第四話、スタートです!
〜翌日〜
太陽が3人の真上にある頃、彼らは永琳と警備隊について話を聞いていた。
永琳「警備隊はその認識で間違いないわ。いい提案でしょう?けれどやるからには必ず続けることになるわ。」
3人は椅子に座りながら永琳の話に耳を傾け、答える。
剛「ああ勿論だ。ところで警備の時間帯だが...」
〜数十分後〜
3人は永琳に連れられて警備隊の基地へと入った。
一通り新入メンバーとして警備隊の上司たちに挨拶を済ませた3人は武器庫へと向かう。
永琳「ところで、貴方達は武器を持っていないけれど、何か扱いなれた武器はあるのかしら?」
永琳は道を進みつつ質問する。
峡「うーん、僕が住んでいた所はあんまり文明が発達してなかったから参考になるかわからないけど、剛は近距離、僕は中距離、
將信は弓とかの遠距離攻撃が得意だよ」
永琳「へぇ、かなり遠い所から来たのね。未だに弓を使う人は珍しいわよ?
そういう私も弓を使っているのだけどね。」
クスクスと妖艶な笑みを永琳は浮かべる。
あの殺気といい、この人は自分達より何倍も強いのだろう。
そんな事を考えつつ、のんびりと話をしていると、武器庫についた。
どうやら厳重なロックがあるらしく、門番はもちろん、警備員が中にもかなりの数見張っていた。
そのロックは顔で識別される仕組みなのか、3人もドアの前に立つと自動的にドアが開いた。
その中には門番達の物と同様のナニカ《銃》や、長い筒状の物、その他装備品が生徒んされて並べられていた。
永琳にそんな装備品の説明品を聞きつつ、警備隊で使う装備をきく
永琳「剛君は近距離が得意...これなんてどうかしら?」
そう言いながら永琳は彼に一つの大剣を手渡した。
それは2mを超えるというような大剣で、一見なんの変哲もない大剣のようだ。
永琳「それはただの大剣ではないわよ?霊力を込めてみなさい」
剛「あ、あぁ、わかった。」
心を見透かされたような返答に若干驚きながらも、言われた通り持ち手を握り霊力を込める。
剛「おぉ...」
その瞬間刃先から刃元までが赤色に染まった。
強い熱を発しているらしいにも関わらず鉄は溶けない。これもこの大剣特有の効果なのだろう。
永琳「どうかしら?」
剛「.......あぁ、気に入ったよ。ありがとう」
笑顔を浮かべつつ剛は大剣を何度か素振りしたあと、刀を鞘にしまった。
永琳「峡君は...これかしらね。」
そういいながら永琳は峡にもまた武器を渡す。
それは二本の短剣だった。持ち手は白、刀身は黒で、両刃。
試しに剛と同じように霊力を込めると、それもまた熱を発した。
永琳「その短剣は変形できるの...。このボタンを押して霊力を込めてみなさい。」
そう言われて峡は持ち手と刀身の間にあるボタンに手を触れながら霊力を込めた
峡「おっとっと...これは、拳銃?」
永琳「そう、これは双剣だけれど、二丁拳銃にもなれるわ。」
永琳「峡君は弱点を的確に狙える。だから近中どちらのバランスも良くて身軽なこの武器を選んだの。」
峡「ここの技術は凄いね...ありがとう」
永琳「將信君は...これね。少し重いから、落とさないようにね?」
永琳はそっと將信に長物の銃を渡す。
永琳「それはスナイパーライフルというの。消費霊力は高いけど、その分高威力で素早い銃弾を発射できるわ。サポートが得意な貴方にはもってこいな武器よ。それに霊力を強く込めるほど威力、範囲は上がるわ。ガス欠にならないようにね?」
將信「ありがとう!」
將信は喜んで銃を手に取り、観察している。
永琳「ええ...どういたしまして。詳しい使い方は警備隊の人達が教えてくれるはずよ。私は病院で患者達を見ないといけないから、お先に失礼するわね」
永琳は後ろを向きトコトコと道を戻っていった...
ーーそうして彼らは警備員達と共に日々を過ごした。
都の人達は3人を最初は軽蔑していたが、次第にその心も緩んでいき、周囲に3人はとけ込めていた。
特に大きな争いもなく、ひたすら修行に打ち込む日々がそれから2年半ほどたった。
そして3人も青年といえる風貌になってきた頃、彼らはとある噂を耳にすることになったーー
店主「お仕事お疲れ様。話は変わるけど、最近のあの噂を知ってるかい?」
店主はお菓子を作りつつ答える。
峡「噂?へぇ、どんな噂なの?」
峡は面白そうに興味を示している。
店主「実は、もうすぐ地球人全員で月に行く計画を立てているらしい。なんでも月でより科学を発展させたいそうだ。」
剛「そんな事が.....月か。どうなるのやら」
剛もまたお菓子をつまみつつ、興味を示している。
店主「あくまでも噂だけどね?月に移り込むなんて信じられないよね...はは」
そんな雑談をした後、3人は家に戻った。
数日後 ̄ドアの前 ̄
將信「ん、なにこれ?」
ドアの近くには手紙が置かれていた。
この都で手紙は珍しい。
特に機械類が発展しているから、手紙の必要性はない。
となればこの手紙は永琳のものに間違いない。
3人は部屋の中に入ったあと、その手紙を開けてみると、このようなことが書かれていた。
<これを読んだらすぐに私の元にきなさい>
それはあまりにも短文で、何やら急用に見える。
三人は急いで病院へと向かった。
不思議とその道中に人は見かけなかった。
永琳「...きたわね。座って」
3人は永琳に言われた通り椅子へと座る。
剛「急いでいたようだが、どうかしたのか?」
目を細めて剛は永琳に問う
永琳「...地球人が月に行くという噂は知っているかしら?」
峡「うん、3人とも知ってるよ?」
永琳「そう.....。実はそれは本当の話なの、これは極秘。貴方達を信頼して頼みたいことがあるの」
若干俯きながら永琳は意思を見せる
將信「ボクらに出来ることならなんでもするよ。わかってるでしょ?」
そういいながら3人とも目を合わせ、頷く。
永琳「...そうね、そうだったわ。
...まず目的から話すわね。
目的は月へ移住するためのロケットを守る事。妖怪達は私達が月に行こうとすれば束になって襲ってくるわ。
私達は妖怪にとって食料だから...。
貴方達にはその妖怪達の足止めをしていて欲しい。
その後最後のロケットに乗り地球から離脱することになるわ。質問はあるかしら?」
一通り説明し終えると永琳は3人に質問を促した。
剛「了解した。いつロケットは出発するんだ?」
永琳「、、明日よ」
將信「またそれは結構急だね...」
流石に予想以上に早かったのか將信は目を見開き答える
永琳「本来はまだ数ヶ月先だったのだけど、どこかで情報が漏れたのか妖怪の大軍がこちらに向かっているとの報告を受けたわ。今世界中の偉人たちが中心部に集まって会議をしているところよ」
峡「なるほど...。ということは都の人達に伝わってしまっているのか?」
どこか納得した表情で峡は話している
永琳「ええ、都では軽いパニック状態になっているかもしれないわね...」
唇を少し噛み締めながら永琳は答えた。
峡「かなり深刻な問題じゃないか...。わかった、今のうちから見張っておこうよ剛、將信」
剛・將信「了解」
永琳「.....ありがとう、剛、將信、峡。それと、もしもの時の為にこれを渡しておくわ。もし最悪の事態になったら使いなさい。」
そう言いながら永琳は3人にいくつかの種類の薬を手渡した。
永琳は二年半彼らと同じ都に住み3人を信頼している。だからこそ呼び方も変わっている
剛「感謝する。では」
峡「また明日ね」
將信「永琳も気をつけてね...」
〜翌日の曙〜
3人「さぁ...人妖大戦の始まりだ!!」
はいどうもおはこんばんにちわ、ゼロです。
えー次回人妖大戦ですね。
このままだと三人が死ぬ可能性高いですがどうなることやら(他人事)。
誤字、脱字があればご報告下さい。
次回もまた一週間以内に出せると思います。
それでは、また。