俺、ヤンデレ神に殺されたようです⁉︎   作:鉛筆もどき

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前回 理子とデート


第51話 嵐の前の静けさ

 闇鍋。参加者は一人ひとつ具材を持ち込み、鍋の中に入れて闇の中で食べるという何とも狂っている儀式だ。だが闇鍋は、生きてないもの、ナマで食べて健康を損なわないもの、液化するものは禁止らしい。確かに一般人ならば、ランダムだからゲテモノを入れて自分が引いてしまった時のリスクを考える。だから入れる食材も大体は食えるものだ。

 

「帰りたい」

 

「だめ」

 

 だがしかし。ここは武偵校。武偵鍋というのは慣習で、毎年多くの被害者を出す行事。体育館に「まずい」だとか「苦い」だとか響き渡るのはこの日くらいだ。

 それはチームメンバーで食材を持ち寄るのだが、『アタリ』と『ハズレ』の二つの担当があるからだ。キンジと白雪がアタリ担当。その他俺たちがハズレ担当だ。

 

「帰りたい」

 

「だーめ」

 

 こんな行事、誰が得するだろうか。いや誰もしない。

 ハズレ担当にキンジと白雪がいればよかった。チームバスカービルの中で常識人はあの二人と俺だけだ。常識の範囲内でハズレの食材を持ってきてくれるから。

 

 しかし現実は非情である。

 鍋という日本文化に疎いアリア。ほぼカロリーメイト生活のレキ。調味料担当になった舌バカの理子。あと俺。鍋の中身は地獄と混沌(カオス)を足して2で割ったようになるのは間違いない。

 だから帰りたいのだ。

 

「キー君も来た。役者は揃ったのだよキョー君」

 

 ふふん、と理子は得意げに鼻を鳴らして腕組をした。つまりは武偵鍋(しけい)が始まってしまったのである。

 

「まず序盤の調味料と言ったらこれだよねッ! 」

 

 と、さっそく隣の金髪(りこ)が鍋の中に赤唐辛子の実を入れやがった。

 何が序盤だ。いきなり終盤だよ。ラスボスを序盤に登場させてどうすんだ。初見殺しもいいとこじゃねえかよ。

 

「ひぁ!? 」

 

「きゃ! 」

 

 アリアと白雪は当然ビビる。が、レキは動じない。さすがロボットレキというあだ名なだけある。でもレキって辛いの大丈夫なのか?

 

「理子、辛いの好きだからどんどんいれちゃうよー! 」

 

 アヒル口でさらに入れやがった。本来一本でも充分辛くなるが、それをざっと二十本以上。可愛いから許されると思ったら大間違いだぞ。可愛いから許すけど。

 だがキンジはこれ以上の狼藉は許さんと理子以外のチームメンバー全員に武装解禁命令。なお俺は両腕盾と銃、雪月花(かたな)を文に預けてあるので、武装といったら借り物のベレッタM92F。キンジと同じ銃のみ。

 

「んー。じゃあ甘くする」

 

 拗ねてる声を上げて、クマさん形リュックの中から白く砂糖のような粒を鍋に入れやがった。甘くするって言ってるから、砂糖とかそこら辺の甘味料だろうか。甘いんだよどっちの意味でも。気持ち悪くなる。

 

 変な調味料に加えて、アリアが持ってきた桃まん、レキのカロリーメイトと狙撃科の庭で栽培してるブルーベリーをそれぞれ投入。あと俺が入れたリンゴと白身魚。既に立ち上る湯気も紫色だ。ヤバイとしか言いようがない。

 

「くふっ。トドメの一撃にこれだ​───」

 

「よし! もういいだろう! では、今回無事に一人の死者も出さず文化祭も終えることが出来た! 乾杯だ! 」

 

 青汁を入れようとした理子を制し、キンジはさっさと終わらせようと目がヤケになっていて。

 さて、俺は最初に出陣するとしますか。残り物には福がある? 最高の皮肉だね。

 

「俺から行こう」

 

と、手をあげる。

 

「めずらしいですね朝陽さん。アナタならば、セクハラされたくなければ先に食えと私たちに言うのではないかと」

 

「レキの思った通りのことあたしも考えてたわ。気分悪いの? 」

 

「朝陽くん・・・・・死んじゃったような目をして​──私たちのために​・・・・・」

 

「おおっ! キョー君いいね! 」

 

 ははっ。死んだような目? 当たり前じゃないか。お前らと違って、俺はハズレ食材を必然的に全て食べる男だ。否、食べさせられてしまう悲しい男だ。今まで運が介入する勝負で勝ったことなど、片手で数え切れるほどしかない。変装食堂の衣装決めで一番初めに女装を引き当てたのが良い例だ。

 ​───不幸。この一点において右に出る者はいない。

 

「ありがとう。良い・・・・・とは言えない人生だった」

 

 シルクハット型のフタの天井部分​──開閉可能の小窓を開けて、おたまで中身を取り出す。明るい所で闇鍋をすることに適した目の前の鍋が恨めしい。

 取り皿に移された具は、半分ほど崩れた桃まんの餡に白身魚の半分が突き刺さっていて、さらにそれらを覆うように黄色の何かが溶けていた。そして​──その黄色い何かが接着剤の役割を果たしているのか、赤唐辛子の群れを引き連れて禍々しいオーラを纏っていた。

 

「うわ・・・・・朝陽」

 

「言うなキンジ。ここで俺が倒れたところで、お前らもいずれこの絶望感を味わうんだ」

 

 後悔は一瞬。箸でつまみ、一気に口の中に入れると、

 

「・・・・・ぐっ・・・・・あぁっ・・・・・! 」

 

 味の暴力。そう表現するしかない。

 初撃は口の中に広がるチーズの香り。次いで桃まんの生地と白身魚の不釣り合いな食感。赤唐辛子の辛さは砂糖と中和してくれたはずなのに、辛さと甘さが交互に舌と歯茎を刺激して、さらにトドメにリンゴの果汁が染み込んだ(あん)。背筋に絶えず寒気が行ったり来たり。濃厚な香りが鼻を通り抜けては戻ってくる。

 

 吐けば極楽吐かねば地獄。だが吐くことは許されない。まだ噛み切れず形が残っているソレを無理やり飲み込んで任務完了​───とはいかない。

 

 胃が、全神経が。これは異物だと訴えてくる。早く吐き出せと、本能が伝えてくる。

 

「だ、大丈夫? あんた顔色すっごい悪いわよ」

 

「何言ってやがる・・・・・こんくらい、ごほっ!」

 

 胸が苦しい。これ以上何かを体の中に入れたくないと、呼吸すらままならない。

 

「ははっ。今さら後戻りはできないぞ。次はお前らだ・・・・・このあとも地獄が待ってる。俺だけが堕ちるなんてことはないんだからな」

 

「朝陽さんが最初にすべての悪運を背負ってくれたので大丈夫なのでは?」

 

「考えが甘いなレキ。理子の入れた砂糖っぽいものよりも​───うっぷ」

 

 思い出しただけで口の中が甘く、さらに辛さまで甦ってきた。意識すら手放そうとしているのか、視界も外から白色に塗りつぶされている。

 

「俺が食べたのは、桃まんの半分とか中途半端に混ざったゲテモノ。だが全てではない。だからその半分、ゲテモノはまだ残ってんだ──お前らの誰かが同じ苦しみを文字通り味わうその時を、地獄の底で待ってるぞ・・・・・! 」

 

「うわっ。道連れなんてひどいねキョー君! 小物臭がすごい! 」

 

「朝陽君。せめて成仏できますように」

 

「お、俺もこうなる可能性があるのか・・・・・」

 

 三者三様のリアクション。大いに結構。俺がここで離脱するのは、残った鍋の中身を()()しなくていいというのもある。食べ物を残すと教務科の処刑コース行きだが、あんなのを見せられれば二度と口に入れたくないからな。その点お前らは残りを後片付けしなくちゃならない。この程度の策を見破れないとは、甘いな高ランク武偵ども! 俺以上の苦痛をお前らは受けるのだ!

 

「ああ。食べたくないと、そう思っても・・・・・絶対に残すんじゃねえぞ」

 

 恨み言を遺して、俺は意識を暗闇へと預けた。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 一つ。俺は間違いを犯していた。仲間の性格や好みを把握しきれてなかった、とでも言えるだろう。

 昨晩の武偵鍋事件の被害者は、バスカービル内ではなんと俺一人。キンジに聞けば、自分は桃まんのもう半分と得体のしれないチーズっぽいものを食べ、アリアはブルーベリー、白雪は煮卵。理子はパルスイート──砂糖の四倍甘い──が吸着した白滝を、レキは赤唐辛子の群れを。前の三人の気持ちは分かる。だがあとの二人。味覚がおかしいのにも程がある。

 

 レキとか特におかしい。赤唐辛子の群れを汗一つかかず食べきるってなんだ。あとレキのペットのハイマキが残飯処理したらしいが、お前ら揃って味覚音痴か。そんな情報はやく知っていれば──俺は意識を失って救護科の保健室に運び込まれることも無かったろうに。

 

「なー(あや)。どれだけ運に見放されてんだろうな俺。いや、運じゃなくて情報収集能力か・・・・・? 」

 

「朝陽君はなんでもかんでも自分の体をボロボロにしないと生きてけないのだ?」

 

「え、あ、まだ怒ってらっしゃいますか?」

 

「べつに、なのだ! 別に朝陽君が任務のたびに血だらけで死にそうになってることに怒ってるわけじゃないのだ! もう少し待ってる人のことを考えてって思ってるわけでもないのだ! 」

 

「ごめんなさい」

 

 若干拗ねてる文に頭も上がらない。

 入院する度に連絡やお見舞いに来てくれたのだ。今もほぼ原型を留めてなかった両腕盾を再製作と最終調整をしてくれて。​

 

「そうだな​──大事な顧客が死んだら利益が減るし」

 

「そういうことじゃないのだ! 」

 

 最終調整が終わったであろう新品の盾を顔に押し付けられた。地味に痛いんだこれ。盾で殴る​・・・・・シールドバッシュだったか? 俺はこんなので相手を殴ってたのか。

 

「約束するのだ! もう血だらけにならないって、誓ってなのだ」

 

 二対の盾をどけると頬をぷっくり膨らませた文。真剣な顔で誤魔化しは効かなそうだ。

 

「それは・・・・・ごめん」

 

「なんでなのだ? 」

 

「んー。まぁ​──」

 

「自分自身を犠牲にして理子ちゃんを守ってるから? 」

 

 ​───文に話したっけか。あーでも。文は東京武偵校でもトップクラスの装備科だ。誰かを守って傷がついたって盾の状態とかで・・・・・ホントに分かるのか?

 

「なんで分かったんだ? 俺言った覚えないんだけど」

 

「それは​、夢で、朝陽君が・・・・・」

 

「俺が夢で? 」

 

「​───ううん。なんでもないのだ。それよりも朝陽君の今の装備に不満を感じないのだ? 」

 

 俺は、本当に何でもないのと聞いたが、同じ質問を繰り返された。聞かれたく無いことだけどつい口が滑っちゃったパターンだ。

 それにしても・・・・・不満か。雪月花(かたな)とHK45と両腕盾。強襲科であれば十分な装備だが。

 

「特に無いな。バックアップがあれば守りに徹して、無ければ利き手で拳銃を構える。雪月花はお守りみたいなものだから使う場面は無い方がイイけど」

 

「それは強襲科としての朝陽君の考えなのだ。理子ちゃんを守る朝陽君として、今の装備は充分なのだ?」

 

「──充分とは、言えないかもしれない」

 

 ヒルダ戦のことを思い出してみれば、常にギリギリで戦ってたな俺。それに理子の頼みで囮役とはいえ、傷つけられることを俺は容認してしまった。自らの不甲斐なさが招いた出来事だ。

 

「攻撃は最大の防御という(ことわざ)がある通り、あややに考えがあるのだ!」

 

 と、机の引き出しから一般の銃器カタログより分厚いソレを机に置いた。夏休みに文の部屋に行った時ぶりのご対面だ。

 

「拳銃は例えると一本の線で攻撃するものなのだ。あややは見たことないけど、朝陽君の怪我具合から銃弾を避ける人とかもいるはずなのだ」

 

「銃弾を銃弾で跳ね返す奴もいるな」

 

「でももし、一度に複数の銃弾で作られた平面で攻撃できたら・・・・・」

 

「どういうことだ? 」

 

 文は小さな指でとある項目を指した。そう、散弾銃の項目を。

 

「お、俺は殺人で人生終えたくない」

 

「違うのだ! 12ゲージの非殺傷弾で、バラけた弾が頭に当たっても絶対に死なないよう全てオーダーメイドなのだ」

 

「​​──絶対? 」

 

「​あ・・・・・対人はゼロ距離で撃ったら危ないかもなのだ。それ以外だったらおーけーなのだ」

 

 なるほど。つまり超人相手ならゼロ距離で撃っても構わないということか。

 対象を守りつつ、接近してきた敵にはショットガンの面による攻撃で迎撃すると。うん、俺の戦い方にあってる気がする。

 

「でも片手で撃つとなると、ストックを切り詰めた上下二連散弾銃か理子と同じレバーアクションのM1887か」

 

 反動自体は利き手である右手だけで抑えられる。納得はいかないが瑠瑠神のおかげで右半身だけ筋力が強化されているからだ。俺より先にヒルダが見つけたのも癪だが。レキに憑依した璃璃神も一時的にレキの筋力を上げてたから、三姉妹揃っての共通能力かもしれない。

 だからと言ってフルオートで撃てるAA-12とかはダメだ。素早く動くのにあんなバケモノ銃を扱えるかって話だ。

 

「レバーアクション・・・・・スピンコックはできるのだ?」

 

「うげ・・・・・やっぱりそうなるよな」

 

 スピンコックは確か、レバーアクション式の装填方法で使われる、見た目カッコイイ系の装填方法。レバーに手を入れたまま銃全体をぐるりと回してコッキングする。銃の方を回して装填するわけだから、ポンプアクションみたいに両手を使わずに済むが──

 

「そもそも出来ない」

 

「出来ないのに候補に挙げたのだ?」

 

「武偵高でレバーアクション使ってる奴なんて理子しか知らないから! しかも内部部品に余計な負荷がかかって壊れやすいだろうし、一長一短だな」

 

 上下二連散弾銃は装弾数が二発の代わりに構造は単純。M1887は前者に比べて構造が複雑だからな。慎重に選ぶ必要がある。

 

「──この後。明日とか、明後日でもいいんだけど、一緒に選びに行かないかなのだ?」

 

「ま・・・・・予定は入ってないからいいけど」

 

 了解した瞬間に文は満面の笑みを浮かべた。幼稚園児にキャンディーを与えた時みたいな、純粋な笑顔。

 

「もちろんですのだ! えへへ、朝陽君と買い物なのだぁ」

 

 俯いてしまって表情を見ることは叶わないが、ブツブツと一人で小さく喋っている。

 本人は俺に聞こえないようにしてるつもりだろうが、バッチリ聞こえてますよ文さん。俺と買い物に行くのが楽しみなんて変なやつだ。それも花のJKのように服を買いに出かけるのではなく、物騒な銃を見に行くんだからな。ホント、天才は頭のネジが数本飛んでるよ。

 

「それで、いつ行くのだ? 今日なのだ? 明日・・・・・? 」

 

 ショートの髪から覗く上目遣い。おあずけされてる小動物か。

 

「理子はうちのチームの女子とどこか行ったからな。予定もないし、今からでもいいぞ」

 

「やった! なのだ! じゃあ今から仕度して──」

 

 その時。文の声を遮るように俺の携帯の着信音が鳴り響いた。相手は理子。

 

「はーいもしもし」

 

『尾行されてる。相手は多分ひとり』

 

 普段のおちゃらけた様子は一切ないトーンの声だ。

 

「​──よく気づけたな」

 

『何でか理子にだけ殺気を向けてきたから気づけた。多分・・・・・理子たちだけじゃ勝てない』

 

「今どこにいる」

 

『ジオフロントの品川』

 

 ジオフロント​──大深度地下都市の総称だ。その品川だから、ここから急いで間に合うか。しかし​──理子にだけ殺気? あいつが恨みを買うようなことしたか?

 

「分かった」

 

 電話をきる。今すぐに行かなければアイツらの命が危ない。俺1人でどうにかなるとは思わないが、とにかく向かうしかない。

 

「​また危険な任務なのだ? 」

 

 文は俺の袖を弱々しく引っ張って、そう呟いた。

 

「ああ。命に関わる緊急の依頼でな。すまん」

 

「​───ううん、いいのだ。あややとの用事なんかあとに回して、理子ちゃんを守ってくるのだ」

 

 自分の胸に拳を置き笑顔で、机の引き出しから新品のHK45とマガジン、そして側に立て掛けてあった雪月花を俺に渡してくれた。

 

「おう。行ってくる」

 

 装備完了し勢いよく文の部屋を出る。

 休む暇も与えてくれないか・・・・・やっぱり。

 車輌科から車を一台拝借し、目的地に向け出発した時、

 

『君。今度の敵は今まで相手した誰よりもよりも強いぞ』

 

 と、幼い声が頭にこだました。脳内に直接話しかけてくるやつなんて一人しかいない。

 

「初めてだなロリ神(ゼウス)。お前が戦いの前に警告なんて」

 

『私が提案したロミジュリのセリフを言ってくれなかった文句と一緒にね。君が知らないままじゃとっても危険だから』

 

「​文句は事がすんだら幾らでも聞いてやる。危険ってのはなんだ」

 

 携帯を肩と耳で挟んで応答。武藤のようなドライビングテクニックはないから、90キロ以上出しながら携帯片手にハンドル操作などできない。ましてや一般車が走る中だ。事故など起こせば遅れる。

 

『彼女たちを尾行してる相手に、微量の瑠瑠色金の反応がした』

 

「なっ!? 」

 

『君が使う瑠瑠神の能力と同じ能力を使える可能性もある。何より君のことを地球上の誰よりも恨んでる人物だ。気をつけてね、一瞬でも気を抜けば君の全身に風穴が開くから。だからといって君が能力を使うことは反対だ。完全に憑依されてしまう時期を早めてしまうからね』

 

 ​そうなると私が困るんだ、と言い残してロリ神(ゼウス)との通信は途絶えた。

 ​──俺を恨んでるって、一体誰なんだよ。

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