血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様面接練習で気が滅入ってる
怠惰のクソ悪魔です。まぁそんなリアルな話
は止めにして今回は待ち望んでいた方もいる
のかな?まぁいっかてな訳で本編へどうぞ。


第45話 漆黒のフードを纏いし者

輝夜に勝利した蓮と萃香は輝夜を連れて先程の屋敷にまで戻っていく。戻ると鈴仙が輝夜に対して90度の角度で頭を下げて謝罪をする。

 

鈴仙「姫様申し訳ございません!」

 

鈴仙の謝罪に対して輝夜はクスクスと笑いながら、

 

輝夜「良いのよ♪久々に体を動かせたしね♪」

 

と、輝夜が言っていると霊夢と紫そして鈴仙の師匠らしき人物が此方に向かってくる。

 

霊夢「蓮あんたいつの間にここに来たの?」

 

蓮 「……酷くない?」

 

流石の無慈悲な台詞には蓮もこう返した。

 

紫 「萃香お疲れさま♪」

 

萃香「たまにはこんなのも良いかもね♪」

 

と、萃香は紫と楽しそうに話す。そして鈴仙の師匠らしき人物は輝夜に近づくと、

 

? 「姫様大丈夫ですか?」

 

輝夜「えぇ大丈夫よ永琳それに楽しかったし♪」

 

永琳と言われた女性は輝夜の言葉を聞いてホッとした。そして鈴仙は永琳にも謝罪をする。

 

鈴仙「師匠申し訳ございません!」

 

てゐ「まったく鈴仙は~♪」

 

と、てゐがニシシと笑っていると鈴仙はてゐの頭を掴んで頭を下げさせる。それを見た永琳は、

 

永琳「はぁまぁしょうがないわね……」

 

と、言っている鈴仙達を許すと霊夢は輝夜達の元へと行き、

 

霊夢「それじゃさっさとあの月を戻して貰おう

   かしら?」

 

永琳「まって頂戴せめて満月が消えるまで」

 

と、言うと紫は扇子を広げて永琳に、

 

紫 「八意永琳……貴女忘れてないかしら?ここ

   幻想郷には博麗大結界が張ってあって

   普通だと外からの侵入は出来ないわよ?」

 

それを聞いた永琳は紫に、

 

永琳「えぇ知ってるわ…だけどこの子…鈴仙から

   の情報なのよ…月の使者がやって来ると…」

 

紫 「それは本当?」

 

鈴仙「はっはい!偶然でしたがとある計画書に

   八意およびに輝夜姫の捕獲と……」

 

霊夢「ふぅ~んでも来てないわよね?」

 

霊夢の言うとおり確かに月の使者達が来る気配はない。それどころか霊夢達やらの弾幕ごっこで騒いだぐらいだ。

 

紫 「兎も角大丈夫よ……何せ御師匠様が考案

   して作り上げた結界なのだから♪」

 

永琳「理久兎の作った結界を信じろね……

   姫様…術を解きましょう……」

 

それを聞いた輝夜はそれに笑顔で賛同した。

 

輝夜「えぇそうね♪理久兔さんが考案した結界

   なら信じられる…それが根拠だもの♪」

 

それを聞いていた霊夢はどういう意味か分からないため紫に聞く。

 

霊夢「あれ?でも博麗大結界って確か初代博麗

   の巫女と紫とで作ったんでしょ?」

 

紫 「えぇ…実際に張ったのは…でも博麗大結界

   の術式を組んで設計図を書いたのは私の

   御師匠様なのよ……」

 

蓮 「そうだったんですか……」

 

霊夢「へぇ~……」

 

と、2人が納得すると輝夜は全員に、

 

輝夜「それじゃ始めるわよ……」

 

そう言うと輝夜は後ろを振り向いて月に向かって両手を挙げた。

 

霊夢「ようやく異変も終わりね~♪」

 

蓮 「ようやく一息つけそうだね♪」

 

萃香「これが終わったら宴会かね~紫♪」

 

紫 「そうね♪」

 

と、4人が楽しそうに話した次の瞬間だった。突然迷いの竹林の一角から物凄い速さ…いや彗星のような速さで何か棒のうな物が偽物の月へと一直線に飛んでいったのだ。そしてその棒ような何かは偽物の月へとぶっ刺さる。

 

輝夜「えっ!?」

 

永琳「何ですかあれは……」

 

術を使ったであろう本人達が驚いていると更に驚く事が起きた。それは偽物の月に徐々に徐々にヒビが入っていくのだ。そしてヒビが偽物の月にまわると……

 

バキンッ!!

 

偽物の月は木っ端微塵になり本来の姿である本物の月が現れたのだ。

 

霊夢「これってあんたらのやった演出……って

   訳じゃなさそうね……」

 

永琳「姫様!」

 

輝夜「竹林の方からね……」

 

てゐ「竹林がざわついてる……」

 

この場にいる全員が竹林の奥のから嫌な気配が漂ってくる。そう感じてしまうほどに竹林がざわめき始めたのだ。

 

永琳「鈴仙、姫様を……」

 

と、永琳が言うとした時、輝夜は永琳の肩に手を置いて、

 

輝夜「永琳…ここは私も見に行くわ……」

 

永琳「しかし……」

 

蓮 「なら皆で行きましょう…それで全員が

   真実を知れる筈です霊夢…どこかは

   分かる?」

 

蓮は霊夢の勘を頼って霊夢に聞くと霊夢はニヤリと笑って、

 

霊夢「えぇさっさと行くわよ!」

 

蓮 「了解……」

 

霊夢の後に続い皆はその場所へと飛んでいくのだった。

 

少年少女移動中……

 

蓮達はその何かが飛んだであろう場所へと降りる。そこは竹林にしては少し拓けた場所だった。だが蓮達は見てしまったのだ。そこに転がる無数の死体を……

 

蓮 「なっ何だよこれ……」

 

鈴仙「師匠まだ新しいです……」

 

鈴仙は死体となった者を大まかに観察しその結果を出した。だがその話が本当ならついさっきまで生きていた事になる。しかし永琳は別の観点から見ていた。それはこの死体達が着用している鎧だ。それを永琳は見たことがあった。

 

永琳「これは…月の住人達しかもエリート兵士の

   鎧ね」

 

霊夢「それって博麗大結界を破って来たって

   こと?」

 

紫 「恐らくは……」

 

と、観察をしていると蓮は本当ならその場に存在しない筈の死体を見てしまった。その死体の特徴は紅いもんぺを着て白髪の少女…藤原妹紅だった。

 

蓮 「もっ妹紅さん!!」

 

蓮は倒れている妹紅へと大慌てで近づき妹紅の頭を自分の膝に乗せる。すると妹紅は目を開いた。どうやら生きていたみたいだ。

 

妹紅「つっ…れ、蓮か?」

 

蓮 「妹紅さん!何があったんですか!」

 

妹紅「気を付けろ…まだ彼奴が……」

 

妹紅が言っていると輝夜が蓮と妹紅の元までやって来ると、

 

輝夜「あら妹紅じゃない随分と無様に負けたのね♪

   ざまぁ♪」

 

それを聞いた妹紅の額に血管が浮かび上がった。

 

妹紅「何だと!ってそれよりも奴がまだ……」

 

霊夢「奴?」

 

と、霊夢が言った時だった。林の中から1人の兵士が現れた。しかも顔は恐怖の顔に染まってだ。

 

兵士「なっ!お前らは八意に輝夜姫!」

 

輝夜「あれって……」

 

永琳「月から送られた使者ね…姫様!」

 

永琳は自身の持つ弓を構えてその兵士を狙う。すると兵士は慌てて、

 

兵士「ちょっまて!今はっ!!!!」

 

と、兵士が手を挙げたその瞬間だった。突然目の前でその兵士の首がマミられたのだ。兵士の体は糸が途切れた人形のように地べたへと倒れ鮮血で地面が染まる。そしてマミられた首は転がっていき蓮達の足元に来る。

 

霊夢「へっ!ひっ!!」

 

蓮 「うっ嘘だろ…」

 

それには霊夢もびっくりして蓮の腕に抱きつく。だが蓮と霊夢以外のメンバーはその兵士が立っていた場所に目をやるとそこには黒いコートを着てなおかつ黒いフードを来た何者かが立っていたのだ。

 

紫 「貴方…何者かしら?」

 

と、言われた黒フードは何も答えずただ黙ったままだった。そして霊夢はやっと正気に戻り蓮と共に黒フードを見ると、

 

霊夢「あっあんたあの時の!」

 

霊夢はただ驚いていた。前に言っていた黒フードとは恐らくこの目の前にいる黒フードの事だろうと蓮は思った。すると黒フードは人の声でないような枯れた声で、

 

? 「俺の名は隠者…ただそれだけの名前だ」

 

隠者と名乗ると永琳は隠者に何故月の使者を殺したのかそれを問いただした。

 

永琳「なら隠者、貴方は何故月の使者や妹紅

   を攻撃したのかしら?」

 

隠者「…………それは簡単だまず今、首をはねた

   奴も含め奴等は俺の友人を傷つけようと

   したからだ…そしても……その女は俺らの

   邪魔をしてきたからお前らが作った遊び

   とやらで負かしただけだが?」

 

どうやら妹紅に限っては弾幕ごっこで負かされたようだが月の使者を殺していた時点で戦犯だ。

 

霊夢「隠者…あんたをここで退治するわ…」

 

霊夢の退治するという言葉を聞いた隠者は顎に手を置いて、

 

隠者「ほう…俺と殺るのか人の子らよ?」

 

輝夜「まずは貴方のそのフード剥がしてあげる」

 

隠者「それは怖いな……だが……」

 

隠者は右足をあげて思いっきり地面につける。そうした結果突然蓮以外のメンバーを鎖が取り囲む。

 

霊夢「蓮!」

 

紫 「…………」

 

萃香「ありゃありゃ……」

 

永琳「これは!」

 

輝夜「はなから私達とはやる気はないって事……」

 

鈴仙「そんな……」

 

てゐ「何だよこれ!ビクともしないって!」

 

閉じ込められたメンバーは鎖を破壊しようとするがあまりの固さに破壊が出来ない。

 

蓮 「皆!」

 

隠者「言い忘れたがその中では能力およびに

   自身の使う力は何も出せないルールだ

   そこは覚悟をしておけ……」

 

紫 「完全に私の能力も潰してきたわね……」

 

霊夢「流暢に言っている場合!」

 

と、霊夢が紫に食って掛かるが萃香に肩を掴まれて、

 

萃香「まぁまぁここは蓮の実力を見ようよ♪」

 

霊夢「…………分かったわよ……」

 

そうして外野となったメンバーはただ見守る事にした。そして蓮は妹紅を岩を壁にするように寝かせる。

 

妹紅「悪いな蓮……」

 

蓮 「いいですよ……」

 

蓮は向き直り隠者と向かい合って、

 

蓮 「僕は葛ノ葉蓮!異変を解決しに来た者

   です!」

   

そう言い鞘から抜けぬ刀を構える。すると隠者は枯れたような声で、

 

隠者「俺は隠者……せめてお前らの作った遊びで

   相手をしてやろう…」

 

こうして永夜抄異変、最後の弾幕ごっこ蓮VS隠者の戦いが幕を開けたのだった。

 





怠惰「てな訳で次回は隠者戦です」

狗神「ついに色々と伏線をはっていた奴が出たか」

怠惰「つっても殆どの読者様と怠惰さんは
   フードの中身知ってるけどね」

狗神「何!?」

怠惰「まぁそこはさておいて昨日の続きだけど
   はっきり言おう……っと思ったけどネタ
   バレだから色々とアウトだわ」

狗神「おい!散々引っ張ってそれか!?」

怠惰「まぁまぁ次回の次回で多分分かるから勘弁
   してくれって♪」

狗神「やれやれ……」

怠惰「代わりと言っては何だけど少しだけ相手の
   ステータスを見せてあげるから♪ほい♪」


筋力 測定不能 体力 測定不能

精神 測定不能 知性 測定不能

外見  謎   俊敏 測定不能 

年齢  謎   性別(予測)男


怠惰「こんな感じだよね♪」

狗神「おい殆ど分かんないぞ」

怠惰「うぅ~んならもっと分かりやすく言えば
   紫や萃香なんかじゃ歯が立たないね♪」

狗神「待て!そんな奴と戦えと?最早死ぬ未来
   しかないが?下手しなくても小僧死ぬぞ?」

怠惰「まぁ大丈夫でしょ……」

狗神「無理ゲー過ぎるしかもコンテニューすらも
   ないクソゲームだな」

怠惰「リアルなんてそんなもんさ……そんじゃ
   そろそろ終わるよ~」

狗神「無理ゲー過ぎる」

怠惰「てな訳で読者様また次回!!そんじゃ
   サラダバー!」

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