東方巡迷伝   作:ゆっくりゼロ

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三人は無事に会えるのか!?

第十話、スタートです!


原因と情報

白狼天狗は駆け出した。

 

天狗はトップクラスの速さを持つ種族だ。

目にも止まらぬ早さで懐に入り、首をもぎとる

 

 

 

はずだった。

 

もう少しで刃先が首元に届くという距離で、剛は霊力を開放し、威圧した。

 

しばらくの間眠っていたとはいえ、その力は大妖怪を上回る力だ。

 

白狼天狗「グッ...」

 

どうやら威圧されているらしい。手足がガタガタと震え涙目で歯を食いしばっている。

その威圧感に失禁、失神してもおかしくないだろう様子の天狗は刃先を振れない様子だ。

 

白狼天狗「貴様...なに...を...」

 

必死で力を振り絞って答えるが、男からの返答はない。

そこで白狼天狗は意識を失った。

 

 

剛「...ほう」

 

彼女は剛の能力により血流が流れにくくなっており軽く失神している。

 

白狼天狗...いや彼女を見た剛は素直に関心する。

恐らく妖怪にしては若いだろうに、必死で天狗として誇りを守り通そうとする意思に剛は感心させられる。

 

 

剛は彼女を近くの大木の傍に寝かせた後、この後どうするべきかについて考えていると、

どこかで合流したのか2人が全速力で突進してきた。

 

峡「おい剛!大丈夫か!?」

 

剛「あ、ああ。どうしたそんなに慌てて」

 

峡の形相に剛は驚いた様子で返答した。

 

將信「そりゃあんなに霊力出したら何かあったのかと思うよ...。

その証拠にほら...」

 

將信の指さす方向を見ると、鴉天狗や大天狗などが鬼の様な顔で迫ってきていた。

 

剛「...やりすぎたか」

 

3人「逃げよう(るぞ).」

 

剛が2人のエネルギーの勢いを操り全速力で逃げつつ、峡は敵の視界を妨害、將信は気を悟られない用に能力を上手く使い、逃げ出した

 

 

 

〜近くの洞穴〜

 

剛「いやぁ危なかったな」

 

峡「やりすぎだって...流石に骨が折れるよ」

峡は外の様子を見つつ話している。

 

將信「天狗達は流石だね!もっと強い奴もいるんだろうなぁ」

 

將信は先ほどの出来事に興奮した表情で呟く

 

峡「えぇっと...取り敢えず皆で情報交換だね。八雲さんに落とされた後から。」

 

剛「あぁ...といってもおれは、あの山にとばされた後アイツと会って...それだけだが。中々精神力が強かったぞ」

 

將信「人間が天狗を下に見るって...。つくづくこの世界は面白いねぇ...」

 

峡「...。えっと、俺はまず人里にとばされたんだ。人々に聞いてみたんだけど、有力な情報は無かったかな。

ここが幻想郷だということ、妖怪と人間が共存している事ぐらいかな。寺子屋もあったし文化はある程度発達しているのかも」

 

峡は顎に手をあてつつ考察している。

 

將信「なるほどね。じゃあボクだけど、僕は博麗神社って所にとばされたんだ。んでそこの鈴っていう巫女さんに会って...あっ」

 

將信は何かを思い出したように口を半開きにして固まる

 

剛「どうした?」

 

將信「実は後で話を聞く予定だったんだけど...忘れてた...」

 

將信は悲しげな表情で答える。

 

剛「..まぁ明日謝ればいいだろう。

話は変わるが、明日からどうする?いつまでもここで暮らすわけにはいかないだろう。」

 

剛は洞穴での生活を思い出している。

 

峡「人里には空き家もあったし住めそうだけど...?」

 

將信「うーん、暫くは無理じゃない?

天狗達も激怒して変な情報を流しているだろうし...。

あ、いやその辺は僕の能力でしばらくはカバー出来るね。」

 

將信は自問自答している。

 

峡「んじゃ取り敢えず変装して人里に行ってみようか。」

 

 

 

ーーーーー1週間後ーーーーー

 

3人は難なく人里へ侵入し、周囲に溶け込めていた。

 

家も確保し、情報を収集していた3人は博麗の巫女のいる神社へ向かっていた。

 

剛「...どうする」

 

峡「なんで1週間も会うこと忘れてるの...」

 

將信「そうだよ...鈴にあわせる顔がないよ...」

 

剛「元々はお前だけどな」

 

醜い言い争いをしながら3人は渋々神社へ向かった

 

 

〜神社の境内〜

 

鈴「いえ...お忙しかったと思いますし、大丈夫ですよ?

...それで、一体何の情報が...?皆さん幻術を使っておられますし...」

 

鈴は3人を見て逆に質問する。

 

將信「最近の新聞見た?」

 

鈴「いえ...あまり天狗の新聞は見てないですね。」

 

將信「前にものすごい霊力が解き放たれた事があったよね?

あれ実はボクらがやっちゃってさ...」

 

將信は苦笑いしつつ答える

 

鈴「なるほど。だから人里で暮らすためにしばらく幻術を使ってらっしゃると...。」

 

峡「凄い推測力だね...ところで鈴さん?は八雲 紫を知っていますか?」

 

峡は目を鋭くして真面目な雰囲気を醸し出しつつ問う

 

「ええ、この幻想郷の管理者ですから知らない人の方が少ないと思いますよ。もしかして紫さんに?」

 

剛「そうだ。何も聞かされずにとばされたから、この地についての情報が欲しい。」

 

鈴「わかりました。では少し長くなりますがお伝えしますね。

まず地形図ですが、剛さんのいた場所は妖怪の山ですね。天狗達が管理していて、侵入者は捕獲、もしくはその場で殺されますので、注意が必要です。

ちなみに人里を更にまっすぐ進むと魔法の森があります。ここは奇怪な妖怪が数多く住んでおり、ここも危険ですね。

左に行くと迷いの竹林と呼ばれる場所があります。名前の通り入ればかならず迷ってしまうと言われている竹林です。今は何もありませんが...。妖怪もあまり見かけません。」

 

將信「詳しくありがとう。あと一つ、この幻想郷っていうのはどういう仕組みで成り立っているの?」

 

鈴「はい、基本的には、妖怪が人間を食べ、人間が妖怪を退治する関係ですね、その仲介をするのが私です。数はある程度紫さんが管理していると思います。このぐらいでしょうか。」

 

鈴は丁寧に説明をする。

 

剛「感謝する。すまない、時間を取らせてしまって」

 

鈴「いえいえ...お役に立てたならよかったです。ところで..」

 

3人はお茶を飲みつつしばらく談笑し、人里へと戻った。

 

 

 

〜団子屋〜

 

通行人b「あらこんにちわ」

 

3人「コンニチワ。」

 

皆人見知りなのかぎくしゃくしているが、しっかりと受け答えをしている。

 

通行人b「そういえば、かぐや姫のうわさは知ってる?」

 

峡「かぐや姫って...あの竹取物語に登場する...」

 

通行人b「そうなの。そのかぐや姫が本当に現れたって村中で話題よ?私もちらっと見てみたけど、とても美しい女性だったわ」

 

惚れ惚れとした表情で通行人bは答える

 

將信「そうなんですね...。一度話してみたいものです」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「翌日」

 

夜に三人で話し合った結果、昨日の"かぐや姫"に会ってみたいという事になった。

 

3人は人里の中心から少し外れた場所にあると大きな屋敷に着く。

 

初めて来る屋敷だが、どう見てもここだろうと3人はわかった。

 

屋敷にはたくさんの男達が花束から宝石まで、様々なものを持ってかぐや姫を一目見ようとしていた。

その中には女性もチラホラ見える。

 

この様子ではかぐや姫と会うことはおろか、見ることすらできないだろう。

 

そこで2人(將信・峡)の能力を使い、屋敷に潜入する事にした。




はい皆さんおはこんばんにちわ、ゼロです。

次回は多分輝夜が出るでしょうね。

作者の都合で来週は忙しいのですが、投稿できるように頑張ります。

誤字脱字等ございましたらご報告下さい。

それでは、また。
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