血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、怠惰のクソ悪魔です。
今回は……見てもらった方が早いかな
では本編へどうぞ。


第56話 どう見てもお前が悪い

蓮が盛大な台詞を言ってから数日の事、蓮は何時もの日課である修行を行っていた。

 

蓮 「798、799……」

 

霊夢「はぁ……」

 

霊夢はそんな蓮を見てため息を吐くと、

 

蓮 「どうしたの霊夢?」

 

霊夢「えっ!?なっ何でもないわよ!それよりも

   顔が近いから!?」

 

蓮は霊夢の顔の至近距離でどうしたのかと聞いたため霊夢は焦ってしまう。

 

蓮 「えっならいいんだけど?」

 

蓮は顔を離して霊夢の隣に座るように縁側に座ると、

 

霊夢「ねっねぇ蓮あのさ……」

 

? 「よぉ~いるか~」

 

と、霊夢が言おうとした時、突然声が聞こえた。その方向を見ると博麗神社に歩いてくる人影が写る。その人影はこちらにやって来ると蓮と霊夢はその人物を見て一瞬で分かった。

 

蓮 「あれ玲音さん?」

 

霊夢「何で紅魔館の執事がいるのよ!!」

 

言いたいことを邪魔された霊夢は少しキレていたが玲音は、

 

玲音「あぁ~うん取り込み中悪いな……」

 

蓮 「えっと玲音さんは何しに来たんですか?」

 

玲音「なぁお二方…何処か求人してる所ってない

   か?」

 

霊夢「何でよ?」

 

霊夢が何でかと聞くと玲音は頭を掻きながら苦笑いしつつ、

 

玲音「ハハハ…紅魔館の執事クビになったわ♪

 

蓮 「…………えっ!?」

 

霊夢「…………はい?」

 

これには2人も驚くしかなかった。そうして玲音は事の成り行きを話すのだった。それは今から約1週間前程、遡りここ紅魔館では……

 

玲音「よぉ~しお前ら仕事も目処がついたから

   遊ぼうぜ♪」

 

玲音は何時ものように妖精メイド達を遊びに誘う。その誘いに妖精メイド達は楽しそうに、

 

妖精「わぁー~い♪」

 

妖精「ならチャンバラしようよ♪」

 

妖精「いやいや!それなら麻雀だよ!」

 

と、いった具合に妖精メイド達と遊ぶのだったがその数時間後……玲音は休憩室で休んでいると咲夜がニコニコしながらやって来る。

 

咲夜「玲音…貴方仕事ほったらかして何してるの

   かしら?」

 

咲夜は笑顔だが眉間にシワを寄せて言うと玲音は、

 

玲音「ん?やることはやったが?」

 

咲夜「貴方…屋敷の窓はいくつあるか知ってる?」

 

玲音「さぁ~数えたこともないな♪」

 

咲夜「そう♪貴方達に頼んだのは屋敷の窓全部の

   筈なのに何で7分の1程で終わってるか

   説明くださるかしら?」

 

と、咲夜に言われた玲音はニコニコしながら、

 

玲音「飽きてきたから♪」

 

咲夜「そう♪玲音貴方頭にナイフ生やす準備は

   万全かしら?」

 

咲夜はナイフを構えると玲音は笑いながら、

 

玲音「全然♪」

 

咲夜「くたばりなさい玲音!!」

 

咲夜はナイフを玲音へと投擲するが玲音は近くにあった椅子を振って椅子を身代わりにする。

 

玲音「相変わらず命中率の高さだよな本当に!」

 

玲音は咲夜の猛攻を避け続ける事数分後……

 

咲夜「本当に貴方って人は!」

 

玲音「はっはっは!まだまだだな♪」

 

と、言っていると玲音と咲夜のいる通路の隣の扉が開く。そこには、

 

レミ「貴方達またやってるの?」

 

咲夜「お嬢様申し訳ございません」

 

咲夜は頭を下げるが玲音はニコニコと手を上げて、

 

玲音「よっカリチュマ♪」

 

レミ「誰がカリチュマだ!!」

 

と、定番のようにレミリアにカリチュマ発言して怒られる。するとレミリアはニヤリと笑う。どうやら良いことを思い付いたようだった。

 

レミ「咲夜貴方また駄執事に手を焼いてるようね」

 

咲夜「えぇ本当に……」

 

レミ「なら玲音1つ賭けをしない?」

 

玲音「賭け?」

 

玲音が言葉を言い返すとレミリアはニコニコしながら、

 

レミ「えぇ簡単よチェスで勝負しましょうそれで

   私が勝ったら今日の仕事全部やりなさい

   代わりに勝ったら……」

 

と、レミリアが言おうとした瞬間、玲音は、

 

玲音「いいぜ♪なら勝てたらおれの用件を

   飲んでもらういいな?」

 

レミ「構わないわよ♪」

 

レミリアは勝ち誇ったかのように言うと玲音は楽しそうに、

 

玲音「ならさっさとやろうや……」

 

レミ「えぇそうしましょう♪」

 

そうして玲音とレミリアによるチェスの対決が始まったのだが数時間後……

 

玲音「はいチェックメイト♪」

 

レミ「くぅっ!」

 

咲夜「お嬢様が負けた!?」

 

レミリアは玲音にチェスでボロ負けした。勝てると思っていたのか物凄く悔しそうだ。

 

玲音「俺とゲームで勝負することが間違いなん

   だよカリチュマとりあえず用件を飲んで

   もらおうか♪」

 

レミ「何でも来い!!」

 

玲音「ならよ♪まず両手を頭につけてくれよ」

 

レミ「こっこう?」

 

レミリアは言われるがままに玲音の指示したポーズを取ると、

 

玲音「そしたら(うずくま)ってうーーって声だして唸ってく

   れやそれで用件は終了だ♪」

 

レミ「こうして…………」

 

レミリアは玲音の言われるがままにそのポーズを取ると最後の仕上げに、

 

レミ「う~ーーーー☆」

 

と、唸る。

 

玲音「ぷっ!ハハハハハハハハハハハハハ♪」

 

玲音は腹を押さえて大爆笑をした。しかもそれを見ていた咲夜も……

 

咲夜「ぷっ!!うっがっ我慢……プクククク……」

 

咲夜は玲音とはちがい口に手を押さえて笑うのを我慢していた。流石は淑女だ。するとレミリアは顔を真っ赤にして、

 

レミ「この駄執事!あんた何かクビよ!クビ!

   クビ!クビ!クビ!クビ!クビよ!

   絶対クビよ!

 

大爆笑されて悔しさと恥ずかしさが出てしまったのかレミリアは興奮してクビ!と連呼して言うと玲音は未だに笑いながら、

 

玲音「あぁ良いぜ良いぜこんなブラックな職場とは

   お別れになるならクビになってやるよ♪

   そんじゃこれまでありがとさんよカリチュマ

   レミリアちゃ~ん♪」

 

レミ「とっとと出てけ!!」

 

そうして玲音はクビとなり今に至るわけだ……

 

玲音「そんな訳なんだよな……」

 

それを聞いていた蓮と霊夢は呆れていた。レミリアもそうだが一番は玲音にだ。

 

蓮 「主人に逆らう執事って……」

 

霊夢「あんた馬鹿なの?ねぇねぇ馬鹿なの?」

 

玲音「あぁ~うん反省もしてるし後悔もそれなりに

   して……ないな♪」

 

玲音は爽やかな笑顔で答えると蓮はやれやれと思い、

 

蓮 「はぁ……なら玲音さん人里に行きましょう

   そこでならもしかしたら求人があるかも

   しれませんよ……」

 

玲音「おっなら案内してくれのか?」

 

蓮 「えぇしょうがないので……てな訳で霊夢

   悪いけど少し空けるね♪」

 

霊夢に他人事断ると霊夢はため息をしつつ、

 

霊夢「はぁ~分かったわすぐに帰ってきなさいよ」

 

蓮 「うん分かった♪なら玲音さん行きましょう♪」

 

玲音「本当に悪いな~え~と田中くん!」

 

蓮 「だから葛ノ葉蓮ですって!」

 

そうして蓮は玲音を人里へと案内するのだった。




怠惰「今回は後書きとして重要なお知らせが
   あるんだけど……」

狗神「なんだ?」

怠惰「新しい子をスカウトしてきたよ♪」

狗神「新しい子?」

怠惰「そうそう♪それじゃ入ってきて~」

狗神「お前は…神楽じゃねぇか!?」

神楽「えっと今回から後書きメンバーに入る
   神楽ですよろしくお願いいたします」

狗神「まさか神楽とはな……」

怠惰「まぁこういう感じの子も必要と考えて
   出すことを決めてたんだけどね♪」

狗神「成る程な…確かに我よりかは頭も良い
   それでいて文武両道の大和撫子みたい
   な奴だからな……」

神楽「止めてくださいよ狗神様、私のハードル
   を上げないで下さい!」

怠惰「あっそれと神楽のモデルとなったキャラ
   については明日話すということでね♪」

神楽「えっ私ってモデルキャラがいるんです
   か?」

怠惰「うん…もうぶっちゃけた話、分かる奴は
   分かると思う……」(´・ω・`; )

狗神「因みに我は?」

怠惰「………………誰かいた気がするけどド忘れ
   しちゃった……」

狗神「おい!」

怠惰「てなわけで今回はここまで!」

狗神「あぁ~気になるがまぁいい…とりあえず
   次回な!」

神楽「それでは読者様」

怠惰「また次回までさらばだ!!」

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