読んでいただけたらうれしいです。
ツナはある夢を見ていた。
嵐でも来ているのではないかと思うくらいの豪雨。そこには少年と少女がいた。少女は力なく倒れていて少年は少女を膝が地面につきながらも胸のあたりで抱え込んでいる。少年と少女は何かを話しているようだがよく聞き取れなかった。すると突然少年が少女を抱えたまま立ち上がり大空へと叫んだ。
しかしツナはそれを聞くことはできず夢から意識が遠のいていった。
小鳥のさえずりが朝を感じさせるなか沢田綱吉は目を覚ました。
「………朝か」
いつもと変わらない天井を見てそう呟いた。
「いつまで寝てんだ起きねーか」
「ほぶっ!」
突然現れたスーツをビシッと着ている赤ん坊…………もといリボーンにドロップキックで腹を蹴られツナは悲鳴を上げた。
「いきなり何すんだよ!」
「お前がいつまでも寝てるからだろーが、そんなことよりも、そっさと着替えて下に降りてこい」
リボーンは自分の用件を言いさっさと部屋を出て行った。
ツナはベットから降り仕方なく言われたとおりに服を着替えた。
リボーンのあんな態度に慣れてしまった自分がなんだか悲しい、などと思いながら部屋を出た。
リボーンはこの夏休みを使って一度イタリアに戻るらしい詳しい事情鵜は分からない……………といううか恐ろしく聞けない。まぁ里帰りということにしておこう。
ツナの両親は、愛をもっと深めるため旅行いこう、などと言っていたのでツナは、その旅行俺遠慮する、と苦笑いで答え一人家に残ることにした。
ちなみに獄寺や山本など他の皆も夏休み中里帰りや旅行ということにで知り合いはこの夏休みは周りに誰もいないという状態となりツナは寂しい夏休みになりそうだと思っていた
ツナは見送りという形で玄関にいた。
「ツッ君留守番よろしくね」
「ツナしっかり食って歯磨いて寝ろよ、父さんたちは一ヶ月後くらいには帰るからな」
「うん。分かった」
「ツナ家に一人になるがしっかりと宿題もしとけよ。俺も一ヶ月後くらいには帰るつもりだ…………もし帰ってくるまでに終わらせてなかったら………」
「わ、分かったって」
両親に心配されたり、リボーンにギロリと睨めつけられながらもしっかりと答えた。
「それじゃ、気を付けて」
要らぬ心配だろうと思いながらも三人を見送った。
「さてと」
そう呟き振り返ると、ふと先ほど見た夢のことを思い出した。
悲しい夢だった。なぜそう感じたのか自分でもよくわからないけど、ただそう感じずにはいられなかった。
「あれは一体何だったんだろう………」
少し考えた後、首をかしげ、まぁいいかと思い部屋に戻ろうと階段を上がった。そこで、ツナはあること気がついた。
そういえば一か月分の食事代もらったっけ、少し不安になりポケットにある財布を取り出してのぞいてみると……………五十七円しかなかった。
「んなアァァァァァァァァァァァァァ!」
ツナは今の自分の所持金を見て思わず叫んでしまった。
ツナは急いで階段を下り外に出た・
「父さん達、どっち行ったんだ!」
焦った状態で右か左か左右を見て思考錯誤していると
「………け…………さい………」
ふと、どこからともなく声が聞こえた。
「だ、誰!」
ツナは声の主を探して周りを確かめてみたが周りには誰もいなかった。
「………たす………くだ………」
また聞こえた、何と言っているのかよく聞こえないがツナに呼びかけるような声だ。
「………たすけてください………」
先ほどと同じくらいの小さな声だが今度は聞き取れた。そしてツナは呟いた。
「助けてください、ってどういうこと?」
誰かが助けを求めているそれは分かるでも一体だれが、そんなことを思っていると突然ツナの立っている地面が淡い桜色の光を放ち始めた。
「こ、今度は何!」
次から次へと来る不思議な現象にツナはかるくパニックになっている。
だが、そんなことはお構いなしに光はどんどん強くなっていく
そんな状況が怖くなりツナは叫んだ
「誰かァァァァァァァア!助けてェェェェェェェェエ!」
ツナのむなしい叫びは誰にも届くことはなく
光に包みこまれていった。
どうでしたでしょうか、次も読んでくれたら嬉しいです。