血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様、怠惰のクソ悪魔です。
今回から花映塚です。てな訳で本編へ
どうぞ……


第七章 四季の花は新たな道へと誘う
第59話 四季折々の華々


とある昼下がり蓮と霊夢の目の前には異様な光景が目に写っていた。まず普通ではありえない光景だ。

 

蓮 「霊夢…確か菊って9月ぐらいだよね?」

 

霊夢「えぇ……まだ春だってのに朝顔まで咲いてる

   わね……」

 

目の前に写る草木からは春らしい花も咲いてはいる。咲いてはいるのだが春の季節に似つかないひまわりやら紫陽花、菊に牡丹といった謎めいた花が咲き誇っていた。

 

蓮 「これ……明らかに異変だよね?」

 

これで異変な訳ないと言ったら本当に殴りに行くよ?と言いたくなる。

 

霊夢「まぁ……それはね……」

 

と、霊夢が言った時、後ろから無数の目がついた穴が開く。そこから顎に手を添えて紫が出てくる。

 

霊夢「何の用……紫?」

 

紫 「ふふっ♪今回の異変について少し説明しに

   来たのよ♪」

 

蓮 「説明……ですか?」

 

紫 「えぇ♪」

 

紫はニコニコと微笑みながら今回の異変の原因について話始めた。

 

紫 「今回の異変…その原因は外から霊魂が幻想郷

   に流れてきているのよそれも大量にね…その

   霊魂達は肉体を求めて彷徨い続けて花に憑依

   して四季別々の花を咲かせた…それが真相

   って所かしら?」

 

霊夢「ふぅ~んてことは元凶は無しか……」

 

紫 「えぇ♪今ごろは閻魔が死神やらを使って

   霊魂の回収をしているはずよ♪だから解決

   まで時間の問題ね♪」

 

蓮 「そうなんですか……」

 

蓮と霊夢は縁側に座ってただ珍しい景色を眺める。

 

紫 「あっそうそう霊夢♪」

 

霊夢「何よ?」

 

紫は霊夢の耳元で何かを囁いた。すると霊夢の顔は真っ赤になった。

 

紫 「ふふっ♪良い機会なんだから少しは……ね♪」

 

霊夢「ううううっうるさいわね!」

 

紫 「ふふっ♪まぁ頑張りなさいな♪それじゃ

   私は帰るわね♪」

 

そう言い残して紫はスキマへと入るとスキマは閉じるのだった。

 

霊夢「あのBBAめ……」

 

と、霊夢が言ってはいけない禁句を言った次の瞬間、

 

ガンっ!

 

霊夢「痛っ!!」

 

突然霊夢の頭上からタライ降ってきた。それに霊夢は頭からもろに食らった。

 

蓮 「だっ大丈……ぶ!?」

 

蓮はタライを見ると張り紙が貼ってあった。それをよく見てみると……

 

お☆ね☆い☆さ☆ん♥

と、大きく書かれていた。蓮はこの時改めて言葉を考えて言おうと再認識したのだった。

 

霊夢「うわっ……」

 

蓮 「まっまぁ……置いておこうよ…ね?」

 

霊夢「そうね……」

 

霊夢は先程の紫の囁きを聞いてからそわそわとしていた。すると霊夢は、

 

霊夢「ねぇ蓮せっかくだから散歩しない?こんな

   光景めったにないからさ」

 

確かに霊夢の言う通り今の外界は人工的に咲かせた華々が多い。自然に咲いたいくつもの季節の花を見ながら散歩もたまには良いと思った。

 

蓮 「うん♪なら行こっか♪」

 

霊夢「えっえぇ♪」

 

そうして蓮と霊夢は空へと飛んでいった。

 

蓮 「霊夢まずは何処から行く?」

 

霊夢「えっ……蓮に任せるわ」

 

と、言われ蓮は何処からいくかと考える。そして導きだした案は、

 

蓮 「なら竹林から見て回ろうか♪」

 

霊夢「それでいいなら♪」

 

そうして蓮と霊夢は迷いの竹林へと降り立った。迷いの竹林で咲いている季節外れの花は紫陽花や朝顔等々が咲いていた。

 

蓮 「やっぱりここは涼しいね♪」

 

霊夢「まぁ少し寒いぐらいだけどね……」

 

そう言いながら2人は季節外れの花を鑑賞をしながら竹林を歩いていくと……

 

蓮 「ねぇ霊夢あれって鈴仙さんじゃない?」

 

霊夢「それにちびウサギもいるけど……」

 

蓮と霊夢は鈴仙とてゐを見つけるが2人共手をピクピクと痙攣させて倒れていた。

 

蓮 「ちょっ!鈴仙さん!てゐさん!?」

 

蓮は2人に近づいて様子を見ると顔が真っ青になっていた。

 

霊夢「ねぇ蓮これ……」

 

霊夢は小瓶を蓮に見せる。その小瓶のラベルには髑髏のマークが描かれていた。

 

蓮 「それ明らかにヤバいラベルだよね!?」

 

霊夢「まったくこいつらの主の所に運ぶわよ」

 

蓮 「分かった霊夢はてゐさんをお願い僕は

   鈴仙さんを運ぶから」

 

霊夢「分かったわ」

 

そうして蓮は鈴仙を担ぐと霊夢もてゐを担ぎ上げて急いで永夜亭へと運ぶのだった。

 

蓮 「すいませ~ん!永琳さん!輝夜さん!」

 

と、玄関の前で叫ぶと奥から八意永琳が走ってくる。

 

永琳「どうしたの?……鈴仙にてゐ!?これは……

   とりあえず2人共すぐに布団へ!」

 

蓮と霊夢は永琳に案内されて部屋へとつくと永琳はすぐさま布団を敷き鈴仙とてゐを布団に寝かせる。

 

蓮 「永琳さん霊夢が発見したんですが……」

 

蓮の言葉を聞くと同時に霊夢は先程見つけた小瓶を永琳へと渡す。それを見た永琳は、

 

永琳「はぁ~鈴蘭の毒がないと思ったらてゐが

   いたずらで使ったのは良いけど鈴仙に

   仕返しで小瓶の毒を強制的に飲まされて

   今の状態になったというのが説明的には

   合うわね……」

 

永琳の推理には蓮も霊夢も驚いたが鈴蘭の毒と聞いて蓮は顔色を変えて、

 

蓮 「えっと確か鈴蘭って猛毒でしたよね?」

 

永琳「えぇ♪触れるだけでも危険ね♪」

 

それを聞いた霊夢は青い顔をしてさっと手を擦る。

 

永琳「まぁ彼女達なら治癒力も強いから問題は

   ないでしょうしっかりと点滴やら打って

   治癒力を高めさせれば元気になるわよ」

 

蓮 「それを聞くと妖怪って便利ですね……」

 

永琳「それよりも御2人ありがとうね2人を

   連れてきてくれて♪」

 

永琳にお礼を言われると霊夢は慣れていないのか照れて蓮は笑って、

 

蓮 「いえ気にしないでください♪」

 

霊夢「なんかこそばゆいわね……」

 

永琳「ふふっ♪そういえば何か用はないの?」

 

と、言うと襖が開いてそこからまるで西洋の人形のような子が現れる。

 

? 「永琳、お菓子は食べたから帰るわね」

 

永琳「あらもう少し待ってて貰えないメディ

   スン?」

 

メデ「……分かったわ」

 

そう言いメディスンと言われた少女は襖を閉じた。そして霊夢は少しここにいるのは悪いと思ったのか、

 

霊夢「お邪魔そうだし蓮そろそろ行きま

   しょう」

 

蓮 「うんっ?うん……」

 

そう言い2人は立ち上がると霊夢はスタスタと先へ行き蓮はお辞儀をして、

 

蓮 「お邪魔しました♪」

 

永琳「い~えまた遊びにいらっしゃい♪」

 

蓮 「はい♪」

 

蓮はまたペコリとお辞儀して外へと出て霊夢と共に空へとまた飛んでいくのだった。

 

永琳「ふふっ♪あんな純粋な子を見ると理千の

   事を思い出しちゃうわね♪」

 

永琳は楽しそうにそして何処か遠いところを見て儚げに中へと入っていくのだった。

 




怠惰「はいでは今回から花映塚ですが……」

狗神「ですが……何だ?」

怠惰「今回、もう1つの小説が1周年を迎え
   ました!」

神楽「へぇ~もうそんなに長く……」

怠惰「これも皆様が見てくれるお陰ですね
   てな訳で今日は特別ということで
   今日の9時38分にもう1つの小説の
   話を1話だけ投稿させていただきます!」

神楽「見てくれる読者様はいるかは分かり
   ませんが見てくれている方は楽しみ
   ……でいいんですよね?」

怠惰「まぁ下手クソが書く小説だからそんなに
   楽しみとまでいかなくても見てくれる
   なら嬉しいかな?」

狗神「しかしなんでこんなキリのない時間なん
   だ?」

怠惰「もう1つの小説が始まったのがその
   今日の時間だからだよ?」

神楽「成る程……」

怠惰「てな訳で今回はここまで♪あっちを見る
   方は彼方でお会いしましょう♪」

狗神「そんじゃ読者様」

神楽「また次回にお会いしましょう♪」

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