殆どがお祭り騒ぎだと感じる怠惰のクソ悪意です
夏だなぁ……それでは本編へどうぞ!
舞台は深夜となった人里。そこには5人の女性……1人は博麗の巫女、博麗霊夢、2人目は魔法使いこと霧雨魔理沙、3人目は冥界の辻斬り魂魄妖夢、そして人里の自警団こと白沢慧音、最後に慧音の親友、藤原妹紅の5人が集まっていた。
霊夢「へぇ~あんたも来たんだ」
妹紅「あぁ慧音に頼まれてな……」
慧音「人は多い方が良いが普通の人間相手だと
死ぬ恐れがあるからな」
今回の相手は妖怪がらみのため無闇に人を集めるよりかは霊夢等の妖怪退治専門のメンバーを集めた。それはとてもかしこい選択だと言える。
霧雨「それは確かにな」
妖夢「とりあえず夜回りをしましょう」
と、妖夢の言葉に皆うなずくと皆は固まって昼間に予定を練った道順にそって夜回りを始めた。そして1時間後、時間は丑三つ時を回った。
霊夢「……収穫なしね」
霧雨「これだったら各自で索敵をした方が効率
良かったんじゃないか?」
慧音「それもそうだがもし1人で索敵をしてやら
れたらもともこもないからな」
魔理沙の言い分は確かに分かるだが相手は紛れもなく殺しをプロとしている辻斬りだ。出会えたとしても弾幕ごっこに持っていけるかが分からない。もし持っていけなけれびそこままざっくりと殺させるだけだ。
妹紅「まいったなぁ……」
と、言っていると突然、妖夢の顔が険しくなった。
妖夢「皆さん気を付けてください誰か来ます」
慧音「何?」
皆は妖夢が向いている方向を見るとそこにいたのは下をうつむいている男性だった。しかもその姿を慧音は知っていた。
慧音「あれは確か被害者の……」
妹紅「何でこんな時間に?」
目の前にいたのは前回辺りで辻斬りに斬られた男性だった。だが何故この丑三つ時にいるのか。
霊夢「あんた今は異変中よ勝手に出てこられて
も困るんだけど?」
と、言うが男性は返事をしない。
霧雨「おい何かあいつ様子が……」
男性「にゃは♪」
顔をこちらに向けると気持ち悪い程の満面の笑みを浮かべるその時だった。
? 「殺せ…悪意のままに……」
謎めいた声が丑三つ時の人里に響いたその瞬間だった。突然目の前の男性に異変が起き苦しみ悶え始めた。
男性「あっあがががかぎゃぎゃぎゃ!!!」
慧音「おっおい!!」
慧音が近づこうとした時さっと妹紅が止める。
妹紅「ダメだ慧音!」
そして男性の背中から醜悪な何かが現れる。その男性の背中には背後の醜悪な何かの足が根のようになっているかのようだった。まさしく何かに憑かれている。
妖夢「なっ何ですかあれ……!!」
霊夢「斬られた時に何か細工されたわね」
霧雨「霊夢!!」
魔理沙の声を聞いた霊夢は後ろを見るとそこには人里の男、女はたまた子供までもが背中に醜悪な何かが憑いていた。
霊夢「こんなにお仲間さんがいるとはね……」
慧音「霊夢!頼むから人間達は殺さないでくれ」
霊夢「そんなこと分かってるわよ!それ言うなら
他の3人に言いなさいよ」
霧雨「派手にはやるが殺しはしないぜ!」
妹紅「当たり前だ!」
妖夢「いきます!」
そうして人里では5VS大勢との戦いが始まった。
to be continue……
そしてここ博麗神社の居間で蓮はちゃぶ台に突っ伏して寝ていた。霊夢の帰りを待っていたら眠くなってしまっていたのか寝ているようだが……
蓮 「あれ?ここは……」
蓮はまた夢の世界にいた。それは今日の朝に見ていた夢と同じ真っ白な世界。すると1人の女性いや蓮の先祖、安倍晴明が歩いてくる。
蓮 「晴明さん」
晴明「蓮…私は言いましたよね?試練があると」
蓮 「いやその前に僕が特徴を聞いたら夢から
目覚めてしまって聞けなくて……」
と、言うが晴明は若干不機嫌そうな顔で、
晴明「言い訳は無用ですそんな事よりも速く
貴方は人里へ行きなさい……」
蓮 「どういうことですか!まさか霊夢達に
危機が!」
晴明「はい…そして伝えきれなかった今、貴方が
退治する妖怪……いえ妖刀と言った方が
良いでしょうその名は…妖刀神楽蓮…貴方が
常に持っていて博麗霊夢から送られた
刀です」
それを聞いた蓮は目を点にして驚いた。何せ信じられない程の事実だったからだ。
晴明「博麗霊夢は神楽を封印してある箱を開けて
しまったが故に目覚めさせるきっかけと
なってしまったんです」
蓮 「ちょっと待ってください!だって神楽
でしたっけ?あれならさっきまで持って
ましたよ!」
そう蓮は何時ものように刀を立て掛けてしまっている。しかも時間的には今から数時間前にだ。
晴明「今の神楽は丑三つ時になるにつれて目覚め
ていきやがてその悪意を見せるのです」
蓮 「えってことは現実だと僕の刀は絶対に
その場にはないんですよね?」
晴明「えぇ」
晴明の話が本当なら現実ではとんでもないことになっている筈だ。
晴明「ですが恐ろしいのは神楽の悪意は伝染して
いくのです」
蓮 「それってまさか空気感染じゃ!」
晴明「いえ……神楽の悪意は接触伝染を繰り
返します最初に斬りつけられた人間を
手当てするために人が触るそして手当て
した人間に不の感情があれば感染を繰り
返しまた別の人へと触れて伝染を繰り返す
のです」
それを聞いた蓮は最悪の想像をしてしまった。もしそれが魔理沙や妖夢に慧音そして欠けがえのない大切な人である霊夢もが悪意に伝染する想像を……
蓮 「晴明さん!僕は行きます!」
晴明「蓮…貴方に最後、話しておきたいことが
あるわ…妖刀神楽の悲しい過去について」
蓮 「悲しい過去ですか?」
晴明「えぇ神楽は自分の主を護るために人や
妖怪を斬り続けたその結果斬った者達の
怨念が纏わりついて護ってきた自身の
主人を斬殺してしまったという過去を
だから神楽は誰も傷つけたくないから
鞘の中で永久に眠った……だから蓮……
神楽に安眠を与えてあげて……」
それを聞いた蓮は後ろへと振り向き走っていった。そうして蓮は目覚め現実へと帰ってくる。
蓮 「………………………………」
蓮は起き上がると何時も大切に所持している鞘から抜けぬ刀を立て掛ける所を見るのだがそこには神楽は立て掛けれていなかった。
蓮 「やっぱり…本当なんだね神楽……」
そう言うと蓮は急いで縁側へと出で丑三つ時の空へと飛んでいくのだった。
怠惰「はい今回の異変の首謀者は蓮の愛刀であり
ようやく名前が出てきた神楽でしたぁ」
狗神「…………
怠惰「でも思うけどさぁ1人でに刀が動くって
怖くない?」
狗神「幻想郷じゃ普通だろ」
怠惰「それ言ったら終わりだけどさぁでも怖く
ないかい?」
狗神「いや全然?」
怠惰「話にならないや…まぁいっか…それとさぁ
まだ先の話?になるとは思うけどお気に
入り100到達したら何やろうかな?」
狗神「なぜに今ここで?」
怠惰「まぁ今現在考えてる案は2つあるけど
1つは理久兔と別れた後の晴明の活躍
をほんの数話ほど描くか……それとも
外伝として玲音執事長が何故紅魔館に
来たのかのどちらかを描くつもりだけど
どっちがいいかなぁ……」
狗神「まぁそこは100いったらな?」
怠惰「まぁね♪一応は読者様皆さん考えては
おいてください……それと感想でその
答えは書かないで下さいね?感想消さ
れますから……」
狗神「その時になったら活動報告でお知らせは
するだろうからよろしくな」
怠惰「そんじゃ言いたいことも言ったから
今回はここまで!」
狗神「次回もよろしくな」
怠惰「では読者様また明日!」