血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様!そしてお待たせしました!
忙しかった怠惰のクソ悪魔です。
つい先程野暮用が終わりました。
それでは本編へどうぞ


第43話 いたずらは程々に

壮絶な弾幕ごっこが終わり蓮は鈴仙へと近づいて、

 

蓮 「鈴仙さん良ければ……」

 

鈴仙「えっとありがとう……」

 

蓮は倒れている鈴仙に手を差し出す。鈴仙はその手に掴まって起き上がる。

 

蓮 「鈴仙さん……この異変の元凶の元へ案内して

   くれませんか?」

 

鈴仙「……はぁ…後で師匠にはお仕置きをもらい

   そうだわ……」

 

そう言い鈴仙はため息を吐いて後ろを振り向くと蓮と萃香に、

 

鈴仙「着いて来てください……」

 

蓮 「萃香さん……」

 

萃香「うん行こう……」

 

2人は鈴仙の後に着いていき元凶の元へと向かおうとしたその時だった。

 

ズズ……ズボッ!!

 

鈴仙「えっ…きゃっ!!」

 

ドスン!!

 

何故かまた鈴仙は悲鳴をあげて落とし穴に落ちていった。

 

蓮 「……また落ちたよ…」

 

萃香「ありゃりゃ……」

 

蓮と萃香は若干だが呆れていると、突然草むらから1人の少女が顔を覗かせた。その少女の特徴的なことと言えば鈴仙と同じウサミミだが長いウサミミではなく丸いウサミミが特徴的で首もとには人参の首飾りが目に写る少女だ。

 

? 「あれ?落とし穴にかかったと思った

   けど避けちゃった?」

 

その少女の言葉に蓮と萃香はお互いに首を横に振って、

 

蓮 「いやかかるにはかかりましたけど……」

 

萃香「あの子がね……」

 

その少女は「えっ?」という表情で穴を見るとそこから泥んこまみれの手が這いずり出てくる。そして月明かりに照らされて鈴仙の真っ赤な瞳が落ちてボサボサとなった髪の隙間から輝く。それを見た丸ウサミミの少女はビクついた。そして鈴仙はその少女を見ると、

 

鈴仙「て~ゐ……!!」

 

てゐと言われた少女はビクビクとしながら、

 

てゐ「れっ鈴仙!?」((゚□゚;))

 

鈴仙「あんたね~!!」

 

鈴仙は落とし穴から素早く抜け出し、てゐへと向かっていくと両手で拳を作りてゐの頭を挟むと、

 

てゐ「痛い!痛い!ごめんってば!!」

 

鈴仙「毎度毎度あんたはね!!」

 

蓮はよく金曜日に見ていた何処かの日常系アニメで見たよう光景を目の前で見ていた。

 

蓮 「何でだろうまるで野(ピー)家の光景を思い出し

   ちゃった……」

 

萃香「アハハハ♪こういう光景を見ながら飲む酒

   がまた旨いんだよね♪」

 

そう話していると鈴仙はてゐを解放して蓮達の方を向いて頭を下げる。

 

鈴仙「えっとお見苦しい所をお見せしました」

 

てゐ「なぁ鈴仙そこの人と……鬼!?」

 

てゐは萃香を見て鈴仙の反応より驚いていた。それもそうだろう。幻想郷において鬼とは絶対的力を所持する種族だ。故に大抵の妖怪はビビってしまうのは当たり前だ。だが当の本人である萃香は、

 

萃香「そんは気を使わなくてもいいよ♪」

 

対して気にもしていないようだ。てゐは言われるがままに警戒心を解いた。

 

てゐ「すっすまないねそれで…まさか負けた?」

 

鈴仙「えぇ見事に完敗よ……」

 

鈴仙はやれやれといった感じで言うとてゐは鈴仙をよく観察すると、

 

てゐ「ふぅ~んそれで負けたから師匠の所に

   案内って所か……」

 

鈴仙「えぇ後は師匠に任せようと思うわ」

 

それを聞いたてゐはしょうがないといった表情をすると、

 

てゐ「鈴仙がそう言うなら私は何も言わないよ」

 

蓮 「あれ?てっきり戦う雰囲気だと思ったん

   ですが……」

 

見た感じが鈴仙がやられた分をかえすみたいな感じでまた戦うかと思ったが戦わずに済みそうなため蓮はキョトンとしててゐに言うと、

 

てゐ「いや~鈴仙が勝てないんじゃ私になんか

   到底無理だからね…」

 

蓮 「……そうですか…」

 

てゐ「まぁとりあえず私と鈴仙に着いてきなよ♪」

 

鈴仙「え~と色々と脱線しましたが案内

   しますね……」

 

蓮 「お願いします」

 

萃香「さっさと行きますかね♪」

 

そうして蓮と萃香は鈴仙とてゐに案内されてこの異変の元凶の元へと向かうのだった。

 

少年、少女移動中……

 

鈴仙とてゐに連れられて蓮と萃香は迷いの竹林で迷わずに目的地であろう昔ながらの風情のある屋敷にたどり着いた。だが……

 

蓮 「あれって……霊夢に紫さん?」

 

鈴仙「えっ師匠ともう始めていたんですね

   ふぅ…これなら……」

 

目の前では霊夢&紫VS鈴仙の師匠とで弾幕ごっこが始まっていた。蓮と萃香がしんがりをつとめている間にどうやら迷いの竹林を抜けてたどり着いていたようだ。だがこの時、蓮は見逃さなかった。鈴仙が少し胸に手を置いて一息ついたのを……

 

蓮 「鈴仙さん申し訳にくいんですが……何か

   隠してませんか?」

 

それを聞いた鈴仙は驚きの表情をして、

 

鈴仙「えっ!?いっいえ何も!!」

 

萃香「……露骨に怪しいね~今のあんたからは

   嘘の匂いがするね……」

 

鈴仙「うっ……」

 

どんどんと鈴仙は追い詰められていく。すると何を思ったのか蓮は偽の月が輝く空を見ると月の方に飛んでいく女性を見つけた。

 

蓮 「萃香さんあれ!」

 

萃香「どうやらビンゴみたいだね♪」

 

そう言うと蓮と萃香は上空へと飛んでいった。それを見ていた鈴仙とてゐは、

 

鈴仙「どっどうしよう……」

 

てゐ「鈴仙ドンマイ……」

 

2人はそこでただ黙って蓮と萃香の後ろ姿を見る事しか出来なかった。そして蓮と萃香は逃げている1人の女性の元に向かっていくとその女性は蓮と萃香の姿を確認するとそこで止まり追いかける蓮と萃香も止まる。

 

? 「あら気づかれちゃったわね……」

 

蓮 「たまたま見えたもので……」

 

? 「ふふっ♪そう……あら?久しい顔もいる

   のね」

 

萃香「よっ♪」

 

女性は萃香を見てそう言うと萃香はその女性に手をあげて挨拶をした。

 

蓮 「えっと…萃香さん知り合いですか?」

 

萃香「あぁ昔にちょっとね」

 

? 「その節はどうも…それでえ~と貴方は?」

 

と、今度は蓮について聞いてくると蓮は自身の名前を答えた。

 

蓮 「僕の名前は葛ノ葉 蓮っていいます」

 

? 「あらご丁寧にありがとう私は輝夜……

   蓬莱山輝夜っていうわ」

 

それを聞いた蓮は驚いた。輝夜という名前は現代でも知られている超大物有名人、輝夜姫だ。つまり蓮の目の前にはその超大物有名人という事になる。だが間違っては失礼だと感じた蓮は一応念のために輝夜に聞くことにした。

 

蓮 「え~ともしかして輝夜姫さん?」

 

輝夜「あら?私の事を知っているの?」

 

どうやら本人のようだ。それを聞いた蓮はこの時2つ思ったことがあった。1つは「幻想郷は何でもありだな……」と言うことともう1つは大物有名人に出会えた喜びだった。

 

蓮 「えぇそれはもう有名人ですから…あっ!

   すいませんサイン良いでしょうか?」

 

萃香「蓮さ~今はそんな事をする場合じゃないと

   思うけど?」

 

それを聞いた蓮は「はっ!」と驚いて正気に戻った。

 

蓮 「ごっごめん……」

 

輝夜「ふふ♪中々面白いのね♪丁度良いわ永琳

   ばかりずるいと思ってたところだっから

   相手してくれるかしら?」

 

それを聞いた蓮は鞘から抜けぬ刀を構え萃香はニコニコしながら構える。

 

蓮 「なら輝夜姫さんこの異変は解決させていた

   だきます!」

 

輝夜「来なさいまだ夜は明けないのだから」

 

そうして蓮&萃香VS輝夜との弾幕ごっこがスタートするのだった。

 




怠惰「いや~めんごめんご」

狗神「怠惰今回はやけに遅めの投じゃないか」

怠惰「えぇ野暮用で忙しくてねついさっき
   終わったばっかりだよ」

狗神「ほう……」

怠惰「多分、中の人はこれを投稿してもう
   寝てるかもな」

狗神「おいおい……」

怠惰「まぁ分かんないけどね……そんなことより
   今回もありがとうございました」

狗神「次は月曜日な」

怠惰「それでは読者様!」

狗神「遅い投稿で悪かったがありがとうな」

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