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前回のあらすじ↓
【金髪のリーゼントが現れた】
戦う← 道具 ▲ フクナガ
逃げる その他 ▲ HP 53 MP92
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(…………)
敢えて前回のあらすじの感じに、
何も言わなかったテイラーとミドリだった。
『番長ZZか…えらくゴツイな…』
番長ZZと呼ばれる金髪リーゼントが
手にしているプラモデルは、
青く分厚い装甲で覆われており、
背面には砲台が2門備わっていた。
『フクちゃん!!
1人じゃ無理だよ!!私も一緒に…』
…と、ミドリが加勢しようと試みたが、
『任せとけ、俺は負けないさ…
ここは男らしくタイマンで勝負だ!!』
とフクナガは金髪リーゼントに言った。
『度胸あるじゃねぇか』
へっ…とリーゼントは笑い、
『早速よぉ〜…そこの模型店で勝負といこうや』
そう言いリーゼントは店内に入って行った。
それに続くフクナガ達。
バトルスペースに着いたフクナガと金髪リーゼントは、
自機をフィールド射出場所に設置し
互いに《haloデバイス》を機械に差し込んだ。
《フクナガ…認識完了。
コントローラーセッティング》
《ハタキ…認識完了。
コントローラーセッティング》
機械による認識が終わり、
2人の手元に黄色の粒子が集まり、
コントローラーが現れる。
《stage……都会》
『フクナガ、ザク!!出るぞ!!』
『ハタキ…番長ZZ!!出るぞオラぁ!!』
シュバッ…と両者フィールドに放たれる
『お?フクナガのザクが変わってる…』
(新たに武装が増えたのか…
なら戦術の幅が更に広がったな…)
とテイラーは思った。
開始そうそう、
『とりあえず…様子見しておこうかな』
都会のビルの影に隠れながら、
冷静にザクはZZに攻撃を行う。
『多分装甲が硬いから…
…対して効かない…かな?』
正にその通り、
先程からザクマシンガンを
連射していたのだが、全く効いた感じがない。
それどころかZZは
開始から全く微動だにしない。
『………』
先程からリーゼントは一言も喋りもしない。
心の中でフクナガは疑問に思っていた。
(なんでだ?何故、ZZは動かない…
もしや…装甲が重すぎて動けないのか?w)
ニマッ…とフクナガは笑い、腰のヒートホークを抜く。
動けないのなら、
ヒートホークで滅多打ちにすれば装甲が剥がれるだろう。
『この勝負…貰った!!』
ヒートホークを構えたザクが、ZZに向かって突き進む。
『ありゃw呆気ないね〜』
とミドリはそう笑っていたが、
テイラーはこの状況を瞬時に理解した、
『フクナガ!!そいつに近づくな!!早く離れろォ!!』
そうフクナガにテイラーは叫ぶ!!
『えッ?』
ザクは引き返そうとしたが既に遅し、
リーゼントが不敵に微笑む。
『溜まった〜…溜まった〜…
俺のZZのエネルギーが溜まったぜぇ〜…』
ZZの頭部が光輝く!!
更に背面の砲台も光輝く!!
『かましたれ!!番長ZZ!!一撃必殺!!《破壊砲》!!』
ZZの頭部が花弁の様に開き、
極太のビームが射出される。
更に背面の2門の砲台からも、
ビームが射出され、
合計3本のビームが一つになり、
避ける範囲が無くなる程、
巨大なビームとなってザクに向かう。
『しまっt…』
とっさにビルの影に入ろうとしたが、
間に合わず、ザクの右半身がビームにより半傷してしまう。
『ちっ…仕留め損なったか…』
『ハァ…ハァ…』
GPB操縦者にも、戦いが
コクピットモニターでリアルに見えてしまうので、
先程の巨大なビームの攻撃に
恐怖を感じていたフクナガであった。
(し…死ぬかと思った…)
ただの玩具の戦いが、
嘘のように死を感じさせてしまう、
それ程、リアルなのだ、GPBは。
『あぁ…フクちゃん…』
あわわ…と心配顔のミドリ。
同じくテイラーも顔を顰めていた。
『やばいな…今のフクナガの状況は絶望的だぞ…』
『どぉ〜だぁ〜?
俺の必殺、破壊砲の威力は!!』
『マジパネェっす…』
我ながら、敵の攻撃に関心してしまうフクナガである。
『くそっ…右半身が死んだ…
だけど…まだ左側が有るからッ!!』
ビル残骸の影にて、身を潜めているザク。
『隠れたって無駄だぜぇ?
もう1度《破壊砲》を撃ってやるぜ!!』
またも、ZZは動きを止め、
エネルギーを溜めている。
ビルの影から、ザクは姿を出し、
残った武装で攻撃を行った。
しかし、攻撃は効かない。
『ハハハッ!!無駄無駄ァ!!』
『畜生!!なんか打つ手は…』
このままでは2発目の破壊砲で確実にやられる!!
……破壊砲?
…そうか!!
刹那、フクナガの脳裏に、
勝利の道筋が整った!!
その時テイラーは…
(やはり…フクナガ君には、
特別な力が備わっていたか…)
と、1人微笑んでいた。
そしてそのテイラーを見ていたミドリは…
(…………気持ち悪ッ!!)
と心の中で思うのであった。