今回は、会話ばっかな上に短いです。
眼が覚めるとゴスロリを着てゴツいハルバートを肩に担いだ少女が私を覗き込んでいた。
「…………なんでさ………。」
余りに驚いたので、思わず生前の口癖が出てしまった。
「あらぁ、いきなりなんでさ、とはぁ失礼なお坊ちゃんねぇ。」
「お坊ちゃんとは、君こそ失礼ではないかね?お嬢ちゃん。」
「いいえぇ、失礼なのはあなたよぅ。だってわたしぃお嬢ちゃんって歳じゃないものぉ。」
「では、一体いくつなんだね?」
「女に歳を聞くものじゃないわよぅ?でもぅ、特別にぃ教えてあげるぅ。わたしはぁ、今年で961歳になるわぁ。」
「961歳だと?冗談にしては酷くないか?……いや、まさか君は亜神だとでも言うつもりかね?」
「その通りよぅ。わたしぃはぁ、エムロイの使徒、ロゥリィ・マーキュリー。」
「エムロイの使徒だと?つまり君は、神エムロイに仕える亜神ということか?」
「正解よぅ。それでぇ、あなたはぁ一体何者なのかしらぁ?」
「神エムロイの使徒だというのに、私を知らないのか?そもそも、神エムロイから何か連絡などはなかったのか?」
「知らないわよぅ。そうねぇ。エムロイからは、何の連絡も無かったわよぅ?それでぇ、あなたの正体はなぁにぃ?」
「私は…この世界ではない所から、神エムロイのお眼鏡に叶い招きを受けやって来た者だ。信じられないなら確認すればいいだろう。」
「そうだったのねぇ。信じるわぁ。あなたの気配が、と言うより魂がぁ、今まで見たことがなかったからぁ、つい質問してみちゃったのぅ。」
「それで、君…いや…聖下とお呼びした方がいいかな?私をどうするつもりかね?」
「エムロイが気に入った人と出会ったのにぃ。わたしが手放す訳ないじゃないぃ。もちろんあなたに着いて来てもらうわぁ。分かったらさっさとそこから出て来なさぁい。それとぉ、わたしのことはロゥリィでいいわぁ。あなたの名前はぁ、なぁにぃ?」
「…やれやれ、横暴な神様だ。了解した。私の名前はエミヤシロウだ。よろしく頼む。」
急いで木の洞から出て名を告げると、
「うん、いい返事だわぁ。じゃあ行くわよぅシロウ?」
「目的地はどこだね?と言っても私にはここがどこかも分かっていない状態だがね。だが神エムロイから基本的な知識を受け取っているから地名を言ってもらえればわかるのだが。」
「ここはぁ、コダ村の近くの森よぅ。この先のロチェの丘の近くでぇ。盗賊がぁ蔓延っているらしぃからぁ。それを退治しに行くわぁ。」
「盗賊だと?そうか、それならば私に手伝わせてくれ。」
「どうしたのぅ?急にやる気出してぇ。もしかしてぇ、あなたぁもしかしてぇ戦闘狂?」
「いや、私の夢を、理想を叶えるためだ。」
「あなたぁの夢ってぇ、なぁにぃ?」
「正義の味方になることだ。」
「そう、なれるといいわねぇ。」
「ああ、なって見せるさ。今度こそ。では行くとしよう。」
エミヤの知識は、亜神などの一般的ではない情報が抜けています。
次回、盗賊殲滅回………だと思う。…きっと…たぶん…メイビー…。
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