東方巡迷伝   作:ゆっくりゼロ

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あの人たちがついに幻想入り!?

第三十三話、スタートです!


再開と暴挙

剛「は?神が暴れだした?」

 

花が咲き誇った異変も終わりを告げて2ヶ月ほどたった頃、射命丸は剛達の元へと突如焦った様子で駆けつけてきた。

それはもう、鬼のような形相で。

 

射命丸「は、はい。これを...」

 

射命丸は乱れた髪も気にせず、6人に神が暴れているらしい写真を取り出して見せる。

 

將信「どれどれ....っ、あちゃ〜」

 

將信は何故か頭を抑えて項垂れる。その様子に射命丸ははぁ〜っと深いため息をついて、床に腰を下ろす。

 

射命丸「ほんとに困ったものですよ...急にやってきて、山を乗っ取ろうとするなんて...幻想郷といえど、非常識すぎますよねぇ..」

 

將信「あ、いやそうじゃなくて」

 

射命丸「ん?どうかされました?」

 

峡「この人たち...ーー僕らの知り合い」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

in 妖怪の森

 

諏訪子・神奈子「無駄無駄ァ!」

 

諏訪子と神奈子はそれぞれ、ミシャグジさまや御柱を使い、暴挙を止めようとしてくる天狗たちを追い払っていく。

何故こんなことをする必要があるのか分からない天狗達は疑問を浮かべながらも、上司の天狗の命令で仕方なく二人を....

 

いや、"3人の神"を止めようとしていた。

 

 

剛「〜〜〜おーい、やめろやめろー!」

 

そして数分後、その三神の元に6人は急いで駆けつけてきた。

射命丸は少し後ろで剛達を追いかける。相変わらず6人は着々と成長していた。

 

諏訪子「お、將信じゃん。久しぶり〜」

 

諏訪子は剛達に向けて笑顔を見せながら子供のように両手を振る。力に鈍感な人間から見れば見た目相応だが、アイツはかなり古参の神だ。そう考えるとシュールにも感じる。

 

 

將信「久しぶり〜...じゃなくて、なんで暴れてるんだよ」

將信が呆れた顔をしている中、峡はふと、諏訪子の周辺を見回して言い放つ。

 

峡「...そこの緑の髪の子は、だれ?」

 

峡は霊夢と同じくらいの背の、巫女服を着た少女を見て困惑していた。何故なら峡達が諏訪子達と暮らしていた時、まだ守矢神社には巫女がいなかったからだ。

また、理由はもう一つある。

 

 

緑髪の女性からは神力が溢れ出ていたからだ。

 

峡(もしや子供を...!?)

 

 

諏訪子「..何勘違いしてるか大体想像つくけどさ、..この子は現人神の東風谷早苗。今はここの神社で3人で暮らしてるの」

 

峡「あー、いや知ってたけどね」

 

峡は真顔にもどって、東風谷早苗という少女に注目する

 

東風谷「..はじめまして!守矢神社の巫女をやらせてもらっています。東風谷早苗です。宜しくお願いします」

 

東風谷早苗と名乗る少女は一歩前に出てお辞儀をする。とても丁寧な仕草だ。

 

(ああ、霊夢とは大違いだ...)

 

そんなことを6人は考えつつ、それぞれ自己紹介を済ませた。

 

 

 

 

華憐「外の世界出身なのね...今はどんな感じなの?」

 

華憐はふと疑問を口にする。

 

早苗「私の世界は、科学技術がもっと発展していましたよ。どんなに遠いところでも会話ができる機械や、文字を打てばその情報が出てくるという機械まで、、」

 

早苗は外の世界出身だ。幻想郷の暮らしにもう適応出来たらしい。若いんだろうなぁ

 

 

剛「ほう...また外にもいってみたいな。まぁ叶わないだろうが」

 

早苗「ところで、皆さんは何処から来たんですか?..もしかして外の世界出身で?」

 

峡「ーーーーうん。少し遠くにある村だよ。今はもう無くなってるけどね」

 

峡は一呼吸おいてーーーー嘘をついたーーーー

 

警戒心は数億年たった今も強い。

それはそれまでに過去の経験がトラウマになっている事を示している

 

早苗「...っ、そうなんですか..ごめんなさい..」

 

早苗は峡の暗い様子に空気が重くなったのを感じたのか、即座に謝った。

 

峡「..いや、構わないさ」

 

峡はふと空を見上げながら、虚ろに呟いた。

 

彩「...それで、なぜ貴方達はそんなに暴れてるんですか?」

 

彩が話題をキッパリと転換する。

 

諏訪子「將信達がいるって八雲から聞いたから、騒ぎを起こしたら来るかなぁって思ったの。それと...あとは力の為だね」

 

諏訪子はあっさりと告白した。何か罠でもあるのかと勘違いするほど、素直に

 

將信「...力の為?」

 

神奈子「ああ。外の世界は今では神仏を信仰する者が僅かでな。この通り神力がもう僅かだ。」

 

神奈子は神力を見せつけるように手の平に力の塊を浮かべる。以前と比べその威力は少なく見えた。

 

 

早苗「だからここ(幻想郷)で再び信仰を集めることになったってわけです。」

 

早苗はお祓い棒を構えた。その行動に、9人が一斉に戦闘を予感し構える。

 

 

 

諏訪子「残念だけど、話はまた後でね!」

 

三神は一斉に弾幕を繰り出した

その弾幕を天狗達は必死に避けている。というか逃げ出した。

 

だが、その攻撃が將信達に届くことは無かった

 

 

 

 

將信「うっわぁ...なにそれ、強すぎない?」

 

峡「結構疲れるけどな...。主に精神的に」

 

峡の新能力、ーー念動力を使う能力ーー

これによって敵の攻撃の動き方を自在にコントロール出来るため、実質峡は無敵だ。

 

ただ、問題は精神面の負荷が大きいこと。テレキネシスを使う際は常に迷いを見せてはならないのだ。

 

剛「まぁいい機会だろ。能力でも試そうk」

 

將信「おっけー!。

剛!地面お願い! 峡はそれを前方に打ち出して!」

 

剛「んん、あ、ああ。ーーーーフッ!!」

 

剛はいきなりの指示に困惑しなながらも地面を叩きつけた。辺りには大きなクレーターができ、勢いよく浮かび上がった大小様々な岩石が空を舞う

 

峡「...ハッ!!」

 

さらに峡がその岩石を念動力で諏訪子達の元へと吹き飛ばした。それは音速をも超える凄まじい勢いだ。

 

 

 

諏訪子・神奈子「ッ! 神術 『お祭り騒ぎ」

 

早苗「させません!秘術『忘却の祭儀』」

 

諏訪子と神奈子はその行動に何らかの意図があると考え、咄嗟に合体スペルを発動した。

それに合わせて早苗も大掛かりな防護スペルを発動する。

 

諏訪子の周りからは巨大なミシャグジさまが、神奈子の周りからは巨大な御柱が3人に向かって降り注ぐ。早苗の防護スペルも展開しており、三神の周りからは莫大な神力が溢れ出ている。

 

そして岩石が諏訪子達の目の前に迫った時、わざとらしく將信は呟きながら、指をパチンと鳴らした。

 

 

將信「大当たり...ばぁん」

 

 

 

その刹那、あらゆる岩石は木っ端微塵に破裂し、凄まじい熱を発しながら三神を襲った。

 

 

三神「っっっ〜っ!!」

 

思わず後方に早苗達は退避する。

それぞれ足や腕に軽いやけどを負っていた。傷つくことのない神の胴体が血を吹いている。それが先ほどの攻撃がどれだけの威力かを思わせる。

 

諏訪子「...おっかしいなぁ。こんなこと出来たの?將信」

 

諏訪子は負荷により口から零れ落ちそうな血を拭い、昔と似通った笑みを見せる。

 

將信「...はは。昔のままじゃないからね。ーーーーーーお願い、彩」

 

彩「...仰せのままに」

 

弓と化した彩は將信の手元に戻る

 

峡「結衣、僕達もいこうか」

 

結衣「だね。さっさと終わらせるよ」

 

結衣は黒色の双剣と化して峡の手元に戻る

 

 

 

 

 

神奈子「...いいだろう。ーーーー先手必勝」

 

神奈子は剛の気が緩んだ一瞬の隙を見逃さず、剛に拳を振りおろした

 

 

 

 

剛「...まだまだだな。劣化したか?」

 

神奈子「ッ!?」

 

神奈子は剛の拳を軽々と片手で受け止め、不敵な笑みを浮かべた。

その表情にゾワリとした何かが背を通るように感じた神奈子は、本能的に剛から強引に距離をとった

 

神奈子「...へぇ、てっきり剛の腕は消し飛ぶかと思ってたけど」

 

神奈子はそれでも表情を崩さず、平静を保っている。...ように見せているはずだ

 

剛「...近接戦闘を俺に挑むのが間違いだろう?」

 

その一瞬で、神奈子の目の前には剛が現れた。まるで瞬間移動でも使ったかのように。

 

嘲笑いながら剛は言葉を発した

 

剛「...チェックメイト」

 

そのたった1度の蹴りを神奈子は腕で辛うじて受け止めるものの、衝撃で大きく後方に吹き飛ばされ、肺の中の空気が全て押し出される。思わず過呼吸になった神奈子は、悔しがりながら戦闘続行不能の意思を示した。

 

剛「...後は頼んだ、あんまりはしゃぐなよ?」

 

剛は5人を見て神奈子の治癒に向かった

 

 

 

 

 

一方早苗と諏訪子は、峡と將信の圧巻のコンビネーションに苦しんでいた。

 

諏訪子「...!」(やっぱり手強いか...)

 

思い思いの攻撃をまるで綿毛のようにふわふわと躱す峡と將信に、早苗と諏訪子は焦りを隠せなかった。

 

なぜなら、この戦いは自分たちの運命もかかっている。いくら親友との戦いとはいえ、負ければ大きな損失が生まれるからだ。

 

將信「甘いよ!」

 

將信は、彩...元い弓を使い大量の矢を空中に乱射した。それは雨のように早苗と諏訪子に降り注ぐ

 

諏訪子「そっちこそね!!土着神『ケロちゃん風雨に負けず』」

 

諏訪子はそれを見越していたかのように水弾を発射し、將信のスペルを打ち消していく。

 

そして矢の相殺を確認した諏訪子は鉄、の輪を大量に峡達に向かって放つ。

 

 

 

その光景に懐かしみを覚えながら、將信は笑顔を浮かべた。

 

峡「...それを待ってた」

峡もニヤリと口元を釣り上げ、鉄の輪をコントロール下におく

 

諏訪子「...」

 

諏訪子はそれを見て、右足を後ろに下げ防御の姿勢を見せた

 

峡「...Go」パチン

 

峡の合図と共に、大量鉄の輪はものすごい速さで回転し始めた。

それらは峡の頭上を浮遊している

 

峡「...ハアッ!」

 

峡は一斉にそれらを投げ飛ばした。

鉄の輪は木々を1寸も動かず切り裂いていきながら、ものすごい回転で諏訪子の元へと突っ込んでいった




はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。

今回ようやく守矢一家の再登場です。

そして早苗さんの初登場ですが、特に目立つこともなかったですね(笑)。

まぁこれからも常識に囚われずやっていこうと思います。

次回も一週間以内に投稿できるように頑張ります。

誤字脱字等ございましたらご報告下さい。

それでは、また。
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