血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、怠惰のクソ悪魔です。
残り短い花映塚篇をどうぞ!!


第61話 楽しい散歩を終えて待つのは……

蓮と霊夢は見る所を見ているともう太陽が真上に輝いていた。昼時だろうと察した。

 

蓮 「もう昼ぐらいか……時間経つの速いね」

 

霊夢「そ…そうね……」

 

霊夢は少し残念そうだった。ここだけの話この時間が長く続けば良いのにと霊夢は思っていた。すると、

 

? 「春ですよー♪」

 

と、チルノ……いや大妖精に近い妖精が満面の笑みで叫んでいた。

 

蓮 「えっと君は?」

 

? 「私?私はリリーホワイト!春が来たことを

   伝えてるの♪久々の大仕事なの♪」

 

蓮 「言われてみると去年の春はあって無かった

   もんね……」

 

そう妖夢や幽々子が起こした春雪異変で春が凄く短かった。故に久々の春で嬉しいのだろう。

 

リリ「あっ私もう行くね♪皆にこの喜びを伝え

   たいから♪」

 

そう言いリリーホワイトは飛び去っていった。

 

霊夢「何なんだか……」

 

蓮 「うん…そろそろ帰ろっか♪」

 

霊夢「えぇ……」

 

蓮と霊夢は博麗神社へと帰るためにその方向へと向かう。すると黒い影もとい黒い翼を羽ばたかせてカメラを手に持つ少女、射命丸文がニコニコとしながら現れた。

 

文 「どうも~清く正しい射命丸でぇ~す…………

   やっと言えた!?」

 

今回は蓮と霊夢に邪魔される事なく自分の紹介が出来た事に驚き歓喜した。これが俗に言う3度目の正直と言うのだろう。

 

霊夢「あんた何しに来たの?」

 

蓮 「えっと文さんどうかしたんですか?」

 

2人は歓喜している文を細目で見ると文はニコニコしながら、

 

文 「いやぁ~仲の良いアベックが見えたもの

   なんで近寄らせてもらいました♪因みに

   デートですか♪」

 

ニコニコしている文の笑顔が段々とゲスの笑いへとなっていく。

 

霊夢「文あんた1発殴られたいの?」

 

文 「嫌だな~ただ聞いただけじゃないですか」

 

霊夢「あんたの記事は捏造だからあてになった

   試しがないのよ」

 

前に文の記事の7割りは捏造と言われている。そして写真に限っては殆んどがパパラッチである。

 

蓮 「えっと文さんさっき見えたって言いました

   けど本来はこの異変の調査に来たんですよ

   ね?」

 

文 「えぇまぁ本来は…てか霊夢さん捏造って

   言いますけど殆んど真実ですからね?」

 

苦笑いを浮かべて文はアハハハと笑う。真実と言うがそれなら変にねじ曲げないでほしいと蓮は思った。

 

蓮 「ならねじ曲げないで下さいよ?」

 

文 「アハハまぁそんなにはねじ曲げてないです

   からね?それよりも何でこんな異変が起こ

   ってるのか分かりますか?」

 

そう聞かれると蓮は今回の異変について知っているためそれを話した。

 

蓮 「えっとなら今回の異変についてお話しま

   しょうか?」

 

文 「おっ少し待ってくださいね」

 

霊夢「蓮いいの?こいつに協力して」

 

蓮 「まぁ僕達の事を書かれるのもあれだしね」

 

等と言っていると文はメモと万年筆を取り出してもう書く気満々だ。

 

蓮 「それじゃ今回の異変の首謀者はまずいま

   せん」

 

文 「えっ?普通いるでしょ?」

 

霊夢「今回の原因は外から霊魂が流れて来てそれが

   花に憑依して今の状態になったのよ」

 

文 「なっ成る程……ふむこれで記事は大方書け

   そうですね」

 

蓮 「あっそれと今回の異変の霊魂は死神が回収

   してるって聞いたから死神?に聞けばもう

   少し詳しく分かるかと……」

 

文 「成る程分かりました!」

 

そう言い文は颯爽にその場から飛去っていった。

 

霊夢「彼奴は嵐ね……」

 

蓮 「何やかんやでトラブルがあったけど霊夢

   神社に帰ろっか」

 

霊夢「えっそうね……」

 

文の襲来もあったが蓮と霊夢は神社へと帰っていくのだった。

 

少年少女移動中……

 

蓮と霊夢は博麗神社へと辿り着くと2人は地面へと降り立った。蓮は背伸びをしながら、

 

蓮 「楽しかったね霊夢♪」

 

と、霊夢に言うと霊夢は頬を少し赤らまして、

 

霊夢「えっえぇ……」

 

少し戸惑いながら返事をした。そんな霊夢を見て蓮は不思議に思い、

 

蓮 「霊夢……どうかした?」

 

霊夢「…………ねぇ蓮あの時の宴会で狗神と神楽と

   話しているところ聞いちゃったんだ……」

 

霊夢の言葉を聞いた蓮は顔を赤くし苦笑いを浮かべて、

 

蓮 「アハハハ……聞いちゃったか……」

 

霊夢「ねぇ…蓮、私……私も貴方の事が……」

 

と、霊夢が言おうとした時だった。入り口の鳥居辺りが騒がしくなっていく。すると鳥居を通って霧雨魔理沙と伊吹萃香が大慌てで走ってきた。

 

霧雨「たっ大変だ!閻魔が来るぞ!!」

 

魔理沙の言葉に蓮と霊夢はどういう事なのか分からず、

 

2人「はっ?」

 

マヌケな声を出してしまう。先程までのシリアス的な空気はギャグへと変わってしまった。すると萃香はすぐにでも逃げられるように両足を交互にあげながら、

 

萃香「地獄の閻魔が来るんだよ!彼奴は地獄にある

   鏡で私達の事を監視してこうやって休日には

   説教して回るんだよ!!」

 

どうやら魔理沙と萃香はただ単に日頃の行いが悪いため説教されたくないがため大慌てで逃げてるといった所だ。因みに魔理沙は本の強盗やらの窃盗罪、萃香はただ酒や食料等を食べて逃げる食い逃げといった所だ。

 

霊夢「この空気が読めない奴等め!!」

 

本当に空気が読めなさすぎて霊夢もツッコミを入れた。

 

蓮 「えっと……閻魔さまってあの人ですか?」

 

蓮が指差す方向に3人は目を向けると階段を登ってくる少女が目に見えた。

 

萃香「まっまずい!」

 

霧雨「あばよ霊夢!!」

 

そう言い2人は逃げようとするがそうは問屋が卸さなかった。

 

ガシッ!ガシッ!

 

2人は霊夢に腕を角を掴まれて身動きが出来なくなった。

 

霊夢「逃がさないわよあんた達!」

 

霧雨「離すんだ霊夢!まだ私は説教を受けたく

   ないぜ!」

 

萃香「わっ私だって!!」

 

霊夢「あんたらは1回説教されなさい!」

 

と、霊夢は言っているが何時も一緒に暮らしている蓮からしてみれば、

 

蓮 「霊夢……君も同罪だよ……」

 

基本お賽銭やらのお金の事を考えている霊夢も同罪だと蓮は考えていた。そして遂に閻魔であろう少女がやって来る。しかも霊夢達に徐々に徐々にと近づいてやがて霊夢の所まで来ると、

 

閻魔「貴女達いい加減に説法を……」

 

霧雨「私は逃げるんだ!!」

 

霊夢「あっちょ!!」

 

魔理沙は強引に霊夢の腕を振り払った。だが振り払った霊夢の腕は………… 

 

ガスッ!

 

閻魔「そげぶっ!!

 

まさかの閻魔の右頬にクリティカルヒットし閻魔は吹っ飛ばされて気絶した。

 

蓮   !!( ; ロ)゚ ゚

 

霊夢「あっ……」

 

霧雨「やべっやっちまった……」

 

萃香「これ後が……」

 

4人は黙って立ったままこの状況を整理することしか出来なかったのだった。




怠惰「今回はここまでかな?」

狗神「やっちまったな……」

神楽「痛いところに入りましたね」

怠惰「とりあえずは花映塚は次で終わりの予定で
   恐らく何だけど次を投稿したらあっちを
   投稿するのかな?まだ未定だけど明日お知
   らせするね♪」

狗神「そうかまた休みか」

神楽「そうですね♪」

怠惰「今を楽しんだ方がいいよ♪それにまぁ
   これからどんな展開になるか分かった
   もんじゃないからさ♪」

狗神「また何か企んでるだろ?」

怠惰「さぁね♪それじゃ今回の後書きも終わり
   ね♪」

神楽「えっとまた明日もお願い致しますね」

怠惰「それじゃ読者様!」

狗神「またな……」

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