クトゥルフ神話TRPGをやったらPLが酷かったりファンブルが出まくったりしたのでKPの胃が大変です   作:釣りキチ

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導入1です


ファンブル・ノスタルジック
三枝 和人の憂鬱


季節は夏。

彼はとても陰鬱な日々を過ごしていた。

 

「…依頼が…来ない…」

 

彼の名は三枝 和人

この事務所の経営者である。

 

「所長…腹減っちまったよ…」

 

そして彼はここの従業員である雑賀 峰人である

 

「所長…前はいつだっけか…?」

「前回の仕事は二ヶ月前ですよ…」

「二ヶ月…前…」

「ええ…二ヶ月前です…」

 

彼らの体力は既に風前の灯火であった。

そもそも探偵という仕事自体稼げない職種なのだから仕方ないのだろう。

まぁ彼らにとっての最大の問題は彼なのだろうが。

 

「また彼奴は風呂に入ってんのか…⁉︎」

「ああ…光熱費諸々がぁ…」

 

雑賀は怒りの篭った声でそう呟き、三枝は悲壮感漂う声を出していた

そんな折に浴槽の扉が開く--

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 

「ちょっと待てKP」

「ん?なんじゃっそらホイ」

「何でウチの事務所が貧しい設定なんですかぁ…」

「そうだぞKP!設定にも有名な探偵って書いたじゃない!」

 

PL1、2が悲痛な叫びをあげる

 

「良いですか?探偵というのは稼げない職業なんだぞ?コ○ンでそう言ってた。」

 

身もふたもない発言である

PL2が絶望の表情を浮かべているが、そんなものは何処吹く風である。

 

「ほらほら、次は白澤が出てくるぞ〜見てろよ〜」

「おっ!次は俺か!」

 

PL4が歓喜の声をあげる。

 

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浴槽の扉が開くとそこにはサッパリとした表情をした青年が立っていた。

 

「いや〜サッパリサッパリ!朝風呂ってのはいいね〜」

 

彼は白澤 達也、ひょんな事からこの事務所に拾われたチャラ男である。

そう、今この事務所を危機的状況にしているのはこの男である。

 

「白澤…!貴様ァ…!」

 

雑賀はまるで親の仇のごとく白澤を睨む。

 

「はっはっは!どうしたんだよ放火魔!」

「おまっ、お前が朝風呂やら何やらするから…!ウチの事務所が火の車なんじゃないか!」

「いやいや、火炎瓶投げたりして損害賠償請求されるよりはマシだと思いますがね?」

「ぐおぉ…」

 

痛いところを突かれたのか雑賀は膝から崩れ落ちる。

三枝は悲壮感漂う表情で損害賠償やら光熱費やらを呟いていた。

 

「そんなことよりさ〜昨日手紙が届いたんだけど見る?」

 

その声に反応するかのように三枝は勢いよく立ち上がる。

 

「依頼ですか⁉︎依頼ですよね!依頼なのは確定的に明らか!」

「違うよ所長…パーティーの招待状だよ。

「?パーティー?」

「ん、葉月さんからだ」

 

戸成 俊之、彼らが二ヶ月前に受け持った依頼の依頼人だ。

内容は中央タワー建設に際しての身辺調査であった。

 

「でさ、雑賀、所長、アンタらこのパーティー行く?」

 

そして彼らは一斉に行きます!!と声を大きくして言った。

 




この部分は小説化する際に書き下ろしました。
長かった…色んな意味で
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