血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様そして…待たせたな!
テストという拷問から何とか復活をした
怠惰のクソ悪魔です…マジで終わった後の
戦意喪失はヤバすぎましたね…こんな話はもう
いいから今回からまた投稿は開始します。
そして夏の序盤という事で今回は少しホラー?
要素が入っているのと久々の投稿なので何時もより
更に下手になっているかもしれません。
そこはご了承を下さい。では久々の本編へどうぞ!


第六章 悪意は血の匂いと共に
第49話 気づいたら……


これは丑三つ時のことだった……

 

? 「私は……つっ……」

 

? 「殺せ…殺せ……殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

   殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

   殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

   殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

   彼奴を…殺せ!斬殺しろ!

 

? 「うっぐぅ……」

  

とある意思が目覚める。それは増大する悪意と共に目覚めてしまった……

 

 

 

蓮はまた不思議な不思議な夢を見ていた。その夢は何時ものような晴明と理久兔とで争うような夢ではない。蓮は真っ白な世界ではなく昔の平安時代の街並みを思わせるかのようなそんな場所の道に立っていた。

 

蓮 「ここは……?」

 

辺りをキョロキョロと見渡す。見た感じは夜の街道に灯籠の灯りが輝いているそんな感じだったが、

 

蓮 「足音?」

 

足音が聞こえてくる。すると1人の女性が夜の闇から灯籠の灯りに照らされて現れる。長い髪の毛それでいて着物を着てはいるが左手には鞘、右手には金色に光輝く刀を持っていた。

 

蓮 「あの…貴女は?」

 

蓮がその女性に語りかけた瞬間だった。その女性は顔をあげて蓮に顔を見せる。その顔は返り血を浴びたのか所々が赤かった。

 

蓮 「……え?」

 

と、マヌケな声をあげた時、女性は一言……

 

女性「……私に近づくと……………死ぬよ?

 

そう言い一瞬で蓮を間合いに入れて刀で一閃する。咄嗟の事で蓮は腕を盾にして目を瞑った……

 

蓮 「はっ!はぁはぁ……はぁ…はぁ……」

 

蓮は荒い息を吐きながら辺りを見る。それは博麗神社にある霊夢から貸してもらっている自室だった。どうやら夢だった事が確認できた。

 

蓮 「ゆっ夢か……」

 

そう言った時、襖が開かれて霊夢が顔を覗かせた。

 

霊夢「蓮ご飯出来…あんたその汗は何!!」

 

蓮 「えっ?」

 

蓮の額からは汗が滝のように流れていたのだ。霊夢に指摘されて蓮は額を拭うが、

 

霊夢「れっ蓮……その腕……」

 

蓮 「ん?…………えっ!?」

 

蓮は気づいてしまった。自分の右腕から血が流れていたのを……

 

蓮 「なっ何だよこれ!!」

 

よく見てみると自分の着ている服にまで血が流れてそれを吸収したのか寝間着の右裾部分が真っ赤になっていた。

 

霊夢「まっ待ってて!!すぐに包帯を持って

   くるから!」

 

そう言い霊夢は駆け足で包帯を取りに行った。蓮はこの時、夢の出来事を思い出した。それは金色に輝く刀を持った女性に斬られた事をだ。蓮は傷が出来てあろう右腕をちょこんと触ると痛みが神経を通った。

 

蓮 「ぐっ!!」

 

霊夢「蓮!」

 

霊夢は包帯と布と水を溜めた桶そして何故か分からないが焼酎を持ってきた。

 

霊夢「とりあえず応急手当よ!」

 

そう言い霊夢は桶に溜まってる水で蓮の傷をよく洗いそして布に焼酎を振りかけて染み込ませて傷口を抑える。

 

蓮 「うっつっ!!」

 

これは痛いのか蓮は歯を噛み締めて堪える。そしてその後綺麗な布で傷口を覆って包帯を巻いて応急処置は完了した。

 

霊夢「これでよしとりあえず竹林の医者の所

   まで行くわよ…」

 

蓮 「あっうん……」

 

そうして2人は朝食を取るのを止めて竹林へと向かう。その途中で霊夢は、

 

霊夢「蓮…教えてちょうだい何があったの?」

 

蓮 「夢を見たんだよ……」

 

霊夢「それって前に言ってた晴明と理久兔が戦う

   夢?」

 

蓮 「いや今回はそれじゃない今回は1人の女性

   が近づいて来てそれで斬られる夢だよ」

 

それを聞いた霊夢は驚きの表情をした。そして考察した。恐らく蓮の夢は過去や未来から送られる警告……だが今回の夢はそんな警告からの正夢を通り越して怪我までしている。故に霊夢は心配になっていた。

 

霊夢「………………まずは医者に相談するわよ」

 

蓮 「うっうん」

 

そうして2人は迷いの竹林へと辿り着くと更に飛んでいき永遠亭の上空へと来るとすぐさま降りていった。すると丁度庭には鈴仙、てゐの2人が立っていて蓮と霊夢の存在に気が付く。

 

鈴仙「あれ?蓮さんに霊夢さん今回はどうしたん

   ですか?」

 

霊夢「怪我人よ……」

 

そう言い霊夢は蓮の応急手当てした怪我を見せる。それを見た鈴仙は大慌てで、

 

鈴仙「すぐに此方へ!」

 

てゐ「ほらついてきなよ……」

 

そうして蓮と霊夢はてゐと鈴仙に付いていった。

 

鈴仙「師匠!急患です!さぁどうぞ入って下さい」

 

鈴仙に言われるがまま蓮と霊夢は入っていき蓮は近くにあった診察用の椅子に座り霊夢は付き添いの席に座る。

 

永琳「……蓮その腕はどうしたの?」

 

と、永琳に聞かれ蓮はそれについて洗いざらい全て答えた。

 

蓮 「実は夢で刀を持った女性に斬られる夢を

   見てそれで目覚めたらこうなってました」

 

永琳「そう……傷口見るわよ?」

 

蓮 「お願いします」

 

そう言い永琳は蓮の腕に巻いてある包帯を解いていき傷口を確認する。

   

永琳「見事にさっくり斬られてるわね…ウドンゲ

   178と190の棚にある薬を持ってきて

   頂戴」

 

鈴仙「分かりました!」

 

鈴仙は素早く動き部屋の奥へと入っていった。

 

永琳「薬の方は化膿止めそれから治癒力を高める

   塗り薬を用意しておくわ朝昼夜で1回塗っ

   て頂戴それと多分血液が無くなってると

   思うから血液を増やす薬も入れておくわね

   これは朝と夜に飲んでちょうだい」

 

蓮 「ありがとうございました」

 

霊夢「ねぇ蓮の正夢って何かの予兆になる?」

 

先程の話を聞いて思っていた事を永琳に聞くと永琳は深く考えて、

 

永琳「分からないわ…これが予兆となるのか

   または警告となるのかどちらになると

   しても嫌な予感しかしないわ」

 

霊夢「そう……」

 

蓮 「……………………………………」

 

と、言っていると鈴仙が色々と薬を持ってくる。それを蓮に渡す。

 

鈴仙「使ってくださいね♪」

 

蓮 「ありがとうございます」

 

霊夢「とりあえず私達は帰るわね」

 

霊夢はそう言うとそれに連れられて蓮も立ち上がる。

 

永琳「そう……ならもしまた何かあったら来て

   ちょうだいその時は力になるから」

 

蓮 「分かりました」

 

霊夢「それじゃあね……」

 

そうして蓮と霊夢は博麗神社へと帰って蓮はその日は怪我を少しでも早く治すため眠りにつくのだった。

 

 

 

 

その夜のこと人里で1人の男がほろ酔い気分で歩いていた。

 

男性「うぃ~~♪」

 

と、かなりふらふらとした感じで歩いていると1人の女性がその男性の前に現れた。

 

男性「あぁ~んねぇちゃん良い体してるな~♪

   どうだ~俺と酒飲ま……」

 

男性が言葉を言いかけた時、女性は中腰のような体制で一瞬の内に移動するしかも女性はいつの間にか所持している鞘に納められている刀の柄を手にかけてだ。

 

女性「さようなら……

 

ザシュッ!

 

男性「あっあが…………」

 

ドサッ…… 

 

その刹那の一閃、抜刀術で男性の腹を斬るとその場に男性は倒れ地面に血が滴り出る。

 

女性「斬らなきゃ……でも何か大切なことを忘れて

   いる気がする何でだろ……」

 

と、女性が言っていると頭の中に声が響く。

 

? (殺せ…あのガキ…殺せ……)

 

女性「うっぐ…斬らなきゃいけないよね…斬って

   咲かせなきゃ…赤い花を…咲かせなきゃ

 

そう言い女性は刀を鞘に納めまた歩き始めて夜の闇に消えるのだった。




怠惰「はい皆様改めましてお久々でございます
   この私、怠惰のクソ悪魔はテストという
   拷問から復活して参りました!」

狗神「おいごら選挙か!?」

怠惰「いえいえとりあえずはまぁ復活はしました
   のでまた投稿を始めてはいきます」
   
狗神「所でテストとやらはどうだった?」

怠惰 ………………………………………/(^o^)\

狗神「……まぁあれだお疲れさん」

怠惰「さてと今回は如何でしたでしょうか?
   まぁ久々なんで結構下手かもしれません
   がね…えっ?何時もの事だろって?まぁ
   そうですね何時もより酷いかもですね」

狗神「何をぶつぶつと言ってんだ?」

怠惰「気にしないでおいてそれでは今回は
   ここまでで次回は…明日です」

狗神「そんじゃ読者様熱中症には気を付けろよ」

怠惰「ばいばい♪」

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