東方巡迷伝   作:ゆっくりゼロ

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天界へ向かった三人の前に新たな敵が…!

第三十七話、スタートです!


赤と白

霊夢「面倒くさいわねぇ..」

 

霊夢は血眼で全速力で天界へと向かっていた。そして霊夢についていく剛達。彼らも流石に神社崩壊はまずいと感じたのだろう。

 

霊夢「..って..?緋色に..」

 

霊夢は全速力で空を駆けている時、ふと違和感を感じて空を見上げた。その空は恐ろしささえ感じさせるほどの鮮やかな(アカ)で多い隠されていた

 

 

???「緋色の霧は気質の霧。緋色の空は異常の宏観前兆。...緋色の雲は大地を揺るがすでしょう....」

 

峡「へえ.竜宮の使い?珍しいね」

 

竜宮の使いは峡達の前に立ちふさがった。

 

そう、実は峡達は天界へと行ったことがなかった。知識は腐るほどあるものの、行く機会がなかったのだ。

 

剛「..まぁ、地震はもう起きた。今更遅い」

 

そして剛は冷淡に竜宮の使い(永江衣玖)に先ほど起こったことを述べる

 

衣玖「..!? それはありえません..雲がおさまっていない。ーーーいやあの方ならもしかしたら」

 

 

霊夢「だぁーもう面倒!後はよろしく!」

 

霊夢はとうとう我慢出来なくなり衣玖と剛の間を隙間を通り抜けていった。鈴に稽古をたまにつけてもらっているようだが、相変わらずの性格は変わらないらしい。

 

6人「......」

 

衣玖「...」(嘘ではなさそうですね)

 

衣玖「貴方達は、これを解決しに来たのですか?」

 

衣玖が様子を伺うための質問に、結衣達は軽く頷く。

 

結衣「そうだよー。というか、早く行かないと大変なことになると思うけどね」

 

結衣はチラッと横目で霧を見た。その緋色は天界に近づくにつれて濃くなっていっている様な気がした。

 

 

衣玖「ーーーお先に進まれてください。総領娘様を相手にするのは、大変だと思いますが」

 

衣玖は苦笑いしながらそっと通せん坊をやめる

 

華憐「話が早くて助かるわね」

 

彩「っ、急ぎましょう。衣玖さんは私と一緒に行ってもらって、念のため皆の避難を...お願いしていいですか?」

 

衣玖「はい。構いません」(これで被害者が出て天界に悪い噂が広まってもあれですし..)

 

峡「じゃあ僕達は霊夢のとこにいこう。気を引き締めてね!」

 

剛・將信・華憐・結衣「了解」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

in 人里

 

彩「...っと、こんなところでしょうか」

 

彩は人里の中心地に人間妖怪問わず、子供など自身で身を守れないような者を集めた。(といっても既婚者の大半は子供に付き添っているが)

そして彩は人里の上下左右に結界を貼った。立方体のようになった結界からは、たとえ力の弱いものでも凄まじい神力が感じられるだろう。

 

衣玖「だいたい避難は終わりました...まだ空は変わってないですか..?」

 

相変わらず赤い空は地上を覆い尽くし、全てを不気味に照らしている。

それはまるで紅霧異変を思い浮かばせた。

 

彩「..そのようですね」(何か..嫌な予感がします。皆さん大丈夫でしょうか..)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

in 天界

 

霊夢「...さぁて、異変の犯人さんは.....あ?...あんたね」

 

??「...やぁぁぁっと来たわね博麗の巫女、貴女だらしないわねぇ」

 

霊夢「あんただけには言われたくないわ..」

 

天人、比那名居天子は欠伸をしながら岩に座り、霊夢が来るのを待っていた。よほど退屈だったのかかなり眠たそうな様子だ。

 

天子「さぁて、相手、当然してくれるわよね?」

 

天子は頬を軽く手で叩き、その後ゆっくりと立ち上がって剣を抜いて静かに構えた。

 

霊夢「..まぁ理由なんて後ででいいわね。神社の責任は取ってもらうわよ!!」

 

ーーーそして天子はニヤリと笑い、霊夢の元へと駆け出したーーー

 

天子「はぁっ!!剣技『気炎万丈の剣』」

 

天子は走りながらスペルを宣言し、緋想の剣を闇雲に振り回す。

ただの初心者がするような適当な攻撃。しかし何故か、霊夢にはかなり効いている。

 

霊夢「ぐっ...」(また微妙なとこを..)

 

現在霊夢はお祓い棒で天子と向き合っている。お祓い棒は軽量なもののリーチは短い。天子はそこをつき、リーチを上手く利用して戦っていた。天子は霊夢の異変解決の様子を事前に見ていたのだ。

 

霊夢「なら!珠符『明珠暗投』」

 

霊夢はそれの対抗策を出した。

青白く輝いた大きな陰陽玉を地面にはなった。それらはバウンドしながら地面に散らばった。しかしそれだけでなく、それらは消えることなくそこに居座っている。

そう、これは撒菱と同じような役割をしてくれるのだ。

 

天子「っ、面倒ね」

 

天子は無闇に突撃するのは危険と判断し、一旦霊夢から離れ、陰陽玉を地道に赤色の弾幕で消し飛ばしている。

 

霊夢「今!夢符『夢想封印』」

 

霊夢はその隙を見逃さずスペルを宣言した。数々の鮮やかな特大ホーミング弾は順調に天子にむかっていく

 

 

しかし

 

天子「む...地符『不譲土壌の剣』!」

 

天子は緋想の剣を地に突き刺した。そして刹那、それと同時に大地は急激に隆起して弾幕を防ぐ壁となる。ホーミング弾は簡単に相殺されてしまった。

 

霊夢「そんなのありっ!?」

 

霊夢はさらに勢いをあげた天子の攻撃を後退しながらなんとか躱していく。

 

霊夢「...仕方ない!神技『八方龍殺陣』」

 

霊夢はギリギリまで天子との距離が縮まった時、スペルを宣言した。そして霊夢を中心に無数の弾幕やお札が展開された。封魔陣の上位互換の上位互換というような密度と威力は見る者を圧倒する。ここが地上なら岩は砕け木は薙ぎ倒されていただろう。ここまで引き付けたのだから確実に被弾するはず。そう霊夢は考えていた。

 

天子「あぁ..やっぱり地上ってほんっとうに面白いわ!」

 

天子は満面の笑みを見せた。

そして目にも留まらぬ速さで霊夢から離れ、

ジェットコースターのようなスピードで120°ほどの角度をつけて急激に上昇した。

そして霊夢の真上に来た時、スペルを宣言する

 

天子「これで終わりよ!!『全人類の緋想天』」

 

霊夢「!?まずっ!?」

天子は高温になった剣を振り上げ気質を集中させ、ーーーーーーー地に解き放ったーーーーーーー

 

 

 

 

天子「...あ、あれ?」

 

はずだった。天子の持つ緋想の剣はまるで意味をなさず、まるでガス欠を起こしたかのように反応を示さない。なをとスペルが発動しなかったのだ。

 

天子「ーーきゃっ!」

 

霊夢「...?」

そして天子はあえなく霊夢の弾幕に被弾し地上に落下していく。

 

小町「....っと」

それを突如現れた小町が受け止めた。そして霊夢は怪訝な顔をして小町の元へと駆け寄る。

 

 

 

霊夢「..何であんた達がここにいんのよ」

 

美鈴「私はお嬢様が..借りを返しに..ってことで」

 

小町「あぁーアタイも同じようなもんだよー。」

(仕事手伝ってくれたお礼が言えないって..四季様も可愛いところあるもんだね)

 

霊夢「...まぁいいわ。で、この雲は何で収まらないのかしら」

 

小町「そんなのアタイ達に言われてもねぇ?」

 

美鈴「あはは...ーーーただ、何者かの気を上から感じます」

 

美鈴は目を細める

 

霊夢「、、、なーんか嫌な予感がするわ。」

(スペルの発動ミスはあの天気のせいで不良でしょうね..。他に天気を操る種族なんていたかしら...?)

 

ーーーーーーーそして突如天界に一つの咆哮が木霊したーーーーーーー

 

霊夢「っっ!?なに!?」

 

霊夢と美鈴はまるで耳を塞ぎたくなるような咆哮を聞き、反射的に体を斜めにそらして構える。そして小町は鎌を肩にかけながらそれ(・・)を見て神妙に呟いた

 

小町「あれは...ちょっと不味いね。」

 

嵐のような黒い雨雲に変化した空の下にいたのは蒼龍、いや、龍は黒かった。言うならば、玄龍(・・)だ。

鱗と鱗のつなぎ目や髭は青光りしている。

体長は山を超えるような大きさで、黒光りした体は金属のように輝き、神々しくも禍々しい迫力を放っている。

その圧倒的な神力を前に霊夢達は思わず足がすくみそうになるのを堪えている。

 

霊夢「っ!これだけになると幻想郷が...」

 

剛「おい!無事か!?状況は..」

 

そこへ剛達はようやくやってきた。

 

霊夢「..見ての通りよ。」

 

剛「ーーーーーーーこりゃ厄介だな。」

 

霊夢「えぇーっと..まずは急いで結界で地上を守らないといけn」

 

華憐「落ち着きなさい。さっき紫と会ったの。紫に將信、彩と衣玖に力を貸してもらって地上は結界で覆ってるわ。安心しなさ」

 

結衣「..でもこの龍、結構やるんじゃないかな。油断は禁物かもね」

 

 

グギャァァァァァァァァァァァァン

 

龍は今度は明確に、彼ら(彼女ら)に向かって咆哮を上げながら、大きな黒い尾を豪快に振るった。

 

小町「いくよ!魂符『情け無用の鎌鼬』」

 

美鈴「はい!華符『彩光蓮華掌』」

 

小町は巨大化させ威力を倍増させた鋭い鎌を躊躇なく玄龍の尾を目掛けて振るった。美鈴もそれに合わせるように蓮の花のような形をした弾幕を放つ。

 

そして龍の尾と2人の攻撃がぶつかりあった瞬間。あまりの衝撃波が生まれ美鈴と小町は後方に大きく吹き飛んだ。

 

しかし幻想郷でもレベルの高い2人はそれを乗り切ることが出来た。

小町は距離を操って木々にぶつかるのを防ぎ、美鈴はなんとか空中で体制を整えることができた。

 

美鈴小町とともに息を切らすほどの大技だが、虚しくも龍は全くの無傷。あまりの力の差に思わず2人からは苦い笑みがもれる。

 

玄龍「グアアアアアアアアアアアン!!!!!!!」

 

そして突如玄龍は再び咆哮した。口を徐に天に向かって上げると、黒い紫色の巨大なエネルギー弾が生まれさせる。

エネルギー弾はだんだんと巨大化していき、そこからはまるで黒の紅炎のようなものがバチバチと音をたてていた。

 

 

剛「まてまてまて、ありゃまずい...!!」

(ただでさえ結界の範囲が広いってのにあの威力を受け止められるのか..!?負荷がかかりすぎるぞ...)

 

峡「...っまずは弱らせるよ!僕と霊夢は足狙うから剛は龍を!」

 

峡は自分達に匹敵するほどの威力の攻撃に思わず目を見開くが、すぐさま思考回路を加速させ全体に指示をする

 

剛「...了解。なるべく離れてくれ」

 

剛は右足を下げて右腕を引き、左腕を大きく前に突き出して、霊力を爆発的に噴出させる

 

 

 

そして峡達が左右に退避した時、2つの叫びが地に、天に響き渡った

 

玄龍「バクレツ(爆裂)『インフェルノ』」

 

剛「怪力『鬼に神槍』」




はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。

いろいろとあって遅くなりましたがなんとか投稿できました。

今回の敵も多分オリキャラです。

次回には決着がつくと思います。

誤字脱字等ございましたらご報告下さい。

それでは、また。
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