血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様、怠惰のクソ悪魔です。
水泳の授業が本当に鬱です。それでは
本編へどうぞ。


第47話 引き分けと言う名の敗北

蓮達はそこに立ち尽くしたままだった。突然現れた隠者を倒す倒されない以前に撤退して逃げ去っていったからだ。

 

蓮 「ぐっ……」

 

狗神から降りると狗神は消えるが蓮は膝をついた。

 

霊夢「ちょっ!」

 

霊夢は蓮に駆け寄り蓮の肩を担ぐ。

 

蓮 「ありがとう…霊夢……」

 

霊夢「良いわよ……紫、彼奴が何処に行ったか

   分かる?」

 

紫に隠者が何処へ逃げたかと聞くと紫は首を横に振って、

 

紫 「残念だけど分からないわ…まるで能力に

   作用されない……そんな感じね……」

 

霊夢「ちっ彼奴……」

 

これには霊夢も舌打ちせずにはいられなかった。だが突然の事だった。また奥の草むらが揺れだしたのだ。

 

ガサ……ガサガサガサガサガサガサ…………

 

霊夢「そこかっ!」

 

霊夢はお札を揺れる草むらへと放つ。それと同時に草むらから女性の肩を担いでいる女性が現れた。しかも肩を担いでいる女性は蓮の知り合いであるアリスだった。

 

アリ「きゃっ!」

 

突然の事でビックリして後ろへと倒れる。それを見ていた霊夢は、

 

霊夢「なんだアリスか…あんた何しにここ…

   っ嘘…魔理沙!」

 

アリスが肩を担いでいた女性はまさかの魔理沙だった。しかも服はボロボロでなおかつアリスもボロボロなのに気がついた。霊夢の言葉を聞いた蓮は直ぐ様霊夢のもとに駆けつけるとはアリスに、

 

蓮 「魔理沙とアリスどうしたのそれ!」

 

アリ「蓮とりあえず話は後よ今は魔理沙を休ま

   せる場所に…」

 

どうやら魔理沙は気絶しているようだ。それをアリスが担いで引きずってきたのか魔理沙の靴が何時もより汚れていた。

 

永琳「それだったらすぐに永夜亭へ」

 

蓮 「アリス手伝うよ…」

 

アリ「ありがとう蓮……」

 

そう言い蓮は魔理沙のもう片方の肩を担ぐ。

 

輝夜「はぁしょうがない……鈴仙、妹紅の肩を

   持ってちょうだい」

 

鈴仙「分かりました!」

 

そうして輝夜はただ黙って妹紅の肩を藻って担ぐと、

 

妹紅「ちっまさか引きこもり姫に助けられると

   はな……」

 

輝夜「あんたは体力の使いすぎよ……」

 

そんなやり取りを隣で聞いていた鈴仙は心の中で、

 

鈴仙(仲が良いのか悪いのやら……)

 

と、思っていた。そして蓮はこの場にいる皆に、

 

蓮 「今は離れましょう……」

 

それを聞いた全員は頷くとすぐにその場から移動して永遠渟へと向かうのだった。

 

少年少女達移動中……

 

蓮達は永遠渟へと辿り着くと永遠渟の縁側で4人の女性たちが座っていた。その女性達は蓮や霊夢それに紫やらも知っているレミリア、咲夜、幽々子、妖夢の4人だったが4人も何故かボロボロになっていた。

 

蓮 「皆さんいったいその怪我は……」

 

咲夜「蓮さん?……それに色々多くと……」

 

永琳「貴女達は何しにここへ?」

 

ここに住んでいる永琳は縁側に座っているメンバーに話を聞く。その間に妹紅と魔理沙を縁側で寝かせて全員は話を聞いた。

 

幽 「色々とあって休憩所を探していたら」

 

レミ「ここに辿り着いてそこの幽霊達と合流した

   って事よ…」

 

蓮 「色々?」

 

幽々子の「色々」という言葉に疑問を抱いた蓮はどういうことかと聞くと妖夢がそれについて話した。

 

妖夢「実はここに来る前に襲撃……といっても私

   達が歩いていた獣の巫女に戦いを挑んで

   負けたんです……」

 

レミ「そっちの幽霊達もそうだけど私達だって

   ジャパニーズ忍者に襲撃されたのよ?」

 

それを聞いていたアリスは魔理沙を縁側へと寝かせるとレミリアと妖夢に、

 

アリ「私と魔理沙も襲撃されたわ前に魔理沙が

   愚痴をこぼしていた例の変態執事に……」

 

蓮 「えっ待ってくださいつまりそれって……

   ここにいる全員が襲撃を受けたってこと

   ですよね?」

 

そう蓮達の所に現れた隠者の他にも魔理沙とアリスの元には例の変態執事が現れて、レミリアと咲夜の所には忍者、そして幽々子と妖夢の所にはまさかの巫女が現れたらしい。

 

幽 「その言い方だと紫達の所にも?」

 

紫 「えぇ…私達の所には黒いコートとフードを

   被った人物…隠者と呼ばれる人物が襲撃を

   してきたわ……」

 

幽 「隠者……」

 

と、紫と幽々子が会話をしていた時、縁側で寝ていた妹紅は立ち上がった。どうやら体力は回復したようだ。

 

蓮 「妹紅さん大丈夫ですか?」

 

妹紅「あぁ何とかなニート姫のお陰でな…」

 

輝夜「だから誰がニートよ口下手!」

 

妹紅「んだとごら!!」

 

輝夜「良いわやっててあげるわ!」

 

妹紅「望むとこらだ!!」

 

そう言い輝夜と妹紅は上空へと飛んでいき弾幕ごっこを始めた。それを見ていた蓮は、

 

蓮 「妹紅さん体力あるな~……」

 

永琳「蓬莱人って言うのは怪我やら体力の再生

   速度が常人の数百倍はあるのよ♪」

 

蓮 「あっ今更ですが僕は葛ノ葉 蓮といいます

   貴女は……」

 

永琳「私は八意永琳…しがない薬剤師よ♪」

 

蓮 「そうですか……よろしくお願いします」

 

と、何故か自己紹介的な事が起きていたが今度は魔理沙が目を覚ました。

 

霧雨「う…ここは……」

 

霊夢「魔理沙、大丈夫?」

 

霧雨「う?霊夢……はっ!!彼奴は!!」

 

魔理沙はすぐに起き上がり辺りをキョロキョロと見回すと、

 

霧雨「ここは……」

 

霊夢「安心しなさいここにはあんたが探してる

   変態執事やらはいないわよ……」

 

蓮 「あっ!魔理沙目が覚めたんだよかったよ」

 

アリ「まったく心配かけて……」

 

と、自分を心配してくれた事に魔理沙は少し恥ずかしくなりこそばゆい……

 

霧雨「あっありがとうよ……」

 

アリ「まったく……」

 

だが話が脱線していることに気がついた霊夢は話を戻すように促す。

 

霊夢「それでどうする?」

 

そうとりあえずどうするかが分からないため霊夢は意見を求める。すると先程から瓢箪の鮭をぐびぐび飲んでいた萃香が意見を出した。

 

萃香「なら宴会しよう~♪」

 

かくっ……

 

霊夢「どうしてそうなるのよ?」

 

一瞬、霊夢や蓮達は体制を崩してしまった。あまりにも突然過ぎたからだ。

 

紫 「ふふ……まぁそれも手の1つね…なら宴会を

   開きましょうか♪」

 

霊夢「だから話を!!」

 

蓮 「まぁまぁ皆疲れているんだしとりあえず

   宴会の席で話そう……ね♪」

 

霊夢「はぁ……分かったわよ……」

 

こうして永夜抄異変は終わり宴会が開かれることとなるのだった。




怠惰「はい他の3組は襲撃を受けてボコボコに
   されたが正解です」

狗神「2対1で負けたのかよ……」

怠惰「まぁその3人については隠者には及ばない
   けど強いとだけ言っておくね」

狗神「ほう我とだったら?」

怠惰「あっちが強いよ何せ……おっとここで
   この話をするのもあれだね♪詳しく
   知りたいならもう1つの小説を参照
   してね♪」

狗神「よく分からんがまぁ覚えておく」

怠惰「てな訳で今回はここまで!」

狗神「次回は明日だ」

怠惰「それじゃ読者様また次回!」

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