第三話、スタートです!
剛「なぁ、お前はあの都が安全だと思うか...?」
剛は目を細めて峡に問う。
峡「...さぁね。
この都の人達もどうなのかはわからない。でも、まだ復讐するには早いよ?」
剛「...そうだな。」
3人の間に静かな雰囲気が流れる。
將信「2人とも、とりあえず話を聞きに行こうよ。まずは剛の手当てもしてもらいたいし...」
將信は腕を組みながら考えている。
剛「わかった。いくぞ」
將信・峡「あぁ」
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門番「...。」
剛「すまない、旅の者だが、少しばかり話を聞きたい。」
門番「...!ああ、わかった。ついてこい」
門番は目を見開いたあと鋭い眼光でこちらを視察し、開けた場所へと案内した。
峡「? ここはどこですk」
峡が質問したその瞬間、峡の足元に光線が放たれた。
峡「ッッ!?」
威嚇射撃のようだ。峡に続き一瞬で防御の構えを取り次の攻撃を警戒する三人。
剛「何故我らを打つ?」
剛はドスの効いた声で門番にむかって殺気を込めて放つ
門番「ッ、盗賊は始末する!!」
ー門番は一瞬身震いした後大声を発したー
それと同時に三人の四方八方から数名の黒の鎧を着た者が現れ、
どうやら先ほど妖怪の血を被ったせいで盗賊か何かと勘違いされたようだ。
即座に3人はアイコンタクトでやむを得ず緊急離脱を開始しようとした。
しかしそれは不可能だと知らされた。
剛は利き腕を負傷しておりあまり大きな力は出せない。つまりそれは直接的な攻撃ができないという事だ。
(ならば!)
剛「ッオラァッッ!」
マズイと思った剛は一瞬で足を振り上げ、物凄い勢いで足を地面へと振り下ろした。
負傷しないよう加減したため近くの地面が揺れる程度だが、敵の姿勢を不安定にするには充分だ。
敵兵「!!?」
急いで敵兵達は
それを見た峡は即座に敵の弱点を分析し、
峡「將信!!手首だ!!!」
手首周りの装甲が薄い事を見抜いた。
將信「ッラァッ!」
將信はクーラーボックスの氷を溶かし、周りの兵士に投げつけた。
それによって兵士が怯んだ一瞬の隙を見て、
將信「ッハアッ!!」
將信は敵兵の手首や足にかかった水を凍結させ、全兵士の身動きを封じた。
殺してしまえば取り返しがつかない、彼らは知っていた。
だがそれでも敵の猛攻は収まらない、何百という援軍がやってきた。
そして3人を狙い撃とうとしたその瞬間
「やめなさい!!」
全員の耳に、甲高い女性の声が鳴り響いた。
門番「×××様!!いいのですか!!!彼らは盗賊です!今すぐにでも捕らえるべきでは?」
門番はわけがわからないと言った様子で×××に慌てて問う。
×××「..黙りなさい」
その殺気は尋常ではなかった。
門番は手足が震え座り込み、顔が青ざめている。
一方の3人も立つことはできるものの油断をすれば気を失ってしまいそうな、そんな状態だった。
×××「...貴方達は私が話を聞くわ。ついてきなさい。」
殺気を抑えた×××は彼らに命令した。
戦っていた兵士は呆気に取られている。
三人は足を無理やり動かし、赤と青の奇抜な服を着ていた彼女について行った。
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×××「......初めまして。私は×××と言うわ。ここで医師をやっているの。本題に入るけれど、貴方達の名前と、なぜ血濡れだったのかを言ってちょうだい」
病院の一室にいる彼らに向けて目を細めて×××は問う。
剛「すまない、もう1度名前を言ってもらえるか?」
×××「!あら、ごめんなさい。私の名前は八意永琳よ。本来は違うのだけれど、発音が難しいからそう呼ばれているのよ。」
八意永琳は目を少し見開いたあとすぐに元の表情に戻る。
峡「...私達は背の高い方から、剛、峡、將信と言います。遠い所から旅をしてきたのですが、途中から妖怪に襲われちゃって...あはは、それで返り血が飛び散ってしまったんです。」
峡はわかりやすい嘘の笑顔を浮かべる。
(私の名前が聞き取れないという事は本当に都で生まれていない...!?一体彼らはどうやって生き残ったというの...?)
永琳「そう...。もう一つ質問いいかしら。あなた達はなぜここ来たの?」
永琳は若干顔を引きつらせて3人に問う。
將信「...それは僕から説明します。それは〜」
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ーー数分後ーー
永琳「そう.......いいわ。嘘をついているわけでもなさそうだし、住民として認めてあげる。けれど何か危害を加えた時はその場で死ぬ事になるわ、いいわね?」
永琳は3人に警告する。
3人「はい、大丈夫です」
それに即座に3人は答えた。
永琳「ところで、剛君だったかしら。貴方腕を負傷しているわね。治療するからついてきなさい。あと2人は都の中央に中でも大きな建物があるから、そこで家や詳しい事を聞くといいわ。」
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2人side
治療されている剛を除き、2人は都の中央に向かっていた。
どうやらさっきの騒ぎはかなり広まっているらしく、興味や軽蔑の視線が2人にふりかかっていた。
そんな視線を気にしない様子で2人は歩いていった。
数分後大きな建物を見つけた2人は、家を探している事を伝え、案内してもらった。
峡・將信「...。」
2人は沈黙していた。
都の端にちょうど良い物件があったが、生憎3人は一文無しだった。
しかし幸運な事にも、その家主さんは親切な人だった。頭金は後払いで構わないそうだ。
2人はその言葉に甘え、職を探すことにした。
峡・將信「...。」
しかし二人はまた沈黙していた。
二人は唯一力仕事などには適している。
しかしそれは既にキカイとやらがせっせとやってくれているようだ。
文明がかなり進んでいることがわかる。
少なくとも二人の時代にはこんな物は無かった。
それは普通嬉しい事だが、今の彼らにとっては良くない状況だろう
力関係の仕事がないとなれば、良い職業がなくなってしまうのだ...。
2人はその日を諦めて、1度病院へと戻ることにした。
剛side
剛「ッ!」
永琳「...終了よ。すぐに良くなるけれど、それまで腕に負担を掛けないようにしておいた方がいいわよ。」
何やら永琳は症状を紙に書いている様子だ。
剛「あぁ、わかった。」
そう言って剛は立ち上がろうとした。
永琳「ああ、それと、これは個人的に聞きたいのだけど、貴方達は京都の警備隊をやる気はないかしら?」
剛「警備隊...か。」
剛は座り直し、永琳の質問に答えた。
剛「そうだな...(力のコントロールの修行にもなるし、やってみる価値はあるかもしれない...)考えておく。明日また来る」
今度こそ立ち上がった剛、はドアを開け永琳に礼を言った。
剛「世話になった。」
永琳「ええ、、、お大事に。」
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その後道の途中で出会った3人は、海が橙色に染まる中、洞穴の荷物を家に移していた。
ーーーその夜ーーー
峡「ふぅ...今日も色々あったねぇ。」
永琳にもらった布団に3人は包まりながら今日を振り返る。
將信「だね。ふぁあ....一文無しって事を思い出した時は思わずマズイと思ったよ...」
あくびをたてつつ將信は苦笑いをする。
剛「俺も散々だった...。ところで、仕事の見当はついたのか?」
峡「いや?、まぁ技能もないし、力関係の仕事も少ないからねぇ...。」
峡は難しそうな表情をして剛の質問に答える。
剛「...そうか。実はさっき、永琳にこの都の警備隊にならないか提案されたんだ。」
將信「警備隊ってあの集団?用心棒みたいなものって理解でいいの?」
剛の真剣な表情に將信もまた真剣に答える。
剛「ああ..詳しい事は明日聞く。それに、武器も調達出来るかもしれない。どうだ?いい提案だと思うのだが」
峡「いいんじゃない?こっちにデメリットは無いに等しい。断る理由もないしね。」
將信「僕も賛成だよ。ところで、そろそろ寝ていい...?もう限界...」
目をつぶったまま將信は答える。
峡「將信今日は結構頑張ったよね...。僕も武器が欲しいな、戦闘で活躍出来ないし...。おやふみ...」
峡もまた安心した表情で眠る。
剛「...ああ、おやすみ」
3人は今日の疲れを癒すため、深い眠りについた.....。
おはこんばんにちわ、ゼロです。
ようやく原作キャラとの絡みが書けました。
まぁ一歩間違えたら死にますけどね(笑)。
次回もまた一週間以内の投稿になるでしょう。
なろうのほうもよろしくお願いします。
それでは、また。