第十四話、スタートです!
將信「手合わせ...?一体何故そんな必要が?」
將信は華憐に向けて疑問を投げかける。
華憐「それは単純明快。勿論、私達はまた貴方達に従え、役に立ちたいと思っているわ。それが剣の命だもの。
でも私達本来の力を使いこなすには一心同体、いやその時以上の、それ相応の力量がないと使いこなすことはできないわ。
だから今の制限がかかった状態の貴方達でも、私達を使いこなせるに等しい力量を持っているか見極めたいの。」
剛「ほう...俺は乗ったぞ。久々に楽しい戦いができそうだ。」
將信「...ボクも賛成。新しい戦力が手に入れられるのは魅力的だね。」
2人は挑戦的な態度で、口元をつりあげる。
峡「2人がそういうなら...もちろん僕も参加するけど...手合わせはどういった形式でやるんだい?」
華憐「形式は3vs3。チームワークも見ておくわ。貴方達はこれでお願い...。私達は自身の分身を武器として使うわ。」
3人にはそれぞれ、頑丈な双剣、槍、弓が渡された。恐らく彼女達の代わりといった所だろう。
剛、華憐、彩は未知の能力に不安を持つが、意味の無い不安を振り払い、戦闘に集中するため、心を落ち着かせる。
彩「ルールは相手に降参を認めさせる、または気絶させることができたら勝ちです。金的などの反則技は禁止です。それでは、、、始め!!」
その言葉が叫ばれると同時に、6人は、お互いに飛びかかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6人はお互いに向かって、目にも止まらぬ速さで駆け出した。
剛 (とりあえずまずはリーダー格の華憐を潰す...!そうすればバランスが崩れるはずだ)
剛は華憐へと、鬼をも思わせる拳を放とうとする。
が、それはできなかった。
剛「...」
(これは面倒だな...)
剛は思わず眉間にしわをよせる。
拳を放とうとした瞬間、彩の弓矢によって行動を遮られてしまったのだ。
3vs3はチームワークで大きく戦況が左右する。
剛「ならば!!」
剛は、ならばサポートをする彩をまず倒そうと、目にも止まらぬ速さで突進し、拳を振るう。
しかしその拳は、まるで力が相殺されたかのように、動きを止め、またも剛の攻撃が届くことは無かった。
剛「なっ!? グッッ!?!?」
剛はなにもわからないまま、彩の反撃の蹴りで吹き飛ばされる。
剛「、、、。」
彩「私は近接戦も可能です。貴方達の戦いを常に見て、学んでいましたからね」
(勢いが止まった..?まさか俺と似通った能力なのか?...しかし風圧は受けている...と)
剛は未知の能力と、その力に冷や汗を浮かべていた。
その頃將信と峡は、華憐と結衣のコンビネーションに惑わされる。
將信・峡「(一体どういうことだ...!?)」
將信は華憐と結衣に弓矢を当てるべく何度も矢を放つが、それは寸分の差で軌道が大きくずれる。
まるで二人を避けているかのように。
それは峡も同じで、双剣を二人の首元に向かって振りかざすも、何故かあたらない。
二人「(何かおかしい...)」
2人ともその様子に違和感を感じており、それが能力の影響だとわかってはいるようだ。
しかしそれだけでは能力の検討がつかないようだ。
だがその間にも華憐と結衣の攻撃は止まらない。
華憐は槍で重い一撃を、結衣は双剣でふたりを切り裂こうとする。
その攻撃を峡は何とか防ぐが、弓のみの將信は呆然一方の様子で、何とか攻撃を防いでいる。
近接戦に夢中になるあまり能力を行使する暇がないようだ。
その後も何とか3人は武器達の猛攻を躱していたが、とうとう中央部に追い込まれてしまった。
華憐「あら?、この程度では私達を使うことはできないわ。それに...3人とも本気じゃないでしょう。」
華憐はクスクスと笑い、3人を挑発し余裕を見せる。
剛「...ほう。」
剛はその言葉にニヤリと笑い、3人は何やら背中を合わせ、ヒソヒソと話し合う。
結衣「話は終わった?何を企んでるのか知らないけど...私達には勝てない!」
結衣は双剣ですぐさま3人に襲いかかる
そして武器達は勝ちを確信する
が、全く違う方向へと運命は進むことになる
結衣「ッ!!?」
その刹那、結衣は剛に一瞬で吹き飛ばされた。
結衣は壁に埋まって気絶している。
どうやら殴り飛ばされたようだ。
そして気絶したからなのか擬人化も切れ元の双剣の姿に戻った。
華憐「ッ!?」
(一体何故...!?私の能力で攻撃は当たらないはず..)
華憐は攻撃が当たったことに驚きを隠せない様子だ。
剛「...理由を教えてやろう。
俺は戦いの合間にそちらの戦いを見ていた。そして將信の話で確信した。まぁズレを操る能力...あたりだろう?
彩との戦いで、その能力は俺の風圧には効かなかった。ならばその力を認識しないと能力は使えないのうだろう。
なら後は簡単。攻撃が体に当たる前に寸前で止めて、風圧で吹き飛ばし気絶させればいい。」
華憐「...へぇ、やるじゃない。私の能力を見破るなんてね」
彩「しかし....私達にも通用しますかね?」
彩は数十の矢を何故か剛ではなく將信に向かって空中に放った。
將信はそれを射るべく弓を構えるが..
剛「ッ!逃げろ將信!」
將信「ん?、あの程度ならボクでも射ることが...ッッ!?」
將信に向かって放たれた矢は常識ではありえないおかしな挙動を見せ、將信の行動を惑わせた。
そして將信に数本が当たることになった。
彩の非常識的な動きを見せた弓矢は寧ろ素人なら躱せたかもしれない。
使い慣れた將信だからこそ、その動きは理解出来なかった。
將信「...グゥ...」
將信は彩の矢が足、腕などに命中し、戦闘不能の状態だ。
ここで將信は離脱となった。
戦況は、2vs2。
残るは剛、峡 vs 華憐、彩 だ。
どうやら
先ほどの弓矢の動きや剛との戦いを考慮したのだろう。
剛「...」
(ならば、1度で決める!!)
剛は1度で試合を決めようと、自身の最大量の霊力を槍の先にチャージしている。
峡「...」
その様子を見て悟った峡は、剛に自身の霊力を分け与えつつ、いつでも飛び出せるように足に力を込める。
そして華憐と彩も、彼らと同じ行動を起こす。
どうやらお互い一撃で決めるらしい。
互いに全身全霊を込めて、自身の最大威力のレーザー光線を放った。
「「「ッッ!!!」」」」
そしてぶつかりあった光線はその世界全てを飲み込んだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
彩「引き分け..ですね。」
將信「もう立てない...よ...」
6人は光線が世界を飲み込んだ後、恐らく永遠亭であろう場所で目を覚ました。
恐らくしばらく寝ていたのだろう。
6人は一斉に目を覚ますが、体調に異変はない様子だ。
霊力が寝ていたのにも関わらずほぼ0に等しかったが。
??「...?.....!?!?..師匠!皆さんが起きました!?」
兎のような耳をつけた少女は6人が起き上がったのを見て目を見開き、大慌てで師匠と呼ぶ人の元へとドタバタと音を立て走っていった。
峡「多分永琳だね...」
將信「うん...絶対怒られるよ..!」
2人は顔が青ざめている。そういいながらもまだ体が慣れていないのか、立ち上がれない。
剛「何とか逃げれないか?」
剛は彼女達に向けて焦った表情で助けを求める。
華憐「無理ね...もし出来ても、こんな状態じゃ使えないわ」
剛「これは困ったな...」
剛は自身の状態を見てため息をつく。
將信「というかなんで君達擬人化してるの?霊力は底を尽きてるけど...。」
華憐「私たちが知りたいわよ...」
結衣「(あたしは武器のままなんだけど...)」
峡「変化する霊力すらないんじゃない?
永琳達と話し合ったら、3人の事の種を明かしてね..!」
6人はそんな会話をして、現実逃避をして、永琳が来るまで唸っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はいどうもおはこんばんにちわ、ゼロです。
最終的に引き分けになりましたが、多分試練は合格ですかね。
これでオリジナル異変、「宝具異変」は終わりです。
まぁこの後えーりんに怒られるのでしょう。(-∧-)合掌・・・。
それは置いといて彼女達は三人の能力をサポートするように設定しています。
タダでさえチートなのにこれ以上チートにしてどうすんですかねぇ(困惑)。
しかもまだ三人の能力は全部解放されてないですし。
まぁこれからのお楽しみということ
次回も一週間以内に投稿できるように頑張ります。
誤字脱字等ございましたらご報告下さい。
それでは、また。