第二十六話、スタートです!
in 紅魔館 門前
美鈴「お待たせしました~、。」
美鈴が將信に門番を任せて数分、美鈴は駆け足で將信の元へと戻ってきた。
將信「いや全然大丈夫。んじゃ僕はこれd」
美鈴「あ、待ってください。お嬢様がお呼びしているんですが...何やら話があるとか」
將信「...話?明日じゃダメかな?」
美鈴「うーん、すぐに済むそうなので、出来ればお願いしたいなぁ...って」
美鈴はぎこちない苦笑いを將信に向ける。美鈴は幻想郷の中でもかなり温厚な方なのだろう。
將信「んーーー...わかった。部屋にいるんだよね?」
(少し遅れるだけなら許してくれるだろうな...)
美鈴「はい。ありがとうございます!」
ほんの数秒將信は悩んでいたが、結局レミリアの元に向かうことにした。
in レミリア自室
レミリア「...来たわね」
レミリアは少し背丈の合わない大きめの椅子に座って、將信を迎え入れた。
紅を貴重とした部屋で、目が疲れそうだと將信はふと思う。
將信は紅魔館には特によく顔を見せており、それなりに信頼されており、顔も知られているため、妖精メイドにばったり会っても追い払われることはない。
將信「お邪魔するね〜」
將信はドアを丁寧に閉め、レミリアの向かい側にあったソファに腰掛ける
レミリア「時間もなさそうだし、簡潔に話すわね。...咲夜は何故傷だらけに?異変解決だけでここまでは酷いと思うんだけど...」
レミリアは咲夜の体調を心配しているのか、少し表情が暗いように將信には見えた。能力故なのか、將信は相手の心情の変化に敏感になっていたのだ。
將信「あぁ...異変解決自体はすぐに終わったんだよ。犯人は冥界の者。西行妖を咲かせかけたから、苦戦して傷だらけになったんだと思う。レミリアは西行妖を知ってる?」
レミリア「..ついさっきね。買い物から帰ってきた妖精メイドの顔が青ざめててびっくりしたわ。人里の近くにまで妖気が広がるなんて、正直勝てる気がしないわ。」
將信「実際僕らもびっくりしたなぁ。あの紫と霊夢が二人がかりでも負けかけるぐらいだからね」
レミリア「へぇ...そこで將信達が登場したのね? 流石ねぇ、將信様?」
レミリアは頬杖をつき、ニヤニヤとしている
將信「あはは...」
レミリア「あなたには紅魔館のメイドにぜひなって欲しいわね。主に護身用として」
將信「どっちかって言うと執事じゃない..?まぁ、執事は遠慮する。もうしばらくはのんびりしたい」
レミリア「あんたは何億年のんびりしてるのよ〜」
レミリアは机に項垂れた。その姿は最初のカリスマ溢れる姿とはまるで違う。それは心底將信への信頼を表現しているようにも見えた。
將信「まぁまた遊びにくるから...」
將信は背もたれにもたれかかり、欠伸をした
レミリア「そうねぇ。...これで私の話は終わりよ。將信も早く帰った方がいいんじゃない?」
レミリアは時計をチラッと見る
將信「確かに、じゃあそろそろ帰ろうかな。 ...あぁそう、今度異変の終了を祝して宴会があるけど、レミリア達も来るかい?」
レミリア「是非行かせてもらうわー。フランも喜ぶかしら」
將信「了解。じゃあまた今度」
レミリア「えぇ、また今度」
ーー將信はレミリアの元を後にしたーー
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in 空 彩・霊夢side
霊夢「...大丈夫よ」
霊夢と彩は上空を高速で移動している。天狗には届かないものの人間は本来空を飛べない。人間としてはトップレベルの速さを持っていた。3人を除いて
彩「念には念を、ですよ」
彩は霊夢の顔にある小さなかすり傷に絆創膏を貼ってある。誰に似たのか、彩は気遣いをよく見せる。それが不快に感じるものはいるだろうが。
霊夢「...そういえばあんた、付喪神でしょう?いつから
彩「...正直覚えてないですね。外の世界の古代から生きていますから、記憶もかなり曖昧になってきます」
霊夢「ふーん...」
霊夢は再び前を向き、飛行に集中している,
彩「.....霊夢さんは、西行妖に何があったのか知っていますか?」
霊夢「....そんなの私が教えて欲しいわ。紫が何か企んでたんでしょうけど」
彩「私にも分かりませんが..、とにかく今回の異変は予想外な展開でした。まさかあんな木が冥界にあるとは誰しも流石に思いませんよ」
霊夢「冥界といえば、鈴?とかいう初代巫女さんは何故まだこの世にいるのかしらね。心残りがあるとかいってたけど。歴史書には特に悪い事は載ってなかったけど」
霊夢は半月を見た後速度をさらに上げていく。
彩「何か心残りがあるんでしょうね。あらかた予想はつきますが」
彩は頬に両腕をあて、乙女のように赤面する。正直真面目な彼女とのギャップは半端ない。
霊夢「...?あんたわかってるの?」
霊夢はポカーンと疑問を浮かべている。
彩「そりゃ、まぁ、わかりますよ。3人にあった時の表情見ました?」
霊夢「...........まぁ、照れてたわね。それがどうしたの?」
彩「、、、。もういいです」
思わず彩は真顔になり、話題を無理やり打ち切った。
霊夢「な、なによそれ...。気になるj」
彩「もう神社に着きますね。ではこれにて」
彩は逃げ出すようにその場を去った
霊夢「あっまちなさ....って私より速いじゃない....はぁ、なんなのかしら」
霊夢「...あぁ、宴会の準備もしないと~」
霊夢は食材の少なくなった河童特性の保管boxを見て、呟いた
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in 魔法の森
アリス「よくも魔理沙を!」
アリスは様々な武器を持たせた何体もの人形を自在に操り峡を攻撃している。
峡「だから誤解だって〜!」
峡は解決策が見えていないようだが、人形がアリスのものである事は明らかなため、傷つけないよう結界を展開し攻撃を防いでいる。
アリス「それなら..操符『乙女文楽』」
アリスは人形達の攻撃が効かないことを把握し、すぐさまスペルを宣言する
赤色と青色の様々な形をした弾幕が峡を襲う。この魔力を見た峡はようやくアリスが魔法使いだという事に気づいた。
峡「...っ」
(魔理沙より魔法量が多い...魔法使いの種族か。)
峡は人形を壊さないよう弾幕を屈折させながら、情報をもとに考察、最適案を導き出す
峡「...」(この感じだと魔理沙とは友人同士だろうな.......すまない魔理沙。あとは頼んだ)
アリス「....消えた? 一体どこに..。みんな、頼むわよ」
アリスは人形を分散させ峡を探す
峡「...。」
峡は視線を反射させ、身を隠した。
そして峡は魔理沙に心の中で謝りつつ、家へと戻った
数十分後
魔理沙「...私の家...?確かあの後気絶して...いたたた」
魔理沙は頭痛により、包帯で巻かれた頭を押さえている。
アリス「あ、魔理沙起きた?もう少し寝てた方がいいわよ」
アリスは紅茶を入れながら、魔理沙に話しかける
魔理沙「あぁ、アリスがここまで運んできてくれたのか?」
魔理沙は再びベッドに横になった
アリス「?、あなたさっき森で倒れてた所を変なやつに襲われてたのよ。大変だったんだから」
魔理沙「え?私が?私は異変解決してる途中で気絶しちゃったんだが...」
アリス「あら、そうなの? ならアイツは一体何を...」
魔理沙「アイツ?」
アリス「背は霊夢より高いくらいの、和服で、灰色の髪。私は盗賊か何かだと思って弾幕ごっこ挑んだんだけど、逃げられちゃって...。」
魔理沙「...峡だな。それ。」
峡は苦笑いしてアリスに話しかける
アリス「あ...もしかして知りあい?」
魔理沙「そうだぜ、私の家の鍵探してたんじゃないか?まぁ帽子の中に隠してるからアリス以外は教えてないし、分からなかったと思うが。」
アリス「...いつか謝らないといけないわね」
魔理沙「アリスは思い込み激しいからなぁ。あの冥界の庭師みたく」
アリス「そりゃあ目の前で友人がが体触られてたら抵抗するわよ..」
アリスは紅茶を魔理沙に手渡し、自身もまた紅茶を飲む
魔理沙「まぁ勘違いは誰にでもあるぜ。あまり突発的に行動しないようにな」
アリス「..魔理沙にそれを言われる日が来るとは思わなかったわ」
アリスは思わず深いため息を吐く
魔理沙「まぁ、宴会もあるだろうしその時に謝ればいいさ」
アリス「...そうね。」
はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。
今回は日常編ということで彼らの会話をおおくりしました。
まぁ勘のいい読者の皆さんなら鈴の心残りはわかるでしょうね(笑)。
峡は勘違いされてましたが、まぁ次回なんとかなるでしょう。
次回は宴会です、多分。
また一週間以内に投稿できるように頑張ります。
誤字脱字等ございましたらご報告下さい。
それでは、また。