血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様、怠惰のクソ悪魔です。
今回から新章に入ります。では本編へ
どうぞ。


第八章 悪夢に来たりし幻想の王
第65話 魔理沙の話


告白してから約1週間後の事、蓮は何時ものように上裸となって神楽を振るいながら剣の修行をしていた。

 

蓮 「990…991…」

 

ずっと神楽を振るい続けていた。そんな風景を縁側に座る霊夢はお茶を飲みながら何時ものように見ていた。そしてそろそろ終わるだろうと思い温いお茶を注ぐ。

 

霊夢「……ふふっ♪」

 

霊夢は前よりも蓮の修行風景を見るのが楽しいと思えていた。それぞれの思いが繋がりとここまで変わるとは思ってもみなかった。そうしていると修行を終えた蓮が神楽を鞘に納めて霊夢の隣に座る。

 

蓮 「ふぅ~」

 

霊夢「お疲れ様はい♪」

 

蓮 「ありがとう♪」

 

霊夢から渡されたお茶を蓮はゴクゴクと一気に飲む。動いて相当喉が乾いていたのだろう。

 

蓮 「ぷはぁ~……温くて飲みやすいね♪」

 

霊夢「わざとさましてるのよ♪」

 

と、和気あいあいと話していると空から来客が現れる。それは言わずと知れずの魔理沙だった。

 

霧雨「よぉ~久々だな♪」

 

蓮 「魔理沙お久々♪」

 

霊夢「あんたここ最近来なかったけど何してたの

   よ?」

 

と、霊夢が聞くと魔理沙は満面の笑顔で、

 

霧雨「そりゃ魔道研究だぜ♪」

 

蓮 「魔理沙それってやっぱりあの例の執事に

   勝つため?」

 

前々から魔理沙が口にしている例の執事かと聞くと魔理沙は真剣な目付きになると、

 

霧雨「あぁ彼奴には2度も負けて私的にはそれは

   許しちゃおけねぇからなだから絶対にあの

   鼻をねじ曲げてやろうと思ってな♪」

 

霊夢「あんたもそんな感じなのね……」

 

霧雨「まさか蓮もか?」

 

魔理沙に聞かれた蓮少し恥ずかしがりながら、

 

蓮 「えっえぇまぁ…今の僕が越えるべき壁…

   それは隠者を屈服させる事ですとても

   大きい壁だと思いますですが越えたい

   相手なんです」

 

霧雨「何か主人公みたいな事を言うなお前……」

 

魔理沙はそう言うがメメタィ話だが一応はこの小説の主人公だ。

 

蓮 「えっと…やっぱり恥ずかしいな」

 

霧雨「でも良いと思うぜ♪その気持ちは良く

   分かるからよ……そんな事よりもよ~

   霊夢、少し見ない間に何か変わったな?」

 

と、魔理沙が言うと霊夢はニコニコとしながら、

 

霊夢「えぇ♪もう蓮と付き合い始めたからね♪」

 

霧雨「そうか♪そうか♪付き合い……はぁ!?

 

あまりのとんでも台詞を吐かれた魔理沙は物凄く驚いていた。しかも目が点となっている。

 

蓮 「えぇ~と今から約1週間ほど前に……

   僕から告白してOKして貰いました…」

 

霧雨「なん…だと……」

 

1週間近く家で引き込もって魔術研究をしていれば仕方ないだろう。

 

霧雨「マジかよもう付き合い始めたのかよ……

   これじゃ弄れねえじゃ…」

 

霊夢「魔理沙~良く聞こえなかったんだけど

   リピートして貰える?」

 

蓮 「魔理沙……」

 

チャキ…… コキ…コキ……

 

蓮は神楽を少し鞘から抜き霊夢に限っては笑顔で拳を鳴らしている。それを見た魔理沙はヤバイと思ったのか、

 

霧雨「じょ…!冗談だから止めろって!」

 

霊夢「よろしい」

 

蓮 「まったく冗談でもいっちゃダメだよ?」

 

チャキン……

 

霊夢は拳を納め蓮は神楽を納刀をした。魔理沙はほっと一息した。

 

霧雨「しかし付き合い始めるとはなぁ……」

 

蓮 「そういえば魔理沙って好きな人はいるの?」

 

と、蓮の台詞に魔理沙は何故か少し躊躇って、

 

霧雨「いっいやいや!いないからな?」

 

蓮 「怪しいけどまぁ……」

 

霊夢「……大方はり…」

 

霧雨「おっと!霊夢に蓮!実は面白い話を持って 

   来たんだ!」

 

霊夢の言葉を遮り魔理沙は話をしだした。霊夢はやれやれとした表情で蓮は気にしないで聞くことにした。

 

霧雨「実はよこの時期になるとよ紫やら萃香それに

   文屋までもが何処かに集まるみたいだなん

   だぜ?面白そうだろ?」

   

その言葉を聞いた蓮は数週間前の幽香の言葉を思い出した。恐らくは深常理久兎の墓参りだろうと思った。

 

蓮 「多分なんだけど紫さんの師匠のお墓参り

   じゃないですか?」

 

霧雨「あぁそういえば彼奴に師匠がいるだのって

   聞いたなぁ…時に蓮に霊夢よ少し相談がある

   んだが?」

 

霊夢「私は行くわけ……」

 

蓮 「僕は行ってみたいかな?」

 

またもよや霊夢の言葉を遮って蓮は意見を述べた。

 

霊夢「何でよ?」

 

蓮 「僕のご先祖さまの親友の墓参りなら行って

   当然だと思うんだけど?」

 

霧雨「おぉ~流石は蓮だぜ♪何処ぞの怠け者とは

   違って冒険心があるなぁ~♪」

 

それを聞いた霊夢は開き直って、

 

霊夢「分かったわよ!私も行くわよ!」

 

霧雨「ハハハそうこなくっちゃな♪」

 

蓮 「でも魔理沙は理久兎の墓って何処にあるか

   分かるの?」

 

一番肝心な理久兎の墓の場所について聞くと魔理沙は満面の笑顔で、

 

霧雨「無論分からないぜ♪」

 

ズコッ!!

 

霊夢「駄目じゃない!」

 

蓮 「なっなら場所を誰かに聞いた方が良いよね…

   誰か知ってる人はいるかな?」

 

と、話していると上空に真っ黒い球体がふわふわと浮遊していた。それを見た蓮は、

 

蓮 「お~いルーミアー」

 

と、ルーミアの名前を呼ぶとその球体は3人の目の前に降りるとその球体からルーミアが出てくる。

 

ル 「おぉー蓮なのだーどうしたのだー?」

 

蓮 「ねぇルーミア、理久兎さんの墓って何処に

   あるか分かる?」

 

霧雨「おいおいルーミアが知ってるわけないだろ」

 

霊夢「確かに妖精達みたいな下級妖怪が知ってる

   分けないと思うけど……」

 

と、言っているが蓮は無視してルーミアに理久兎の墓について知っていないかと聞くとルーミアは楽しそうに笑って、

 

ル 「理久兎ってのは分からないけどお墓なら

   何処にあるかは知っているのだー♪」

 

霧雨「何!?」

 

霊夢「嘘でしょ!?」

 

どうやら知能が低いと思っていたのか驚いていた。だがルーミアは良く分かっていないようだ。

 

蓮 「2人共失礼だからね!?…それでルーミア

   理久兎さんのお墓って何処にあるの?」

 

ル 「うーん確か彼処のお山にあった気がする

   のだー?」

 

ルーミアが指を指す方向を見ると霊夢と魔理沙はマジかという顔となる。なにせ……

 

霊夢「彼処、まんま神社の裏手の山じゃない……」

 

霧雨「また随分と近場なんだな……」

 

蓮 「こんな近くにあったんだ…灯台もと暗しって

   言葉があるけどまんまそれだね……」

 

まさか自分達の近くに幻想郷の賢者の墓があるとは思わなかったのか霊夢ですら唖然していた。

 

蓮 「ねぇルーミア案内してくれないかな?」

 

ル 「いいのだー♪」

 

蓮 「ありがとうそれじゃ行かない?」

 

蓮は2人に聞くと霊夢はため息を吐きつつ魔理沙はニコニコと笑いながら、

 

霧雨「おう♪勿論だぜ♪」

 

霊夢「はぁ…まぁ様子見もいいでしょう……」

 

蓮 「ルーミアお願いね♪」

 

ル 「ついてくるのだー♪」

 

そうして蓮達は理久兎の墓へと向かうのだった。




怠惰「はい今回から新しい章になりました」

狗神「因みに何話ぐらい続くんだ?」

怠惰「う~ん1週間投稿してまたあっちやって
   を繰り返すと考えれば良いかな?まぁ
   まだ少し分からないけどね」

神楽「そうなんですか」

怠惰「うん今回は本当に入れ換えでやってく
   と思った方がいいかもねまぁそんな
   感じだというのを覚えておいてね」

狗神「言うことが無くなったら終わるか?」

怠惰「そうだね…ならお願いね」

神楽「えっと…では読者様今回もありがとう
   ございます」

怠惰「次回もよろしくね」

狗神「そんじゃ~な」


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