第三十六話、スタートです!
華憐「んぐっっ...---」
華憐は苦しそうに喘いだ
剛「..まずいかーーーフッッ!!」
すかさず剛は左手を槍の先端部分にあて、大きく霊力を使った。それが何を意味するのかはすぐに分かることとなった。
その瞬間突然と
その先にいたのは...
將信「ちょっ!?彩お願い!!」
彩「は、はい!?」
そう、後ろで結界強化をしていた將信達だった。
彩は急な事に混乱しつつ、すぐさま將信の言いたいことを理解したのか、大きく將信から見て右側に移動した。
結衣(円盤)と彩との距離は遠いせいか、まだ少しだけ時間がある。
彩は弓を素早く構え、ゆっくりと矢を引いて慎重に狙いを定める。
將信「...。」
そして將信はもしものことに備えて結界の力を一部に集中。加えて能力で霊力を神力に変更し、彩にそれを渡す。
ーーそして円盤は空を切りながら將信へと迫るーー
彩「...ハァッ! 光弓『サンライトレイ』!!」
彩の放った弓矢は、目にも留まらぬ早さで円盤のど真ん中に直撃した。
円盤は大きく斜めにバランスを崩し、軌道を大きく変え回転を急激に減速させながら地に墜落することになった
 ̄
彩「ーーーー皆さん大丈夫ですか!?ーー」
剛達は、急いで倒れた結衣と華憐を巨木の傍に横にさせた。
その時にちょうど日陰になっている場所を見つけられたのは幸運だろう。
華憐「.ーーーーえぇ。久々に怪我したわ〜」
華憐は寝かせられるとまず人間化した。脇腹が抉られるように切れていた。全長20cmほどの傷口からは血が溢れ出している。
臓器には当たらず筋肉だけを傷つけたことが唯一の救いか..。
もし人間であれば生死の間を行き来していただろう。
結衣「んー....」
一方の結衣は彩の光線によって胴体の真ん中に小さな3mmほどの穴があいていた。これは臓器を傷つけているのか結衣は若干汗をにじませている。しかし6人に焦りは見られなかった。
剛「彩はまず結衣の治癒を、將信は彩に神力を与えてくれ」
彩・將信「了解しました(了解)」
剛「峡と俺は將信に霊力をやるぞ」
峡「了解」
剛の的確な支持により、治癒は順調に進められていく
剛「ところで...峡、あれは止められなかったのか?」
あの円盤は結衣であり、それを放った峡であれば通常は止められるのだが...
峡「放ったのはいいんだけど..思った以上に回転速度が速すぎたんだと思う。制御が出来なかったよ。結衣、ごめん...僕の力不足だ」
結衣「ーーーーいや、あたしは大丈夫だよ!、 気にしないで。もっと修行しないとねー」
將信に治癒を施されながら、結衣は涼しい顔で手を振り、笑顔を作っている。
そして見る見るうちに傷は塞がっていった
將信「まぁ大事に至らなくて良かったんじゃない?あの威力はもう勘弁して欲しいけどね」
〜数分後〜
治癒を終えた6人は座り込んだ。
峡「..ところで剛、攻撃を受けた時どうやって円盤の起動をずらしたの?」
華憐「あ、それ私も気になってたわ」
華憐は峡の質問に同意する
結衣「?能力じゃない?」
結衣は人差し指を頬にあてながら自分の意見を示した
華憐「私が強化されたようには感じなかったのよ。」
剛「ん、あぁ、あれはーー摩擦力を弱化ーーしただけだぞ」
結衣「...あぁ〜、そういうことね」
彩「なるほど..」
皆納得した表情で頷く。
將信「いい感じの判断、、剛らしくない」
剛「ああ゙?」
將信「冗談冗談〜」
將信は立ち上がり、剛から人間離れしたスピードで逃げ回る。
それはただの人間からみれば風にしか見えないだろう速さで、だ。
峡「...で、もう今日やることは尽くしたけど、後どうする?」
峡は半目で2人をチラ見したあと、結衣達に向かって笑顔で言葉を投げかける
彩「ーーーーーーあ、そういえば旧地獄の件はどうなったんですか?」
一瞬の沈黙の後、彩はふと思い出したのか彩に峡に確認をとる。
峡「..そういえば言ってなかったね。許可は取れたよ。ただ紫曰く、「大事を起こすな」、だってさ」
真顔に戻った峡はふと左上の方向を見ながら返答した。
剛「そうか。..んじゃあ今からでも行くか?」
將信「痛い痛い痛い」
剛は片手にズルズルと將信を引きずりながら峡達の元へと戻ってきた。
日はまだ頭上にある。問題ないだろう
峡「だね」
華憐「そうね。ところでその旧地獄の入口は?」
ーー辺りに再びおかしな沈黙が流れるーー
將信「そういえばボクは知らない..誰か知らないの?」
結衣「あたしはしらな〜い」
彩「同じく、です。」
剛「俺も知らないな」
峡「...とりあえず紫探そうか...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6人は自分達のヘンテコなミスにようやく気づき、3グループに別れて紫を探し始めた。
3グループ(人+神)に別れたのには理由があり、結衣や華憐、彩は異常なモノを抱えている共通性からか、テレパシーを送りあえる能力を持っている。
情報連絡手段に長けているのだ。
〜〜太陽の畑上空〜〜 將信・彩グループ
將信「...あっつい...」
彩「まぁ、所々雲があるのが救いですね..」
將信と彩は汗を滲ませながら、のんびりとひまわり畑の上空を飛行していた。
彩は將信より数段も視力が高いためかかなり上空を。將信は人間だからか低空飛行で紫を探す
〜数分後〜
彩「ここにはいないようですね」
彩と將信は一旦合流した
將信「うん。とりあえず紅魔館にでも行っみる?」
彩「..そうですね。行く宛もありませんし」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜in妖怪の山 峡・結衣グループ
結衣「うわ...」
峡「なんでここだけこんなに荒れてるんだ..」
妖怪の山の山はまるで囲われているようにその部分だけ大きな嵐が..いや小型の台風のようなものが吹き荒れていた。
射命丸「っっっっっっーーーーーー」
あ、射命丸だ。
二人はほぼ同時にそんな事を思った。
嵐に巻き込まれたのかグルグルと射命丸は円をかくように振り回されている。
峡「はぁ....ほい」
射命丸「ぐぼぼぼぼぼっ!?」
峡が両手をパチっと音を立てて合わせると、射命丸は嵐の中強引に峡の元へと連れてこられた。
射命丸「はぁ...はぁ..あれ?峡さん?ありがとうございます?」
射命丸はボサボサになった髪、乱れた服装で峡達を見る。
まだ混乱しているのだろうが、射命丸は髪を整えながら、ゆっくりと立ち上がった
峡「...大丈夫?」
射命丸「じゃないですよぉ..。最近嵐が止まなくて困ってるんです。 ってあれ?ここしか荒れてないじゃないですか!!」
峡「いや僕に言われても困るんだけど」
結衣「あのー、文ちゃんは紫知らない?」
射命丸「八雲紫ですか?最近は見てないですね」
結衣「あー、わかった。ありがとー」
射命丸「いえ、お力に慣れないで申し訳ないです..。」
射命丸はペコペコと頭を下げる。射命丸の上司である天魔と仲の良い6人の内の二人だ。同じく二人も射命丸にとって上司のようなものなのだろう。
【彩「太陽の畑に紫さんは見当たりませんでした。紅魔館に向かいます」】
峡「ーーーーじゃあ僕達は人里にでも戻ってみようか」
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in 博麗神社 剛・華憐グループ
剛「邪魔する」
霊夢「あら、どうしたの?」
そして剛と華憐の2人は雲一つない快晴の中、霊夢の元に訪れた。守矢神社の異常がないことを確認したからだ。
笑顔を浮かべた霊夢にいつもと変わらぬ風景。ただ変わっているところは...
剛「どうしたこれ」
霊夢「どうしたもこうしたも無いわ!!」
霊夢は笑顔を急変させ眉を釣り上げる。
なんと神社は完全に
華憐「..何が起こったのよ」
霊夢「...昨日大きな地震が来たじゃない?それで神社がこんな事に..」
霊夢は
剛「...こちらにはなにも影響はなかったぞ」
霊夢「...それ本当?」
霊夢の耳がぴくりと動き、疑心暗鬼に思考を始めている。
剛「あぁ。恐らくここだけ、集中的だ」
霊夢は唖然とした表情を見せる。霊夢は迷いがないためか、非常に心情が読みやすい
華憐「誰かが故意的に起こした..って事n」
【彩「紅魔館にて深い霧の発生を確認。白玉楼の近くでは雲一つない青空を確認。紫さんの前に..何かおかしいです」
結衣「人里に紫はいなかったよー。ただ永遠亭の近くはやたら風が強い..異変かな。」 】
華憐「....どうやら地域ごとに天気が極端に違うみたいね。それが原因かも」
剛「天気?そういえば守矢神社の所だけ何故か雨が降ってたな」
霊夢「....ー、そういえば魔理沙も雨が多すぎて困るとか言ってたわね。こっちは雨が降らなくて困ってるのに」
確かに神社の周りの植物達は水が得られないせいか弱っているようにも見える
剛「...まずは異変を解決しないといけないらしい。紫はその後だな。天気が原因、で探るぞ。天気を操るやつに知り合いは?」
霊夢「ん.....たぶんいないわね」
剛「そう、か。うーむ...」 剛は頭をフル回転させて思考を巡らせていると
華憐「天気というか、地震を起こせる奴はいるじゃない。 ーーーーー天人よ」
【華憐「紫は後回し。多分天界になにかあるはず。まず異変解決をするわ」
彩・結衣「わかりました(わかったー)」
はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。
今回から緋想天編ということでステゴロが多くなっていくでしょう。
まあ主人公達はチートなのでステゴロでも関係ないと思いますが。
次回はどうなるかわかりませんがきちんと一週間以内に投稿できるように頑張ります。
誤字脱字等ございましたらご報告下さい。
それでは、また。