「便利な能力ですね……でもそれだったら
分かる筈じゃ……」
森近「大方はねだけど詳しくの用途はあまり
分からないんだよね……」
蓮 「成る程……なら霖之助さん少し見せて
貰っても良いですか?僕が分かる範囲
でなら教えますよ♪」
森近「それは助かるよ……それじゃ……」
そう言うと霖之助は裏から何かを持ってきてそれを蓮に見せる。見た感じ蓮はすぐに分かった。
蓮 「これは…黒電話ですね……」
霧雨「電話?」
蓮 「うん外の世界だともう使われなくなった
道具の1つだね……今はもうデジタル化が
進んでそう言う回し型の電話は使われなく
なったよね……」
森近「へぇ~因みに使い方はこうやって使う
のは分かるんだけど上手く使えなく
てね……」
蓮 「いやそれを使うなら電気が必要ですね……
幻想郷じゃ電気は通ってないから実質
使えませんね……」
森近「そうか残念だな……なら次はこれは
どうかな?」
霖之助はもう1個道具を持ってきた。それも蓮からしてみれば見慣れた物だった。
蓮 「それはラジオですね…ここを開けると
カセットを入れて音楽を聴いたり他
には外の世界だと放送と呼ばれるものが
あるのでその電波を受信して音楽を
聴いたりできますね」
霊夢「あんた詳しいわね……」
蓮 「お婆ちゃんの家に結構こういうのは
あったからさ……」
森近「成る程…でもこれも電気がいるんじゃ……」
蓮 「いや多分これは……」
蓮は裏を見るとネジで閉められた蓋を見つけた。
蓮 「やっぱり……ここのネジを開けてその中に
対応する電池を入れれば音楽は聴けると
思いますね」
森近「本当かい!なら待っててくれ……」
そう言い霖之助は奥からプラスドライバーと電池を持ってくるとネジで閉められた蓋を開ける。
蓮 「うわ……電池漏れしてる…これ使えるかな」
霧雨「何だこの白いの?」
蓮 「迂闊にさわっちゃダメだよそれアルカリ
だから……」
霧雨「あっアルカリ……」
蓮 「う~ん霖之助さん多分これ使えない気が
しますね……端子にまで液が付着していて
多分回路も腐食してますね……」
森近「そうか…残念だな……なぁ蓮君もう少し
見て貰ってもいいかな?」
蓮「僕で良ければ構いませんよ♪」
そうして蓮は霖之助が持ってくるアイテム1つ1つを丁寧に教えていった。
森近「いや~助かったよ」
蓮 「このぐらいだったら何時でも手伝い
ますよ♪」
と、言うと蓮は外を見るともう夕暮れ空だった。
蓮 「あぁ~そろそろ帰らないとな」
霊夢「あっ本当だ……」
霧雨「こうりん私は今日泊まってくぜ♪」
森近「お好きにどうぞ」
霊夢「それじゃ霖之助さん私達は帰るわね♪」
蓮 「すいませんお邪魔しました♪」
そうして蓮と霊夢は帰路につくのだった。
狗神「暇だ……」
怠惰「いやだからってさ上裸になられても
目のやり場が困るんだけど?」
狗神「…………なぁ怠惰とやら色々と小娘共に
言われたがどういう意味か分かるか?」
怠惰「うん……発育の問題だと思うよ……」
狗神「発育ってどこが?」
怠惰「…………そのお胸につけた吉備団子だよ」
狗神「殴るぞ?」
怠惰「避けるよ?」
狗神「……死ねっ!」
怠惰「ふははははははは♪見える…見えるぞ
お前の拳などカトンボと変わらぬわ!」
狗神「てめぇ能力持ちか」
怠惰「おっとそろそろ時間だね……それでは
読者様今回はここまで♪」
狗神「このやろう!!」
怠惰「次回もお楽しみにね♪」
狗神「だぁーーー!!ムカつく!!」
怠惰「それでは狗神の攻撃を避けつつまた
次回!」