血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様、オープンスクールの代休を
楽しんでいる怠惰のクソ悪魔です。
なんて言っているけど実際は宿題の消化何です
けどねw
とりあえずは本編へどうぞ


第33話 怪奇の宴会

蓮、霊夢、魔理沙の3人は博麗神社へと帰るため上空を飛行していた。なお結構長く紅魔館にいたのか日が沈んできていた。

 

霧雨「でもよ霧って言われてもそれが妖怪だった

   らどうやって退治するんだよ?」

 

霊夢「とりあえず弾幕をぶつける……以上」

 

蓮 「それでいいの!?普通に説得とかしよう

   よ!」

 

そう言いながら飛行していると博麗神社の方側が何故か騒がしい事に気がついた。

 

蓮 「あれ何か博麗神社の方騒がしくない?」

 

霊夢「えっ?言われてみると何か太鼓やら笛の

   音が聞こえるわね……」

 

霧雨「おっおいあれ!!」

 

魔理沙は驚いた顔をして博麗神社の方を指差す。蓮と霊夢はその方向を向くと魔理沙まではいかないが驚く光景が目に入った。

 

蓮 「はっ博麗神社が……」

 

霊夢「何あれ……」

 

3人が見た博麗神社は博麗神社とは言えず最早、異界と化していた。お化け提灯、屋台しまいには墓と、とても宴会やるとは思えない場所だった。

 

霊夢「………あれ誰が片付けると思ってるのよ…」

 

蓮 「殆ど僕だよね?it meだよね?」

 

霧雨「おいあれ!!」

 

蓮のツッコミは虚しく無視され魔理沙が再び指差す。その方向にはふらふらと歩く幻想郷の住人達がいた。妖精達のチルノや大妖精他にもルーミアやはたまた慧音先生までもがいた。

 

蓮 「なっ何かに操られてる?」

 

霊夢「蓮…よく見てみて……」

 

霊夢に言われてよく見てみると地上には薄くだが霧が立ち込めていた。おそらく原因はこれだろう……

 

霊夢「おそらく元凶がいるのは博麗神社の

   何処かよ」

 

霧雨「なら早く見つけようぜ」

 

蓮 「そうだね!」

 

そう言い3人は博麗神社へと降り立った。そしてすぐ感じたことは、

 

霊夢「酒臭いわね……」

 

宴会をやっているから酒の臭いなんて当たり前だが蓮達が降りたのは博麗神社の裏手だ故に人なんてあまり来ない。にも関わらずどうしてここは一段と酒の臭いがするのかそれは疑問に思う。

 

霧雨「この臭いを嗅いでるだけで酔っちまいそう

   だぜ……」

 

蓮 「でも恐らく元凶はここにいるよね……」

 

霊夢「確かにそんな雰囲気よね……」

 

霊夢がそう言った時だった。魔理沙は大きく息を吸い込んで、

 

霧雨「お~い!異変の元凶!!出てきやがれ!!

 

と、大声でそう叫んだ。この光景を見て蓮と霊夢は、

 

蓮 「いや魔理沙さんそれで来ますかね?」

 

霊夢「こんなんで来る奴はきっととんでもない

   奴ね……」

 

2人が言ったその時だった。突然霧が蓮達の目の前で集束していっているのだ。そうしてその霧は足を造り体を造り手を造りそして頭を造りだした。だが見た目は少女なのだが頭には長い角を生やしていた。

 

蓮 「えっ……出てきちゃったよ……」

 

霊夢「……あんなんで来るのね…」

 

霧雨「どんなもんだぜ♪」

 

と、魔理沙がドヤッてる一方で霧が集束して現れた少女は、

 

少女「あれ?お前ら何で萃まらないんだ?」

 

霊夢「……この異変を起こしたのは貴女で良い

   のよね?」

 

霊夢の言葉に少女は満面の笑みをして言葉を返した。

 

少女「あってるよ♪いや~まさか萃まらない

   奴がいるとはね♪」

 

蓮 「……すいませんがお名前聞いてもいいです

   か?」

 

少女「おっ悪いね♪なら名乗るよ私は伊吹萃香

   この異変だっけ?を起こした元凶さ♪」

 

霧雨「おっおいおい……こんな奴が本当に元凶

   かよ……」

 

魔理沙がそう言うのも無理はない。体型は見たまんまの子供体型の幼女なのだから…… 

 

萃香「お前失礼だぞ?これでも数千年は生きて

   いるんだからな?」

 

霧雨「すっ数千って……」

 

蓮達がそう話している時だった。上空から誰かが蓮達の方に飛来した。その人物は黒い翼を生やしカメラを片手に持つ少女、射命丸文だった。

 

文 「いたいた霊夢さん!今日は宴会やらないん

   じゃ無かったんですか?」

 

と、文がそう言った瞬間だった。蓮達の目の前にいる萃香は嬉しそうな顔をして、

 

萃香「あれ?文じゃん久々だね♪」

 

文 「えっ?…………(ふぁ)!?すっすすすす

   萃香様!?」

 

文は顔を引きつかせ結構ビビって彼女……萃香の名前を答えた。

 

蓮 「えっと文さんその反応から推測すると

   お知り合いですか?」

 

文 「知ってるも何も妖怪の山の頂点に君臨した

   鬼達のトップの1人なんですよ」

 

それを聞いた霊夢と魔理沙は驚いたが蓮はよく分からないのか、

 

霊夢「おっ鬼ですって!?」

 

霧雨「こっこいつがかマジかよ……」

 

蓮 「えっと……強さがよく分からないんです

   けど?」

 

文 「え~と妖怪の種族の中だと断トツで上位

   の強さを持ってます…特に萃香様はその

   鬼の中でもトップランクの実力者です……」

 

蓮 「えっ!?」

 

流石の蓮もこれに関して驚くしかなかった。何せ見た目は子供なのにも関わらず妖怪最強種の鬼のトップの実力者と聞けばそれは驚くだろう。見た目で判断してはいけないと言うことだ……

 

萃香「グッグッグ……ぷはぁ~~♪それで?

   異変解決するって言ったけどどうやって

   止めるのさ?」

 

萃香は話を待つ間に瓢箪に入っている酒を飲んでそう聞くと霊夢が答えた。

 

霊夢「勿論あんたを退治して止めるわよ!」

 

萃香「へぇ~♪面白そうじゃん♪いいよ勝負

   してあげるよ♪でも1人だと勝負になら

   ないから……そこの人間2人も加わり

   なよ♪」

 

蓮 「…………分かりました加わせていただき

   ます……」

 

霧雨「まっ霊夢の手伝いぐらいしてやるさ」

 

霊夢「文、あんた下がってなさい……」

 

文 「いっ言われなくても下がりますよ!!」

 

そう言うと文は飛んで下がる。そうして萃香はまた瓢箪の酒を少し飲んで、

 

萃香「ぷはぁ~……さぁかかってきなよ!!」

 

そうして蓮達3人はこの異変の元凶、伊吹萃香と対峙するのだった。

 




怠惰「てな訳で次回は萃香戦ですお楽しみに」

狗神「おい怠惰……我の出番はあるだろうな?」

怠惰「はいありますよ?ないと式神の意味が
   ないじゃないですかイヤだ~♪」

狗神「何故だ…沸々と拳に力が入ってくるな」

怠惰「そんな物騒な事を言わないでよ~♪」

狗神「殴りたいなその笑顔……」

怠惰「まぁまぁそれは置いておいてさ~♪
   狗神って能力あるの?」

狗神「我の能力?……『呪詛を使う程度の能力』
   だが?」

怠惰「うん…スペルで出てくる時も呪いかのように
   執念に追い続けるもんね……」

狗神「あぁ呪詛は中々払えないからな」

怠惰「おぉ~怖い怖いまるでストー……」

狗神「断じて違うぞ?」

怠惰「あっすいません……まぁそろそろ時間だし
   今回はここまでって事で」

狗神「あぁ読者様また次回な」

怠惰「それではまた次回!」

狗神「じゃ~な」

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