第三十五話、スタートです!
in 白玉楼
妖夢「...あら、珍しいですね。霊夢さん、
霊夢「んな事知ってるわ。先代さんに話があってきたの」
霊夢は手をひらひらとふりながら、やる気のない態度で妖夢と話す
妖夢「ああー、鈴さんですね...しばしお待ち
を」
(本当はあまり外と関わってはいけないけど..)
妖夢はタッタッタッと駆け足で鈴の元へと向かった
霊夢「....。」
霊夢はその間、ふと3人のことを考える。今更だけど、あの人たちが何者なのか検討もつかない。
閻魔は異世界がなんたらなんて言ってたけど、詳しい事は教えてくれなかった。
今考えれば、霊夢は3人の過去のことをほとんど知らない。
そうして霊夢はそんな歯がゆい感覚に嫌気がさし、詳しく過去を知っている可能性のある鈴の元へとやってきたのだ。
鈴「..おまたせしました〜。中へどうぞ〜」
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in 白玉楼内客室
畳のいい匂いが香る、屋敷の角にある客室にから案内された霊夢は、鈴としばらく談笑していた。
やはり博麗の巫女を経験している2人だ。性格は正反対でもやはり共通する部分はあるのか会話も弾んでいるようで、霊夢自身も驚いている。
それは何故か。
霊夢は基本的に人に平等に接する。良くいえば面倒事に巻き込まれにくく、悪くいえば"霊夢としての友達"は幻想郷では少ないことになる。
だからここまで深く会話を掘り下げたのは久しぶりだったんじゃないだろうか
コンコンコン
妖夢「失礼します。.....どうぞ」
妖夢はノックをした後、鈴の応答に応じて丁寧にドアを開けると、お茶とお茶菓子を置いた。
鈴「ありがとうございます」
霊夢「ん、ありがと」
妖夢「いえいえ..ごゆっくりどうぞ」
妖夢は再びドアをパタンと閉めた。
霊夢「...あの子も大変ね。こんなだだっ広い屋敷の隅々まで、やることだらけじゃない」
霊夢は同情した。いや頰杖をついている辺り他人事のように捉えているのかも知れないが
...。
鈴「そうですねぇ...。幽霊さんたちがよく家事を手伝ってくれてますよ。妖夢さんああ見えても普通の人間が亡くなるぐらいの年にはなってるでしょうし」
霊夢「....はぁー。そんな長い間、退屈せずに過ごせるのかしらね」
霊夢はふと三人と妖夢と、そして自分を照らし合わせて、霊夢はお茶を一口のみ、大きくため息をついた。その目は近くを見つめているようで、どこか遠くを見ているようで..。
鈴「..あ、それで、私に何のご要件ですか?..ちなみに神社のお手伝いはしませんよ?私もう卒業しましたし」
霊夢「流石に違うわよ。...あの3人のことを聞きたくてきたの。」
ーーー辺りが静まり返るーーー
鈴「3人..峡さん達ですか。」
霊夢「うん。あんたなら何か知ってるんじゃない?」
鈴「..えっと、実は私、生前は今の霊夢さんみたいになにも知らなかったんですよ。あの人達のこと」
霊夢「.....」
そう話す鈴から霊夢は目を離さず、じっと堪えて静かに話を聞く。
鈴「でも死んで、つい最近分かったことがあるんです。」
霊夢「....分かったこと?」
鈴「..あの人たちは、ーーー純粋過ぎるーーーって事です。だから閻魔様は仰ってました。「絶対に彼らを裏切ってはいけない」と」
霊夢「....何言ってるのかサッパリなんだけど」
鈴「まだ分からなくていいんです。孰れわかる時がきます」
鈴「...過去を教えましょう。....彼らは、実は、過去に××××」
数十分後
霊夢「...」
その頬には、うっすら涙の跡が浮かび、目が充血していた。それもそのはず、三人の過去は子供にはあまりにも重すぎる。それも抗いようのない運命なら尚更だ。
鈴「...貴方はこれを知って、どうしますか?」
霊夢「....どうするって、今まで通り、よ。」
鈴「..そうですね。彼らの事を知った今、貴方が出来ることは今まで通り接することだけ。そして貴方は彼らを支援して行かなければならない」
霊夢「...要はその神ってやつをぶっ潰せばいいのね?」
霊夢の拳に力が入る。
鈴「...、それには沢山の力が、仲間が必要です。まだその時じゃありません。
ちなみにこの話は他言無用で。やはりそういう人"もいるでしょうから。」
鈴はいかにも冷静に振る舞う。が、その声は震えていた。
鈴「とりあえず、剛さん達を裏切らない。誓ってくださいね」
霊夢「...えぇ。」
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in 永遠亭
鈴仙「捕まえた...わよ...覚悟しなさい...」
てゐ「ぎゃー!」
てゐは鈴仙にイタズラがバレ捕まった。
妹紅「筍はさっさとくたばれぇぇぇえ!」
輝夜「あんたは焼き鳥にでもなってなさい!!」
妹紅と輝夜は相変わらず意味もなく殺し合いをする。"殺し合うほど仲がいい" のか...?
峡「...騒がしいな」
剛「いつも通りでなによりだな」
峡「...そんなもんだっけ」
將信「そんなもんだよ」
3人「...ハァ〜」
3人は永遠亭の縁側に腰掛けて、竹林の風景をのんびりと眺めていた。
將信「...この何億年かさ、色々あったよね」
剛「..急にどうした」
將信「でも得た情報が「とりあえず敵を倒していけ」だけって、相当焦らないといけないん場面じゃ..」
峡「それも今更、じゃない..?」
將信「そうだけど...また修行した方がいいかなぁってね。ほら、敵との戦いに備えて彩たちの使い方の確認とかさ」
峡「まぁ、やることも無いしやってもいいんじゃない?」
剛「俺も全然構わないぞ。まぁとりあえずは女性陣と話さないといけないだろ
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in 山奥
剛「さて、まず誰からやる?」
人里からかなり離れた山奥、ここなら誰にも見つからないと踏んだ剛達は強力な結界を張った。修行で周囲に被害を与えないためだろう。
峡「あ、僕先でいい?まだ結衣との戦闘に慣れていから..」
剛「そうだな。じゃあ俺と華憐が相手をしよう。弓と双剣は相性が悪いだろうし」
華憐「ーーーそれもそうね。じゃあ彩と將信は結界強化を頼める?」
彩「はい。お二人もあまり無茶はされないようにしてくださいね..」
將信「了解」
彩「それでは...よーい、始め!」
その合図と同時に、結衣は双剣へともどり、峡とともに駆け出した
そして一方の華憐も槍へと姿を変え、剛と駆け出す
剛と峡は互いに地面にクレーターを浮かべながら走り出し、ーーそして刃が混じりあったーー
峡「さっすが...」 剛「...ほう」
峡は両方の剣で剛の重い一撃を受け止める。ギリギリと音を鳴らしながら、それでも互いは攻撃の手を緩めない。
その刹那、峡は急に体制を変え、剛の懐に潜り込むようにして右手にある真っ黒な剣を横に切り裂くようにして振るった。
剛「...」
ガギィンという音を響かせ、それを剛は表情一つ崩さず槍の柄の部分で受け止めた。辺りにはそれだけで凄まじい風が生まれ、木々を揺らす
峡は剛の防御の硬さを再確認したのか、さらに攻撃を加速させる。まるで踊っているかのように、連続で攻撃を繰り出していく。
双剣から繰り出される無数の連撃はあまりの速さにスローモーションにすら見えた
だが突然、峡は攻撃をやめ1度後方に退く
峡「うーん...?やっぱりなんか左のほうが軽いな..全然攻撃が響かないんだけど..」
峡は左手に持った、真っ白な剣を素振りして違和感を口にする。
華憐「気づいたわね。それは結衣の能力よ」
華憐は武器化した状態のまま、テレパシーのように音声を伝える
峡「あ...なるほどね。それでその能力っていうのは?」
結衣「実はあたし、それぞれ剣で敵に対する効き方が違うの。白い方の剣は妖怪なんかに対して、黒い方の剣は神とかに対して威力が強くなるの。今回は白だったから威力も落ちて..」
峡「あぁ、だからか」
華憐「そういう事よ。」
峡「両方の色は変えられないのかな?」
華憐「まだ試したことは無い、はずよ。あんたの精神状態に影響してくるから、詳しくは分からないわ」
峡「ふーん..なるほどねぇ」
剛「...んで、修行続行か?」
痺れを切らしたのか、剛は腕立て伏せをしながら峡達の会話に入ってくる。
やはり剛は体力が既に化け物なのだろう。戦っている本人は短く感じているのかも知れないが、ここまでで数分は経過しているはずだ。
峡「色々考えたいんだけど..うーーーん.....。あ、一つだけ試したいことがある」
剛「別になんでも構わない。かかってこい」
剛は槍を斜めに持ち、防御の姿勢を見せる
峡「了解。ーーーこうして..こうか」
しばらくの沈黙の後、峡が双剣に手をかざすと、二つの双剣は柄と柄を近づけ合い、浮遊しながら回転し始めた。
それは急激に加速し、あっという間に、巨大な回転する円盤にもなってしまう。
將信「あれ...諏訪子のやつだよね」
彩「そうですね..ただあの威力、剛さん達大丈夫でしょうか..」
峡「ーーッ、いくよ!! ハッ!!」
峡の声と共に、円盤は横回転の状態で猛回転しながら剛達へと衝突した。
剛「グッ...」
甲高い金属音が結界中に鳴り響く中、剛はそれを槍で受け止めようとする..
しかし
はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。
ちょっと中途半端な終わり方のような気もしますが、今回はここまでです。
華憐の性質も判明し更に強くなることでしょう。
次回もおそらく修行が続くと思います。
誤字脱字等ございましたらご報告下さい。
それでは、また。