そうでない方はこんばんわ!
怠惰のクソ悪魔です
霧雨「うぅ~んもう朝か……」
朝日が入り魔理沙は目覚めた。目覚めはとても良く久々に気持ち良く起きれた。
霧雨「ふぁ~今日はどうするかな~……」
そう呟きながら魔理沙は珈琲を片手にパチュリーから盗んでいった本を読み返しているときだった……
コン!コン!
扉がノックされる音が聞こえた。魔理沙はこの時久々の客だと思い椅子から立ち上がり、
霧雨「久々の客かな♪」
ガチャ!
魔理沙は扉を開けてノックした人物を見るとそこにいたのは……
蓮 「こんにちは魔理沙♪」
蓮だった。しかし格好は普段見慣れた格好よりおかしかった。背中には箒や羽叩き、首には布を巻いておりまさしく清掃員といった姿だった……魔理沙は嫌な予感がしてそっと玄関の扉を閉めようとしたが……
ガシッ!
蓮 「魔理沙、逃がさないよ♪」
霧雨「なん…だと……」
魔理沙は何とか頑張って無理矢理にでも扉を閉めようとするが蓮の力には勝てずで蓮は魔理沙の家の中へと入る。
蓮 「さてとそれじゃ掃除を始めますか」
霧雨「って蓮!お前今日は仕事じゃないのか!」
蓮 「今日は慧音先生が人里で月1で行う会議が
あるらしくて休みですよ♪」
霧雨「にっ逃げ場なしかよ……」
そう言ってる魔理沙を他所に蓮はどんどん散らかっている本を片付けて1つ1つ本を積んでいく。
霧雨「おっおいおい!勝手に……」
蓮 「魔理沙……そんなんだと一生片付かなく
なって最後は物で山積みとなった部屋を
ダンジョンのように散策して寝る場所すら
無くなるかもしれない……それでもいいの?」
霧雨「よっ余計なお世話だ!!」
と、魔理沙が蓮に向かって叫ぶと蓮は何かを悟らせるように魔理沙に、
蓮 「魔理沙、想像してみなよ……」
霧雨「なっ何をだよ!」
蓮 「仮にアリスさんが家に来たとしますその
時に彼女が最初に言う言葉を……」
魔理沙はアリスが言うとしている言葉を考えてそしてそれを口にする。
霧雨「部屋……」
? 「散らかし過ぎねって私は言うわね」
霧雨「なっ!」
突然後ろで声がしたため振り向くとそこにいたのは金髪のショートボブの女性もとい先程想像していた魔理沙がこう言うと予測していた魔理沙の数少ない友達の1人アリス・マーガドロイドだった。
霧雨「あっアリス!」
蓮 「アリスさんおはようございます♪」
アリ「えぇおはよう♪……それよりも蓮は何を
しているの?」
霧雨「お前…今の台詞言っておいて蓮に聞くか?」
アリ「それもそうね……」
アリスはそう言うと蓮の隣で座って本の分別作業を始めた。
霧雨「お前もか!?」
アリ「失礼ね…貴女から盗られた私の本を探す
ついでに蓮の仕事を手伝っているのよ」
蓮 「え~と……これは……」
アリ「あっそれ私の本ね」
そんな2人の光景を見ている魔理沙は体を震わせて……
霧雨「お前ら!ここは私の家だぞ!!」
アリ「魔理沙、良いじゃないのだって無料で部屋
を掃除してくれるんだから♪貴女がやる
よりかは良いと思うけど?」
霧雨「うぐっ……」
この時、魔理沙はアリスの言葉を聞いて考えさせられた。確かに蓮に任せれば部屋も綺麗になるし何よりも無料で綺麗になる。だがしかし魔理沙は変に片付けられると何処に何があるのか分からなくなるとも考えた。
霧雨「しょ…しょうがないか……ただし!私の
指示には従ってもらうぞ!」
蓮 「構わないよ♪」
アリ「ほら魔理沙さっさとやる!」
そうして3人は本格的に掃除を開始した。
蓮 「本はこんな感じかな……」
アリ「殆ど盗品(パチュリー)の物ばかりね……」
霧雨「失礼だな!盗んだんじゃない私が死ぬ
まで借りただけだぜ!」
その言葉を聞いた蓮とアリスは心の中で同じことを思った。
蓮 (返す気はないよね?)
アリ(この調子だと永遠に返さないわね……)
魔理沙の性格を知っている2人からしてみると大方は予測できるものだ。
蓮 「まぁとりあえずは本はこれでいいとして」
アリ「次は……ってまだまだあるわね……」
霧雨「簡単には片付けられないぜ♪」
アリ「年頃の女の子がこれじゃ男も出来ないわね」
アリスは愚痴をこぼしつつ蓮は黙っててきぱきと残りの物を片付けていく。魔理沙は必要な物とそうでないもの分別していき、そうしていく内に魔理沙の家に散らばっている物は殆ど片付けた。
蓮 「次は掃除だね♪」
霧雨「おっおいおいまだやるのかよ!」
アリ「あんたね……蜘蛛の巣は掃除せずほったら
かしとかあり得ないからね?」
魔理沙が悔しそうに何とかバカに出来そうな言葉を考えて、
霧雨「こっこの女子力高い奴らめ!!」
アリ「あら誉め言葉をありがとう♪」
蓮 「そこまで女子力は高くはないだけどな…」
そんな会話をしながらも魔理沙は仕方ないと思い部屋を片付けていくがここで事件は起きた。
霧雨「ふぅ~いや~片付くと良いことも……」
カサ!カサ!カサ!カサ!カサ!カサ!カサ!
霧雨「ん?……へぇ……!?」
何か擦れながら移動する音その音を聞いた魔理沙は天井の隅の方を見てしまいその場で硬直して動けなくなる。そこにいたのは名状しがたき怪物……長い触角……気持ち悪いぐらいに艶がありそれが光に当たって黒光りするその姿、トゲトゲとした滑り止めがついている気持ち悪い6本の足……そうその名状しがたき怪物は殆どの日本人が嫌いな神話生物級の怪物その名も……
ゴキ ハロー♪
ゴキブリだ。しかも結構でかい黒ゴキブリだった。そして硬直していた魔理沙は、
霧雨「ギャー~ーーーーーー!!」
悲鳴をあげてその場から逃げ出した。そしてその悲鳴を聞いたアリスは魔理沙の元へと駆けつける。
アリ「どうしたの?魔理……さ!?」
逃げてくる魔理沙の後ろの方から魔理沙を追っ掛けてきている黒ゴキブリをアリスも見てしまった。しかも羽を広げて飛んでいる姿をだ……
アリ「キャー~ーーーーーー!!」
アリスも悲鳴をあげて後ろを振り向いて魔理沙と共に逃げ出した。
霧雨「おっおい!お前都会派魔法使いなんだろ!
何とかしろよ!」
アリ「そっそう言う貴女こそ!そのお得意の火力
魔法で何とかしなさいよ!!」
霧雨「ミニ八卦炉を部屋に置いてきちまったん
だよ!!」
そんな事を言っていると魔理沙とアリスの方にその羽を広げて飛びかっかって来た。
霧雨「くっ来るなぁー!!」
アリ「何でこんな目に!!」
そう言った時だった。2人に救世主が現れた。
バシン!
その救世主は丸めた新聞でゴキブリを叩き落とす。その救世主は……
蓮 「2人共ゴキブリ程度でキャーキャー言って
ると終わらないよ?」
蓮だった。しかもやり方がとても慣れた手つきだ。
霧雨「れっ蓮……」
蓮 「まったく……」
丸めた文々新聞を広げて叩き落としたゴキブリをすくい上げて窓からゴキブリを捨てる。
蓮 「ほら早く片付けよう♪」
そう言うと蓮は持ち場へと戻っていった。残った魔理沙とアリスは、
霧雨「…………あいつスペック高ぇな」
アリ「本当ね……」
そうして2人も掃除へと戻り作業を再開した。そうして数時間後……
霧雨「すっすげぇ……」
なんということでしょう……散らかっていた部屋は片付き全て見事にまとまって収納され、埃が被っていた蜘蛛の巣と綺麗に取り除かれて本来の美しさへと戻っています……何て言う何処かからナレーションが聞こえてきそうだ。
蓮 「ふぅ~片付いた♪」
アリ「ここまで綺麗になると本当に見違えるわね」
蓮 「掃除も終わったから僕は帰るね♪」
そう言い蓮は箒やらの掃除器具を持って帰ろうとすると、
霧雨「なぁ蓮♪お前時間空いてるか?」
蓮 「空いてるけど?」
霧雨「なら飯食って行けよアリスの家で♪」
アリ「私なの!?今の雰囲気で!?」
アリスのツッコミを聞いた蓮は申し訳なそうに、
蓮 「いやでもアリスさんも迷惑そうだし……」
アリ「はぁ~いいわよ遠慮しなくても食べて
行きなさい♪」
蓮 「えっえっとじゃ……いただいていきます♪」
そうして蓮と魔理沙はアリスの家へと向かって昼食を食べるのだった……
怠惰「久々~久々~」
狗神「約1週間ぶりだな……」
怠惰「えぇ本当にね~」
狗神「それで?後いくつぐらいやったら異変
なんだ?」
怠惰「そうだね~数話ぐらいかな?」
狗神「ほう…それにしてもどうしたその小指?
内出血してるぞ?」
怠惰「バレーボールして事故っちゃった♪クソ
痛いです♪」
狗神「笑顔で言ってお前あれかドMか?」
怠惰「俺はその逆だ♪」
狗神「それもそれでどうかと思うがな……」
怠惰「さてとそろそろ終わろっか♪」
狗神「あぁそれじゃ久々の投稿を見てくれて
ありがとよ……」
怠惰「それじゃ今回もありがとうございました
また次回!」
狗神「じゃ~な……」
怠惰「バイバイ♪」