ドゥーチェ異世界にて戦うようです 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
この世界は魔法という奇跡の力が関わったり、なにかが少し違ったがために時間のズレがでている。
第一次希土戦争・・・ギリシャとオスマントルコの間でおこなわれた戦争であり、バルカンが火薬庫と言われる少し前の近代戦である。
技術の進み具合を考えると2年の遅れである。
・・・で、帝国にいる私はメフメット帝国(オスマン)の戦いを直接見るわけにもいかず、伝えられる情報から推測して戦況予測をすることしかできなかった。
さて、私も学業に戻るか。
アンチョビは新聞を机に置くと、学校にむかった。
私は1人の少年と話していた。
ニコラエ・チスク・・・おそらくニコラエ・チャウシェスクだろうと私は思っている。
因果の歪みか産まれる年代がずっと早い。
「ダキアをドゥーチェはどの様な国にしたいのですか?」
「国家社会主義がダキアに必要だが、国際社会は完全な自由主義を求めて、大王国が新たな世界に変わる。それは社会主義を求める。」
「すみません、学の無い私にもわかるように教えてください。」
「段階式の国家モデルが必要・・・ということだ。まずダキアに必要なのは工場だ。鶏か卵かどちらが先かという理論で言うと鶏が国家体制、卵が国民や国力を現すとするならば私は卵から作ろうとしている。」
「どちらが・・・先か・・・ですか?」
「どちらも一長一短あるが、元から基盤があれば卵からの方が私は良いと思っている。」
「なるほど・・・この話を広める気はおありで?」
「見つかればアウトだ。慎重に事を進めなければならない場所もある。機密重視だ。」
「わかりました。ノークォーク!!ドゥーチェ!!」
ルーマニア語・・・いや、ダキア語でドゥーチェ万歳という意味だ。
なんか不思議な気分だな。
朝5キロ、夕方5キロ・・・前世から続けてきたトレーニングだ。
戦車道をやってる人は例外を除いて、狭い車内を自由に動ける柔軟性、怪我にならないように筋肉の防御を身につけないととてもでないが危なくてできない。
今世ではマラソン後の柔軟体操のお陰か立った状態で足に手をつけるだけにとどまらず、床にべったり手をつけれる。
まぁこれぐらいは普通だな。
うん。
しかしなんというかサウナだけでなく風呂に入ってその後に牛乳を飲みたくなる。
本質の日本人的習慣は今世でも適応されるのか・・・。
体が外人だから味が少し変わっていたらやだなぁ。
米の甘味が感じられなくなるとか・・・。
キュウべいからもらったソウルジェム・・・私の昔見ていたアニメなら狂気の産物だが、キュウべいは精神を消耗した者と言った・・・中に精神があるのか。
見てみたいという好奇心がある。
怖いという恐怖心もある。
「とりあえずこれが何に使えるか・・・探さないと。」
12歳のことだった。