バカと凶刃と召喚獣   作:赤辻康太郎

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今回は夏祭り編終盤。ミスタ―浴衣コンテストをお送ります。
ミスコンの方は聡以降は原作通りなんで割愛させていただきます。あらかじめご了承ください。


夏休み海編⑭

夏休み海編⑭

 

『それでは。1番の方、自己紹介をお願いします』

『はい。東京から来た安藤夏希(あんどうなつき)って言います』

『東京からですか。本日はご旅行ですか?』

『はい。今日は彼女と――』

 

最初の人にマイクが渡され、ミスタ―浴衣コンテストが始まった。映えある1番バッターを務めるのは20代前半と思わしき男性。旅行で来たと言い、肌も小麦色に焼けていることから秀隆たちと同様に海水浴に来ていたのだろう。顔が良いのももちろん、彼女がいるということも相まってかなりの好青年であることが伺える。浴衣コンテストという状況もあってか最序盤から黄色い悲鳴が飛び交っている。

だというのに、安藤と名乗った男性は少しやり辛そうに質問に答える。質問にはハキハキと答えているが視線が時折観客席から外れ、横を向く。

それは彼だけでなく観客や司会も同じ。時折彼と同じ方向を向いている。

 

「…………」

 

その視線の先には白地に波模様の着流しを着た秀隆の姿が。優子によって浴衣ではなく漫画の主人公のコスプレ衣装に仕立て上げられた秀隆は、嫌でも注目の的となる。

口をへの字に曲げ、空虚な視線で虚空を見つめる姿は、まさに優子が描いた人物像そのもの。秀隆は否応なしに優子の手の平で踊らされていた。

 

『ありがとうございました。それでは続きまして2番の方お願いします』

 

1番の出番が終わり続けて2番。秀隆の番号札は10番であるため、必然的にずっと醜態を晒されることとなる。

 

『はーい☆ 工藤愛蘭(あいら)っていいまーす! 皆よろしくねー♪』

 

1番の時とはう打って変わってキャピキャピの声で応じるのは『工藤愛蘭』こと工藤愛子。このコンテストで唯一の男装女子である。もちろん、コンテストには男として参加している。

声や顔つきで女子だと一発でバレそうだが、最近の高校生男性アイドルには女の子のような顔つきや声色で活動している場合もあるので、愛子もその手の類の人間だと思われたようだ。

 

『元気いっぱいですねー。声もお若いようですし、もしかして学生さんですか?』

『はーい! 高校2年生でーす!』

『高校生! 通りでお若い! 学校では何か部活動をされてますか?』

『はい! 水泳部です!』

『水泳部! それは健康的で良いですね! 因みに今日はご家族とのご旅行ですか?』

『今日は友だちと、その保護者の人と来ました!』

『お友だちとですか。それは楽しいでしょうねぇ。少し突っ込んでお聞きしますが――そのお友だちはもしかして彼女さんですか?』

 

司会者のセクハラギリギリの質問に、愛子は満面の笑みで答える。

 

『違いまーす! 今は絶賛"コイビト"募集中でーす!』

 

コイビトと言った一瞬だけ愛子の目線が他所に動いたが、その意味を知る由もない会場はまたしても湧きが上がる。

 

『おおーっ! これは女性陣には朗報です! どうですか、審査員長の村井さん?』

『ふーん。男の子にしては線が細いザマスね。私はもう少し骨太の方が好みザマス』

『そ、そうですか。それは残念(?)ですね……。そ、それでは工藤愛蘭さん。今日の浴衣のポイントなどを教えてもらえますか?』

『今日の浴衣は友だちが選んでくれました』

『お友だちですか。それは男性ですか? それとも女性ですか?』

 

司会者の質問に、またしても愛子はニヤリと笑う。

 

『ヒ・ミ・ツです☆』

『『『きゃぁーっ!!』』』

 

愛子の意味深な言い方に、ナニかを想像したのか観客席から甲高い悲鳴が響く。

 

『おっとっ! 可愛げな顔に似合う小悪魔発言。これは惑わされる人と多そうですね! 村井さん。工藤さんの浴衣についてご意見はありますか?』

『襟元が緩いザマス。もう少し締めるか、サラシを巻かないとだらしなく見えるザマス』

『なるほど。流石は――』

『そんな事よりアナタは誘い受けだと思うザマス』

『はい。一瞬でも感心した私の気持ちを返してくださいねー。貴女の趣味にはこちらは一切興味ありませんのでー』

 

司会者もげんなりする程の発言。しかし村井氏本人は気にすることもなく眼鏡を光らせている。

 

『ふふふ。面白い人だねー。因みにボクは実戦派です♪』

『く、工藤さん!? そんな嬉々とて言わなくても! 観客席の皆様もお静かに! ここはその様な場ではございません! ええっと、とにかく工藤さん、ありがとうございました!』

 

司会者がスタッフに指示を出して愛子からマイクをひったくる。これ以上続けていたら更にカオスになっていただろうから賢明な判断だ。

 

『そ、それでは気お取り直しまして――続きまして3番の方』

『は、はい。岡山から旅行にきました森下拓也です』

 

3番目の男性は先の2人と比べて大人しそうな男性だった。

 

『森下さんもご旅行なのですね。お友だちと?』

『いえ、家族、妻と子供と』

『まぁ、お子様をお持ちで。お子様はおいくつでいらっしゃいますか?』

『5歳の息子です』

『息子さんですか。それはお可愛らしい』

『いやいや。やんちゃ盛りでいつもハラハラしてます』

 

子供の話題になったのか会場は興奮から一気に和み穏やかな雰囲気に。愛子で少し取り乱した司会者も調子を取り戻しつつある。

 

『子供は可愛らしいですよねぇ。ねえ、村井さん?』

『ワタクシはコドモは嫌いザマス』

『で、でもやはり浴衣を着た子供というのは夏祭りに欠かせないもので』

『アナタ何を言っているザマス? 夏祭りは地域活性化や、そもそも神社などで行われていた神事ザマスよ? コドモは関係ないザマス』

『しかしその神事にも子孫繁栄など』

『それでも主役は大人ザマス』

『しかし"呉服の村井"でも子供向けの浴衣やお着物を』

『アレは需要があるから置いているザマス。子供は直ぐに汚すし、何より成長が早くで直ぐに仕立て直す必要があるザマス』

『そ、それは何とも……』

『それにワタクシは子持ち男性に興味はないザマス』

『はーい聞き間違いですよー。天下のスポンサー様がもっともらしい御託並べといて結局好き嫌いで決めるなんてあっていいはずがありませんからねー』

 

心なしか審査員席から殺伐とした空気が流れてくる。

その後は4、5番と淡々と続き6番目は、

 

『続きまして、6番の方。ええと……。すみませんお名前を何ともお呼びししたら』

(おおとり)です。『鵬誠一郎(おおとりせいいちろう)』です』

 

『鵬誠一郎』こと鳳誠だ。

 

『鵬さんですか。大変失礼いたしました。お名前も誠一郎さんとお若いのに古風なお名前ですね』

『父が新選組ファンでどうしても『誠』の一文字を入れたかったらしくて』

『なるほど。歴史好きのお父様でいらっしゃるのですね。はやり鵬さんご自身も新選組もお好きですか?』

『いやあ。人並みですが、強いて言うなれば『近藤勇』が好きですね』

『新選組局長の近藤勇ですね。またコアな方がお好きで』

『うーん。僕の好きはたぶん他の人の好きと違って、よくあの部隊を統率できてたなーっていう尊敬なんですよね』

『? それはどういう意味ですか?』

『新選組って今でいう非正規自警団みたいな組織ですけど、中身は浪人の集まりですからね。発足時のメンバーはともかく、一癖も二癖もありそうな末端に至るまで統率が取れていたのは素直に凄いなと』

 

新選組では新参者に対して度胸試しをしたら妻子を遠くに住まわせたりして厳しく統制していた面もある。ただし資金を商人から無理やり取り立てたり、内部抗争を繰り返したりと後ろ暗いところがあることも否めない。

 

『なるほど。それは面白い観点ですね。村井さんはどう思われますか?』

『ふん。新選組は所詮不良半グレを当時の会津藩が上手く利用したにすぎないザマス』

 

歴史を紐解くと、確かに新選組は京都守護であった会津若松藩の藩主が「会津藩預かり」として庇護していた。会津の人は義理堅いので当時からしてもそんな考えはなかっただろうが、村井氏のように穿った見方もできる。誠もそれを理解しているので真っ向から否定はせずに苦笑いだけ返した。

 

『だからこそ、そこにある禁断の恋は燃えるザマス』

『はい。誰も聞きたがらないクソどうでもいい趣味趣向をありがとうございました。では次の方――』

 

村井氏の趣味に司会者が辟易しつつコンテストは淡々と進んでいく。

そんな中で秀隆の思考は『どうやってこの場から逃げ出すか』から『どうこの場を無難に過ごすか』に切替わっていた。ただの浴衣なら適当にスタッフに棄権と告げて抜け出せばいいはなしだが、この目立つコスプレ衣装だとそうにもいかない。

ましてや秀隆の後ろで控えるスタッフでさせチラチラと秀隆をチラ見してはニヤけている。バカにされている、とまでは思わないが、それでも気分の良いのものではない。擬似的ではあるがパパラッチされる有名人の気持ちは少しは分かったような気がした。

 

『それでは続いては8番のお方お願いします』

『はい。えーと、ミヒャエル・マックスです。ヨーロッパの方からきました』

 

次は『ミヒャエル・マックス』ことトレイズ・マクスウェル。外国人だという自己紹介に会場が「おおっ」とどよめく。

 

『なんと! ミヒャエルさんは外国の方でしたか! 随分と日本語が達者でいらっしゃいますね』

『恐れ入ります。向こうで日本人の友人と猛特訓しました』

『そこまでしても日本に来られたのは、やはり留学のためでしょうか?』

『はい。どうしても日本で学びたいことがあったので』

『それはそれは、日本人の末席の者として嬉しく思います』

 

トレイズの受け答えに秀隆と誠は後ろで肩を竦め合う。トレイズが日本に来たのは学びたいことがある のではなくて日本に一緒に居たい人がいるためだ。もちろん、それをバラすような野暮なことはしない。

 

『村井さん。このお若い留学生の方に何か質問はありますか?』

『まずミヒャエルはおそらく大天使ミカエルからの由来だと思うザマスが』

『あ、すみません。そこまでは分からないです』

 

急に饒舌になった村井氏を慌ててトレイズが制する。ドイツ語圏でよくある名前と名字を組み合わせただけの偽名に意味など考えていない。

 

『そうザマスか。まぁアナタご両親の年齢なら『ミヒャエル・エンデ』もありそうザマスね。アナタ、エンデを呼んだことは?』

『あ、はい。小さいころに少しだけ』

『エンデは良いザマス。私はとくに『モモ』が好きで』

『村井さん。ミヒャエルさんの着こなしについてご意見はありますか?』

 

またしてもコンテストと関係ないのない話を展開させる村井氏を今度は司会者が制す。先ほどから思っていたことだが、村井氏は興味があることには途端に饒舌になる気質のようだ。

 

『――そうザマスね。アナタのようなタイプには紺の浴衣はありきたりではあるザマスがよく似合うザマス』

『そうですね。着付けもよくされているようですし、実は慣れていたり?』

『いえ。浴衣は今日着るのが初めてです。これは日本人の友人にやってもらいました』

『なるほどー。日本のご友人とですか。いい思い出になると良いですね、村井さん』

『そうザマスね。夜はどう乱れるかが興味あるザマス』

『アンタはさっきから何を言ってるんだっ!?』

 

とうとう司会者の口調が荒くなる。いい加減知り合い(といか張本人)と同じ匂いのする審査員長に秀隆も冷や汗が止まらない。どうやって審査員長の興味を削ごうかと頭を悩ましていると、

 

『――え? 本当?』

 

何やらスタッフから耳打ちされた司会者が焦りの表情を浮かべる。

 

『えー……続きまして9番の佐伯(さえき)さんにお話をお伺いしようとしたのですが、佐伯さんは体調不良のため棄権となりました』

「なっ!?」

 

しまった、と秀隆は心の中で舌打ちを鳴らす。

慌てて横を見ると、トレイズと秀隆の間にいた男性がスタッフに連れられてステージを降りるところだった。顔色はよく見えなかったが、俯いて口に手を当てていたから本当に体調不良なのは察せられた。

秀隆が舌打ちしたのは、『その手』を思いつけなかった自分に悪態をついたからだ。佐伯某の体調不良が事実であれ演技であれ、そうすれば正当に棄権できたのだ。後で優子たちに文句を言われるだろうが、ここで赤っ恥を晒すよりは遥かにマシ。秀隆は心の中で自分を罵倒し続けた。

 

『佐伯さんは残念ではありますが、まずはお大事にしていただきましょう』

 

司会者が佐伯氏の体調を慮る言葉を述べ、その視線が秀隆に注がれる。それと同時に、スタッフが意味深な笑みを浮かべながらマイクを渡してきた。

 

『それでは――いよいよ10番さんお願いします!』

『『『わぁあああぁー!』』』

 

先ほど轟いたミスコンテストの歓声と同等、あるいはそれ以上の歓声が湧き上がる。

秀隆はげんなりした表情のままマイクを受け取り、口に近づける。

 

「あー……。10番。神村銀次(かむらぎんじ)……です」

『神村さんですね! 神村さんご趣味は?』

「まぁ……ゲームとか読書、とかですかね」

『読書ですか! やはり漫画などもよく読まれるのですか?』

『あー……。そう、ですね。漫画も読みます』

『そうですよね!』

 

秀隆は心の中で舌打ちをする。何が「やはり!」、何が「そうでよね!」、だ。人を見かけで判断しやがって!

ただ当然司会者も審査員も観客も、なぜ秀隆がそんな格好をしているのかなんて分かるわけもない。秀隆にすら分からないのだから。なので、皆秀隆のことを『完成度の高いコスプレイヤー』くらいにしか思っていないのだ。

 

『それにしても、ウィッグやカラコンまでして、相当気合いが入っているようですね!』

「あー、いや……。これは自前で」

『え? 自前、ということは?』

「……元々銀髪に紅い目です」

『なんと! なんと天然物でしたか!? それは失礼しました!』

 

失礼というなら人を天然物扱いした方ではなかろうか。「俺は鯛か何かかよ」

 

『神村さんは普段からコスプレを?』

「んなわけないでしょ! 今日は無理やり着させられただけです!」

『無理やりですか? それは罰ゲームか何かで?』

「ええ。まぁ、似たようなもんです」

『そうでしたか。それにしては本当によく似て――似合ってらっしゃいますね!』

「……どうも。あと本音隠せてませんよ」

『おっと失礼しました』 

 

本当にそう思っているのか、と秀隆は問い質すように司会者を睨む。

 

『――こほん。まだまだお話はお聞きしたいところではありますが、一応村井さんのご意見もお聞きしましょう』

 

コンテストじゃなかったら延々と質問攻めされそうだな、と秀隆は自嘲気味な笑みを浮かべる。こうなったら、腹を括るしかない。

 

『まず、アナタは副長派ザマスか? それとも攘夷志士? テロリストもありザマスね』

「なにわけのわかんねぇことほざいてんだババアぁ!」

 

前言撤回。遠慮する必要なんかない。コンテストをぶち壊す気持ちで叫ぶ。

 

「さっきから聞いてりゃテメェの趣味趣向をベラベラと。コンテストだぞこれは! ちゃんと公平な判断をしやがれ!」

『ふむ。いい罵声ザマス。やはりこうでなくては』

「テメェの意見は聞いてねぇっつうんだよ!」

『か、神村さん落ち着いて』

「テメェらもテメェらだ! さっきらギャーギャー煩えんだよ! 発情期かってんだコノヤロー!」

『きゃぁー!』

 

秀隆の怒声に、かえって観客席から黄色い悲鳴が上がる。

 

『そ、それでは最後にそのお召し物を用意されたのはご友人さまですか?』

 

流石にまずいと思った司会者が舵を切り直す。その質問に、秀隆が意地悪そうににやりと笑い、会場のある1点を見つめる。

 

「ああそうだよ。これは俺のツレが着せやがった」

『お連れ様ですか。その方はこの会場に?』

「もちろん。安全圏から楽しそうに眺めてますよ」

 

その言葉に観客たちが周りを見渡す。当然優子の周りも、誰がその人なのかと探す視線が飛び交う。

 

『それは、どのような方ですか?』

「どのような? そうだな――腐れ縁っすね」

『腐れ縁?』

「ああ。取ろうとしても取れない。飯で飲み込もうとしても流し込めない。厄介な魚の小骨みたいなヤツですよ」

『なるほど。では、最後にその人に向けて一言を』

 

司会者の言葉に、秀隆がまたニヤリと笑う。

 

「首を洗って待ってろよ!」

 

怒号と共に中指を立てる秀隆。それをどう受け取ったかはしれないが、今日一番の歓声が上がる。

 

『はい。神村さんありがと――』

『ちょっと待つザマス!』

 

良い感じの所で締めようとしたところで、村井氏から声が上がる。

 

『村井さん?』

『さっきの質問にまだ答えて貰ってないザマス』

『いやそれはもう』

『ダメザマス! 銀ぜ――』

『ごはぁあああっ!!』

『ぎゃふんっ!』

 

村井氏が更に口を開こうとした時、どこからかミスコンテスト審査員長の小畑氏が吹き飛んできた。小畑氏はそのまま村井氏を巻き込んで倒れ込んだ。

 

『い、いきなり何をするんだね!?』

『黙れよエロジジイ! さっきから洪さん洪さんとうっせえんだよ! もう裏で洪さん口説いてこいよ! そして二度と帰って来るな!』

『とういかテメェ今何言おうとした? 銀()()? バカヤローテメェ銀は()()だろうが!』

 

司会者が2人揃って喧嘩腰でスポンサー兼審査員長に詰め寄る。というかミスタ―コンテストの司会者は散々村井氏を突っぱねておいて自分も同じ穴の狢だったようだ。

 

『き、貴様スポンサーに向ってなんて口を!』

『アナタこそ何を言ってるザマス! 銀は()()以外認めないザマス!』

『今更常識人面かゴルァ! 上等だ! 司会なんて止めてやらぁ!』

『か、顔はよしたまえ! 雄麗のご両親に会う前なのだから!』

『ああん? アタシの前で()()とかいい度胸してんな! 地雷原でタップダンスするのが趣味ってか? その腐った性根叩き直してやんよぉ!』

『殴った方がちったぁそのブサイク面もマトモになるってもんだ!』

『上等ザマス! 今ここで決着をつけてやるザマス!』

『いいぜぇ! その喧嘩買ってやんよ!』

 

結局、審査員席で起きた乱闘騒ぎは全員が病院か留置所に送られるという異常極まりない結末を迎えた。

このミスコンテストの第2回が開催されることは、恐らく未来永劫ありえないだろう。

 

『……雄二は、渡さない……!』

『よくもアキに色目使ったわね!』

 

因みにこの乱闘騒ぎに女子高生2人が混ざっていたことを知る人間は殆どいない。




ご感想などお待ちしております。


もちっとだけ続くんじゃよ()

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