血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

53 / 442
こんにちは読者様怠惰のクソ悪魔です。
今回も言わずと知れずの春雪異変なんですが
少し原作とちょっと違う所があると思います
が、ご了承をお願いします。それでは本編へ
どうぞ……


第三章  長き冬と蘇りし死の桜
第21話 終わらない冬


冬の月日が終わりようやく暖かい春……そう皆は思っていたが現実とは虚しき事……

 

蓮 「霊夢…思うんだけどさ……」

 

霊夢「何?」

 

蓮 「これ明らかに異変だよね?」

 

冬が過ぎて桜が咲き乱れる春の暖かさが来ると思ったら外は桜ではなく雪が降り積もる銀世界。しかも博麗神社にある暖房設備は炬燵しかない。それ故に蓮と霊夢は炬燵に入ってぬくぬくと暖まっていた。

 

霊夢「異変じゃないでしょ…どうせちょっと長い

   冬みたいな感じでしょ……」

 

霊夢はみかんの皮を剥いて1つみかんを口に頬張る。

 

蓮 「本当にそうかな……」

 

蓮はガラス障子に映る銀世界の光景を見ていると突然障子が開かれる。開かれるとそこには魔理沙が立っており右手には竹箒、左手には何故かチルノの足を持ってぶら下げていた。

 

霧雨「おい霊夢、異変解決しにいかなくていい

   のかよ!」

 

霊夢「異変じゃないでしょ……それよりも閉めて

   くんない?寒いじゃない……」

 

チル「いい加減離せ~!あたい最強なんだぞ!」

 

チルノがバタバタ暴れるのを見ていた蓮は、

 

蓮 「え~と魔理沙……チルノはどうしたの?」

 

霧雨「ん?あぁさっき神社付近でうろちょろして

   たから連れてきたんだが異変とは関係なか

   ったぜ……」

 

蓮 「それなら離してもらってもいいかな?」

 

霧雨「やれやれ…ほらよ!」

 

魔理沙はチルノを後ろへと放り投げるとチルノは頭から雪の中へとダイブした。

 

蓮 「あちゃ~……」

 

霧雨「それよりも霊夢、異変解決しなくていいの

   かよ!!」

 

霊夢「だから言ってるでしょどうせ少し長い

   冬だって……」

 

霧雨「少し長い?もう春の季節になって2ヶ月は

   この状態だぞ!」

 

霊夢「はぁ~異変異変ってどうせ違うわよ……」

 

霊夢のやる気のない声を聞いていた魔理沙の眉間にはシワが寄っていた。

 

霧雨「もういい!この異変はこの霧雨魔理沙様

   が解決するぜ!!」

 

蓮 「魔理沙、僕も着いていって良い?」

 

霧雨「おぉ~蓮、来てくれるか!」

 

蓮 「うん流石にここまで長いと少し違和感しか

   ないからね……てことで霊夢、少し外出

   してくる♪」

 

霊夢「いってらっしゃい……」

 

霧雨「霊夢なんてほっといて行くぜ!」

 

蓮 「うっうん…分かった……」

 

蓮は炬燵から出て立ち上がり外へと出ると魔理沙と共に空へと飛んでいった。そしてガラス障子が開けっ放しになっていたため霊夢は炬燵から出てガラス障子を閉めようとすると銀世界となった外を少し見てガラス障子を閉めた。そして空中では……

 

霧雨「たく霊夢の奴いったい何なんだ!」

 

蓮 「まぁ霊夢はそんなにやる気を出さない

   からしょうがないとは思うんだけどね」

 

霧雨「はぁ……」

 

蓮 「それでまずは何処に向かうの?」

 

蓮は魔理沙に何処に向かうのかと聞くと魔理沙は、

 

霧雨「まずは私の悪友のとこに行こうと思う

   あいつなら何か知ってるかもしれない

   からな……」

 

蓮 「えっと悪友てのはよく分からないけど

   ならまずはその魔理沙の悪友?のとこ

   に向かおう!」

 

そうして魔理沙と蓮は魔理沙の友達のところまで向かおうとするとそこに1人の女性が現れた。

 

霧雨「おっとお前は誰だ?」

 

魔理沙がその女性に名前を聞くと女性、

 

女性「私の名前を聞く前に貴女が名前を言う

   のが先じゃないの?」

 

霧雨「私は霧雨魔理沙…普通の魔法使いで異変

   を解決するところだぜ」

 

それを聞いた女性は眉間がピクリと動くと、

 

女性「そう…私はレティ・ホワイトロック

   貴女達はこの異変を解決するために

   動いている……それでいいのかしら?」

 

霧雨「その通りだぜ♪」

 

魔理沙が答えるとレティは口を開いて、

 

レテ「なら貴女をここで倒すわ…せっかくの

   長い冬をここで終わらせるわけには

   いかないもの……」

 

霧雨「いいぜ相手してやる!!蓮は見ておいて

   くれ!」

 

蓮 「あっうん……」

 

黙ってその会話を聞いていた蓮は魔理沙の指示にしたがって数メートル離れる。

 

霧雨「さぁやらせてもらうぜ!」

 

レテ「いいわ相手してあげる……」

 

そうして魔理沙とレティによる段幕ごっこが開始され魔理沙は先手必勝と言わんばかりに弾幕を放ちレティも負けじと弾幕を放ち始めた。

 

蓮 「…この冬はいつまで続くのやら……」

 

蓮は雪降る空を見上げつつ魔理沙とレティの弾幕ごっこを見続ける。するとレティはスペルカードを取り出して、

 

レテ「怪符 テーブルターニング」

 

レティのスペルが発動した。それはレティの周囲をレーザー弾幕が旋回しそこから無数の米粒のような弾幕が密集して放たれるが魔理沙は弾幕を放ちつつ避ける。

 

霧雨「火力が足りないぜ!」

 

魔理沙は懐からミニ八卦炉を取り出して

 

霧雨「恋符 マスタースパーク!!」

 

その言葉と共に巨大レーザーが放たれレティの放った弾幕を貫通し、レティはそれに被弾した。

 

ピチューン!!

 

被弾したレティは地上へと真っ逆さまに落ちていった。

 

霧雨「弾幕は火力だぜ♪」

 

蓮 「……魔理沙の弾幕は本当に火力の高さは

   ピカイチだよね……」

 

霧雨「おいおい誉めても何も出ないぜ♪」

 

蓮 「いや褒めた訳じゃ……まぁいっかそれ

   よりも魔理沙の悪友?の所に向かおう」

 

霧雨「なら行こうぜ蓮♪」

 

そうしてレティを撃退した魔理沙は蓮と共に魔理沙の悪友の元へと向かうのだった。




怠惰「てな訳で春雪異変スタートです」

狗神「…我にはよく分からんが……その異変の
   大まかな内容は知ってるんだろ?」

怠惰「ええまぁそれなりにはね……つっても
   怠惰さんは東方は未プレイだから
   未プレイなりにやらせてもらうけどね♪」

狗神「本当に大丈夫なのか?」

怠惰「大丈夫だ問題ない……あっ!それともう
   1つの小説と繋がってるってのは言って
   ると思うけどあっちも見てくれている
   読者様なら…あれがどんな状態なのかは
   分かるよね?」

狗神「おい我は知らんぞついでに露骨な宣伝は
   止めろ」

怠惰「はいはい分かったよ……まぁ言うことも
   今はないし今日はここまで!」

狗神「あぁ~と……次回だったか?もよろしくな」

怠惰「てな訳で読者様」

狗神「あばよ……」
   

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。