「結論から言うと、それは無理ね。」
「え!?」
「残念だけどね…」
爽の気持ちは落胆した……
…と思われたが
「そうなんですか。」
「?ショックはあまり受けないのね。」
「いや、まぁショックですけども。どうせあっちにいても勉強するだけですし。」
「…家族の事は?心配じゃないの?」
「えと…まぁ大丈夫じゃないですか?」
「何の根拠があってそんな事が言えるのよ…」
「そういえば、お名前聞いてませんでしたね。」
「ん?そうだったわね。私は博麗霊夢。ここの神社の巫女よ。」
「なるほど、やっぱり博麗さんは巫女さんでしたか。」
「そうよ。あと、霊夢でいいわ。」
「わかりました。」
しかし、もっと重要な問題があった。
「あ、そうだ。これから僕はどこに行けばいいんだろう。」
「確かにそうね、まぁ、行く当ては無いと思うし。しばらくここにいていいわよ。」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
「いいのよ。」
奏は神社に居候することになった
「とりあえず上がって頂戴。」
「あっ、はい!」
爽はこの幻想郷について色々な事を教えてもらった。
幻想郷には、妖怪や妖精など様々な種族が存在していること。
爽の様な外から来た人のことを外来人と言うこと。
魔法なども存在する事
そして、魔法などを使って弾幕ごっこやスペルカードルールについても教えてもらった。
「と、まぁこんな感じで幻想郷については、ざっとこんなもんね。……?爽?」
「プシュー…」
爽はおぼえることが多すぎて頭がパンクしたらしい。
「……大丈夫?」
「…あっ!はい、大丈夫です。」
「……爽は弾幕とか出せるのかしら?」
「どうでしょう?まずどんなものか見てみないと。」
「そうね、百聞は一見にしかずね。外に出ましょう。」
爽と霊夢のふたりは外へ出る。
すると爽は遠くの空に何かが見えた。
「ん?なんか黒いのが飛んできてますよ?」
「あー…きっとあいつね。」
「あいつ?」
その黒いのは爽の前に降りてきた。
「!?人だったんですか!?」
その人は金髪で白黒の服と帽子を身につけている西洋の魔女の様な出で立ちだった。
「そうだぜ!何だと思ったんだ?」
「空を飛んでたので、てっきりUFOかと思いました…」
「ゆーふぉー?なんだそりゃ?」
「………」
(ここにはUFOという概念がないんだ…)
「はぁ、何の用よ。」
「何の用もないぜ!」
「何の用も無いって…まったく…」
「そういえば、お前はだれだぜ?」
「あ、白井爽といいます。」
「ほぉ、霊夢この爽は外来人か?」
「まぁそうね。」
「そうか!私は霧雨魔理沙だ!普通の魔法使いだぜ!」
「なるほど、魔法使いですか!かっこいいなぁ!」
「おぉ、照れるぜ!」
という挨拶を済ませたところで
霊夢はあることを思いつく。
「そうだ、ちょうど良かった。魔理沙、弾幕ごっこしましょう。」
「なんだぜ急に?」
「爽に弾幕を見せるつもりだったのよ。」
「なるほど、そこに私が来たからか。いいぜ!」
そういうとふたりは空へ飛んだ。
(…あ、霊夢さんも飛べるんだ。)
先に行動に出たのは霊夢の方だった
「こっちから行くわよ!」
そう言って霊夢は札を取り出し、魔理沙に向かって真っすぐ飛ばした。
「当たらないぜ!」
と魔理沙は軽々よける。
「こっちは最初っからとばすぜ!」
そういうと、魔理沙は金属の八角形の箱の様なものを取り出した。
そして
恋符「マスタースパーク」
そういうと八角形からとても太い光の光線が出てきて霊夢めがけて飛んでいった。
「くっ…危なかったわね。」
霊夢は紙一重でそれを避けた後、
1枚のカードを持って
霊符「夢想封印」
そう言った。すると、カラフルな大きな球体が魔理沙めがけて飛んでいった。
「なっ……」
技を発動した直後に攻撃されたので、うまく避けれず被弾してしまう。
「うわ~……」
魔理沙は目をバツにして下に落ちていった。
「これが弾幕ごっこよ」
爽は目の前で起きていたことがあまり信じられなかった。
「すごい…これが弾幕ごっこか…」
「そう、そして私の夢想封印や魔理沙のマスタースパークがスペルよ。」
「なるほど、よく理解しました。」
「とりあえず、魔理沙を寝室まで運びましょう。手伝って。」
「わかりました!」
そう言ってふたりは魔理沙をかついで寝室へ向かっていった。