EPISODE0 「暗闇の中で」
ふと、目を覚まして、重い、重い瞼を開けた。
なぜか久しぶりに目を開いたような気がするが、俺の目が最初に捉えた景色によって、かき消されてしまった。
俺の目が捉えた景色。それは。
暗闇。
目の前にあるのは黒く染まった真っ暗な世界。そこに俺はいた。
空がない。木もない。土もない。何もない。
ただただ暗闇の空間が広がっている。それだけだった。
ここはどこだ?さっきまで俺は何をしていた?
…………俺は誰だ?
名前はハッキリ覚えているものの、それ以外は全く覚えていない。
一体、何が起きてーー
瞬間、暗闇の中に突然ウィンドウが現れた。いつだかのスマートフォンの画面のようなウィンドウには
-名前を決めてください-
とあり、その下に空白と注意事項がある。
-注意事項-
本名を入力しないでください。
なんだなんだ?急に出てきたと思ったら本名を入れるな?どういうことだ?オンラインゲームでもやるのか?いや、まず何も分かってない状況でゲームと考えるのもな……。
一度冷静になって考える。
「蒼葉 誠(あおば まこと)」。
俺の名前だ。一番新しい記憶は、高校1年の2015年11月6日だ。その日は特に何もない、普通の日だった。だけどその日に何かがあって気を失い、気が付くとここにいた。なんでこんな所にいるか、分からない。ここに来る前は、何をしていたか靄がかかった様に思い出せない。名前と日時だけは覚えている。他のことは全くと言っていいほど覚えていない。
……このまま突っ立っていても仕方がないな。
そう思うと指を動かして名前を入れる。
入力し終え、決定とある所を触るとウィンドウが消えたと同時に
「Welcome to Sword Art Online ‼︎」
とさっきより大きなウィンドウが出てきた。
「ウェルカムトゥ…ソードアート…オンライン?」
声に出して出てきた英語を読むと、ズキン、と頭が少し痛くなり手で頭を押さえる。
な、なんだ?「ソードアート・オンライン」の文字を見た瞬間、俺の頭に何かがよぎった。よく分からなかったが、一つだけ分かった。
瞬間、真っ暗な世界の中に一つだけ小さく光っているものが見えた。目を凝らして見るとその光がだんだん大きくなってきていた。そして俺の体をすっぽりと包んだ。と思ったらシステムの様なものが自動で動いている。いろんな操作を自動で進められていく内に強烈な眠気に誘われてさっき分かったことを考えながら目を閉じた。
ー俺は、この『世界』を知っている。
どうも、SAO・東方中毒です。
名前の通りソードアート・オンラインと東方projectの中毒者です。
細かいところはプロフィール?にあるのでそちらでご確認ください。
それでは、ハーメルンのユーザー様方。新人ですが、よろしくお願いします。