第二十九話、スタートです!
in 迷いの竹林の近くにある山道
迷いの竹林へ行く途中の山道、そこで剛・華憐チームは將信達と合流した。
華憐「あら、彩はどうしたの?」
將信の傍には彩ではなくレミリアが並んでおり、肝心の彩の姿が見えない。レミリアの傍にいつもいる咲夜の姿もまた見えなかった。
將信「えっと、途中でレミリア・咲夜に会って、一緒に竹林へ向かってたんだけど、蛍の妖怪とかのあまり凶暴じゃない妖怪から何故か奇襲を受けてね...。そいつらを引き受けてくれてるよ」
レミリア「そう...。話は聞いているわ。あなたたちはなにか収穫があったの?」
剛「わかった。俺が知っているのは、白玉楼も異変解決に携わっているということ。この異変での人里に対する影響はなかったこと。
これぐらいだな。魔理沙達と合流したが、今はハクタクと戦ってるだろう。」
華憐「今回はやけにみんな異変解決に積極的じゃない?」
華憐はふと疑問を抱き呟いた
レミリア「...妖怪にとっては今回の異変はかなり冷や汗が出るものよ。力の根源である月が隠されたのだから」
將信「だからあんなに凶暴に...残すは永遠亭だけかな」
將信は拳に顎を乗せ、さらに現状から状況を考察していく。
レミリア「永遠亭?」
剛「ありゃ、レミリアは知らないのか。」
華憐「...永琳が外から見えないようにでもしてるんでしょう。.....にしても峡達の合図が出ないわね」
將信「...確かに見てない...ボク達も早く行こう。」
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in 迷いの竹林
峡「...これはやばい。迷った。完全に」
一方峡達は、長い時間迷いの竹林を歩き回っていた。
結衣「あちゃ〜方向感覚狂ってるなぁ。なんで?」
峡「...普段は將信が能力行使して感覚が惑わされないようにしていたんだろう。...どうするべきか」
???「迷い人さんたち、案内するよ」
將信と結衣の後ろから現れた白髪の少女は結衣の肩を叩く。
一瞬ビクリと肩が震えた結衣は、そっと後ろを振り返った。
結衣「...だれ?」
結衣はまだ彼女を警戒しているようで、目を細め声のトーンを低くし、敵意を顕にしている。
妹紅「まぁそう警戒するなよ。私は藤原妹紅、
結衣「...あなた、永琳の知り合い?」
妹紅「..まぁそうだな。お前らは何故真夜中にこんなとこに来てるんだ?今夜は妖怪も多いし危険だぞ」
そして結衣はある程度警戒心を解いたのか胸をなで下ろしている。
峡「異変解決だよ。君もそうだろう?蓬莱人さん」
妹紅「...へぇ、随分お前も生きてるんだな。同じ類か?」
妹紅は少し引きつったような笑みを浮かべながら、怒りを表情に出さないようにしているが、周りからは嫌悪な雰囲気が滲み出ていた
峡「不老とだけ、ね。」
結衣「...それはそうと、私達囲まれてるけど....」
そうのんびり話している時間はないようだ。結衣達の周りには大きいものは2mを超え、小さいものは手のひらにおさまるほどの大小様々な妖うさぎ達が、三人を囲んでいた。
それぞれ強い敵意を剥き出しにしており、今にも攻撃してきそうだ。
てゐ「やーいひっかかったー!」
てゐは何度か飛び跳ね、いたずらが成功したからか、三人を見てからかっている。
妹紅「...またお前か...。」
妹紅は拳を握りにっこりと笑顔をうかべている。
峡「どうだ?吹き飛ばすか?」
峡も同じように拳を握り、血管が浮き彫りになった
てゐ「...え?」
妹紅「まぁまて。ちょっとコイツにも恨みがあってな...あとはは任せろ」
(ホントは輝夜を殺すつもりだったけど...まぁこの際どっちでもいいか)
峡「..そうか」
てゐ「え?ちょっと、え?」
妹紅は両手から業火を出現させる。
その勢いは燃焼物も見えないのに勢いが無くなることを知らず、どんどんその炎は大きくなっていった。
峡「こりゃ大技...退散するぞ結衣」
結衣「おっけい!後は任せた!」
妹紅「.......っ!!」
二人が飛び去ったのを合図に、妹紅はスペル活動を発動した
妹紅 「焼き尽くせ『蓬莱凱風快晴 -フジヤマヴォルケイノ-』」
妖しい満月が浮かぶ中、その夜空には、フェニックスが激しく輝いた
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そして二人は妹紅と別れた後、さらに竹林の奥に進んでいく。
二人は僅かに立てられた松明と偽物の月光を頼りに、
そして、二人の前には制服姿のうさ耳をつけた少女が現れた。
鈴仙「...峡さんですか。てっきり協力してもらえると思っていましたが」
峡「...何がしたいのかわからないけど...月を隠されちゃ困る人が多いんだよ。」
鈴仙「それは百も承知。それでも私達は逃げなければならないんです」
鈴仙は耳を上にピンと立て毛並を逆立たせた。
静かに両手を銃のようにして二人に向ける。
峡「...」
(だけど傷つけるわけには...)
結衣「...本気っぽいね」
峡と結衣も両足を開き、拳を前に向ける
鈴仙「...容赦はしません!!」
鈴仙は赤と青の薬莢型の弾幕を両手から放った。
それは密度や威力を重視した弾幕で、弾幕自体の大きさは小さいものの速度が速く、人間離れした動体視力が要求される。
峡はそれらをバリアを使いつつ巧みに躱していく。
そして結衣も、化け物じみた運動神経を活かし、とても器用に弾幕を華麗に躱していく
鈴仙「...!」
そして突如鈴仙の目が紅く輝く。
弾幕達は動きを変えないものの、なにか違和感が生まれる。
結衣「...!?」(音がおかしい...)
結衣は明らかな違和感を覚え、咄嗟に周囲に結界を張る。
そうすると案の定、あるはずのない場所から弾幕が結界に当たっていた...
結衣は横目で峡も同じようにバリアを貼っていることを確認する
峡「鈴仙の能力は波長を操るんだ!」
峡は1度鈴仙と手合わせをしており、大体の能力は分かっていた。その額からはほんの少しだけ汗浮かんでいた。
耐久性が低い人間にとって、一度被弾すれば霊力で体を強化していてもそれなりにダメージを受けてしまうからだ。
さらに波長を操る能力は手強い。幻を見せることで音、自分、そして弾幕の位置さえも見せかける事が出来るからだ。
霊力や運動神経は大きく峡達が上回っているが、ここであまり力を消費したくはないだろう。永琳との戦いもあるのだから
峡「...展開 「ミラーウォール」」
峡は当てずっぽうに撃つのは無駄だと悟り、結界を展開。密度の濃さが逆に出るからだ。
今の鈴仙の攻撃には有効な手段だろう。
峡の結界によって弾幕は跳ね返り鈴仙に向かう
鈴仙「...なら!波符『赤眼催眠』」
鈴仙はそれを見て、咄嗟にマインドシェイカーを発動した。
鈴仙を中心に全方位に弾幕が展開されながら、峡達に近づくにつれて拡散していく。
自身の弾幕を相殺して進み、峡達の結界に降り注いだ
峡「結衣!能力強化を!」
結衣「わかった!」
ーー一能力の一時的向上指示を確認。霊力を増幅しますーーー
峡「反射『弾には弾を』」
峡はさらにスペルを宣言した。鈴仙の周りからは半透明の大きな球が一つ出現した。鈴仙がボールの中に入るような形になる。
鈴仙「なっ...!?」
そして鈴仙の放った弾幕は峡の結界にすべて跳ね返されるのはもちろん、ランダムに鈴仙とほぼ同じ形状の弾幕が出現し、鈴仙に向かって直進する。
違う箇所といえば、その色が白黒だということだけだ。
鈴仙は自身の弾幕を相殺しようとさらに弾幕を放つが、外した弾幕は自身をまた攻撃し追い詰める。
悪循環に陥っていた
鈴仙「くっ....」
鈴仙はそれを必死に躱していくが、徐々に疲れが見え始め、動きが鈍っていく。
次第に鈴仙に弾幕が掠るようになってきた
このままいけば勝ちが見える...その時だった
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!
鈴仙「きゃっ!?」
鈴仙の横側から突如凄まじい機械音のような咆哮が響き渡った。
耳を粉々にするかのような激しい咆哮に、鈴仙の軽い体は簡単に吹き飛ぶ。
峡「っ!?」
結衣「まかせて!」
結衣は鈴仙を素早くキャッチし、抱えて峡の側へと戻った。
鈴仙は先ほどのショックで気絶している。
結衣「あれって.......」
結衣は唇を噛み締めていた
峡「一体あれは....っ!?来るぞ!!」
はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。
今回は鈴仙との勝負でしたね。
ええまたもや遅れてしまいました。
最近忙しいので投稿ペースが落ちると思いますが、気長に待っていただけると幸いです。
誤字脱字等ございましたらご報告下さい。
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@DAWN_00100
それでは、また。