血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、怠惰のクソ悪魔です。
少し遅くなりましたが本編へどうぞ。


第48話 状況整理

宴会は何時ものように博麗神社で行われる。今回の異変解決後もまた例外ではない。だが今回の宴会は少しだけ疑問に残ることが多くあった。それは隠者達の強襲の謎……それは未だに気がかりだ。

 

霊夢「蓮…隠者が言ってた「足止めする理由が

   無くなった」その言葉引っ掛からない?」

 

蓮 「それは僕も気になってた」

 

あの時、隠者が言った「足止めする理由が無くなった」その言葉に蓮と霊夢はずっと引っ掛かっていた。するとそこに升に酒を入れた魔理沙がやって来る。

 

霧雨「よぉ~夫婦揃って飲んでるか~♪」

 

霊夢「ブゥッ!!」

   

魔理沙の言葉を聞いた霊夢は盛大に口に入れていた酒を吹き出した。しかも吹き出した酒はもろに蓮の顔へとかかった。

 

蓮 「痛っい!目が!目が~ー!」

 

アルコールが目に入って染みるみたいで目を押さえつけて蓮は悶える。どこぞの滅びの呪文を使われた大佐並みに転げ回る。

 

霊夢「あっごめん蓮!」

 

霧雨「悪い遊びすぎた!」

 

近くにあった濡れた布巾で蓮の顔を霊夢は拭くと蓮は目を充血させて霊夢と魔理沙を見る。

 

蓮 「目がスースーする……」

 

霧雨「わっ悪かったぜ……」

 

霊夢「ごめん大丈夫…じゃないよね?」

 

蓮は2人に心配させないために少し無理をして作り笑いで、

 

蓮 「だっ大丈夫だよ……」

 

そんな無理している蓮を見てしまった霊夢と魔理沙は後ろを向いてコソコソと話始めた。

 

蓮 (そんなに気にしなくてもいいのに……)

 

と、蓮は思っていると後ろから声をかけられた。

 

永琳「あら?貴方は……」

 

そう永琳だ。しかもその隣には長いウサミミの鈴仙もいた。

 

鈴仙「蓮さんご一緒しても?」

 

蓮 「えぇ構いませんよ♪」

 

永琳「ありがとう……それよりも何でそんなに目が

   充血してるの?」

 

と、蓮の目が充血している事について永琳が質問してくると蓮は苦笑いぎみに、

 

蓮 「えと…事故って目にお酒が入っちゃって」

 

永琳「あら!少し見せてちょうだい……」

 

そう言い永琳は蓮の目を近くでまじまじと見て診断する。しかしそれは霊夢と魔理沙から見ると蓮が永琳とキスしているようにしか見えなかった。

 

霧雨「おぉ~♪おぉ~♪……!れっ霊夢!?」

 

鈴仙 !?

 

霊夢「………………………………」

 

何故だろうか霊夢からまたどす黒い何かが溢れてくる。動物ならではの勘なのかそれを逸早く鈴仙は察知し体を震わせる。すると永琳の診断が終わったのか蓮から顔を遠ざけて、

 

永琳「問題ないわね♪」

 

蓮 「ありがとうございます……」

 

鈴仙「しっ師匠…さっきから博麗の巫女が怖い目で

   睨んでくるんですが…………?」((゚□゚;))

 

それを聞いた蓮は後ろを振り向き永琳は霊夢を見る。

 

蓮 「れっ霊夢!?」

 

蓮は驚き少しビビっていたが永琳はクスクスと笑って霊夢へと近づく。

 

霊夢「何よ?」

 

永琳に向かって冷たく突き放すようにそう言うと永琳は霊夢の耳元で小さな声で、

 

永琳「ふふっ♪貴方の彼氏を寝取るとかしないから

   安心なさいただ目の診察しただけだから♪」

 

霊夢 !!

 

それを聞いた霊夢の表情は冷たく恐い表情から頬を紅くして表情が豊かな霊夢へと戻った。

 

霊夢「うっううるさいわね!」

 

蓮 (何とかなった……)

 

蓮は心の底から安堵する。何とかなったと……そして永琳は笑いながら

 

永琳「ふふ♪それで話は変わるけどあの隠者とか

   いうのは今どうなっているの?」

 

霊夢「それなら今、紫とその式達とで捜索をして

   るわよ……ただ一向に手がかりが掴めてない

   みたいだけど……」

 

永琳「そう…確か貴女の所にも襲撃者が現れた

   のよね?」

 

永琳は魔理沙に聞くと魔理沙は少し怒りながら、

 

霧雨「あぁ私らの所には前に出てきた変態執事

   が出てきたんだよそいつに私らはボコボコ

   にされたって訳だ……」

 

霊夢「隠者の言葉……さっき霊夢が言った通り

   「足止めする理由が無くなった」それは

   恐らく仲間がいた…つまり魔理沙のその

   執事は隠者の仲間……つまり第三の勢力」

 

この証言によって1つ確信した。隠者と魔理沙の言う変態執事は繋がっている。恐らく仲間だろうとすると今度は咲夜と妖夢が此方にやって来た。

 

咲夜「貴方達とご一緒しても?」

 

妖夢「えと私も良いですか?」

 

霊夢「良いわよ丁度あんたらの話も聞きたかっ

   たし……」

 

霊夢の言葉を聞いた咲夜と妖夢の眉間は少しだがピクリと動いた。すると咲夜から話し出した。

 

咲夜「なら話すわ…お嬢様と異変解決をしている

   最中でしたお嬢様は微かに漂う血の臭いを

   感じ取ってそこまで移動するとそこにいた

   のはここ日本では忍者と呼ばれる男性だっ

   たわ、しかも獣の耳と尻尾もあったから

   妖怪だと推測出来たわねそれでそいつを

   問い詰めて結果的に弾幕ごっこをしたのは

   いいけど結果は分かる通り負けだったわ……」

 

と、咲夜の話終えると今度は妖夢が話してくれる。

 

妖夢「次は私ですね私と幽々子様とで竹林を散策

   していましたその時錫杖の音が響いたので

   様子を見てみたら霊夢さんと同じような、

   巫女服を着ていておそらく妖怪だと思われ

   る獣の耳と尻尾そして錫杖杖を持つ女性が

   いたものだったので異変関係者かと思って

   斬りかかったのですが皆さん同様に負けて

   しまいました……」

 

2人は話を終えた。2人の話の共通点は獣人に近い妖怪だと言うことが分かる。だが蓮達はこれで大方は分かった。隠者、執事そして忍者に巫女その4人は第三の勢力だと。そう考えると紅魔館での話と繋げると第四の勢力という予想は無くなりその場にいたのは第三の勢力だと考えられる。

 

蓮 「……隠者達の狙いが分からない………」

 

永琳「でも気がかりなのは何で月の使者達だけ

   襲ったのか…妹紅に限っては弾幕ごっこで

   遊ばれたみたいだけど?」

 

霊夢「おそらく妹紅だったけ?そいつと何らか

   の面識があったから敢えて弾幕ごっこに

   して手加減した…ってのが話的に通るん

   だけど違うわよね…」

 

永琳「……話を持ちかけて謝るわ今は楽しく

   飲みましょう……」

 

永琳がそう言うとその場にいる全員は頷いて、

 

霊夢「そうねそうしましょう……」

 

霧雨「せっかくの宴会だしな……」

 

妖夢「そうですね♪」

 

咲夜「確かにね♪」

 

蓮 「それじゃ飲みましょうか……」

 

そうして蓮達は宴会の続きを始たのだった。疑問が残るが永夜異変は幕を閉じたのだったが……

 

? 「何で…私は……」

 

新たなる何かが目覚めた事に蓮達は知るよしもなかったのだった。




怠惰「はいてな訳で伏線を残して終わりです」

狗神「次回は…明日か?」

怠惰「残念だけどしばらくお休み♪」

狗神「あっちを投稿するのか?」

怠惰「えぇそろそろ顔をだなさいとあの子がうるさ
   いものでね♪」

狗神「まぁ誰かは分からんがしばらく休みという
   事はわかった」

怠惰「まぁそうなるってことで今回はここまで!」

狗神「次回は何時になるかは分からんがまた
   来てくれよ」

怠惰「では読者様また次の投稿までさらばだ~!」

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