血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、起きたら昼の12時
になっていた怠惰のクソ悪魔です。
寝すぎた……てなわけで本編へどうぞ。


第64話 授業風景

霊夢と恋人となって翌日の朝、朝の日差しが入り春ならではの暖かさに蓮は目を擦りながら起き出した。

 

蓮 「うぅ~ん……もう朝か……」

 

そう言い蓮は布団から起き上がろうと掛け布団を取ろうとしたとき蓮は気づいてしまう。自分の隣でモゾモゾと動く何かを、

 

蓮 「……………………まさか」

 

蓮は呟くと同時に掛け布団を取ると隣にいたのは……

 

霊夢「スゥ~スゥ~……」

 

霊夢が隣で寝ていた。この時、蓮は何か変な過ちを犯してないかと思い記憶を巡った。

 

蓮 「あれ?確か…昨日告白してそれで…うん!

   霊夢は祝いの酒を飲んで確か自分の布団

   に帰っていったから…つまり僕はまだ何も

   していない!」

 

どうやらまた霊夢が蓮の部屋と間違えて布団に入ってきたようだ。

 

蓮 (とっとりあえず……起こさないようにそっと

   厨房に行かないと……)

 

足音を立てずこっそりと蓮は布団から起き上がって障子に手をかけてゆっくりと開いて部屋から出る。だがこの時、朝食を作ってくれる霊夢が寝ていて朝食が出来てないことに気がついた。

 

蓮 「……そういえば…今日は仕事だったから……

   って時間がない!…しょうがない朝昼

   兼用で昼食にまわすしかないか」

 

そう呟いて蓮は玄関から出て人里へと向かうのだった。

 

少年移動中……

 

蓮は人里へと着くと寺子屋へと向かい寺子屋の玄関にいた慧音に挨拶をする。

 

蓮 「慧音先生おはようごさいます♪」

 

慧音「おぉ蓮かおはよう♪……何か今日はやけに

   元気がいいじゃないか何かあったか?」

 

蓮 「えっえっとまぁはい昨日良いことがあり

   まして……」

 

蓮は少し照れながら答える。それを見ていた慧音は微笑んで、

 

慧音「そうか♪笑顔でいるのは良い事だ♪おっと

   そろそろ授業が始まるから教材の準備等を

   頼めるか?」

 

蓮 「分かりました♪それじゃ先に行きますね」

 

慧音「あぁそうしてくれ♪」

 

蓮は一言断ると寺子屋の中へと入っていき教材準備室へと向かう。

 

蓮 「え~と確か今日必要なのは……まずは国語

   の教科書(教師用)と後は書道の道具もか」

 

蓮はやる事を思い出していき次々に道具を教室へと持っていく。そうして仕事をしていき全文運び終わると同時に授業が始まる時間となった。教室を見てみると定番のようにチルノやルーミアにリグルそしてミスチーのバカルテットと大妖精が座っていた。

 

慧音「よしそれじゃまずは国語からか……皆は

   私の後に続けて読んでくれ」

 

生徒達「はぁーーい!!」

 

慧音「それじゃ泡沫…君のようだ……」

 

生徒達「泡沫、君のようだ……」

 

と、生徒達は慧音先生に合わせて音読をし始めた。そして音読が終わると、

 

慧音「よしそれじゃ軽く泡沫の意味について

   誰か知ってる子はいるか?いるなら

   挙手して発表してくれ」

 

蓮 「いや難しいでしょ……」

 

これには蓮もツッコミ入れざる得ない。何せレベルが中学生レベルだ。すると、

 

大 「はい……!」

 

慧音「よし大ちゃん答えは?」

 

大 「確か泡とかそういう意味ですよね?」

 

それを聞いた慧音はニコリと微笑むと、

 

慧音「正解だ♪それじゃもう一度答えを言うぞ

   泡沫とは大ちゃんが言っているのはあって

   いるが本来の意味は水面に浮かぶ沫の事だ

   覚えておくようにな……おっとそれじゃ

   そろそろ次の授業だ」

 

慧音の言葉を合図に蓮は1人1セットずつ書道道具を配っていく。

 

慧音「次の授業は習字だ♪皆の好きな言葉を

   書いてくれ♪」

 

蓮 「何かあったら僕か慧音先生を呼んでね♪」

 

生徒達「はぁーーい!!」

 

生徒達は返事をすると墨を作り始めた。その中には妖精達ももちろん含まれている。そうして墨を作り終えた生徒達はそれぞれ筆を持って字を書いていく。蓮は慧音と共に見て回っていると、

 

蓮 「ミスチーは歌って漢字か……」

 

ミス「はい♪私歌うのがとても大好きなんです」

 

流石は夜雀だけあって歌うことはとても大好きなんだと蓮は伝わってくる。

 

蓮 「うんいいね♪それでリグルは蟲って漢字か」

 

リグ「はい♪やっぱり僕といったらこの字ですよ♪」

 

言われてみると虫の妖怪だと認識してしまう。そんなリグルらしい漢字だ。

 

蓮 「うん確かにね♪良く書けてるよ♪それで

   大ちゃんは氷って漢字か……」

 

大 「はっはい♪チルノちゃんが一番の親友だから

   ですかね♪」

 

数年前に霊夢と魔理沙に夢想封印とマスタースパークというオーバーキルをされて落ちていったチルノを心配しながら追いかけて行っているのを思い出した。大妖精から見たらチルノは一番の親友なのだろう。

 

蓮 「ハハハ仲が良いね♪」

 

と、蓮は楽しそうに言うと……

 

チル「蓮先生出来たよ♪」

 

蓮 「おっチルノは…………!?」

 

チルノの半紙にはまさかの⑨と書かれていた。チルノは半紙を片手にドヤッている。

 

チル「どうよ♪あたいの字は!」

 

蓮 「う、うん自分らしくていいんじゃない

   かな?」

 

と、言葉に困ったためそう答えるとチルノは嬉しかったのか満面の笑顔で、

 

チル「よっしゃ~♪」

 

蓮 「げっ元気がいいなチルノは……」

 

チルノの喜ぶ姿を見てそう呟いていると前の席に座っているルーミアが笑顔で、

 

ル 「出来たのだー♪」

 

蓮 「おっどれどれ……」

 

ルーミアの書いた字は親友と書かれていた。

 

蓮 「これってチルノ達の事?」

 

ル 「うーんよく分からないのだー?凄く昔に

   親友と呼べる友達がいた気がするのだー?」

 

それを聞いた蓮は夢で理久兎と一緒に楽しそうに会話をしていたルーミア似の女性を思い出す。だがあまりにも見た目の年齢がかけ離れていてとてもルーミアと同じだとは思えない。

 

蓮 「そっか♪でもさこうやってチルノ達もいるん

   だから♪その親友達を大切にね♪」

 

ル 「もちろんなのだー♪」

 

ルーミアは満面の笑みで答えた。そうして今日の寺子屋の授業が終わり皆は帰っていく。

 

蓮 「うぅ~ん今日も終わった~♪」

 

慧音「お疲れ様ほら今日の給料だ♪」

 

蓮 「ありがとうございます♪」

 

お礼を言い蓮は給料を受けとる。すると慧音は、

 

慧音「しかし何時もよりもキレがあったが……

   霊夢と何かあったのか?」

 

そう言われた蓮は恥ずかしがりながら顔を少し赤くして頭を掻きながら、

 

蓮 「えっとこの度、付き合うこととなりまして」

 

慧音「ほう良い知らせじゃいか♪これからも彼女

   を大切にするんだぞ?」

 

蓮 「ハハ…分かってます♪」

 

慧音「それでいい♪それじゃ今日もおつかれさま」

 

蓮 「はい♪ありがとうございました」

 

そう言い蓮は博麗神社へと帰っていくのだった。

 

少年移動中……

 

蓮が博麗神社に帰るととても信じられない光景が目に入った。その光景は、

 

霊夢「蓮お帰りなさい♪」

 

霊夢が境内の掃除をしていたのだ。これまで蓮がやっていた掃除を自らが率先してしていたのだ。

 

蓮 「れ…霊夢……まさか変な物でも食べたの?」

 

霊夢「失礼ね!あんたばっかりに任せ過ぎだった

   から私もやろうとしてるだけよ」

 

蓮 「あっ…えっとありがとう……」

 

霊夢「ふふっどういたしまして……って!本来は

   私の仕事だからお礼を言われる筋合いは

   ないからね!?」

 

霊夢の言う通りだ。本来は霊夢がする筈だがここ数年は蓮に任せきりだ。巫女の職の1つを放棄するのにも大概にしてほしい。

 

蓮 「えっと……」

 

蓮は灯籠にかけてあった竹箒を手に取ると、

 

蓮 「いっしょにやろう♪」

 

霊夢「!!………そうね♪」

 

霊夢は顔を少しだけ赤くしながらも前よりも素直に答えると蓮と共に掃除をするのだった。

 




怠惰「眠い……」

狗神「てめぇは寝過ぎだ!」

神楽「体内時計おかしくなってません?」

怠惰「もうとっくです」

狗神「おいおい……」

怠惰「あぁ~Dead by Daylightやりたいな~」

狗神「お前まだドラクエあるだろ!!」

怠惰「まぁね…でもここ最近の寝不足の理由の
   7割はドラクエというね……」

神楽「本末転倒!?」

怠惰「キャラは滅茶苦茶ぬるぬる動くしで
   あれは凄いと思ったよ」

狗神「流石はプレステ4プロだな」

神楽「流石は薄型テレビですね」

怠惰「本当に中毒性が高いのは確かだね……
   さてととりあえず今回はここまで!」

神楽「次回もよろしくお願いしますね♪」

狗神「そんじゃ読者様」

怠惰「またね♪」

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