東方巡迷伝   作:ゆっくりゼロ

10 / 39
三人と輝夜との出会いはどうなる?

第十話、スタートです!


出会いと協力

3人は能力を駆使して、屋敷へ侵入した。

 

屋敷の前では翁と婆が求婚者たちと何かを話しているからなのか、特に警備している人も見受けられない。

簡単に侵入した3人はかぐや姫だと思われる気配のする部屋の扉を開ける。

 

かぐや姫「...」

 

どうやらかぐや姫はこちらに気づいていないらしい。

3人は思わず唾を飲み込んだ。

 

その美しさは大和撫子を思わせる佇まいで、長い黒髪はツヤツヤとしている。

その姿を見て3人は、竹取物語を思い出し、お互いの目を見合わせる...

 

 

かぐや姫「..ッ...あら、貴方達は誰かしら?」

 

 

その言葉からは気配に気づけなかった事へなのか、戸惑いと不安が見える。

 

 

峡「ん、別に危害を加える気はないから安心してよ。噂のかぐや姫が見たかったからつい、ね...」

 

 

かぐや姫「それを信用しろ、と?

それは無理な話だけれど.....まぁいいわ、私が気づけないのだから、貴方達も永い時を生きて、鍛錬しているのでしょう?話を聞かせてちょうだい。少し退屈なのよ」

 

かぐや姫は軽く体をほぐしつつ、3人の状態を確認しているようだ。

 

 

剛「構わないが...いいのか?我々は一応侵入者だが」

 

かぐや姫「いいのよ、私が許可するわ。私の名前は蓬莱山輝夜よ。」

 

剛「あ、あぁ...俺は 白野剛だ。」

 

剛は予想していたとは違うかぐや姫の態度に少し動揺しつつ、3人の紹介やこれまでの経緯などを、粗方話していく。

 

 

輝夜「へぇ...随分刺激的な人生じゃない、羨ましいわ。人間なのかしら?」

 

輝夜は袖で口を隠しつつ、クスクスと冗談を交え笑う

 

將信「あはは、君も永い間を生きているんでしょ?でも妖気は感じられないけど...」

 

 

輝夜「ああ、私のことも言っておくわね。

実をいうと私は不老不死、月から来たのよ」

 

輝夜は三人の反応を伺いたいのか少し自慢げに告白する。

 

峡「...へぇ、そうなんだ。

ところで僕からも質問だけd」

 

 

輝夜「ちょ、ちょっと待って。反応が薄くないかしら...?」

 

峡「だって月に行った人なんてねぇ..あっ」

 

峡を含む3人は何か言いたげに顔を見合わせ、輝夜に問う

 

峡「月の中で一番頭が一番いい人って誰?」

 

 

輝夜「...?月の頭脳と呼ばれている人はいるわよ。名前は、」

 

 

 

4人「八意永琳よ(だろ、かな、でしょ)」

 

 

 

 

輝夜「...え?」

 

 

輝夜は口をぱくぱくさせている。

 

 

 

峡「あははははっ!、いやぁやっぱり永琳と知り合いなのかー。懐かしいね」

 

峡は珍しくツボに入ったように大笑いし、涙目になっている。

 

剛「ああ、懐かしいな。永琳も元気そうでよかった。」

 

將信「輝夜さん?がここにいるってことはいつかまた会えるかもね...楽しみだなぁ」

 

3人は永琳についてしばらく語りあう。

 

輝夜「....ッ、貴方達、もしかして核爆弾が落とされるまでの時間稼ぎをした英雄だとか言う...」

 

將信「えっそんな事言われてるの?いや照れるね」

 

後頭部を掻きながら照れている様子を將信は見せる。

 

峡「あの時は死んだと思ったけどね...」

 

輝夜「敬語は使わなくてもいいわよ。

永琳が月で自慢げに話してたわ、

帰ってきた時は、涙目で似合わず不機嫌丸出しだったから、物凄く焦ったけれど、、。

まさかこんな形で貴方達を見れるとは思ってもいなかったわね。

もっと色々聞いていいかs」

 

翁「かぐや姫、今日も求婚者の方々g...貴様ら何者!!今すぐ其処を退け!」

 

翁は目を見開き、持っていた弓矢を構え大声で三人に怒声を浴びせる。

 

輝夜「いえ、いいのよお爺様。彼らは私の知り合いですわ。

そうお怒りになるとお体にも悪いでしょう」

 

輝夜はニッコリと微笑み、先ほどの態度とは別人のように話しかける。

 

その様子に、翁は一旦彼らを見たあと、警戒をとき弓矢をおろす。

 

翁「..すまなかったの。少し気を張りすぎていたようじゃ。

かぐや姫のお知り合いとあらば構いません。どうぞ楽しんでくだされ」

 

翁は先ほどとは打って変わって優しげな表情で3人へ笑顔を向けて、扉を閉めた。

 

 

 

 

その様子に安堵した4人は、またしばらく、過去の思い出を話し合う。

 

ーーーーそして数10分後。ーーーー

 

 

 

 

 

剛「ところで、何故翁はあんなにピリピリしていたんだ?

いつもあんな感じなのか?」

 

輝夜「....実は私は2週間後ぐらいに、月へ帰ることになっているのよ。」

 

輝夜は少し言いにくそうに答える。

 

將信「へぇ...一体どうやって帰るの?」

 

輝夜「月の使者がやってくるわ。まぁ従う気はないけどね。」

 

竹取物語では、使者たちになす術なくかぐや姫は元の場所に変えるはずだ。3人は矛盾した物語に疑問を浮かべる。

 

輝夜「実はそこに永琳が乗っているのよ。不意をついて逃げ出す予定。

つい最近細工をしてある手紙を永琳から貰ったわ。それによると迷いの竹林にしばらく住むことになるわね。」

 

輝夜は夕日の差し込む窓の外を見つつ、遠い目をして答える。

 

剛「...そうか。成功する確信はあるか?」

 

輝夜「..正直確率はとても低いわね。

永琳の事だからある程度なにか考えていると思うけれど。」

 

輝夜は不安げに剛の問いに答える。

 

 

 

 

 

 

峡「ふーん。なら僕達も手伝うよ。永琳にも会えるいい機会じゃん。ねぇ二人共?」

 

剛「だな。久々に永琳も見たい。我々も永い時を生きている身、協力するぞ、かぐや姫」

 

 

輝夜「.....ッ.ありがとう。先に礼を言っておくわ。」

 

輝夜は3人の思わぬ助太刀に驚愕の視線を向けるが、素直にその心を受け取ったようだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「約二週間後」

 

 

 

満月の夜、月の使者がやってくると聞き、かぐや姫を月に返すまいと多くの人々が屋敷の前に、弓や槍といったあらゆる武器を持って、彼らを追い返そうと待ち構えていた。

 

そしてとうとう奴ら(使者)はやってきた。

 

彼らは眩しい光とともに小さな雲の上に乗って現れた。

 

使者「...姫、お向かいに上がりました。穢れた地上に長い間居られるとは、どうなされたのか。我々と月に戻りましょう」

 

その姿に武器を持っていた人は体に力が入らなくなり、地にひれ伏す。

未知の存在との戦いに、武器を取ろうとしても体が言う事を聞かないのだ。

 

 

 

 

 

輝夜「残念だけど、それはできないわ...」

 

 

使者2「ッ!何故ですかひm」

 

突如、使者たちが目をくらませた。

 

 

 

 

 

使者達「ッ!?」

 

突然の出来事に思わず使者達は混乱する。

この正体は峡だ。

使者達の発する何らかの光を目に向けて反射する事で、目眩しをした。

 

 

その隙に輝夜と永琳は竹林に向かって全速力で逃げる。

永琳の持ってきた服のおかげなのか、二人の気配が消えている。

 

永琳は三人に気づいていないのか大急ぎで竹林へ走っていく

 

その姿を三人は見届けて、使者達を圧倒する。

 

將信は敵の感覚神経を惑わせ、峡は敵の攻撃を防ぐ、そして剛は力技で相手をねじ伏せる。

かつて彼らの味方をしていた3人にとって、その戦いはあまりにも結果が見据えていたものだったという...。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「永琳,輝夜side」

 

永琳「はぁ...はぁ...ここまでくれば問題ないわ....遅くなったわね、輝夜」

 

輝夜「えぇ...ありがとう...。彼らがいなかったら危なかったわ...大丈夫かしら。」

 

永琳「彼ら、、、?」

 

 

輝夜「あら、見てなかったの?

.....フフ、"英雄"よ」

 

永琳「英雄って...まさか!!??」

 

永琳は驚愕の眼差しで輝夜を、輝夜はニヤニヤとした笑みを浮かべ永琳と視線を交わしていた。




皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。

永琳と再開するまでが早いと思いますが、お許しください。

今週忙しいのです(汗)。

なので次回はいつになるかわかりません。

気長にお待ちください。

誤字脱字等ございましたらご報告下さい。

それでは、また。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。