血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様、先程ホームセンターに
買い物に行ってきた怠惰のクソ悪魔です。
買い物の休憩がてらペットコーナの犬に
触って癒されてきました。それはさておき
本編にどうぞ……


第37話 風邪にはご注意を……

萃香の起こした異変から3日の月日が経ったある昼下がりの事……蓮は何時ものように仕事を終わらせて蓮は博麗神社へと帰ってきた。

 

蓮 (今日の晩御飯は何かな……)

 

そう考えながら蓮は縁側で靴を脱いで居間へと入ると、

 

蓮 「ただいま~霊夢……あれ?」

 

何時もなら居間でゆっくりとしている筈の霊夢がいない。居るとしても縁側でのんびりとしているはずだが縁側を通って居間に来ているのだからいる筈もない。

 

蓮 「霊夢は何処にいったのかな?」

 

蓮は不思議に思いながら霊夢を探す事にした。そうして蓮は霊夢の部屋の前まで来ると、

 

ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!

 

と、誰かが咳をしていた。霊夢の部屋から咳がするって事は霊夢なのだろうと思い蓮はそっと襖を開けて、

 

蓮 「霊夢~いる?」

 

蓮は部屋の様子を見ると布団で横になって寝ている霊夢を見つけた。すると霊夢も蓮がいる事に気がついたのか、

 

霊夢「あれ……蓮じゃない帰ったのね……ゴホッ!」

 

蓮 「って!霊夢まさか風邪!?」

 

霊夢「えぇ…そうみたい……」

 

蓮 「何時から?朝はそうでも無かったよね?」

 

蓮は霊夢に言葉をかけながら霊夢の横に座ると、

 

霊夢「そうね……貴方が仕事にいってから急に

   こうなったわね……」

 

それを聞いた蓮は霊夢の額に手を置いて熱を感じとる。

 

霊夢「れっ蓮!?」

 

蓮 「うん結構な熱だね待ってて新しく冷やす

   物を持ってくるから」

 

そう言い蓮は立ち上がって部屋から出ていき水瓶に入っている水を少し掬いとって手拭いを浸して絞り霊夢の元にもう一度向かい、

 

蓮「霊夢、交換するよ……」

 

そう言い霊夢の額に置いてある温くなった手拭いを冷えた手拭いに交換する。

 

霊夢「ありがとう蓮……」

 

蓮 「いいよ♪」

 

と、言っていると後ろで襖が開きそこから魔理沙が顔を覗かせる。

 

霧雨「よっ♪そこにいたか……って…霊夢まさか

   風邪か?」

 

蓮 「そうみたいですよ……そうだ!魔理沙って

   料理できる?」

 

料理が出来るかと魔理沙に聴くと魔理沙は胸を張って、

 

霧雨「これでも1人暮らししてるからな♪

   出来て当たり前ぜ!」

 

蓮 「なら魔理沙、1つ霊夢に料理を振る舞って

   くれない?少し僕は空けるから……」

 

霧雨「それは構わないが何処いくんだよ?」

 

蓮 「何処って薬屋だよ♪」

 

そう言い蓮は霊夢の部屋から出て行き縁側へと出て外へと飛び立った。

 

少年移動中……

 

蓮は何時もの空路を通り人里へと降り立った。

 

蓮 「えぇ~と……確か今日は売りに来てる筈って

   妹紅さんが言ってたけどな……」

 

寺子屋で妹紅とちょくちょく仕事で会うこともありそれで色々な話をしてくれていたのだがその中で時々人里にやって来る薬屋について聞いたのだ。それを頼りに蓮は人里へと、もう一度足を運んだのだ。

 

蓮 「確か……紫色の髪で笠を被っててなおかつ

   木箱を背負ってるって聞いたけど……」

 

呟きながら蓮は辺りを探し回っているとそこに蓮の知人もとい仕事の上司と先輩にあたる慧音全生と妹紅が話ながらやって来る。そして2人は蓮に気づくと挨拶をしてくる。

 

慧音「蓮じゃないか♪」

 

妹紅「あれ?お前帰ったんじゃなかったのか?」

 

蓮 「いやそれが霊夢が風邪ひいたみたいでそれで

   妹紅さんが言ってた薬売りを探していたん

   ですよ……」

 

妹紅「彼奴か?それなら…………」

 

妹紅は後ろの方を指差して、

 

妹紅「あっちで見たぞ?」

 

それを聞いた蓮は妹紅に頭を下げて、

 

蓮 「ありがとうございました妹紅さん♪」

 

そう言うと頭をあげて蓮はまた駆け出した。

 

妹紅「元気なやつだな……」

 

慧音「そこが良いところなんだよ♪」

 

2人も蓮について述べるとまた歩き出した……そして蓮は妹紅に言われた所を真っ直ぐと走っていく。すると蓮のいる距離から数メートル程離れた場所に笠を被ってなおかつ髪の色が紫の女性を見つけた。蓮はその女性に、

 

蓮 「すいませーん!!そこの薬売りさん!!」

 

? 「ん?……えっ?」

 

呼び止められた薬売りは後ろを振り向いて止まると蓮はその女性の目の前で立ち止まる。

 

蓮 「あっあの……薬売って貰えませんか?」

 

? 「えっ?えぇ…構いませんよ…それでどんな

   薬ですか?」

 

女性は蓮と目をあまり合わせようとせずに上を向いたり左右を向いたりしているが薬がほしい蓮はそんなの気にする事もなかった。

 

蓮 「え~と風邪薬なんですが……」

 

? 「風邪薬ですね♪少々お待ちくださいね♪

   それとここだとあれなので彼処の隅に

   移動しましょう♪」

 

蓮 「わかりました♪」

 

そう言うと2人は隅の方に移動して薬売りの女性は木箱を地面に置きその中を漁りだして薬を取り出すと蓮の方を振り返りその薬を差し出す。

 

? 「これが風邪に良く効く薬ですよ」

 

蓮 「ありがとうございます♪あっ!それと

   お手数ですが体力を回復させるような

   薬もありますか?風邪引いてる友達が

   体力も消耗している感じなので……」

 

? 「それなら活力剤ですかね……」

 

薬売りの女性は先程と同じように木箱から薬を取り出してそれを蓮へと渡す。そして蓮はそれを受け取って、

 

蓮 「えぇ~とお値段は?」

 

蓮は財布を開いてお値段を聞くと薬売りの女性は値段を答えた。

 

? 「お値段はしめて700円です♪」

 

蓮 「分かりました♪それじゃこれでお願い

   しますね♪」

 

? 「丁度ですね♪ありがとうございました♪」

 

蓮 「いえいえ♪此方こそ♪お陰で友達に薬を

   渡せそうですよ♪また何処かでお会い

   したらお願いしますね♪」

 

? 「はい♪またのご来店お待ちしてますね♪」

 

薬売りは木箱を背負ってその場を立ち去った。

 

蓮 「これで霊夢も楽になるといいんだけどね」

 

そう呟いた蓮は早急に人里から出て博麗神社へと戻っていった。そうして蓮は博麗神社へと着くとさっきと同じように縁側で靴を脱いで上がり霊夢の部屋へと直進して霊夢の部屋まで来ると襖を開けて、

 

蓮 「ただいま薬買ってきたよ♪」

 

蓮が入るとそこにはお粥を食べさせる魔理沙とそれを食べる霊夢がいた。

 

霧雨「やっと帰ってきたか蓮……」

 

蓮 「ごめんごめんほら霊夢、薬♪」

 

蓮は霊夢に薬を渡すと霊夢は蓮にお礼を言う。

 

霊夢「ありがとう蓮……」

 

霧雨「なぁ蓮、お前も食べるなら私特製のお粥

   作ってあるぜ♪」

 

蓮 「あっ是非ともいただくよ♪」

 

そうして蓮は魔理沙特製のお粥(きのこお粥)を食べてその後も霊夢の看病をするのだった。

 

 




怠惰「そんじゃやってくかねぇ……」

狗神「あぁ…それよりも怠惰てめぇ何で雌犬の
   臭いがするんだ?」

怠惰「あぁ~さっきペットコーナに行ってきた
   からだよ♪」

狗神「……どうりで色んな犬やら猫やらの臭いが
   するのか……」

怠惰「うん♪指やらペロペロと舐めてくれたん
   だよね♪しかも触るとモフモフの子とか
   いるからこれがまたね~♪」

狗神「はぁ~んまぁお前が良かったなら良いん
   じゃないか?」

怠惰「うん満足♪満足♪」

狗神「おいそろそろ尺が尽きるぞ!」

怠惰「おっとてな訳で今回もありがとうござい
   ました!」

狗神「また次回な……」

怠惰「それじゃ読者様また月曜日に!」

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