クトゥルフ神話TRPGをやったらPLが酷かったりファンブルが出まくったりしたのでKPの胃が大変です   作:釣りキチ

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本作は1月中旬に行ったセッションを小説家したものです
なお中の人の都合でセッションは続いております


プロローグ
クトゥルフ神話TRPGやるけど是非もないよネ!!!


「クトゥルフ神話TRPGをやろうぜ!」

 

某SNSのグループ内で発言されたその言葉は一部の人間達の心に響いた。

まぁ本当に一部の人間だけなので大多数はクトゥルフ神話?何それ美味しいの状態である。

そんな折に一人の男が質問の声をあげた。

 

「はーい先生!シナリオはどうするんですかー?」

「先ずは少人数でやる為にクローズド系でも…」

 

そう言った矢先である。

各所から「俺もやる」「じゃあ俺も」などの声が上がっていた

 

「先生ー?この人数でクローズドやるのー?シティやろうぜシティ」

「ええ…私シティなんて経験無いんですけど…」

「大丈夫大丈夫モーマンタイ君なら出来る出来る」

 

まぁいっか的な感じで決まってしまったようだ。

口車が上手い(?)男である。

こんなんで大丈夫かKP。

 

「とりあえずグループ作るんで、そこで話しましょうか」

「はーい」

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 

どうもKPです。

神様、私はどうしたらいいのでしょうか?

クローズドをやろうと思っていたらシティになってしまいました。

それもこれもこの男の所為です。

 

「おい、早くやろうぜKP。俺もうキャラシ作って来たんですけど?」

 

PL1がそう言うと同調の声を示すものが4人。

 

「とりあえずキャラシ送ってちょうだい…」

 

そう言って送られて来たキャラシに目を通す。

KPは驚愕したようだ。主に戦闘の技能を見て。

戦闘技能にあったのは投擲であった。

まさかの投擲である。

 

「投…擲…!?」

「うん、そだよ」

「あ、貴方これでどうやって戦うんですか…?」

「火炎瓶作って投げます」

「う、うん?」

 

火炎瓶である。

流石のKPもこれは予想外だったようだ。

 

「KP次はこっちのキャラシ見てよー」

 

PL2がそう言った

 

「あ、うん」

 

そして目を通すとコイツも武器が酷かった。

何かって?スタンガンだよ。

 

「スタンガンって何判定だっけか…」

「こぶし判定です」

「貴方こぶし幾つですっけ…?」

「初期値」

「今、なんとおっしゃいましたか?」

「初期値って言いました」

 

既に胃が痛い。

KP、負けるな。

 

「KP、次は私の送りますね〜」

「ああ…?うん…」

 

PL3がそう発言する

既に意気消沈気味である。

 

「あー…うん、技能はいい…ね?」

 

職業を見て絶句した。

イラストレーターである。

イラストレーターってどうやって絡めれば良いのか彼には分からなかったようだ。

 

「KP!次は俺ね俺!」

 

PL4である。

 

「あ、凄い。問題ないやこれ。」

「キャラの性格も考えてあるんすよ!」

「お、言うてみい」

「チャラ男です!朝風呂大好きのチャラ男探偵です!」

 

面倒臭いキャラが来てしまった。

KPの胃は本当に大丈夫なのであろうか。

 

「あの、KP?送るよキャラシ?」

 

PL5である。

これで最後だよKP。頑張れKP。

 

「…マトモだ…凄く…マトモだよ…」

「うん、そうであろう?医者だよ医者。医者の卵研修医」

 

某仮面ライダーであろうか。

まぁ一番マトモだったので良しとしよう。

 

「じゃあ、やりましょうか…セッション…」

 

遂にセッションが始まるようだ。

死ぬな、KP。

 

 




次回はキャラ紹介です

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