第三十二話、スタートです!
結衣「いやぁあぁあぁあああ」
前回の異変から数ヶ月後、閻魔様は来る日も来る日も6人の自宅を訪ね、説教をしにドアを叩いていた。
諦めた5人は、結衣を説得...もとい捕まえて、三途の川へと続く分かれ道へとやってきた。
剛「うーん、やっぱりここも...か」
現在、幻想郷には異変が起こっている。
といっても何故か人妖問わず実害は無かったが。
ちなみにその異変の内容は、『春夏秋冬の花を一度に、そして大量に開花させる』だ。
本来見られない、咲く季節が違うはずの花達が咲く姿に、喜びを覚える者や不安を覚える者が多数いるという現状だ。しかし特に気にしていないものが過半数を占めていた。
警戒心の強い彼らは当然気にしているわけだが...。
將信「とりあえず、二手に分かれよう。そっちの方が効率いいだろうし」
將信は6人に指示を出す。
(將信、彩、結衣、峡)グループ、(剛・華憐)グループにわかれて6人は捜索を開始した。
結衣も諦めがついたのかテンション低めに、仕方ないと言った表情で將信の言葉に軽く頷いて応じる
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in 太陽の畑
剛「...やはりここもか。パチュリーの言った通りだな」
剛は太陽の畑に咲き誇る様々な花を見て、ふとパチュリーの言葉を思い出した。
華憐「...たしか霊の仕業なんですって?一体なんでこんな事が起こってるのかしら」
6人は閻魔様(四季映姫)、そして幽香を異変の首謀者だと疑っている。
幽霊や花に関係するのはこの2人に関係する場所に違いないと考えたのだ。
ちなみに冥界は既に行っており、異変の犯人でないことは確認済みである。
そして数週間前から、閻魔様は途中からばったり6人の前に姿を見せなくなった。
そのため6人はあちら側の方が怪しいとにらみ、4対2というバランスの悪い分け方を選択したのだ
剛「...さて」
2人は前からコツコツと音を鳴らして歩いてくる人物、否--妖怪を見て足を止める
幽香「あら...久しぶりね。元気だったかしら」
幽香は剛達と数ヶ月..いや数年ぶりに顔を合わせた。
互いの距離は2mほど。
普通、人間から考えればその距離は遠いと感じるかもしれないが、幽香の瞬発力があればこんな距離、あってないようなものだろう。
剛「ああ、久しぶりだな。こちらの要件は..」
幽香「大体察しがつくわ。この花達のこと...そうでしょう?」
剛「っ、ああそうだ。...で、お前が犯人か?」
剛は単刀直入に問いただした。
幽香「違うわ」
幽香はキッパリと断言した
華憐「...何か証明できるものとかはないわよね」
幽香「そんなものあるはずないわ。まぁ、私は花達に誓っても、私は犯人じゃないと言えるけど」
華憐「...ふーん....」
將信は顎に手を当てて唸る
幽香「執拗い女は嫌われるわよ?」
幽香はそんな状況下でも、クスクスと將信に冗談を言う。
3人は幻想郷の中でも最も戦闘力が高い。最強にもっとも近い奴らだ。そんなヤツらから懲らしめられるとわかれば、もう少し動揺するはずだ...そう剛は考えていた
剛「...そうか。すまないな疑って」
どうやら剛は幽香を信じることに決めたらしく、幽香に軽く謝罪をして、すたすたと元来た道を戻っていく
幽香「まぁ」
剛「? クッ!?」
幽香の言葉に剛はゆっくりと振り返った。
そしてその瞬間、幽香の傘が剛を真横に薙ぎ払うように振るわれた
剛「...なんのつもりだ」
(なんとか発動してくれたか...)
剛は咄嗟に両腕を新能力で強化し幽香の攻撃を防いだ。どうやら剛も奇襲を予想していなかったのか、その身体からは汗が流れ落ちている。
幽香「あら、これは"ただの遊び"よ。久しぶりの..ね....。久々の再開だもの、楽しみましょう?」
幽香は口元を釣り上げて再度剛に勢いよく突進し、傘を槍のようにして連続で突きを繰り出す。
剛「問答無用かよ...華憐頼む!」
華憐「はいは〜い」
剛は地面を殴った。その衝撃波で剛は大きく後ろに後退しながら、槍と化した華憐を右手にキャッチする事に成功する
幽香「休ませないわ!!」
幽香は化け物じみた脚力で、剛の元へと一瞬で現れ、剛に傘を振るう。
剛「ハッ!!」
しかし剛はその行動を見切った。幽香の攻撃を横に受け流し、右回転するようにして幽香に槍を振り回す
幽香「グアッ..」
幽香はその攻撃を傘でしっかりと受け止めたが、あまりの威力に肺の空気が押し出され呻き声をあげる。
幽香はそのまま剛の攻撃に吹き飛ばされるが、なんとか空中で体制を立て直した
幽香「...流石にやるわねぇ。楽しくなってきたわ」
幽香は口元の血を拭いながら、さも面白そうに言葉をもらす。紫がこの幽香の姿を見れば、さぞ驚愕することだろう
幽香「...貴方はこれを耐えられるかしら。
恋符....」
幽香は傘の先を剛に向け、黄色の妖力エネルギーを充填していく。あまりの膨大なエネルギーに辺りの草花は揺れ始める
剛「それは、魔理沙の...」
幽香「残念だけど私が"オリジナル"よ。 マスタースパーク」
幽香は極太のレーザーを発射した。
形は魔理沙とほぼ同じだが、明らかに威力が違うことはそこらの子供でも理解出来るだろう。
レーザーはゆっくりと辺りを飲み込みながら剛に向かってくる
華憐「...残念だけど」
剛「俺達も使えるんだがな」
剛は赤く、そして冷たく輝いている槍を幽香と同じように幽香に向け、こう言い放った
剛・華憐「合業 『鬼神砲』」
その刹那、幽香を赤黒いレーザーが包み込んだ
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in 三途の川
結衣「や、やっとついたー」
結衣は思わずその場に座りこんだ。どうやら予想以上に分かれ道からは遠かったようだ。
將信「なんか、凄く渋滞してるね」
將信達の目の前には、恐らく霊と思われる行列が並んでいた。その数は計り知れない。
彩「...何があったんでしょう。ここまで死人がいるとなると...やはり..」
彩はその光景に目を細める
???「はいは〜い。ここは死人以外立ち入り禁止。帰った帰った」
突然、4人の前から赤髪のツインテールをした背の高い女性が近づいてきた。
その女性は大きな鎌を持っていた。つまり、それから連想するのは...
峡「あんた小野塚 小町か?」
小町「ん?どっかで会ったかい?その通りだよ。 」
峡「あぁ...そうか」
峡は小町を知っていた。時折閻魔の口からその言葉が聞こえてきたからだ。
彼女は死神。といっても人の魂を狩るような係ではなく、ただ魂を運ぶだけの係のようだ
小町「ってあんた、四季様が探してた奴じゃないか。危うく追い出す所だったよ..」
小町は冷や汗を流しながら苦笑いを浮かべ、安堵している。
峡「(わかりやすい人だな...) 閻魔はどこにいるんだい?」
小町「アタイが案内するよ。船は使えないから、能力を使わせてもらう」
小町は手首を何度か曲げ、4人にこっちに来いと合図をする。
そして小町が目をつぶった途端、三途の川の先にうっすら見えていた建物に一瞬で到着した。若干気持ち悪さが残るが、あの距離を一瞬で移動できるのは非常に便利だ。
小町「ここだよ。この先にいる」
小町はあの建物を指さした
將信「そう...ありがとね」
小町「礼には及ばないさ。四季様もやりたくて説教やってるわけじゃないから...憎まないでやってよ」
小町は後ろ髪に手を当て照れ隠しをした。小町はこれでも四季様を信頼してるのだろう。
將信「うん...ありがと」
そして小町は元の位置へと戻っていった。
どうやら他の死神に任せてまた昼寝をするらしい。
彩「...(寝るの早すぎませんか...!?)」
峡「...じゃあ行こうか」
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映姫「大体ですねぇ、異世界から来るってなんなんですか!?まず閻魔たる私の元へ来るべきでしょう。しかも貴方達は...」
数十分後...もしくは数時間後、すっかり四季映姫の説教に疲れた4人は剛達と川の近くで合流した。
剛「...ずいぶんお疲れだな。峡」
峡「そっちこそ腕から血が出てるけどね..」
華憐「それで、この異変の原因はわかったの?」
將信「映姫さんによると、幽霊の仕業らしい。」
剛「...パチュリーの言った通りだったな。だが何故こんなに増えたんだ?」
彩「どうやら60年に一度ほどの周期でこのような異変が起こるそうです。外の世界で大きな震災か戦争が起こったんでしょう...との事です」
華憐「だからこんなにパンクしてるのね。初めて見たわよこんな光景...」
將信「...詳しくことは後にして、とりあえず帰らない?疲れた」
辺りは既に日が暮れていた。
ーー新たなる異変にも気付かずに、今夜6人はグッスリと眠りに落ちたーー
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in ???
???「...懐かしいねぇ、この風景。何千年ぶりかな?」
??「この地で再び...信仰を取り戻さん。」
???「また....会えるといいね」
はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。
少し遅くなりましたが無事投稿できました。
来週から合宿なので投稿できないかもしれませんが、ご了承下さい。
誤字脱字等ございましたらご報告下さい。
それでは、また。